遅咲き冒険者のネタバレ(漫画)!運命を変える出会いとは?

今回は「原作 安登恵一 漫画 秋乃こかげ」先生の『遅咲き冒険者』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『遅咲き冒険者』はこんな漫画(あらすじ)

冒険者イグニスは様々な魔物を倒し人の助けとなる冒険王になる夢を抱いていました。

しかし冒険者になって10年、ベテランと呼ばれる年齢になりましたがレベルは3止まりです。

大半の冒険者がレベル3の壁を越えられない中、イグニスも才能がないことを実感するようになっていました。

引退という言葉が頭をよぎるイグニスは最後の任務として、奴隷商人の護衛を引き受けることにします。

しかし最後と決めた任務で出会った銀髪のエルフ・シルヴィアとの出会いが運命を大きく変えることになりました。

英雄を目指した男の冒険譚を綴っていく『遅咲き冒険者』

今回は人気SFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

イグニスとシルヴィアの出会ったことで運命の歯車が動き始めますよ。

 

『遅咲き冒険者』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

イグニスは冒険王のような名高き冒険者になって、様々な魔物を倒して人々を助けることが夢でした。

しかしイグニスの夢は夢のまま終わりを告げようとしています。

数日前、冒険者仲間のバルドルから引退することを伝えられました。

イグニス
「・・・そうか、なんつーかお前は死ぬまで冒険者やってると思ってたけどな」

バルドルは年齢を重ねたことと、成長が実感できないため引退を決意したそうです。

その理由にはイグニスも共感することができました。

引退という言葉はイグニスの頭にも浮かんでいる悩みです。

イグニス
「冒険者になって10年、ベテランと言われる年齢だがレベルは3止まり、ただそこまで低い訳じゃない、冒険者の大半はレベル3以下で終わるからだ、その壁を超えるのに必要なもの、才能、俺にはそれがなかった、つまりここで打ち止めだ」

近い将来、イグニスも引退しているかもしれません。

冒険者はいつの日か引退を迫られるものなのです。

この日はバルドルととことん呑むことにしました。

翌日になると新人冒険者の訓練という午前の依頼を担当します。

訓練が終わると冒険者ギルド職員のマルシアが声を掛けてきました。

マルシア
「あ、イグニスさん!お疲れ様でした!」
イグニス
「問題ない、お前の相手に比べればな」
マルシア
「むーっ!どういう意味ですかっ」
イグニス
「言ったままの意味だが」

マルシアは昔からの付き合いで、軽口を叩き合える数少ない友人の1人です。

この日も2人の軽口が収まりません。

マルシア
「せめて話す時は目見てくださいよ!微妙に傷つくじゃないですかっ!」
イグニス
「3歩進めば回復するだろ、それでなんの用だ、昼休み中だろ」
マルシア
「そこまでわかってるなら察してくださいよっ!一緒に食事行かないかと思ったんですっ!」

食事に誘われたイグニスのことを周囲の男性が睨んできます。

精霊族のマルシアは美人なので多くの男性から慕われていました。

そのため仲が良いだけでイグニスは男性たちから敵だと扱われてしまうのです。

理不尽ではありますがイグニスはマルシアとの付き合いをやめる気はありません。

食事を終えると午後からの依頼であるゴブリン討伐へ向かいます。

討伐を証明するためには魔物達の核である魔石を回収しなければなりません。

魔石は便利な魔道具の素材となるのでお金稼ぎにも重要なのです。

イグニス
「ゴブリンは魔石だけが素材となるが、他の部位が素材になる魔物も多くいる、引退前にしっかり稼いどかないとな、今日はこんなもの・・・」

帰る準備をしていると森の奥から悲鳴が聞こえてきました。

すぐに向かうと新人冒険者たちがオークに襲撃されています。

距離が遠いためイグニスはオークに向かって短剣を投げつけました。

命中するとすぐに首を斬り落とします。

しかしすでに1人の新人は即死していました。

イグニス
「弱いものは淘汰され強いものが生き残る・・・か」

過酷な現実を突きつけられます。

それでもイグニスは前を向き、オークの肉を血抜きして持ち帰ることにしました。

マルシア
「新人達の保護ありがとうございます」
イグニス
「俺も新人時代よく助けられたからな、ほっとけないだろ」
マルシア
「そうですね、イグニスさんの無鉄砲も酷かったです」

マルシアもよく冒険者に喧嘩を売っていたので似た者同士なのかもしれません。

お互いに若い頃は無鉄砲で生意気だったようです。

イグニス
「オークの魔石と肉の代金はあいつらに回してやってくれ」
マルシア
「それではオーク関係を除くとちょうど銀貨4枚です、イグニスさんにはもっともっと稼いでもらいたいんですけどね」

筆頭冒険者の稼ぎが悪いとギルドとしての体裁を守れません。

儲けるために冒険者を目指している多くの新人にとって、稼ぎ頭のバルドルは目標であり目安でした。

そこでマルシアは次の目安としてイグニスに期待しているのです。

イグニス
「俺より年季のあるやつなんて他にいるだろ、俺もいつまで続けるかわからんのに」
マルシア
「ええっ!イグニスさんも引退するんですかっ」
イグニス
「今すぐってわけじゃない、ただもう10年やってるからな」
マルシア
「でもっ!イグニスさん将来性ないしっ、お嫁さんもいないじゃないですかっ!引退したって仕事が野盗に成り下がって冒険者に狩られちゃいますよっ!」

確かにマルシアの言う通りかもしれません。

イグニスの未来には引退という選択肢しか残されていないのでしょうか!?

