今回は「蛇蔵」先生の『決してマネしないでください。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『決してマネしないでください。』はこんな漫画
工科医大の学生として、日々研究に勤しんでいる掛田。
彼が参加している理論物理学というサークルは、日常の中にある様々な疑問を少し変わった実験で解決していきます。
スタントマンが燃えない理由を調べたり、フライドチキンで骨格標本を作るなど周囲から見ると遊んでいるかのように見える彼ら。
しかし彼らは純粋に学問を研究する真面目な学生たちなのです。
大学の研究室で行われる実験の様子を、ユーモアを交えながら描いていく『決してマネしないでください。』!
今回はこのギャグコメディ漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。
笑いながら勉強になれるこの作品を読んで、雑学を身に付けてみてみてください。
『決してマネしないでください。』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
学食で働く飯島さんという女性に恋をした掛田は、一世一代の告白をすることにしました。
意味不明な言葉を使ってしまったため見事に撃沈してしまいます。
そのため研究室で落ち込む掛田。
サークルに出入りしている仲間から女性は星の数ほどいるからと励まされています。
心が折れてしまっている掛田には慰めの言葉が届いていないようです。
しかし折れれば折れるほど人間の厚みが増すと言葉をかける仲間たち。
女子の数が極端に少ないこの大学で恋をした掛田だったのですが、結果は無残なものになってしまいました。
彼らの研究室で物理学を教えている高科先生の言葉は、掛田の胸に重く響いているようです。
多くのことは失敗から始まることを教える高科先生。
こうして高科先生のおかげで掛田は立ち直ることができました。
そんな高科先生はこの日、フライドチキンで骨格標本を作製しようとしています。
しかし掛田が失恋したことを聞くと、別の実験を提案してきました。
「専門的なことをウェイトレスにもわかるように説明できない時は、原理のほうに問題があるのだ」
原子核の発見者であるラザフォートという科学者の言葉を引用しながら、屋外での実験が始まっていきます。
この日の彼らはどんな実験をすることになるのでしょうか!?
理系ではない私でも楽しく読める科学漫画でしたよ。
一つ一つの事例が丁寧に説明されていますし、科学という難しい分野を面白おかしく描いてくれています。
シュールなユーモアを交えながら科学の面白さを伝えている『決してマネしないでください。』!
とても興味をそそられる物語になっています。
不思議な科学の世界に夢中になってみてください。
後編
飯島さんを実験に誘うことができた掛田。
そんな彼らを屋外に集め、高科先生の実験が始まろうとしていました。
この実験に使われるのはポリアクリル酸ナトリウムという薬品です。
保水性の高いこの薬品が主成分のジェルを掛田の手に塗り、その上に燃える接着剤を塗ると実験の準備は完了となりました。
いよいよ着火が目前になると、高科先生が飯島さんに消火剤を手渡します。
見事に掛田の手が炎上するのですが、あっという間に飯島さんが消火器を噴射してしまいます。
そのため実験は失敗に終わってしまいました。
その一方で高科先生はもう一つの実験を始めていました。
ポリアクリル酸ナトリウムのジェルを塗ったニットキャップを、別の生徒に被せて火を点けています。
すると大きな炎が上がるのですが、生徒は全く熱そうなそぶりを見せません。
スタントマンたちが火だるまになっても火傷しないのは、この薬品を含んだ服を着用していたからなのです。
地球上には重力が存在しているため、ニットキャップの炎は真上に向かいます。
そのためこの実験はとても安全なものとなっていました。
無重力の中でこの実験を行うと、気流が発生しないため炎は丸みを帯びてしまいます。
ですがそもそも酸素がないと炎は燃えません。
そのことを高科先生が説明していると、飯島さんがある疑問を抱きました。
まず空気の材料は空気でしかないと断言したのが、古代ギリシアの科学者・アリストテレスでした。
彼のこの理論は約千年以上、人々の間で信じられていきます。
そしてこの理論を否定したのがヘルモントという医師でした。
彼は鉱山の事故で人が亡くなることから、空気中にガスが存在することを発見します。
その後はスコットランドの科学者が二酸化炭素を発見しました。
どんどんと空気の材料が判明する中、ラボアジエというフランスの科学者が酸素の名付け親になります。
彼は酸素が全ての酸の中に含まれていると思い、酸素と命名したのですがこれは大きな勘違いでした。
たまたま彼の調べていた酸の中に酸素が含まれていただけで、酸素は酸の性質とは無関係だったのです。
こうして実験により飯島さんの笑顔を見ることができました。
しかし彼女との距離を縮めることは簡単ではありません。
そんな掛田に再び飯島さんが優しい言葉をかけてくれます。
こうして次の実験が楽しみになる掛田。
果たして科学の力で飯島さんとより仲良くなることが出来るのでしょうか!?
二人の恋模様と様々な実験の数々は、実際に漫画を読んでみてくださいね。
蛇蔵先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓
『決してマネしないでください。』はこんな人にオススメ
お茶目なギャグコメ漫画をお探しの人にオススメの作品です。
物語を楽しんでいるうちに、人に話したくなる雑学が学べる漫画になっていますよ。
エピソードの最後に掲載されているプチ情報も見所となっている『決してマネしないでください。』!
スタントマンの火だるまを検証する実験のエピソードの後には、酸素の名付け親であるラボアジエについてのこぼれネタが紹介されています。
フランス革命に巻き込まれてしまい処刑された彼の数奇な運命も、物語と併せて楽しんでみてください。
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