みどりの台所のネタバレ(漫画)!肉植に支配された世界とは?

今回は「秋ヨシカ」先生の『みどりの台所』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『みどりの台所』はこんな漫画(あらすじ)

自宅で眠っていた15歳の種田みどりと9歳の妹さくらが目を覚ますと、街中に動物の肉を吸収する植物が生えていました。

肉植と呼ばれるこの植物のせいで街中から動物の気配が消えてしまいます。

どうしてこのような事態になってしまったのかは分かりませんが、みどりはさくらを守りながら生きていかなければいけません。

両親の無事は確認できていませんが、みどりは衣食住をまかなえる環境を探し大手通販サイトの物流倉庫に辿り着きました。

生活必需品は何でも揃っているので生活には困りませんが、お肉を食べたいとさくらが駄々をこねてしまいます。

動物がいなくなった世界で妹の我儘に応えるためみどりが作る創作料理とは!?

不思議な世界で生きる姉妹の食生活を描いていく『みどりの台所』

今回はファンタジーとグルメを掛け合わせた漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

肉を食べる植物に囲まれながら必死に生きる姉妹の姿を目に焼き付けてください。

 

『みどりの台所』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

15歳の種田みどりは全てを投げ出したくなる時も、どんな環境に身を置いても気が付けば台所に立っていました。

大手通販サイトの物流倉庫で暮らしている現在も台所で料理をしています。

種田みどり
「さくら、おはよう、朝ごはんできたよ、あんたの好きなベーコンエッグだよ」

動物がいなくなった世界で生きているさくらは、朝食がベーコンエッグが嘘だとすぐに見破りました。

それでも無理やり起こされてしまったので、しかたなく朝ごはんを食べることにします。

種田さくら
「静かだからだ、コケコッコーとか朝っぽい鳴き声が欲しい、じゃないと朝ではない」
種田みどり
「・・・探せばあるんじゃない?そういう目覚まし時計」

物流倉庫には探せば目覚まし時計があるかもしれません。

しかしさくらは探すのが面倒くさいようです。

種田さくら
「あ、お姉ちゃんが鳴いたらいいんだ、はい!どうぞ!」
種田みどり
「・・・食べなさい」

下らない遊びに付き合う気はありません。

さくらは朝っぽくない雰囲気だけでなく、朝食のメニューにも不満があるようです。

種田さくら
「はあ、またSoybean soupか・・・」
種田みどり
「栄養あるんだから食べなさい、それにいつもの大豆スープじゃないよ、ついに玉ねぎが採れたの、甘くておいしいよ」
種田さくら
「・・・ハトが豆鉄砲を食らうって言うけど、撒いておけばハトが来るのではないだろうか、ハトって食べれる?」

最近は覚えた言葉を適当に使うので、みどりはさくらに呆れていました。

しかし大豆を投げて鶏や豚を襲撃させようとする行動は許せません。

種田みどり
「こら!」
種田さくら
「毎日お肉食べてたのに!お肉食べたい!どうにかしてよ!お姉ちゃん」

お肉が食べたいと駄々をこね始めます。

ドタバタする妹に付き合っていられません。

時間が経てば忘れるのでみどりはこの場を離れることにしました。

種田みどり
「ある日母親が米国勤務を終えたという父親を連れてきた、母にとってそれが私の幸せだった、こうして私に妹ができた」

泣きわめく妹を置いて畑へ行くことにします。

現在のみどりはさくらと2人きりで大手通販サイトの物流倉庫で暮らすようになっていました。

みどりとさくらは自宅で暫く眠っていたらしく、目が覚めると街中に肉植が生えていたのです。

種田みどり
「なんとなくそれを肉植と呼んでいるのはありとあらゆる動物の肉を吸収し生息しているようだからだ、そのおかげか鳥も虫も人さえもいない、動物の気配が消えてしまった」

肉植は動物なので動きが鈍いため襲われることはまずありません。

しかし繁殖力が高いので倉庫の屋内に侵食しないよう刈り取るようにしています。

おそらく肉植の影響でさくらにはアレルギー反応のようなものが出るので外に出すわけにはいきません。

なのでさくらだけ倉庫にこもって荷物の整理をしてもらっています。

種田みどり
「・・・ここに来てもう3カ月か、衣食住がまかなえる環境を探したどり着いたのがここだ」

大手通販サイトの物流倉庫ではスーパーと同じく保存食は荒らされた形跡がありなくなっていました。

それでも植物の種や食器や衣服、家具などは無事だったので生活必需品は何でも揃っています。

特殊な環境に身を置いていますが生きていくことはできていました。

種田みどり
「私と妹はここで生きているけれど家族全員が無事なのかわからない」

ここから幼いみどりとさくらはどのように生活していくのでしょうか!?

