トリガーのネタバレ(漫画)!インパルス板倉さんが描く物語とは?

今回は「作画 武村勇治 原作 板倉俊之」先生の『トリガー』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『トリガー』はこんな漫画

数多くの問題を抱えていたため、近未来の日本では旧体制を排除し国王制が制定されました。

そんな中、二代目国王の冴木は減少する兆しのない犯罪に対して思い切った政策を打ち出します。

彼が制定したのは射殺許可法といい、国王の許可を得た人間を各都道府県に1人ずつ置きました。

そして彼らには自らが悪と認定した者を射殺できる権限を与えたのです。

信念に従いながら悪を裁く彼らを国王はトリガーと名付けました。

社会に潜む悪に対して弾丸を打ち込む彼らの姿を描く『トリガー』

今回はこのハードボイルドなアクション漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

こちらの作品は人気お笑い芸人の板倉さんが書き下ろした小説をコミック化しました。

原作者がお笑い芸人とは思えないほどの大迫力を、じっくりと味わってみてください。

 

『トリガー』インパルス板倉さんが描く物語の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

東京の地下鉄に150㎏を軽く超えていそうな大男が、周囲の乗客をなぎ倒しながら乗車してきます。

倒された乗客たちを睨みながら、ふてぶてしい態度で大男がシートに腰かけました。

あまりの迫力に乗客たちは文句を言うことができません。

すると最悪なマナー違反をする大男の前に、一人の男性が立ちはだかりました。

三上
「おいお前、今すぐその席を立つか死ぬか決めろ」

しかし大男は男性の言うことを無視します。

そのままシートにもたれかかる大男に対して、男性はゆっくりと胸ポケットに手を入れていきました。

三上
「この手の類は何十年経とうが気付きはしない、自らの行いが悪であることを、警告は一度、執行猶予はない」

男性は胸ポケットから拳銃を取り出すと、無言のまま大男の心臓を撃ち抜きます。

そして大男の亡骸を車外に蹴落としてから、夜の町へ消えていきました。

彼の名前は三上和也といい東京都に配置されたトリガーだったのです。

かつての日本では数多くの問題を抱えながら、衰退する政治がそれらを解決できずにいました。

このままでは自らの生活が圧迫されてしまうと感じた国民は、次々とデモや学生運動を起こし始めます。

その中で旧体制は崩壊していき、日本は国王制が敷かれるようになりました。

初代国王に選ばれたのは、国民からの圧倒的な支持を得た坂本賢一という人物です。

しかし彼は巨大な権力に溺れ、己の私欲を満たすためだけに国王制を利用するようになっていきました。

そんな坂本に、当然ながら国民の怒りが再び爆発することになります。

反乱軍が組織されクーデターが勃発し、捕らえられた坂本はテレビ中継の真っ最中に公開処刑されてしまいました。

この処刑を行った反乱軍のリーダーである冴木は、国民の新たなカリスマとなり二代目国王となったのです。

彼が国王となってから3年後、より良い国家を目指す坂本はある悩みを抱えていました。

国王
「なぜ犯罪は減らんのだ、よりよい国家を目指し我々は戦い現体制を確立した、なのに犯罪件数は一向に減らん」

冴木は減少する傾向が見えない犯罪を抑止するため、ある画期的な政策を打ち出します。

まず冴木が問題視したのは、犯罪の程度により国民が罪の程度を知ってしまっている点でした。

そのためすべての犯罪者が死刑になる場合を仮定する冴木。

国王
「仮にAがBを罵倒し逆上したBがAを殴ったとする、この場合犯罪者はBのみである、しかし真の悪はAのほうだと私は考える」

冴木はAが存在しなければBは犯罪者になることはなかったと考えているのです。

このように悪ではない者まで犯罪者になるケースを、冴木は未然に防ごうとしていました。

国王
「当初、犯罪者を一律死刑とも考えたがそれはできない、なぜならBは犯罪者ではあるが悪ではないからだ」

悪には死のリスクを課し、Aのような人間を未然に排除する方法として、冴木は国民に射殺許可法の制定を発表します。

果たしてこの射殺許可法の中身と効果はどのようなものなのでしょうか!?

