※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!
『死役所』はこんな漫画(あらすじ)
生と死の中間地点に存在している『死役所』。 どのような理由であっても命を失った者は必ずこの場所を訪れることになっています。 『死役所』は罪を背負うことなく天寿を全うした人を天国へいざない、罪を犯した人は地獄へと案内していくのでした。 亡くなったからこそ自分の一生を振り返ることができる登場人物たち。 この物語は『死役所』を舞台に、死者の人生がどのような意味を持っていたかを問いかけていきます。 連載開始以来、多くの注目を集める人気コミックの魅力に触れてみてください。『死役所』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
物語の冒頭、高層マンションから少年が飛び降り自殺をしようとしています。 冷や汗を浮かべながら地上を見つめる少年は、直立不動したまま飛び降りてしまいました。「何だここ・・・僕マンションから飛び降りて・・・」
「こんにちは、自殺ですね?自殺の方はこちらです、どうぞ」
「自殺申請書・・・?あ・・・す、すみません」
「いえいえ、お気になさらないでください、お客様は仏様ですから、では書いていきましょうか」
「自殺した場所・・・自宅のマンション、自殺の方法・・・」
「鹿野さんすみません、こちらは具体的に書いていただけますかねぇ、”いじめ”だけですとね、受理されない場合があるんですよ」
「何そんな顔してんの太一くーん、大丈夫だよ、俺手先器用だしー」
「動くなよ?間違って切り落としても、俺知んないよー」
「何でこんなこと書かなきゃいけないんですかっ!?どうでもいいじゃないですか、僕はもう死んでて自殺してて、僕はただ死んで楽になりたいだけなのに」
「鹿野さんお気持ち大変よくわかります、しかしですねー成仏するのに必要な手続きですので、まあ落ち着いてゆっくり書いていきましょうねぇ」
「何なんだこの人、いちいち人を小馬鹿にした言い方で、何がお気持ち大変よくわかりますだよっ」
「あ、鹿野さん、遺書を書かずに自殺されたんですか?」
「悪いんですかっ・・・」
「いえいえ、何か遺書の代わりになるものは残していらっしゃいませんか?」
「机の上に日記が・・・」
後編
シ村が鹿野の家族構成を調べたところ、彼は4歳の時に両親が離婚をしていました。 その後、母親は社会的地位の高い男性と再婚をしています。「失礼ですが自殺の一因はご両親にもあると書かれていませんか?」
「まあ書いてますけど・・・」
「あーそうですかー、もしかしたら日記発見時にご両親が恥じて処分されるかもしれないですねぇ」
「で、でも僕をいじめてたヤツは自分のせいだって気付きますよね、そしたらアイツら殺人犯に・・・」
「んー、鹿野さん、いじめっていうのはですね、やった方は自覚がないものなんですよぉ、遺書がなければ裁くことも難しいでしょうしおそらく皆すぐにわすれてしまうでしょうねぇ」
「僕の死体見て・・・お義父さんとお母さんどう思ったかな、どうも思わないかな、僕に無関心だったし・・・」
「あ・・・う・・・うしお・・・何で・・・牛尾がっ・・・」
「てめーが自殺なんかしやがるから、てめーのせいで俺が殺されたんだ!」
「こ、殺されたって・・・誰に・・・」
「親父だよ、てめーのっ!」
「鹿野さん、本日が手続きの締切ですがどうされますか?」
「え・・・締切とか知らないんですけど」
「太一、お前手続きすんなよ、永遠に彷徨えよ、てめーのせいで俺殺されたんだし罰だ罰」
「彷徨ってれば・・・他の死んだ人に会えるかもしれないですよね」
「そうですね」
「じゃあいいです、手続きしなくて、お義父さんが死んだら会って謝りたいんです、僕のせいで牛尾なんかを殺させることになって、僕の為にわざわざこんな屑を」
「永遠に彷徨ってろ、俺は一人で天国に行ってやるよ」
「あの・・・ちょっとだけ生き返って生きてる人と話すとか出来ないですか・・・」
「申し訳ございません鹿野さん、現世への帰還は条例により出来ないことになっております」
「じゃあ成仏して生まれ変わってお義父さんに会うとか・・・」
「申し訳ございません、生まれ変わりは天国へ行った方しか出来ないことになっておりまして、鹿野さんが天国へ行けるかはこちらでははっきりとわからないんですよ」
「あれ、でも牛尾の奴さっき天国に行くって・・・」
「悪質な強要や傷害、間接的な殺人、地獄行きの要素は揃っていますね、殺されたので天国行きだと勘違いされたんでしょうね」
「あの・・・お義父さんが死んでここに来たら伝えてもらいたいんですけど・・・迷惑かけてごめんなさいって・・・いや、お義父さんともっといろんな話したかった・・・って出来ますかね」
「よろしいですよ、お客様は仏様ですから」
『死役所』の最新刊情報!
人の死に寄り添いながら、死んだ人間の人生がどのような意味を持っていたのかを問う『死役所』! 感動的なストーリーが多くの読者から支持を集めています。 次回作となる第21巻は2022年7月12日頃の発売が予想されています。そんな人気コミックの最新刊となる第20巻は2022年2月9日に発売されました。 新たな登場人物の命について問いかけるであろう次回作の発売を心待ちにしましょう。 ちなみに次回作の発売日はあくまでも予想となっていますので、諸事情により発売日に多少のズレが生じた場合はご了承ください。電子書籍を無料で読んでみませんか?
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