『ばいばいリバティー』のネタバレ!感想と魅力もお伝えします!

今回は「八田鮎子」先生の『ばいばいリバティー』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『ばいばいリバティー』はこんな漫画

女子高生の鈴木理奈は恋愛に全く関心がありません。

そんな理奈だったのですが、ある出来事をきっかけに隣りへ越してきた匠響というイケメンに唇を奪われてしまいます。

突然のキスに激怒する理奈と、デリカシーのない響。

最悪の出会いから始まる恋模様を描いた『ばいばいリバティー』

今回はこちらのラブストーリーの魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

犬猿の仲になった二人の恋に胸をときめかせながらお読みください。

『ばいばいリバティー』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

放課後の教室で理奈が掃除をしていると、友人の久美とりんごがイケメンの噂話で盛り上がっていました。

鈴木理奈
「久美!りんご!もう気が済んだでしょ、そろそろ手動かそうか」

恋愛に興味が無い理奈が彼女達に掃除をするよう促します。

しかし彼女たちの盛り上がりはなかなか収まりません。

そんな2人をドキドキさせているのは、匠響と千都瑠叶、そして虎島雄次郎というイケメン3人組でした。

理奈はこの3人の誰が好みか質問されます。

鈴木理奈
「ごめん、正直どーでもいい」

モテモテの3人なのですが、理奈にはチャラチャラした男性にしか見えません。

2人はそんな理奈のことを彼氏ができないと心配しています。

鈴木理奈
「それでも結構、できないんじゃなくて必要ないから」

理奈には彼氏が必要だと思う理由が見当たりません。

そのため友人たちと恋バナで盛り上がることもなかったのです。

鈴木理奈
「私はさみしくないし男に甘えなくたってひとりで何でもできる、自慢したいなら自分自身のことで勝負するべき、よって私に恋だの男だの必要ないの」

とても強い信念を持っている理奈。

彼女は家でもしっかり者として母親から頼られていました。

この日も家に帰ると、多忙な少女漫画家の母親に代わり家事をこなしていきます。

鈴木理奈
「父親は私が小さい時に離婚した、だからずっとふたりね」

掃除をしながら母親の書いた原稿を読むのですが、理奈は主人公に感情移入することができません。

そのため売れっ子漫画家なのですが、母親の漫画が好きではありませんでした。

理奈が眉をしかめながら原稿を読んでいると、隣の家から物音が聞こえてきます。

鈴木理奈
「ねぇやっぱり隣、誰か引っ越してきたよね、ちょっと前から音がする」

しかし母親も理奈もお隣さんの姿を見たことがありません。

挨拶がないため失礼な人だと思いながら買い物の準備をする理奈。

準備が終わり出かけようとすると、隣の人も外出しようとしていました。

理奈は一言だけ挨拶をするのですが、よく見ると隣人が同じ学校の制服を着ていることに気づきます。

鈴木理奈
「ん?どこかで見たことあるような・・・そうだ、久美とリンゴが騒いでた男のひとりだ!名前はなんていったっけ・・・」

理奈が名前を思い出そうとしていると、男性が声をかけてきました。

匠響
「おいアンタ、ちょっと助けてくんない?」
鈴木理奈
「えっと、どうかしたんですか」

理奈は思い出すことができていませんが、声をかけてきたのは匠響でした。

響は数日前から女性に付きまとわれ困っているそうなのです。

匠響
「だから悪いんだけどさ、アンタが一瞬彼女のふりでもしてくれれば助かるんだけど」
鈴木理奈
「・・・わかりました、私でよければ協力します」

理奈は人助けのため仕方なく彼女のフリをすることにしました。

二人が道路を歩き始めると、電柱の陰から女性がこちらを見ています。

匠響
「あ、ホラあいつ」
鈴木理奈
「すごいこっち見てる、知り合いなの?」
匠響
「いや全然、一ヵ月前くらいからあの調子だよ、引っ越して解放されると思ったのにさ」

理奈は人気者には人気者なりの苦労があると感じています。

しかしどのように彼女のフリをすればいいのか分かりません。

すると響が理奈の名前を聞いてきました。

鈴木理奈
「あ、鈴木理奈、ちなみに学校も同じで・・・」

次の瞬間、響が突然キスをしてきます。

匠響
「おまえ以外目に入らないから、好きだぜ、理奈」

二人のキスを目撃したストーカー女性は泣きながら立ち去って行きました。

こうして女性を追い払うことに成功した響なのですが、安心する彼とは対照的に理奈は怒りに震えています。

その怒りのまま響に思い切りビンタをする理奈。

鈴木理奈
「ありえない・・・最低、最悪、きもい、なんなの!?あんなことまでするなんて聞いてないんだけど!!」
匠響
「あれくらいかましとかないと効果ねぇだろ!!」

自販機で水を買い口の中をゆすぎながら理奈が文句を言い始めます。

しかし響にはなぜ彼女が怒っているのか理解できていません。

匠響
「つーかなんでビンタされなきゃいけないワケ?アンタなんでも協力するって言ったじゃん!」
鈴木理奈
「なんでもなんて言ってないわよ、キスとか普通に嫌に決まってるでしょ、バカなの!?」

バカと言われ響の怒りにも火が点き始めます。

匠響
「これしきのことでそんな騒ぐなよな、なに?もしかして初めてだったってか?」
鈴木理奈
「なによ?だったら悪い?」
匠響
「ならむしろ感謝してほしいね、高校生にもなってキスもまだなんて恥ずかしいだろ、済ませてよかったじゃん」

デリカシーの欠片もない響に対して、理奈は反対の頬にもビンタを食らわせました。

こうして最悪な出会いを経験した二人。

一体ここからどのように恋が進展していくのでしょうか!?

