奴隷転生~その奴隷、最強の元王子につき~のネタバレ(漫画)!

今回は「漫画 原口鳳汰 原作 カラユミ」先生の『奴隷転生~その奴隷、最強の元王子につき~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『奴隷転生~その奴隷、最強の元王子につき~』はこんな漫画(あらすじ)

カーリッツ王国の第一王子として生を受けたアルス・ディットランドは、最強の魔法師として国民からの絶大な信頼を集めています。

しかし強大な魔力に耐えうる身体を持ち合わせていません。

そのため強大な竜との戦いで魔力を行使したアルスの肉体は限界を迎えてしまいました。

残された寿命が少ないことを知ったアルスは、悲願である死者蘇生の魔法をかんせいさせるため他者に転生する魔法を使ってみることにします。

一縷の望みに託したアルスが転生されたのは、奴隷という予想外の身分でした。

ただしここから最強の魔法と最高の肉体を併せ持つアルスの大活躍が始まることになったのです。

最強の奴隷が成り上がっていく姿を描いていく『奴隷転生~その奴隷、最強の元王子につき~』

今回はなろう系で大人気を博したSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

前世の記憶と転生先で手に入れた強靭な肉体を駆使して世直ししていく下剋上ストーリーをお楽しみください。

 

『奴隷転生~その奴隷、最強の元王子につき~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

カーリッツ王国第一王子のアルス・ディットランドが魔法の研究をしていると、魔法師団団長のフィーエル・アルストロメリアが薬を持ってくれました。

しかしフィーエルが中に入ろうとすると、爆発音が聞こえてきます。

アルス
「問題ないぞフィーエル、ただこの方法じゃ実験は成功しない、それがわかっただけだ」
フィーエル
「ご無事ならそれで、いつもの研究ですか、となると例の?」
アルス
「あぁ、死者蘇生、誰一人として辿り着けていない超高等魔術、だが必ず完成させてみせる」

魔術の研究を進めているアルスなのですが、体調は思っているよりも万全ではありません。

その理由はアルスの身体が自身の膨大な魔力の負荷に耐えられないためです。

主治医の忠告を無視しながら研究を続けていると、アルスは死んでしまうかもしれません。

しかしアルスは今回限りで無理をすることは最後だと考えています。

何故なら明日にクラウン制度が控えているためでした。

クラウン制度とは王族や貴族の後継者が、己の実力を誇示するための通過儀礼です。

冒険者として武功を上げることで自身の領地だけでなく他国へも威厳を示し、侵略者に対して恐れを与える制度となっていて、征伐する敵が強大であるほど冒険者の評価が高くなる仕組みになっていました。

フィーエル
「し・・・しかし!討伐対象にあの暴食竜ヘルアーティオを選ぶのは無謀です!」

ヘルアーティオは一国の軍隊に匹敵する災害級の危険度を誇っている竜です。

その危険な竜にアルスは一人で挑もうとしていました。

アルス
「俺は大国カーリッツの第一王子、それほどの竜を一人で倒せば今後この国に侵攻する者などいなくなるだろう」

アルスは竜を討伐することで最強の魔法師であることを証明しようとしているのです。

フィーエルが心配する中、アルスの無謀な戦いが幕を開けました。

ヘルアーティオは噂通り強敵で相手にとって不足はありません。

それでもアルスは有利に戦いを進めていきます。

しかし魔力を使い過ぎてしまい肉体の限界を感じ始めました。

アルス
「これ以上の長期戦は不利・・・ならば強大な魔法を以て一撃で決める、身体が耐え得るかわからないがここまで来たらもう・・・賭けるしかない」

最強の竜と決着をつけるため、無属性の力を統合させた究極の魔法を使うことにします。

全属性の魔法はアルスにしか使いこなすことができません。

フィーエル
「アルス様・・・!」

危険な賭けに出たアルスの戦いをフィーエルは祈りながら見つめています。

その中でアルスが全属性魔法を繰り出しました。

強力な魔法によってヘルアーティオの討伐に成功します。

アルス
「完璧とはいかなくともこれでカーリッツ王国の王子としての責務は果たした、後は・・・俺の悲願・・・死者蘇生を完成させるだけだ」

こうしてアルスはクラウン制度を成し遂げることができました。

ですが魔力を行使した結果、アルスの肉体は限界を迎えてしまいます。

フィーエル
「大変申し上げづらいですが・・・他者とは比較にならないほどの魔力を行使し続けたゆえ、その力に肉体が耐え切れずヘルアーティオとの闘いで限界を超えてしまったようです」

医師からはもう寿命が長くないだろうと診断されました。

しかしアルスは目的である死者蘇生の魔法を完成させていません。

そのため研究過程で派生した未確認の魔術を使ってみることにします。

アルス
「万が一この転生魔法が失敗したら・・・その時は俺のことは忘れてくれ、俺でなければ完成し得ない道がある・・・俺は死ぬワケにはいかぬのだ!転生!!」

目的を達成するため転生したアルスの運命とは・・・!?

