今回は「原作 ちんねん 漫画 能一ニェ」先生の『神辺先生の当直ごはん』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『神辺先生の当直ごはん』はこんな漫画(あらすじ)
勉強にだけ自信を持っていた平野は能力を活かすため小児科医になりました。
しかし研修後の業務で壁にぶつかってしまい自身を失くします。
そんな状況を救ってくれたのが先輩の神辺先生でした。
風変わりな神辺は医局で調理することをライフワークにしていて、落ち込んでいた平野を美味しい食事で救ってくれたのです。
ただ小児科を受診する患者は変わった理由が多いので、平野に気の休まる時はありません。
すると現在の日本では常識となっている予防接種を拒否する母親と出会いました。
様々な患者と出会うことで成長していく小児科医を描いていく『神辺先生の当直ごはん』!
今回はグルメ漫画の要素を加えた医療系ドラマの第2話と第3話について、ネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。
真っ直ぐに病気と向き合う医師のカッコ良さを目に焼き付けてください。
『神辺先生の当直ごはん』の魅力紹介(ネタバレ含む)
第2話
小児科医の平野が医局に戻ると神辺の机にセロリなどの野菜が置かれていることに気付きます。
不思議な光景に戸惑うのですが、すぐに救急外来から呼び出されました。
この日も平野は泊まりで診察を担当しなければなりません。
昼の疲れが残っているので、平野は神辺の当直ごはんが食べたくなっていました。
しかし机の上に置かれたセロリは食べたくありません。
自分が小児科医になったことで平野は気付いたことがあります。
それは変わった理由で受診する患者が意外と多いことでした。
本日最初の患者もブラジャーを離さないという理由で母親に連れて来られています。
患者は母親のブラジャーが無いと寝ることができず、取り上げると泣き出してしまう状況でした。
普通の大人なら下らない理由と思うかもしれません。
しかし母親は祖母に病気かも知れないと言われ心配になっていました。
それでも平野が大丈夫だと言ってくれたので安心して診察室を出て行きます。
次の患者は鼻の穴にビーズが入ってしまった子供でした。
子供の兄が心配しているのですが、この時間だと耳鼻科の先生は病院内に残っていません。
平野がビーズを上手に取ってあげました。
すると自分の方が大きいビーズを入れたと兄が喜び始めます。
この兄弟はどちらが大きなビーズを入れられるか競走したことで、弟の鼻に入れたビーズが取れなくなっていました。
少し呆れてしまう平野が次に担当するのは風邪の症状が出ている1歳の女の子です。
女の子は4日前から熱が出ていて食欲もありません。
ホッとする平野に女の子の母親は仕事終わりに来てしまったことを申し訳ないと言ってくれます。
母親の言葉は時間外診療で疲れている平野にとってありがたいものでした。
しかし癒されたのも束の間で、強い腹痛を訴える15歳の男子が搬送されてきます。
右下腹部の痛みを朝から訴える男子は典型的な虫垂炎でした。
平野はもっと早く受診して欲しかったと思いながら手術を勧めます。
ですが母親は麻酔や手術を怖がっているので受け入れてくれません。
仕方なく平野は検査結果を集めることにします。
すると虫垂が膨大して石も見つかりました。
この状況は思っていた通り手術が必要なため外科医の先生に連絡をします。
残ってくれていた神辺が外科医と連絡を取ってくれました。
助けられた平野は神辺に疲れていることを見透かされます。
変わった患者は昔から少なくありません。
平野も自分が好き嫌いが多いという理由で病院に連れて来られた変な患者だったことを思いだします。
神辺の言葉で少し救われた気がしました。
その後、風邪を引いた1歳の女子の採血結果を確かめていると、炎症反応が高いためもう一度診察することにします。
すると先程よりも具合悪そうにしていました。
母親はどうして娘に予防接種を打っていないのでしょうか!?
第2話では少し変わった症状の患者が紹介されていますね。
子供の異変を心配する親が変わった症状でも受診することは小児科には避けられない事なのかもしれません。
小児科の実態を丁寧に描写していく『神辺先生の当直ごはん』!
親によって子供の育て方がそれぞれ違うことを伝えてくれています。
考え方の違いと向き合わなければならない小児科医の難しさを体感してみてください。
第3話
結核や風疹、細菌性髄膜炎など乳幼児への予防接種はとても恩恵が大きなものになっています。
戦後は成人と幼児を合わせると年間数万人がさまざまな感染症で死亡していました。
しかし予防接種が行われるようになった現在は死者の数がほぼゼロに近い数まで抑えられています。
そんな予防接種を打っていなかった女児の診療が始まりました。
症例を説明してから女児の腰椎に穿刺を行っていきます。
治療を始めた平野は知識がいつから常識になるのか考えていました。
解熱剤に病気を治す効果はなく、抗生剤は風邪を治療するものではありません。
最初は予防接種で防げる感染症が多いことは知られていませんでしたが、今では当然の常識になっています。
今回の女児は脳を包む髄膜に付着した菌が増殖し炎症を起こす細菌性髄膜炎を発症していました。
細菌性髄膜炎は無治療での死亡率は20%で、治療した場合も後遺症が20~30%残ってしまう危険な病気です。
危険な病気なのですが原因菌に対する予防接種の普及で発症率は大幅に減少していました。
そのため予防接種を打っていれば女児が痛みに苦しむ必要はなかったのかもしれません。
女児の治療をしながら入院の指示は済ませたのですが、呼吸が不安定になり意識状態が悪化してきました。
挿管してからチューブを入れてテープで固定します。
その間に神辺がICUに連絡をしてくれました。
女児の母親は医学を信用できていないかもしれません。
母親の考えに想像を及ぼしながら女児をICUに搬送しました。
ICUに運んだことで安心した平野は肩を撫でおろします。
ですが師長から女児の母親がワクチン忌避であることを聞かされました。
ワクチン忌避は予防接種の安全性に懐疑的な人たちを指していて、科学的根拠がない論文を信用した人たちがワクチン接種を拒否しているのです。
他にも製薬会社の陰謀説や、宗教的な理由で接種を打たない人が後を絶えません。
女児の母親もブログで予防接種は打ちませんと宣言していました。
ですが検査結果から細菌性髄膜炎だということはハッキリしています。
それでも医師が予防接種を強要することはできません。
現実問題として女児は細菌性髄膜炎によって苦しい思いをしているのです。
しかし母親は自分の信念を曲げようとはしません。
医学の話は難しく理解できないのですが、母親は原因の分からないことを仕方がないと割り切ることができないのです。
平野が頭を抱えている頃、神辺は別室で髄膜炎の原因を調べていました。
女児を苦しめる髄膜炎の原因は何なのでしょうか!?
神辺と平野が女児を救うため奮闘する様子は実際に漫画を読んでご自身の目でお確かめください。
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『神辺先生の当直ごはん』はこんな人にオススメ
本格的な医療漫画とグルメ漫画が融合した新感覚の傑作漫画に仕上がっています。
両方のジャンルが好きな人を満足させる面白さと、病気について真正面から向き合うことの大切さを学べる有意義な時間を味わってみてください。
医療と食事に興味がある人へオススメしたい『神辺先生の当直ごはん』!
特に第2話からは予防接種に対する人それぞれの考え方がテーマになっていて、医学に対する信頼性を考えさせられる内容になっています。
昨今のコロナワクチン問題と重なるテーマに向き合うことで、個人的な考えと社会のバランスを両立することの難しさを感じ取ってください。
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