 

 

国家の衰退により国王制となった近未来の日本。

しかしそれでも犯罪件数の増加が抑えられず、二代目国王の冴木は頭を悩ませていました。

そこで登場した画期的な法律が射殺許可法だったのです。

この法律により悪を撃ち殺していく者たちの姿を圧倒的な迫力で描いていく『トリガー』

物語はここから射殺許可法の詳細と、トリガーの仕事ぶりを表現していきます。

スリリングさが増していく展開を引き続きお楽しみください。

後編

冴木が国民に公表した射殺許可法の内容は以下の通りです。

1、自分の分身とも言える人間に拳銃を所持させ、各都道府県に1人ずつ配置する。

2、彼らがどのように拳銃を使用しても、その行為は法的な処罰を受けることはない。

3、使用する拳銃にはGPSを搭載することで、彼らの居場所は常に政府の管理下に置く。

4、指定された都道府県以外では使用できないよう、エリア外に出ると拳銃は自動的にロックされる。

5、紛失や盗難を防ぐため、拳銃は常に保持しなければならない。

以上が射殺許可法の主な内容でした。

この法律を制定した冴木は、犯罪ゼロの引き金になってほしいという願いを込め、拳銃保持者のことをトリガーと名付けます。

冒頭のシーンで大男を射殺した三上和也は、東京とのトリガーとして任務を遂行していました。

別の日も三上は電車の中で新聞を広げ、周囲の乗客に迷惑をかける男性を射殺します。

顔色一つ変えることなく任務の遂行に当たっていく三上。

彼がトリガーに選ばれたのにはある理由がありました。

トリガーになるためには特殊な選抜試験を合格しなければなりません。

その試験方法は脳波計を付けた状態で特殊な映像を視聴し、アドレナリンの分泌や脳波が国王のものと近い人間が選定されるというものです。

三上は選定された者の中で、最も国王の脳波グラフと近い数値だった人間でした。

しかし国王は三上やその他のトリガーに、無尽蔵に処刑をさせようとは思っていません。

そのためトリガーの任期を1年にした国王。

国王
「権力を失う瞬間を明確にすることで、私利私欲のために拳銃を行使するというトリガーの暴走を防ぐためだ」

あくまでも犯罪を抑制するための手段がトリガーなのです。

国王を脳波グラフが酷似している三上も同じような考え方の持ち主でした。

三上
「のうのうとクソ野郎がのさばり非のない人間が泣きをみる社会、そのズレを修正するためなら人殺しと罵られ自分の手が汚れていくことなど問題ではなかった」

強い信念を持つ三上は、ただ法を犯しただけの者には銃口を向けることはしません。

法に触れた行為を犯した者は、自らがその報いを受ければ構わないと思っている三上。

彼が問題視するのは非のない人間を悪にしてしまうズレを生み出す者だったのです。

そのため三上はマナーなどが悪く、その他の人間を犯罪者にしてしまう者たちを射殺していました。

孤独の中を今日も確固たる信念を持ちながらトリガーの任務を遂行していく三上。

彼が悪に対して銃口を向けていく姿は実際に漫画を読んで、ダンディーな男のカッコ良さを感じ取ってみてください。

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蟻地獄のネタバレ(漫画)!板倉さんの原作をコミック化しました!

2018.06.07

 

『トリガー』はこんな人にオススメ

ハードボイルドな物語を読みたい人にオススメの作品になっています。

斬新な設定の中、ニヒルな男の生き様を描いた『トリガー』

インパルスの板倉さんが原作者と知って驚いてしまいました。

彼のファンの方もそうでない方も、アクション漫画が好きな人ならハマってしまう魅力的なストーリーですよ。

是非この機会に強烈なインパクトが魅力的な作品を満喫していってください。

 

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