『魔王の始め方 THE COMIC』のネタバレ(漫画)!

今回は「原作 笑うヤカン 漫画 小宮利公」先生の『魔王の始め方 THE COMIC』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『魔王の始め方 THE COMIC』はこんな漫画(あらすじ)

70年に及ぶ研究の集大成によってオウルは魔王として世界を征服できる能力を手に入れました。

オウルがまず始めたのは自らの牙城となる地下ダンジョンを建造することです。

ダンジョン建造のサポート役としてサキュバスの妖艶な美女リルと契約したことで、オウルの野望が動き始めました。

まずオウルは魔王として近隣の村を襲撃することにします。

しかし魔力は世界有数の実力を誇っていますがオウルには実戦経験がありません。

そのためリウにサポートしてもらいながら始まった魔王の始め方とは・・・!?

人間を信用できない主人公が世界征服に挑む『魔王の始め方 THE COMIC』

今回は人気ダークファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

美女を伴って世界を支配しようとする魔王の冒険劇を目に焼き付けてください。

 

『魔王の始め方 THE COMIC』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

老人が洞窟の中でツルハシを何度も振り上げて穴を掘っています。

洞窟に穴が開くと老人に喜びが込み上げてきました。

オウル
「フハッハハハッハハ、やった!この味わいさえ感じるほどの芳醇な魔力!遂に見つけ出したぞおおお!」

不思議な空間から謎の液体を小瓶に注入していきます。

その小瓶を地面に置くと奇妙な呪文を唱え始めました。

すると老人の身体が若返っていきます。

オウル
「力が溢れてくる・・・これが若い肉体というものか、おっともう一杯になるか」

小瓶に注入している液体が一杯になってきたので、小瓶のサイズを大きくしました。

続いて地下の殺風景な空間を自分好みに変化させていきます。

そして自身にも豪華絢爛な衣服を纏わせました。

次に指を噛み流れ出てきた血液で魔法陣を完成させます。

魔法陣に向かって呪文を唱えると、美しいサキュバスが現れました。

リル
「・・・わたしを呼んだのはあなた?じゃあ呼んでくれた御礼にとびきりの夢を見せてあげる、この魔法陣を消してもらえる?このままじゃその素敵な唇にキスする事もできないわ」
オウル
「それはできないな、その魔法陣を消せばお前はすぐさま俺の魂を奪い魔界に戻る気だろう、消すのは契約を結んでからだ」
リル
「あーあ、つまんないの、ちょっとした冗談じゃない、これだけ魔力を用意できる魔術師がそんな手に引っ掛かるわけないっての、で?わたしは何をすればいいわけ?」

淫魔のサキュバスのリルは自分を召喚した目的を尋ねてきます。

リムは男としての喜びを与えてほしいと思っていたのですが、若返ったオウルの目的は快楽を求めることではありません。

オウル
「お前にはダンジョンを作ってもらいたい」
リル
「はい?」
オウル
「いまだかつて誰も見た事のないような深く広く凶悪な迷宮を、無数の罠と怪物どもと財宝が待ち受ける大迷宮にしたい」

思ってもみなかったオウルの願いにリルは困惑してしまいます。

しかし冷静に考えると怒りが沸き上がってきました。

リル
「はぁぁ?あのね、わたし淫魔なんですけどそんな肉体労働ゴーレムかゴブリンにでもやらせなさいよ!」
オウル
「ふー、慌てるな、無論穴を掘る作業はそういった者どもに任せる、だがそれ以外の膨大な作業を手伝う者が要るのだ」

ダンジョンを建造するためには通路や部屋の分配を考えなければいけません。

さらに罠や怪物が出現するポイントも考える必要があります。

このままダンジョンが大きくなっていけば脅かそうとする存在も出てくるので、対処法についても考慮しなければなりません。

考えるべきことが無数にあるため、オウルはリルにサポートを求めていました。

リル
「それは分かったけど何でわたしなわけ?」

オウルがリルを選んだ理由は3つあります。

まず1つ目の理由はオウルが人間を信用していなく、契約に忠実な悪魔を選んだことでした。

さらに淫魔を選んだ理由は賢くて人間の感情の機微にも聡いためです。

オウル
「第三に・・・どうせ傍に置くなら見てくれだけでも美しく若い女が良い、だからお前を選んだ」
リル
「ふうん・・・なるほどね、いいわ、その仕事手伝ってあげる」

こうしてオウルとリルは契約を結ぶことになりました。

オウルはここからどのように世界征服を企てていくのでしょうか!?

