異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。のネタバレ!

今回は「原作 和泉杏花 作画 桜田霊子」先生の『異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。』はこんな漫画(あらすじ)

33歳の水森月奈は読書と料理が趣味の平凡なアラサー女性です。

そんな月奈が読書からの寝落ちをしていると、神と名乗る球体が目の前に出現しました。

神は月奈に救世主として異世界への転移を勧めてきます。

しかし異世界を救う自信がない月奈は神の提案を断りました。

ただ神の命令は絶対のため異世界への転移を拒否することはできません。

ここから始まるハイスペックなヒロインの異世界ライフを描いていく『異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。』

今回はキュートなヒロインが大活躍するSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

地味な生活を送りながら異世界の歴史を変えていく月奈の可愛らしい姿にご注目ください。

 

『異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

読書をしているうちに寝落ちした月奈の前に神と名乗る球体が出現しました。

月奈
「え、異世界転移?嫌です」

転移を断られた神は動揺してしまいます。

その理由はこれまで転移した人々が喜んで受け入れてくれたためでした。

月奈
「いや私アラサーなのでそういうのはちょっと・・・」

30歳を超えている月奈は異世界での新しい人生に興味がありません。

それでも神は転移して異世界を救ってもらいたいとお願いしてきます。

小説が好きな月奈は異世界転移を理解することはできました。

しかし自分が体験するとは思っていません。

月奈
「・・・さすがに私が世界を救うなんて無理があるんじゃ・・・こういうジャンル読まないんだけど夢に出るなんて・・・」

神は夢ではないことを説明しながら、他に転移された女性が大喜びだったことを伝えます。

月奈は説明を聞きながら、他の女性が転移されているのなら自分は必要ないと感じました。

また転移された女性たちが10代だったことで月奈は転移したくないと改めて思い始めます。

心の隅では剣と魔法の世界で活躍する自分を想像して心が揺れ動いていました

月奈
「私も若いころなら勢いだけで行ったかもしれませんがさすがにこの年になったら考えます、それに聞き流して無いですから、戦いがある世界って言ってましたよね?」

世界を救う具体的な方法を質問します。

神によると異世界に転移した人間は強い魔力を持つことになり、その魔力を使って異世界を安定させてほしいというものでした。

ここまでの説明を聞いても月奈は納得できていません。

月奈
「やはり私にはできません」

すでにアラサー女性の月奈は年齢の分、生活の土台が出来上がっています。

この安定した生活を捨てたくはありません。

また人間関係も構築できているので、異世界に転移されることにはデメリットが多過ぎます。

しかし神から異世界への転移は強制だと言われてしまいました。

戦いに関わることは無理だと思う月奈は改めて神に自分の運命を確認します。

月奈
「・・・絶対に行かなくてはいけないんですか?」

絶対に転移させると言う神は、交換条件としてどんな願い事でも叶えると言ってきました。

異世界でゆっくりと過ごすだけでなく、願い事も叶えてくれるという好条件に月奈の心が揺れ動きます。

さらに願い事をいくつでも叶えてくれるという条件に月奈が食い付きました。

月奈
「これは細かすぎるくらい願ったほうがいいわね」

まず初めに異世界の言語や一般常識について理解させてもらうことにします。

続いて異世界の人間が救世主の存在を知る方法を尋ねると、転移すると救世主の刻印が浮かび上がると伝えられました。

月奈は刻印を目立たない後頭部に付けてほしいとお願いします。

さらに騎士団のようなしっかりとした存在がある異世界への転移を求めました。

月奈
「じゃあそこの国の領地内で市街地から少し離れたところに住居兼喫茶店みたいなお店が欲しいです」

細かな要求を面倒だと感じた神は、月奈に想像したものを取り出せる能力を与えてくれます。

さらに魔法の教科書を読めばすぐに使える能力も与えてくれました。

月奈
「きわめて現実的な願い事を詰め込んでしまったけど、そうして私の異世界生活は始まった」

神が用意してくれたオセルという異世界で月奈の新生活が幕を開けます。

この異世界で月奈はブックカフェをオープンさせることにしました。

現実主義者の月奈に待ち受けている運命とは・・・!?

