天地創造デザイン部のネタバレ!アニメ化された漫画の魅力は?

今回は「原作 蛇蔵&鈴木ツタ 作画 たら子」先生の『天地創造デザイン部』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

天地創造デザイン部』はこんな漫画(あらすじ)

偉大な能力で天地を創造した神様は、大地に暮らす生き物の創造を始めました。

しかし面倒になったため生き物の創造を下請けに任せることにします。

そんな神様からの依頼を受けることになったのが天地創造社のデザイン部でした。

クライアントである神様の無茶ブリに苦悩しながら次々と動物の製造に取り掛かるデザイナーたち。

果たして彼らの奇抜なアイディアによって生み出される動物とは・・・!?

新たな視点で生命の神秘を辿っていく『天地創造デザイン部』

今回はアニメ化されたギャグ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

登場した動物たちの詳細情報を記載した図鑑も併せてお楽しみください。

 

天地創造デザイン部』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

万能の神様は天地創造にあたって光、水、そして大地を造りました。

そして大地に住む生き物も創造しようとしたのですが、面倒だと思った神は生物の創造を下請けに任せてしまいます。

下請けとして神様の依頼を引き受けたのは天地創造社のデザイン部で、天使が両者の連携を担当することになりました。

上田
「ここが動物たちを造る部署、天地創造社のデザイン部よ、下田くんにはこれから神様とここの連絡役をしてもらいます」

上司の上田に連れられた新人の下田がデザイナーたちに挨拶をします。

しかしまだ新人のため動物をデザイナーが造っていたことに驚きを隠せません。

下田
「神様がご自身で全て造ってるわけじゃなかったんですね・・・」
上田
「本気出せばできるかもしれないけど種類が多いからデザインと製造は委託に出してるの、いわゆるOEMよ、神様はクライアントってこと」
下田
「勉強になります、スムーズな連携と納品を目指して皆さんと一緒にがんばりたいと・・・」
上田
「それは無謀ね、さぁ会議が始まるみたいよ」

会議の議題は神様からの“すごい高い所の葉っぱが食べられる動物”という依頼についてです。

この依頼に対してデザイナーたちから3種類の案が出ていました。

まずデザイン部の室長から出された案は馬をアレンジしたペガサスです。

室長は馬をデザインした経験を持っているのですが、名作と称された馬にこだわり過ぎる傾向がありました。

続いての案は水島というデザイナーのピンポンツリーです。

依頼内容に哺乳類であるという縛りがなかったため、水島は食虫植物のような動物をデザインしました。

しかし長さが伸び縮みすることと、捕食手段が気持ち悪いため評判が良くありません。

最後の案は海原というカンガルーを生み出したデザイナーの首長ジカです。

彼は炭塵に首を伸ばせば高い所の葉っぱが食べられるというシンプルなデザインにしました。

3種類の案が出揃ったところで、次はエンジニアに意見を求めることになります。

下田
「この中から選ぶだけじゃないんですね」
上田
「地上で自力で繁栄するにはいろんな条件があるのよ、重力や繫殖能力のことまで考えなくちゃ、そこでこの試作室、この試作室にデザイナーがデザイン案を投函するとエンジニアのもとに届きます」

室長が試作室にペガサスのデザイン案を投函すると、すぐに中から女性が出てきました。

女性は火口というエンジニアで、理由は分かりませんが怒っているようです。

火口
「ペガサスは造れないって以前申し上げたはずですが・・・こんなでかい動物が飛べるかー!羽を動かすには筋肉量が足らないの!」

例えば標準的な体型の下田を飛ばすためには5メートルの翼が必要で、その翼を動かすためには上半身の筋肉量が50倍なければ飛びません。

この条件をクリアするため別のデザイナーは鳥の羽や骨を軽量化しました。

また便で体が重くならないよう排泄は頻繁に行わせるようにデザインしたのです。

下田
「つまりペガサスをリアルで造るってことは・・・超バッキバキのマッスル馬がドカドカ馬糞を空から落とすってことに・・・?」
火口
「それによっぽど軽くないと空中で留まってられないの、移動しながら木の上のほうの葉っぱを食べるのは無理がある!」

こうしてペガサスは却下されてしまいました。

続いてピンポンツリーも重力に耐えられそうもないので却下されます。

最後に残された首長ジカも現状のままでは無理がありました。

火口はすでに10メートルの長さで首長ジカを試作したのですが、試作品はすぐに倒れてしまいます。

実は10メートルの長さだと頭に血液を上げるために1.5トンの心臓が必要で、首長ジカは脳貧血を起こしていました。

そのため足を少し長くし首を少し短くするという改善案が出されます。

さらに体を維持するため牛と同じように井の中で草をタンパク質に変えられるバクテリアを飼うことにしました。

こうして新たな生物として誰もが知っている“キリン”が完成したのです。

下田
「わーっ、新たな生き物の誕生ですね!」

次に天地創造社のデザイン部が造る動物は何なのでしょうか!?

