ブスなんて言わないでのネタバレ!第3話と第4話の見所は?

今回は「とあるアラ子」先生の『ブスなんて言わないで』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ブスなんて言わないで』はこんな漫画(あらすじ)

高校時代にブスという理由でイジメられてきた山井知子は、33歳になった現在も対人恐怖症に悩まされていました。

帽子とメガネとマスクで顔を隠しながら生活していましたが、人を見た目で判断するルッキズムに反発する動きが知子に希望をもたらします。

しかし反ルッキズム活動を行っている美容研究家の白根梨花は、かつて知子をイジメていた主犯格でした。

イジメていた過去を棚に上げて反ルッキズム活動している梨花を許せなくなった知子は、苦しみから逃れるため彼女を殺すことにします。

ですがルッキズムに苦しんでいたのは知子だけではありませんでした。

美容研究家として成功を収めた梨花が抱えていた苦悩とは・・・!?

人を外見で判断することの危険性を題材にした『ブスなんて言わないで』

今回はルッキズムに関する問題点を多角的に描写したヒューマンドラマの第3話と第4話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

醜い人だけでなく美しい人もルッキズムに苦しんでしまう現状を知ってみてください。

 

『ブスなんて言わないで』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第3話

山井知子はまだ知りませんが美人の白根梨花も容姿について悩みを抱えていました。

梨花が自分の顔を嫌いになったのは高校2年生の時です。

ある日、3年生の先輩に呼び出された梨花は、吉田という男性のことが好きなのか尋ねられました。

しかし梨花は吉田が誰なのか分かりません。

白根梨花
「え?好きじゃないですけど・・・」

何を聞かれているのか分かりませんが正直に答えます。

すると吉田を誘惑するなと怒鳴られてしまいました。

吉田のことを知らないのにビッチと侮辱されます。

白根梨花
「いや・・・え・・・?なんの話・・・?吉田って誰?あ、そういえば最近チラチラ見てくる3年生がいたっけ・・・」

梨花はその先輩を意識したわけではありません。

しかし2週間後に吉田から告白をされます。

もちろん面識がないので断りました。

白根梨花
「こういうの・・・気持ち悪いし迷惑だな・・・知らないうちに勝手に見られて勝手に好かれて、断ったらまた悪口言われて、今回が初めてじゃない、中学からずっとこの繰り返し」

こんな状況になってしまう理由が分かりません。

母親に相談すると顔が可愛いためだと言われました。

世間は美人のことが気になって仕方がないものです。

気になるということはつい考えてしまうことで、世間は知らないうちに顔しか知らないはずの美人について全てを知っているような感覚に陥ってしまいます。

そのため美人は生きているだけで勘違いされてしまうことを覚悟しなければいけません。

勘違いには恋心や憧れ、嫉妬や僻みなど多くの感情が含まれているのです。

美人は僻みなどから誤解されますが、母親は梨花が自分らしく生きていれば見た目ではない中身を見てもらえる日が必ず来ると伝えました。

白根梨花
「何それ、くだらない、なんでそんなハンデ抱えて生きなきゃいけないの」

どうして美人という理由だけで自分が勘違いされてしまい、中身を見てもらえる人が現れるまで待つことしかできないなんて納得がいきません。

梨花は進級するタイミングで別人になりきることにしました。

時代に合わない黒ギャルを選んだ理由は、もう二度と誰かに勘違いされたくないためです。

そんな時に知ったのが山井知子という女子の存在でした。

周囲の友人たちはブスのくせにリボンを付けてぶりっこしている知子気持ち悪いとバカにします。

白根梨花
「どうしてあんなに堂々としてられるんだろう、自分を貫けられるのだろう、かっこいい・・・」

堂々と自分を貫く知子に梨花は憧れるようになっていきました。

いつか知子と友達になって一緒に買い物したいと思っていましたが、急に知子は学校に来なくなってしまいます。

堂々としているのでイジメられても平気だと思っていましたが、本当は傷ついていたことを知りました。

卒業式の日、携帯を忘れたので取りに戻った梨花は、教室の前で卒業証書をもらいに来た知子と再会します。

白根梨花
「あの今まで・・・本当にごめんね」
山井知子
「何が?ですか」
白根梨花
「その・・・いじめ止められなくて、私は本当は・・・」
山井知子
「は?止められなかった?何言ってんの?白根さん私全部気付いてるんですよ、あなたがイジメの首謀者だったこと、白根さんが全部指示してたんでしょ?自分は手を下さずいっつも離れたとこからこっち見てましたね、いいですね美人って、なんでも自分の思い通りになって」

世界にブスはいらないと思うと言ったのは梨花ではありません。

それなのに知子は美人の梨花が発言したと勘違いしていたのです。

美人が恋心や憧れ、嫉妬や僻みを集めながら勘違いされるという母親の言葉は間違っていませんでした。

どんな風に振舞っても結局は注目されてしまい勝手なイメージを押し付けられてしまいます。

白根梨花
「それならいっそ好きに生きたほうがいいじゃん、うんそうだ、好きに生きよう、めえ私何がしたい?私はね、そうだな、すべての女性に教えてあげたい、美人とかブスとか他人にどう思われようが関係ない、自分に自信を持って生きる方法を」

梨花は美容研究家になりましたが、一般的な美しさを追求したいわけではありません。

メイクの力によって自分自身を肯定することが本来の美容だと多くの人に伝えたいのです。

そんな梨花の前に知子が現れました。

白根梨花
「ねえ山井知子、あなたが高校生活で失ってしまった自信を私に取り戻させてくれないかな、あなただって変わりたいって思ってるから私に会いに来たんでしょう?絶対にその考え方変えてあげるから」

梨花の会社に採用された知子も同じことを考えています。

採用された理由を知子は梨花が偽善者だからだと感じていました。

山井知子
「なんで差別される側が変わんなくちゃいけないの?私は絶対に変わらない、殺せないならせめて絶対にその考え方変えてあげるから」

両極端な立場でありながらルッキズムに苦しむ2人の悩みは解決するのでしょうか!?