 

 

異世界への転移を命じられても冷静な月奈が印象的でした。

すぐに現実を受け入れ自分に有利な条件を交渉する姿は漫画ならではかもしれませんね。

現実主義者のヒロインが大活躍する『異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。』

いよいよ月奈の異世界生活がスタートしていきます。

冷静な月奈が異世界に様々な影響を及ぼす姿をお楽しみください。

後編

細かなお願い事を詰め込んだ月奈が異世界のブックカフェに転移されました。

想像力が平凡なためブックカフェはベタな設定になっています。

月奈
「神様が自動で覚えさせてくれた情報ではこの国の名はオセルというらしい」

オセルは高い壁と雪に囲まれた要塞化している大国で、敏腕騎士団が魔物から国土を守ってくれていました。

そんな大国の領土に月奈のブックカフェがオープンしたのです。

ブックカフェは1階がお店のスペースとキッチンを併設していて、2階が月奈の住居となっていました。

月奈
「私のお店・・・何から整えようかな?立地的にお客さんもあまり来ないだろうしバリバリ働きたいわけじゃないから・・・とにかく自分の好みの場所にしよっと」

まずは神様から授かった能力で本棚を創造します。

そして漫画喫茶のようなパーテーションも用意しました。

続いて本格的な個室とカウンター、アンティークの小物も取り揃えます。

月奈
「本を貸し出すんだから汚れ防止の魔法とかないかな?この魔法の教本は・・・あった!あとお客が来たら知らせてくれる魔法が載ってる本も・・・」

火が周囲に燃え移らない魔法をかけた暖炉も設置しました。

さらにオセルでは馬を移動手段にしているため馬留めの広場も準備します。

馬留めには自動で掃除する機能と盗難防止の魔法もかけておきました。

また季節が冬だったので温室効果の結界も張っておきます。

月奈
「ひとまず完成ね!」

月奈がイメージしていた通りの素敵なブックカフェが完成しました。

しかしオープンしたばかりのためすぐにお客が来るわけではありません。

暇な時間を使って月奈は読書と魔法の取得に力を注ぎます。

するとお客様がブックカフェに入店してきました。

月奈
「うわ、本物の異世界人!顔ちっちゃい!肌白い!モデルみたい!」

初めてのお客を笑顔で出迎えます。

お客は男性で騎士のような恰好をしていました。

イル
「・・・馬は外の広場に放してよかっただろうか?」
月奈
「はい、盗難防止の結界が張ってありますから自由に遊ばせてください」

高度な魔法が使われていることに男性は驚きを隠せません。

しかしそれよりも男性は店内に置いてある本の種類が気になっているようです。

イル
「ここはブックカフェと言ったが・・・」
月奈
「はい、店内の本はご自由にお読みいただけますよ、全て汚れを防ぐ魔法をかけてありますので飲食しながら読んでいただいても構いません」

月奈の気配りに男性は感心してくれました。

そのまま自分好みの本を探し始めます。

イル
「その本は・・・もう絶版では?」
月奈
「そうなんですよね!私も読みたくて捜していたんですけど、ようやく手に入ったんです、お読みになりますか?」

男性は大喜びしながら本を受け取ってくれました。

月奈は男性を席に案内するとお食事のメニューを渡します。

イル
「紅茶だけでこんなにあるのか・・・サンドイッチにスコーン、パンケーキ・・・しっかりした食事のメニューまで・・・」

メニューを見た男性はサンドイッチと紅茶を注文してくれました。

初めてのお客に食事を振る舞うため月奈は気合を入れます。

月奈
「よし!まずは新鮮な食材を・・・最後の仕上げに・・・回復魔法!これでよし!」

完成した食事を振る舞うと男性は美味しさに大満足してくれました。

またお代わり自由の紅茶でリラックスできます。

イル
「は?安すぎる・・・間違いではないのか?」
月奈
「いえ、当店ではもともとこの値段でやっていますので」

リーズナブルな価格も男性客を喜ばせました。

するとここでカウンターに置かれている本に気付きます。

イル
「これは以前買い逃した・・・こっちも読みたかった本だ・・・まだ今日の本も読みかけだし明日また来るつもりだ、できればこの本を取り置いてもらえないだろうか?」
月奈
「ええ、いいですよ、このお店趣味でやってるので宣伝もしていなくて・・・今のところ貴方が最初でたった一人のお客さんなんです」
イル
「俺が初めての客なのか・・・」

男性はしおりに名前を書いてからブックカフェを去って行きました。

手を振る男性を月奈は笑顔で見送ります。

月奈
「イルさんか、初めてのお客さんが良い人そうで嬉しいな、イケメンだし最初は近寄りがたい人かと思ったけど大人っぽくて落ち着いてて本の趣味も合いそう」

自分と同じようにイルも本を読むことでストレスを発散しているのかもしれません。

そんな月奈の想像通りイルは大きな悩みを抱えていたのです。

イル
「城の救世主も彼女のようなら良かったのだが・・・」

実はオセルの騎士団長を務めるイルは救世主として現れた少女の存在に苦しめられていました。

神様が異世界を救うため転移させた救世主に苦しめられるオセルが辿る運命とは・・・!?

 

『異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。』を読んだ感想

序盤はほんわかとした心温まるストーリーになっていますね。

しかしイルが抱えている悩みが物語を複雑にさせていきます。

ヒロインが自由な生活を満喫する『異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。』

ハートウォーミングな内容とファンタジー要素が見事にマッチした物語です。

救世主として活躍する月奈の姿をご堪能ください。

 

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