ホーリーランドのネタバレ(漫画)!強さを求める物語の魅力とは?

今回は「森恒二」先生の『ホーリーランド』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『ホーリーランド』はこんな漫画

高校生の神代ユウはイジメられていたトラウマから、孤独な日々を過ごしていました。

しかし暴力の痛みを体験するために始めたボクシングが、彼の運命を激変させることになります。

自分のホーリーランド(居場所)を守るために強くなろうとするユウ。

絡んでくるヤンキーから自らを防衛していくうちに、いつの間にか「下北ヤンキー狩り」という異名までつけられてしまいます。

そんなユウの肉体と精神の成長を描く『ホーリーランド』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

強さを求める少年の奮闘記に胸を熱くさせてみてください。

『ホーリーランド』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ホーリーランドは子どもと大人の世界の中間に存在しています。

ここは甘やかされた法律とリアルな暴力が支配する、世間から隔絶された空間なのです。

そんな夜の世界を徘徊する神代ユウ。

彼は自らの居場所を求めさまよっているようでした。

この日の夜も下北沢を訪れたユウ。

そこにはヤンキーを品定めするグループの姿がありました。

彼らが目をつけたのは代沢高校の八木という男で、彼は最近この辺りで名を上げているヤンキーです。

そんな八木の様子を見ているグループの中に伊沢マサキという男の姿がありました。

伊沢は下北沢ではカリスマと呼ばれるほどの実力者です。

伊沢
「あいつのケンカはオレも見たよ、まあ問題なんねーな」

八木の実力は大したことが無いと分析する伊沢。

しかし仲間からはその分析を疑われてしまいます。

伊沢
「あいつは平凡だよ、動きもトロいしやっぱ問題じゃねー」

ボクシング経験者の伊沢ならではの強気な発言です。

それでもまだ疑う仲間に、彼は直接レクチャーを始めました。

軽く殴りかかって来いと言う伊沢。

仲間が拳を振り上げようとすると、すでに伊沢の拳は彼の顔面を捉えていました。

伊沢
「振り上げちまうんだよ拳を、ほとんどの奴が!力いっぱい殴ろうとすると、つい弓を引く動作をしちまう」

伊沢の説明はとても分かりやすく、仲間たちはすぐに納得した様子です。

伊沢
「ボクシングの攻撃に二はねえ、すべてワンタイミングだ、相手が拳を振り上げる時一歩ふみ出し、同時に左拳をつき出す」

これがボクシングの基本動作となるワン・ツーパンチなのです。

言葉にするのは簡単なのですが、素人がいきなり実戦で使えるほど単純な動作ではありません。

しかし伊沢たちがいるゲームセンターのトイレでは、八木を相手にこのワン・ツーを見事に決めている少年の姿があったのです。

それが「下北ヤンキー狩り」と呼ばれ始めていた神代ユウだったのでした。

ユウ
「また出来た、前と同じにまた当たった!偶然?いや前よりきれいに入った気がする、やれるようになってきたのか?」

一見するとひ弱そうに映るユウはいったい何者で、その目的は何なのでしょうか!?

路上のカリスマである伊沢マサキと、強くなり始めた神代ユウの姿が印象的でした。

運命が交錯するように下北沢の地に現れたこの二人。

彼らの強さを求める姿が魅力的な『ホーリーランド』

ここから物語はさらに男たちの熱気がヒートアップしていきます。

ユウと伊沢の対照的な姿に注目しながら続きをご覧ください。

後編

ボクシングの基本動作を仲間にレクチャーした伊沢マサキ。

仲間はその動作をすぐに試そうとするのですが、そんな簡単なものではありませんでした。

伊沢
「聞いて即座にやれりゃー苦労はねーよ、動きが体に染み付いてなきゃ無理な芸当だぜ、出来ればよっぽど運がいいか天才だな!」

そのすぐ近くで伊沢の語る天才ぶりを発揮していた神代ユウ。

仲間たちはユウの噂話を伊沢にも聞かせ始めます。

それはここ1ヶ月の間に4~5人のヤンキーを返り討ちにしたというボクサーの話でした。

そのボクサーはヤンキー狩りと恐れられるようになり、夜になるといつも下北沢のゲームセンターに現れるのです。

彼に倒されたヤンキーたちは、全員が1~2発で仕留められていました。

この噂を聞いた伊沢の血が騒ぎ始めます。

伊沢
「何だよそれ、おもしれー、会ってみてえなそいつ・・・オレを的にしてくんねーかな」

そんな話をしているとユウにやられて八木がトイレから出てきました。

顔面が血だらけの彼に伊沢が声をかけます。

伊沢
「見せてみろ・・・こりゃけっこうやられちゃってるぜ」

八木から相手の特徴を聞いてみると、どうやら噂になっている下北ヤンキー狩りのようでした。

伊沢
「捜そうぜ!それっぽいのまだ近くにいるだろ、見つけたらケータイ鳴らせ!オレが行くまで待てよ!」

こうして始まった伊沢マサキによる「ヤンキー狩り」を狩る遊び。

しかしこの時すぐ近くにユウがいることに誰も気が付いていません。

伊沢
「ボクサーか、素人仕留めていい気になってんな?オレがしっかり遊んでやるぜ」

そんな中、伊沢は華奢な少年を見かけます。

伊沢
「オイお前!!」
ユウ
「あっ!な・・・何ですか?」
伊沢
「まさかコレはないか・・・悪ィ・・・人違い!」

これがいずれ伝説的な勝負を繰り広げることになる二人のファーストコンタクトだったのです。

あまりにも貧弱そうに見えるユウの姿からは、さすがの伊沢でもこの時点で彼が「下北ヤンキー狩り」だと見抜くことは出来ません。

果たしてこの先、下北沢を舞台にどのような熱いバトルが巻き起こっていくのでしょうか!?

この続きは実際に漫画を読んでお楽しみください。

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『ホーリーランド』はこんな人にオススメ

格闘技やヤンキー漫画が好きな人にオススメの作品です。

これだけ丁寧で正確に格闘技の本質を表現した漫画は、今まで存在していないと思いますよ。

そのため一部の漫画ファンから名作という呼び声の高い『ホーリーランド』

強さを求める男たちの姿は迫力満点ですよ。

新ジャンルを切り開いたこの格闘漫画で、手に汗握る興奮を味わってみてください。

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