 

 

美人で異性から人気がある梨花もルッキズムの悩みを抱えていましたね。

しかし梨花は知子とは違い、自分と同じ悩みに苦しむ人を救うため前を向き始めました。

お互いの考え方を変えるため知子と梨花が対峙していく『ブスなんて言わないで』

ルッキズムという社会問題の本質に迫っていく物語です。

人を外見で判断しない社会の実現に繋がってほしいと感じました。

第4話

初出勤の日、知子は会社に行きたくないと思っていました。

サイトで検索すると梨花の会社は従業員が30人で、そのほとんどが若い女性です。

知子は美容研究家の事務所には見た目にしか興味がない人間しかいないという偏見を抱いていました。

ブスとは真逆の人達と一緒に働けるとは思えません。

山井知子
「でもっ!所持金はもうほぼ0円、前の会社の給与がもうすぐ支払われるけど家賃の支払いも近づいてる、働かないと・・・それにこれは復讐なのだ」

ブスが世界にいらないという言葉はかつての自分を苦しめました。

現在も都合のいい言葉で富と名声を築いた梨花を引きずり下ろしたいのです。

山井知子
「いや違うな、反省して謝って欲しい、望むのはそれだけ」

すでに顔は見られているので帽子とメガネは外して出社することにしました。

逃げたくなった時のためにナイフは持っていきます。

覚悟を決めた知子が事務所に向かうと、面接の時にいたアシスタントが出迎えてくれました。

アシスタントは知子が本当に来るとは思っていなかったようです。

応接室からオフィスへ案内すると、従業員に今日から働く知子を紹介しました。

山井知子
「絶対ブスだって思われてる・・・軽蔑されてる」

今までの経験からブスだと軽蔑されると思った知子は下を向いてしまいます。

ですが想像とは違って従業員たちは知子の入社を歓迎してくれていました。

この会社はとても忙しいので新人の入社が嬉しいようです。

白根梨花
「山井さん、これからよろしくね」

復讐相手の梨花は社長なのですが、知子は無視して他の従業員に仕事を教わることにしました。

この事務所で行われている業務は梨花の執筆、講演活動のサポートだけでなく、オリジナル雑貨の通販や情報サイトの運営など多岐に渡っています。

知子は編集作業のアシストをお願いされました。

雑用を任されたと思う知子なのですが、従業員たちはフレンドリーに接してくれます。

取引先からの差し入れを一緒に食べようと言ってくれたり、知子を囲んで楽しく会話してくれました。

山井知子
「あれ?普通にいい人たち・・・?私がブスってことも全然気にしてないっぽいし・・・」

雰囲気が良い職場を体験した知子は、この会社にいたら友人ができるかもしれないという楽しい未来を想像してしまいます。

しかし過去の経験からすぐに自分の想像を否定しました。

一見すると良い人ばかりですが、所詮は梨花が経営している会社の従業員です。

結局は同じような人たちに傷つけられてきたため、従業員たちを信用する訳にはいきません。

それでも仕事は真面目に頑張ろうと決めました。

山井知子
「給料は貰ってる訳だし仕事は頑張りますけどね」

梨花とアシスタントはそんな知子が変わるのか見守ることにします。

閉じられた知子の心を無理やりこじ開けるつもりはありません。

この会社で働いているうちに少しずつ考え方が変化すればいいと思っているのです。

本当に容姿差別があると思っているなら社会を変えろという知子の主張を否定しません。

白根梨花
「ねえ知子、あんたの主張は間違ってないよ、でもね」

出版社との打ち合わせに向かうと、担当編集者から先月号のルッキズム特集が大好評だったと言われました。

読者からの反応も多かったので付録のプロデュースをお願いされます。

この出版社ではモテのためでなく自分のためのメイクを特集しようと考えていました。

特集に賛同した梨花は専属モデルと一般の読者も表紙に出すことを提案します。

もしも一般人が難しいのであればプラスサイズモデルでも構いません。

その方がどんな外見も肯定するというメッセージが伝わると考えていました。

しかし出版社からは一般人を表紙に出すと売り上げが下がることを懸念されます。

梨花の考えには同調してくれますが、ファッション誌には憧れの世界にお金を払っている読者がたくさんいるので裏切るわけにはいきません。

仕方なく梨花は出版社への提案を諦めます。

白根梨花
「社会は変わらない、だって人は美しいものに心惹かれてしまう生き物だから、口ではルッキズム反対なんて言っても人は美しいものに心惹かれてしまう、そういう生き物だから」

美しいものに惹かれてしまうことは、差別で苦しんできた知子も例外ではありません。

梨花の会社で働き始めた知子は、自分も美しいものに心惹かれることを知ることになるのです。

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ブスなんて言わないでのネタバレ(漫画)!ルッキズムとは?

2024.09.20

 

『ブスなんて言わないで』はこんな人にオススメ

シリアスなヒューマンドラマを読みたい人にオススメの作品です。

容姿に関する様々な悩みや問題点を題材にしていますよ。

他人の自分勝手な勘違いによる苦悩を描写した『ブスなんて言わないで』

無神経の罪深さを取り上げています。

この作品を読んでいくうちに他人との接し方について考えさせられました。

 

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