 

 

ベテランになったことで限界と焦りを感じるイグニスの姿にリアリティーを感じました。

夢を諦めかけていても新人を見捨てないイグニスはとっても優しい人物ですね。

現実と理想の間で苦しむ主人公の苦悩を表現していく『遅咲き冒険者』

最後だと決めた任務に向かったことでイグニスの冒険劇に変化の兆しが現れます。

冒険王への道はまだ閉ざされていないのかもしれませんよ。

後編

宿舎に戻ったイグニスはマルシアの言葉について色々と考えさせられていました。

昔は目標を持って将来のことも考えてきましたが、自分の限界に気付いてからはだらだら続けてきただけです。

現状の自分に将来性があるとは思えません。

ただコツコツと依頼をこなしてきたのでお金だけは貯まりました。

イグニス
「引退したら小さな家買って畑を耕して悠々自適に過ごすのも悪くない、そのうち嫁さんももらって・・・女か、そういえばご無沙汰だったな、たまにはパーッと遊ぶか」

久しぶりに娼館へ向かうことにします。

娼館では人気娼婦のミリアが出迎えてくれました。

人気者のミリアを相手にするのは久々のことです。

しかしミリアは別の男性に買われてしまうことが決まっていました。

レベル10を目指していたイグニスでしたが次の仕事を最後だと決めます。

イグニス
「冒険者らしくがっつり稼いで終わりにしようとこの依頼を受けたが・・・失敗したか・・・テレシアの街からずっとこの調子だ」

今回の依頼は奴隷商人をレベル3の冒険者5名で王都までの3日間を護衛することになっていました。

この世界では奴隷の売買は合法化されています。

正規の手続きを踏んでいるので後ろめたいことはありませんが、奴隷のエルフがずっとイグニスのことを見つめてくるので視線が気になっていました。

奴隷商人によるとエルフはシルヴィアというそうです。

普通のエルフは金色の髪に緑の瞳をしていますが、シルヴィアは銀髪に碧眼という他にはない色をしていました。

ですが真の価値はシルヴィアが持っている祝福という特殊能力です。

癒しの祝福は神官や施術師の持つ能力ですが、シルヴィアの能力は自身の傷のみを治癒することに特化していました。

致命傷を負ってしまっても本人の意思に関わらず強制的に蘇生される能力なのです。

イグニス
「ああ、なるほど、あれは死んだ者の目だ、言葉通り何度も殺されてるんだろう」

まるで呪いのような能力にイグニスは気分が悪くなってきました。

この日の夜、一行が野営しているとダークウルフの群れが襲い掛かってきます。

ダークウルフの適正冒険者レベルは3なので、群れていることにさえ警戒すれば大した相手ではありません。

予想通りイグニスたちが押し返していると、急にダークウルフたちが撤退し始めました。

馬車を背にして集まると再びダークウルフたちが攻撃を仕掛けてきます。

戦闘が激しくなる中、森の奥から矢が飛んで来て馬車を直撃しました。

矢は霧が変化したもののようです。

イグニス
「魔術、魔力で生み出す超常的な現象、それを使うやつとなると、ったく最悪だな」

森の奥からダークウルフの上位種に当たるシャドウウルフが出現しました。

シャドウウルフの適正冒険者レベルは4です。

この場にレベル4の冒険者は存在していません。

格上の相手でも倒すことはできますが、それはあくまでも絶対的優位の場合に限られます。

イグニス
「俺がシャドウウルフを抑える!ダークウルフは任せたぞ!」

注意を引き付けることはできましたが、シャドウウルフの皮膚が固いので刃が通りません。

それでも動きを止めてしまえば間違いなく殺されてしまいます。

攻撃を止めませんが状況は好転しません。

イグニス
「まずいな、状況は悪くなる一方、いまだ活路見えず・・・か・・・何してんだっ」

戦えないはずのシルヴィアがイグニスとシャドウウルフの間に割って入りました。

イグニスにはシルヴィアが正気だとは思えません。

それでもこの状況を利用してみることにしました。

イグニス
「あいつには祝福がある、死にはしない、そうだ、あいつを襲ってる横から奴を仕留めれば・・・」

隙をついたイグニスの刃がようやくシャドウウルフの体に刺さります。

このままシャドウウルフを仕留めることはできるのでしょうか!?

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『遅咲き冒険者』を読んだ感想

人間ドラマとファンタジー漫画の面白さを融合させた物語になっていますね。

経験を積んだからこその悩みや、迫力満点のアクションシーンに魅了されました。

イグニスとシルヴィアの交錯した運命を綴っていく『遅咲き冒険者』

命を懸けて依頼を全うしようとするイグニスと、祝福の能力から命を投げ出すようなシルヴィアのギャップが印象的でしたよ。

完成度の高いストーリーをハラハラドキドキしながらお楽しみください。

 

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