『創世のタイガ』のネタバレと感想!最新刊はいつ発売するの?

今回は「森恒二」先生の『創世のタイガ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『創世のタイガ』はこんな漫画(あらすじ)

大学生のタイガは、同じゼミ仲間と卒業旅行先のオーストラリアに向かいました。

凡庸な人生に明るい未来がないと悲観的なタイガと、彼を元気づけようと明るく振る舞う仲間たち。

そんな彼らは偶然発見した洞窟の中で、ガイドブックに記載されていない古代の壁画を発見しました。

世紀の大発見かもしれないと喜ぶタイガたちだったのですが、直後に洞窟が崩落してしまいます。

どうにかこの窮地を脱した彼らだったのですが、外に出るとそこは恐竜のような巨大な生物が歩き回る別世界でした。

未知の世界に突然タイムスリップしてしまった若者たちのサバイバルを描く『創世のタイガ』

今回はこちらのアドベンチャー漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

大人気漫画家の最新作を是非この機会にチェックしておいてください。

『創世のタイガ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

卒業旅行で訪れているオーストラリアの大地を歩きながら、タイガが友人のアラタに自分のネガティブな想像話をしています。

タイガ
「だから・・・夢想だよ、逃避がますますひどくなる」
アラタ
「そんなの誰でもあるだろ?」
タイガ
「何かこうさ、大学もいよいよ卒業ってなるともうわかっちゃうよね、自分が何者でもなかったなぁ・・・って」

タイガにはこの先の凡庸な人生のラストが想像できているようでした。

アラタはこの考えに共感できる部分もあるのですが、タイガよりもポジティブな考え方の持ち主です。

アラタ
「これだけ情報が溢れてるとな、オレらの世代は敷かれた道を歩かされてる感は、確かになぁ・・・でもわかんねぇぜ!」

平凡な人生だったとしても、一生懸命生きていれば明るい未来が待っているかもしれないと考えていました。

ですがタイガにはこの先の人生を一生懸命生きていく自信がありません。

そんな会話をしている2人を見ていたゼミ仲間の女子は、彼らを青臭いと馬鹿にしています。

個性のバラバラな男女7人でオーストラリアまでやって来たタイガたち。

せっかく海外まで来たということもあり、卒論のテーマにしようと先住民の生活や壁画を調査しようということになっていました。

しかしその途中、目的とは別のワイナリー工場に向かうことになっていたのです。

アラタ
「大丈夫か?タイガ、いや・・・その、ムリに誘ってちまったかなーって」
タイガ
「そんな事ないよ」

実はこの旅行に向かう半年前、付き合っていた彼女にフラれていたタイガ。

アラタはその事を気にしているようなのですが、タイガは気分転換になって良かったと思っているようです。

そんな中、高台から目的地のワイナリーを探していたアラタが洞窟を発見しました。

7人が洞窟に近づいてみると、それはかなり巨大なものだったため男性陣の冒険心に火が点きます。

アラタ
「ちょっと・・・行ってみる?」

アラタの提案に対してどうしようか悩む女性陣。

ですが悩んでいるうちに、アラタが洞窟の中に入っていってしまいました。

仕方なく全員で洞窟の中へ入ることにします。

タイガ
「この時僕達は全く何も考えてなかった・・・と思う、割と治安の良い国で、昼間で・・・皆んながいて僕らは普通の、本当に普通の・・・」

タイガの言葉通り、アラタ、レン、ユカ、リカコ、チヒロ、リクの仲間たちは、この先の未来に何が起こるか予想もしていなかったのです。

冒険を楽しむかのように洞窟の奥まで足を運んでいく7人。

奥に行くにつれ暗くなってきたため、タイガがライトで洞窟を照らします。

するとそこには人々がマンモスなどを狩猟する様子を描いた壁画がありました。

その壁画はガイドブックにも掲載されていないため、7人のテンションが上がっていきます。

もしかすると第一発見者になれるかもしれないと大喜びする仲間たち。

タイガ
「平凡な自分に日常がフっ飛ぶような出来事は一生起きない、そう思ってた、本当にそう思ってたんだ」

これがタイガの凡庸な人生に劇的な変化が起こった瞬間だったのです。

しかしこの出来事は決して彼らを幸せへと導くものではありません。

この出来事こそ何も考えずに洞窟の奥を探検してしまった彼らに待ち受ける、残酷すぎる物語のプロローグに過ぎなかったのです。

一体ここから彼らにはどのような運命が待ち受けているのでしょうか!?