デリカシーが無かったりナルシストな男性が登場する恋愛漫画はよくあると思います。

その中でも響の強すぎる個性は群を抜いていますね。

強引で自信家な彼にファーストキスを奪われてしまった理奈が不憫だと思いました。

マイナスからのスタートとなったドタバタな二人の恋が魅力的な『ばいばいリバティー』

ここから少しずつ理奈の女の子らしい一面が見え始めていきます。

実はキュートな彼女の姿に注目しながら続きをご覧ください。

後編

二人が最悪の出会いを果たした翌日、千都瑠叶と虎島雄次郎が響の赤くなった頬を見て大笑いしていました。

匠響
「笑いすぎだっつの、昨日会った凶暴女にやられたんだよ」

昨日の出来事を詳しく説明すると、殴られても仕方ないと言われます。

しかし超自信家の響は納得していませんでした。

匠響
「しゃーねーじゃん、俺にキスされて怒る女なんていないと思ってたんだから」

自信満々な態度は友達の二人にも呆れられてしまいます。

そんな3人の様子を、この日も久美とりんごが眺めていました。

彼女達の後ろで理奈はまだ怒りが収まっていないようです。

鈴木理奈
「ふたりとも!!あんな奴らにキャーキャー言うのやめたほうがイイ!ホンットに地獄に落ちてもいいような最低男なのよ、あの匠って奴は!!」

本当はこのようなことを2人に言いたい理奈。

ですが全てを暴露してしまうと昨日起きた出来事を説明しなければなりません。

鈴木理奈
「けど言えない、あいつに無理矢理キスされたなんて、そんな恥さらすくらいなら私みずから地獄に落ちてやるわ」

そのため全てを忘れることにして、彼とは二度と関わらないことを誓います。

しかし彼女の誓いは早々に破られることになってしまいました。

なんと響から話を聞いた瑠叶と雄次郎が、理奈のことを見に教室までやって来たのです。

こうしてそれぞれの友人を交えながら校庭で話すことになった響と理奈。

鈴木理奈
「あんた全部話したの!?ベラベラ話す男って気持ち悪い!デリカシーないの!?」
匠響
「あぁ!?世間話くらい誰だってするだろ!」
鈴木理奈
「話していいことと悪いことの区別もつかないの!?」
匠響
「うるせー、何話そうと俺の自由だっつの」

所構わず喧嘩を始めてしまいます。

するとここで久美とりんごから、理奈が恋愛に興味が無いことを聞いた響。

少し笑いながら理奈のことを見つめます。

鈴木理奈
「なんか文句ある?」
匠響
「べつに?人を好きになれねぇなんてカワイソーと思っただけ」
鈴木理奈
「なによ、バカにしないでよ恋人いるほうがエライの?好きな人がいるほうが正しいの?」

可哀相と言われ理奈は怒りが収まらなくなりました。

そのため売り言葉に買い言葉のように、自分の感情を激しくぶつけてしまいます。

鈴木理奈
「恋だの愛だのうるさいのはそれ以外何もないからでしょーが、私からしたらそういう奴らのほうがよっぽど可哀相よ」

彼女の言葉に久美とりんごが固まってしまいました。

その言葉はまるで自分たちに向けられていると感じていたのです。

ムキになってしまい言うつもりのなかったことまで口に出してしまった理奈。

家に帰ると後悔の気持ちで胸が一杯になっていました。

鈴木理奈
「ちがうの、ちがう、バカにしたワケじゃないの、だって私は・・・」

俯きながらゴミを出しに行くと、鍵を失くした響が玄関の前に座っています。

匠響
「つかアンタさ可愛くなさすぎ、恋愛してる人間見下してんのは自己防衛ってやつだろ?自分が知らねーからっていじけんなっつーの、羨ましいなら羨ましいって正直に言えよ」
鈴木理奈
「・・・うるさい、そんなんじゃないわよ」
匠響
「じゃあなんでそんな顔してんの」

理奈の悲しげな表情を響は見逃しませんでした。

実は小さい頃から異性を好きになる気持ちがよく分からなかった理奈。

鈴木理奈
「どうして周りが当たり前にできてる事が、私にはいつまでもできないんだろう、私だって本当は・・・」

本当は周りの友達と同じように恋をしてみたいと思っていたのです。

匠響
「あのさ、キスはなかった事にできねぇけどいい方法思いついたわ、あんたさ俺のこと好きになれよ」

響の言葉で胸の中をえぐられた気がする理奈は、恋をしたいという気持ちを認め始めます。

しかしその対象に響を選ぼうとはしません。

鈴木理奈
「ふざけてるのか本気なのかしらないけど、あんたを好きになることは絶対ないのでごめんなさいね」

こうして二人の恋物語はようやくスタート地点につくことができたのでした。

喧嘩しながら惹かれ合っていくこの先の展開は、実際に漫画を読んで楽しんでください。

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『ばいばいリバティー』を読んだ感想

言い争ううちに自分の本心に気づいていく理奈の表情が印象的ですね。

そんな彼女が実は可愛らしい女子の内面を持っていたことは意外でしたよ。

素直になれないヒロインが少しずつ恋を経験していく『ばいばいリバティー』

男性も女性も楽しめる恋愛漫画だと思いました。

多くの人に読んでもらいたい素敵なラブストーリーになっていますよ。

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