 

 

人間なのに世界征服するため魔王になろうとしている主人公の姿が斬新ですね。

そして人間を信用しない理由でリルを召喚したことも新鮮でした。

優れた魔力で世界を支配しようとする主人公の野望を表現した『魔王の始め方 THE COMIC』

魔力だけでなく高い知能指数で様々な謀略を練っていくオウルが魅力的な物語です。

感心しながら魔王の始め方をご覧ください。

後編

信用を重んじるオウルは自分を陥れることを防ぐため、細かな条文を記載した契約書を提示します。

オウル
「汝サキュバスよ、この契約に従い名をもって我が力となるか?」
リル
「我が名リルシャーナにかけて誓う、契約に従いあなたに力を貸しましょう」

面倒くさがりのリルは細かな契約内容に目を通しませんでした。

それでも2人の契約が成立しました。

オウル
「ではこれからよろしく頼むぞ、俺の事はオウルと呼べ」
リル
「はいはい、わたしはリルでいいわ、よろしくねオウル・・・ところでさっきから気になってたんだけど・・・これ何」
オウル
「これか、そうだな、ダンジョンコアとでも呼ぼうか、これからのダンジョン作りの核となるものだ」

リルが気になっていたのは地面に置かれた瓶の中身です。

瓶の中身を説明するためオウルが魔力とは何か質問してきました。

リル
「馬鹿にしないでよ、わたしこれでも悪魔よ?魔力は全ての魔に関わるものの根源、魔法も魔物も・・・そして勿論わたし達悪魔もそれを源にしてる」

この世界を捻じ曲げ作り変えるため総清酒が作り上げたものが魔力なのです。

魔力は土や大気、水や生き物などありとあらゆるものに内在しているのですが、その大部分は地中に存在していました。

オウル
「地中の魔力は一つのところに留まっているわけではなく道や河のように流れている、この魔力の道を龍脈という」
リル
「・・・で、それとこれと何の関係があるわけ」
オウル
「今いる場所はその龍脈の真っ只中だ、このダンジョンコアはその龍脈の魔力を吸い上げることができる」

瓶の中身は液体状になった魔力だったのです。

並の魔術師では一滴や二滴ほどしか魔力を扱えません。

しかしオウルは人間の魔術師が扱える量を遥かに超える魔力を集めていました。

さらにオウルは必要な分だけ使うため魔力を瓶の中に閉じ込める工夫を施しています。

リル
「完全に魔力を遮断って・・・すごい技術ね、そんな事が本当に可能なの?」
オウル
「ああ、我が70年に及ぶ研究の集大成だ、ようやくここまで漕ぎ着けた」
リル
「70年て・・・あんた本当は何歳よ・・・まあいいわ、大体納得した、こんな濃度の魔力を無尽蔵に得られるならそれこそ世界を統べる事も可能かもしれない・・・で、ダンジョン作りってまず何から始めるの?」

オウルはまず情交でリルの体内に移動型のダンジョンコアを仕込みました。

その後、近くの村を襲撃することにします。

しかしオウルは研究の大半をダンジョンコアに費やしてきたので戦闘経験がありません。

魔力の取り扱いは優れていても荒事には向いていないため、手練れの剣士が現れれば窮地に立たされてしまいます。

オウル
「つまりお前だけが戦力という事だ、頼んだぞ」
リル
「いいわ、皆殺しにしてやる!よしじゃあまず一人目・・・」

リルが娘を襲撃しようとするのですがオウルに止められました。

オウルは逆らわない村人を利用するつもりなのです。

しかし娘が連れて来た村の長はオウルに従うつもりはありません。

暗器を仕込んだ村長が2人に襲いかかってきました。

もちろんオウルには戦闘技術がないのでリルが村長と対峙します。

リル
「く・・・こいつ強い・・・!わたしじゃ敵わない、逃げよう!」

どう見ても劣勢なのですがオウルは逃亡を許しません。

オウルはこの状況を打開する秘策を用意していました。

オウル
「今だ殺せ、後は戦闘の訓練も積んでない有象無象だ、任せたぞリル、ガーゴイル」

背後から現れたガーゴイルが村長殺害したのです。

頼みの綱だった村長を失ってしまった村人たちはリルとガーゴイルによって皆殺しにされました。

リル
「ねえ、いつの間にガーゴイルなんか置いたの?村の石像を魔力で操ったのかと思ったら本物なのね、びっくりしたわ」
オウル
「あれを置いたのは大体30年前だな、この辺に龍脈があることは50年も前には気づいていたから足掛かりにする為、行商に化けて魔除けの像として村に売りつけた」

本物のガーゴイルを村人は精巧な像だと思い込んだそうです。

その上でガーゴイルを通じてオウルは村の情報を収集していました。

周到に計画を進めてきたオウルは村長が名の知れた剣士だったことも知っていたのです。

素直に従わないことも分かっていたので、殲滅しやすいように村人を一カ所に集めました。

リル
「なるほどね・・・本当あんた嫌になるくらい周到で狡猾ね」

こうして世界征服を企むオウルの侵略が幕を開けたのです。

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魔王の始め方 THE COMICのネタバレ(第2話)!

2022.06.16

 

『魔王の始め方 THE COMIC』を読んだ感想

完璧なダークヒーローが魅力的なファンタジー漫画に仕上がっていると思いました。

狡猾で残忍な手段で人間を殲滅していく姿には惚れ惚れしますね。

人気小説を漫画化した『魔王の始め方 THE COMIC』!

正統派のヒーローが活躍するSFファンタジーに飽きた人はこの漫画を読んでみてください。

ダークヒーローが活躍する様子に気分が高まるはずですよ。

 

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