 

 

強い信念をもって目的を遂行しようとする主人公に魅了されました。

転生先で主人公にどんな運命が待ち受けているのかが気になりますね。

魅力的な主人公の活躍を描いていく『奴隷転生~その奴隷、最強の元王子につき~』

転生したアルスがここから人生をリスタートさせていきます。

前世の記憶と新たな能力で成長していく姿を見逃さないでください。

後編

転生したアルスが目を覚ましました。

イチかバチかの賭けに出ましたが、どうやら転生魔法は成功したようです。

初めての試みで不安だったのですが身体を生まれ変わらせることができました。

ウォルス
「なんだ?このみすぼらしい格好は・・・カーリッツ王国の民とは随分違う・・・ここはあまり富んでいない地域なのか?」

貧しい格好が気になるのですが、それよりも魔法の研究に取り掛かれる喜びを感じます。

すると仕事を教えるため、転生したアルスの父親が現れました。

ウォルス
「ウォルス・・・それが俺の新しい名か、だがやはりあまり裕福な家柄ではなさそうだ、それも仕方ない・・・転生した時点で覚悟は決めていた」

父親は5歳になったウォルスに大木の伐採を覚えてもらいたいそうです。

その理由はウォルスが奴隷のサイ一族に生まれたためでした。

奴隷という身分にショックを受けるウォルスには、生涯服従することを血で契約した血契呪が胸に刻まれています。

ウォルス
「これじゃあ許可なく敷地を出ることすらできない・・・」

奴隷の一族に転生したウォルスは絶望していました。

このままでは目的である魔法の研究ができません。

絶望するウォルスだったのですが、父親の強靭な能力に希望を見出します。

ウォルス
「アルスの時も・・・戦闘に特化した奴隷一族がいると聞いたことはあった、偶然にも俺はその一族に転生できたというのか!?」

ウォルスの父親は大木を一振りでなぎ倒す能力を持っていました。

鍛錬によって父親のような能力を体得できるのであれば、転生は成功したと言っても過言ではありません。

あくまでも目的は死者蘇生を完成させることですが、前世のアルスは魔力に肉体が追いつかず倒れてしまいました。

しかしこの一族なら魔力に耐え得る肉体を手に入れることができるのです。

ここから夢を実現させるため、鍛錬の日々が幕を開けることになりました。

ウォルス
「ウォルス・サイに転生して12年、俺は17歳になった、転生先が奴隷と知った時はどうなることかと思ったが武術に長ける一族だったおかげで自身の魔力に耐え得る身体を作ることができた」

成長したウォルスは素手で大木を伐採できるまで成長しています。

この日も鍛錬を終えたウォルスが家に戻ろうとしていると、一歳年下のデルクが手合わせを挑んできました。

デルクあ純粋な身体能力なら世界でも指折りの強者です。

ウォルス
「戦闘に特化した一族の中でも特に秀でた天才、弱冠16歳にしてこの俺ですら勝率は6割、デルク・サイは一族最強の男となるだろう・・・俺がいなければ」

全力での手合わせを希望するデルクに対して、ウォルスは魔力循環を使うことにしました。

魔力循環は体内に魔力を流して身体能力を向上させる技術です。

これまでウォルスは鍛錬のため魔力循環を封じてきました。

対照的にデルクは生まれながら無意識に魔力循環を扱えます。

ウォルス
「つまり今の俺がその縛りを解けば敗北はない」

読み通り手合わせはウォルスが勝利しました。

すると負けたデルクが一族を束ねる長を継ぐと言い出します。

そしてウォルスには護衛奴隷としてクラウン制度に同行する任務が与えられました。

ウォルスが従うことになったのはユーレシア王国のロンドブロ家で、王女の護衛奴隷を任されます。

父親の命令を受けたウォルスはすぐにユーレシア王国に向かいました。

ウォルス
「王子ではなく王女の護衛とは珍しいな、まぁどんな者だろうと俺は護衛の任務を全うするだけ、そして一刻も早く魔法の研・・・」

国王に謁見していると護衛の対象であるセレティア王女が現れます。

ウォルスはセレティア王女の美しさに言葉を失ってしまいました。

そんなウォルスにセレティア王女が意外な言葉をかけてきます。

セレティア
「いらない、わたしに護衛奴隷など必要ないわ!」

強気な王女と奴隷の旅はここから始まることになりました。

ウォルスは旅の中で死者蘇生を完成させることができるのでしょうか!?

 

『奴隷転生~その奴隷、最強の元王子につき~』はこんな人にオススメ

ファンタジー漫画と冒険物語が好きな人にオススメの作品です。

前世と現世を繋ぐ壮大なストーリーを読んでドキドキしてみてください。

強靭な肉体と魔力を手に入れた主人公の冒険劇を綴っていく『奴隷転生~その奴隷、最強の元王子につき~』

迫力満点の物語に仕上がっています。

漫画を読んでハラハラドキドキしたい人はこの作品をチョイスしてください。

 

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