 

 

動物の気配が消えた世界で妹のため料理を作るみどりの優しさに感動しました。

しかしまだ幼い妹はお肉が食べたくて仕方がないようですね。

様々な食材で思い出の味を再現していく『みどりの台所』

妹の我儘にアイディアで答えるみどりの発想力に驚かされると思います。

動物がいない世界を想像しながら読んでいくと、みどりが作る料理の凄さが分かるはずですよ。

後編

動物は消えてしまいましたが、大豆などの野菜は肉植に負けずよく育っています。

種田みどり
「とにかく私たちが生きているからには生きる、生きるには食べなければならない、さくらはまだ小学生だし栄養失調に気をつけないと、動物のいない世界は静かだ・・・」

大豆の収穫を終えたので戻ることにしました。

すると微かに肉植が動いていることに気付きます。

種田みどり
「豚・・・?肉植に食べられてるけど・・・まだ新しい・・・」

1匹の豚が肉植に吸収されそうになっていました。

その傍らでは子豚が必死に母豚のお乳を飲もうとしています。

みどりは子豚を放っておくことができません。

種田さくら
「ねー見て、目覚まし時計?こんなのしかなかったんだけど・・・豚・・・?本物?夢は叶う!ねえお姉ちゃん、今晩はとんかつが食べたい!」
種田みどり
「え・・・」

子豚に気付いたさくらの頭に豚肉を使った色々な料理が思い浮かびます。

その中で選んだのが大好きなとんかつでした。

種田さくら
「とんかつといえば千切りキャベツか!収穫してるよね?私刻んでおくから!豚よろしく!」

久しぶりに肉を食べられそうなのでさくらはとても嬉しそうです。

しかし対照的にみどりの表情は優れません。

種田みどり
「いや・・・けがしてたから、それに痩せてるし・・・」
種田さくら
「はい?こんな状況で食べないっていうの?もう死にかけてるでしょ?むしろかわいそうだよ、おいしくいただこうよ!食べなきゃ私たちが死んじゃうよ」
種田みどり
「・・・そうだよね、わかった・・・」

諦めた様子でさくらが豚を捌くための包丁を選び始めます。

正直に言うとさくらも食べられるならお肉を食べたいと思っていました。

ですが子豚を助ける時に触れた心臓の感触が今も忘れられません。

種田さくら
「あー、キャベツ忘れてた!とんかつソースっていろいろあるんだねー、どれにしよっかなー?」
種田みどり
「できたよ」

キャベツを添えたお皿に出来たてのとんかつを載せました。

久々のお肉に大喜びするさくらは、まずお塩をつけてとんかつを頂くことにします。

みどりが作ったとんかつは、父親がアメリカで連れて行ってくれたレストランと同じ味でした。

種田さくら
「お姉ちゃん、いつもごはん作ってくれてありがとう」
種田みどり
「毎日言ってよね」

とんかつの味に感動していると、移動式の台座に乗せられた子豚が近づいてきます。

衝撃を受けたさくらは事態を理解することができません。

種田さくら
「・・・へ?生きてる?WHY!?やいみどり!一体私に・・・何の肉を食べさせた?」

ひとまず呼び捨てにされたことは流すことにします。

動揺しているさくらにみどりはとんかつの材料を説明してあげることにしました。

種田みどり
「畑のお肉こと大豆・・・大豆を使ったテンペだよ」
種田さくら
「てんぺ・・・?」
種田みどり
「大豆をテンペ菌っていう菌で発酵させて固めたもの、お肉のようにずっしりして歯応えがあるでしょう?テンペを水で溶かした小麦粉にくぐらせてパン粉をつけて揚げればテンペカツの完成!さくらの大好きな大豆料理、喜んでもらえてよかったわ」

みどりは大豆をお肉に見立てるため24時間発酵させてテンペを完成させていたのです。

勝ち誇った表情を浮かべるみどりは、さくらに本物のとんかつだと思わせることができました。

種田さくら
「・・・騙したな」
種田みどり
「嫌ならおいといて、私が食べるから」

めちゃくちゃ美味しいので食べないわけにはいきません。

悔しいですがみどりの作ったとんかつはさくらを大満足させました。

種田さくら
「・・・じゃあ豚はどうするの?」
種田みどり
「んー・・・ここで豚が生きてるってことはどこかで他の動物も・・・人も生きてるかもしれない、この子は希望だよ」

両親が生きている可能性もゼロではありません。

子豚が生きていたことで希望が湧いてきました。

種田さくら
「パパもお腹空いてるだろうからこの豚を食べさせてあげたいな、まだ小さいから食べごろになるまでさくらが育てる!お前の名は勝生だ!将来はとんかつ!」
種田みどり
「・・・アンタが料理してよ」

みどりとさくらが両親と再会する日はいつになるのでしょうか!?

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みどりの台所のネタバレ(漫画)!第2話の再現レシピは?

2024.09.27

 

『みどりの台所』を読んだ感想

我儘な妹を優しくお世話するみどりの愛情に感動しました。

見つけた子豚を料理せず、アイディア料理で妹を満足させたところはさすがですね。

摩訶不思議な世界でたくましく生きる姉妹の姿を描写した『みどりの台所』

ヴィーガンの人には参考となるレシピが満載になっていますよ。

みどりの作る斬新な料理を再現してみるのも面白そうですね。

 

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