どこにでもいる普通の大学生として卒業旅行を楽しんでいるタイガたち。

少しだけ青臭い話をしながら、旅行先のオーストラリアの大自然を満喫していました。

しかし偶然見つけてしまった洞窟が、彼らの人生にとって大きなターニングポイントとなってしまうのです。

命に対して真摯に向き合う漫画を数多く生み出している森恒二先生の最新作となっている『創世のタイガ』

今作も命というテーマを壮大なスケールで描いています。

引き続き哲学的な物語の魅力をじっくりと味わっていってください。

後編

壁画の圧倒的な大迫力に興奮するタイガたち。

タイガ
「すごい・・・これ・・・は」
アラタ
「オイ触るなよ」
タイガ
「わかってる」

触らないように注意しながら壁画をじっくりと観察していきます。

するとこの壁画が相当古いということと、オーストラリアの先住民であるアボリジニーを描いたものではないということが分かりました。

どの時代の物かまでは断定できませんが、歴史的な大発見であるということは間違いなさそうです。

仲間たちが大騒ぎする中、タイガも同じように胸が熱くなっていました。

タイガ
「ドキドキしていた、自分の人生にこんなドラマが起こるなんて、壁画はまるで自分を新しい世界へ導いてくれているように輝いて見えた」

そんなタイガの顔をアラタがジーっと見つめています。

アラタ
「へへ、いや・・・な、オマエもそんな顔するんだなぁ・・・って?初めて見たぜ」
タイガ
「そ・・・そう?」

少し照れ臭そうにするタイガだったのですが、アラタの言う事はあながち的外れではありませんでした。

これまでの人生で何かに心の底から感動したという記憶がないタイガ。

そんな自分のことを感情が乏しいと思い、コンプレックスに感じていたのです。

生まれて初めて感動を味わったタイガの胸は、涙が出そうになるほどの喜びで溢れていました。

しかし次の瞬間、この場にいた全員が頭痛を訴え始めます。

アラタ
「オイ!ヤバイぞ!ガスかもしれない!皆んな口をふさげ!」

洞窟に溜まったガスは有毒性のある物だったり、可燃性のある物の可能性もあるためすぐに逃げ出す準備を始めました。

慌てて逃げ始めたのですが、急に洞窟が崩落してしまいます。

タイガ
「マジか・・・こんな、こんな所で死ぬのか?何もないままオレ終わる・・・の?」

崩落の激しさに死を覚悟するタイガ。

ですが崩落が収まると小さな灯りと共にアラタの声が聞こえてきました。

アラタ
「オイ!皆んな・・・聞こえるか!!タイガ!無事か!?」
タイガ
「アラタ・・・多分・・・大丈夫、ユカも」

すぐそばにいたユカの安否も確認することができました。

アラタ
「オイオイ、今ので全員無事ってラッキーだな、オレ達!」

なんと洞窟が崩落したにも関わらず全員が無事だったのです。

奇跡のような出来事を喜び合う仲間たち。

しかしまだ洞窟から脱出できたわけではありません。

そのため全員で出口を探して歩き回ることにしました。

くねくねとした曲がり道を歩くうちに方向感覚が失われていく中、時間の感覚すら無くなるほど歩き続けます。

するとここでタイガがあることに気がつきました。

タイガ
「あ・・・何か・・・風・・・が」

タイガの言う通り歩いている先の方から風が吹いてきています。

ようやく出口を見つけたと思い全員が走り始めました。

アラタ
「出られるぞ・・・ちょっと・・・冒険だったか!!」
タイガ
「かなりな」

肩を叩き合ったり抱き合ったりしながら喜びを分かち合う仲間たち。

しかし外に出てみるとそこには見たこともない景色が広がっていました。

明らかに洞窟の外とは違う光景に全員が動揺しています。

するとここで彼らの動揺を恐怖へと変えてしまう恐ろしい出来事が起こりました。

なんと彼らの目の前に馬のような姿をした巨大な生物が現れ、巨木を貪るようにして食べ始めたのです。

タイガ
「その異形の生物は、ここが明らかに僕らの住む世界と違う事を物語っていた」

誰もこの生物について説明できる者はいませんでした。

そのため全員の表情に絶望の色が浮かび上がっていきます。

タイガ
「もちろん自分もそうだ、恐怖と不安でおかしくなりそうだった・・・だけど・・・だけど・・・何だ?」

恐怖とは違う感情が沸き起こり、それが自分の胸を熱くさせていることを感じているタイガだったのでした。

果たして彼らは異形の生物とどのように対峙していくのでしょうか!?

ネタバレはここまでになりますので、目が離せないこの先の展開は実際に漫画を読んでご自身の目でお確かめください。

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『創世のタイガ』の最新刊はいつ発売するの?

見所が満載でスリリングな展開が魅力的な『創世のタイガ』

命という思いテーマを扱い注目を集めています。

次回作となる第4巻は2019年11月21日頃の発売が予想されています。

そんな話題作の最新刊となる第5巻は2019年5月23日に発売されました。

極限のサバイバル冒険劇の新たな展開を心待ちにしましょう。

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