 

 

人間がアイディアを出し合いながら動物を創造するという設定がとても斬新ですね。

また動物が繁栄するために何が必要かなど笑いを交えながら本格的な知識を紹介している点も素晴らしいと思いました。

大笑いしながら動物についての知識を身につけることができる『天地創造デザイン部』

ここから天地創造社のデザイナーたちが更なる奇想天外なアイディアを出し合っていきます。

次に誕生する動物に注目しながら続きをご覧ください。

後編

ピンポンツリーのアイディアを出した水島の代表作は蛇です。

水島
「何千何万というデザインの中にひとつ全てを変えてしまう新しい動物が出現する」

水島は馬に革新的なアイディアを加えました。

まず前足と後ろ足を排除します。

次に水島は交尾をする穴と排泄する穴が二つも必要ないと考えました。

こうして完成した革新的な動物が蛇だったのです。

しかしこの蛇を気に食わないと考えるデザイナーがいました。

金森
「気に食わないわ・・・なんで神様はあんなの通しちゃったのよ」

文句を言い始めたのは鳥が代表作の金森です。

彼女が怒っている理由は蛇が鳥の卵を食べるようになったためでした。

水島
「あのデザインはシンプルで非常に俺好みだった、卵は俺の蛇が食すのに相応しいね」
金森
「あんたがそんなんだからおかしな趣味に目覚めちゃってる蛇がいるのよ、こいつ!こいつ!特定の鳥の卵が好きすぎてその鳥の繁殖期以外は絶食する蛇ってグルメか」

金森が目の敵にしているのはアフリカタマゴヘビで、この蛇はハタオリドリの卵しか食べません。

デザイナーたちは動物の行く末を天界から見守っていて、その過程で金森は卵を食べるアフリカタマゴヘビを発見したのです。

デザインした鳥に愛着が湧いている金森は卵を食べられることが許せません。

水島
「よっぽど美味しいんだろうな、蛇は小食でいいとはいえ卵しか食べないとは、ちなみに鳥の巣のある高い木の上にも登れるようデザインしてある、シンプルな胴体で進む、登る、捕まえることが可能だ」
金森
「キイィー!ドヤ顔で解説なんかしちゃって!聞けば聞くほど反則みたいな機能ばっかり・・・蛇をギャフンと言わす手はないかしら」

ここから金森は卵を食べられないアイディアを考えることにします。

まずは蛇が卵を食べても消化できないよう殻を頑丈にしてみました。

しかし殻が丈夫すぎるためヒナが孵化する前に力尽きてしまいます。

続いて出したアイディアは蛇が近づいてきたことを感知するとヒナが早めに孵化するというものでした。

アイディアは悪くないのですが今度は孵化したヒナが蛇に食べられてしまいます。

水島
「蛇に死角なしと言ったところかな・・・ちなみに蛇には特殊な嗅覚を搭載してあって空中に漂うにおいの分子を舌で感知することができる、獲物の近くで舌を出すのはにおいを嗅いでいるからなんだ」

ドヤ顔を連発する水島に金森の怒りが爆発しました。

この怒りによって金森はグッドアイディアを発想します。

金森
「こうして風呂敷をぶら下げれば食べられにくくない?」

鳥の卵を保管する巣の形状を木の枝からぶら下げる風呂敷に変更することにしました。

するとここから蛇と鳥が互いに進化を遂げていきます。

水島
「その後も蛇が気合で巣に登ってくる→鳥は巣の構造を複雑にする→蛇が気合で略・・・の攻防をくり返したらしくて、あれを見ろ、下界で鳥がさらなる進化を遂げた」

ハタオリドリの一種が迷宮のような巣を構築するようになっていました。

この進化を喜ぶ金森は新種の鳥をデザインします。

彼女がデザインした鳥は蛇を獲物にする“ヘビクイワシ”でした。

天地創造社のデザイン部はこのように食物連鎖まで誕生させているのです。

自分たちが誕生させた動物を愛するあまり究極の進化を遂げさせていくデザイナーたち。

次はどんな斬新なアイディアを絞り出すのでしょうか!?

蛇蔵先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

決してマネしないでください。(蛇蔵)のネタバレ!漫画の魅力は?

2018.02.26

 

天地創造デザイン部を読んだ感想

デザイナーたちそれぞれが誕生させた動物たちに愛着を持っているところが読んでいて気持ち良かったです。

自分のアイディアで生み出したものを大切にする姿勢は誰もが共感できるのではないでしょうか。

革新的な発想で新種の動物を生み出していくデザイナーたちの日々をコミカルに描いていく『天地創造デザイン部』

漫画でありながら図鑑のような一面も持ち合わせた完成度の高い作品になっています。

生命の神秘に驚きながら物語の世界観を存分にご堪能ください。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