トシサン～都市伝説特殊捜査本部第三課～のネタバレ(漫画)！

今回は「木村大介」先生の『トシサン～都市伝説特殊捜査本部第三課～』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『トシサン～都市伝説特殊捜査本部第三課～』はこんな漫画(あらすじ)

日本中には様々な都市伝説が存在しています。

嘘か本当か分からない都市伝説を捜査・検証するため都市伝説特殊捜査本部第三課が設立されました。

トシサンと呼ばれる部署にオカルトマニアで新米警察官の宮園希美(みやぞののぞみ)が配属されます。

オカルトに興味はあってもビビりな希美に上司の死郎都市(しろうとし)は都市伝説の解明を命じてきました。

コンビを組んだ2人は都市伝説の謎を解明できるのでしょうか！？

風変わりな警察官の活躍を描いていく『トシサン～都市伝説特殊捜査本部第三課～』！

今回はオカルト好き必見となっているサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

体当たりで捜査する死郎と希美の姿を目に焼き付けてください。

『トシサン～都市伝説特殊捜査本部第三課～』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

ネット上に絶対に死なない男が存在しているという都市伝説が書き込まれています。

新米警察官の宮園希美は配属先の都市伝説特殊捜査本部第三課で、絶対に死なない男と顔を合わせることになるなど知る由もありません。

「本日からこちらに配属になります、宮園希美です！宜しくお願いします！」

「はいー、宜しくー」

都市伝説特殊捜査本部第三課は世の中の都市伝説の捜査、検証、解明を行う部署です。

しかし配属されたばかりの希美は仕事内容を良く分かっていません。

先輩のドライな態度に驚きながら今日が初出勤だということを伝えます。

「アレ？センパイは制服じゃないんですねー、私制服憧れだったんですよね♡映えますよねー、やっと着れたーって感じです♡ところでセンパーイ、何なんですかこの部署？」

業務がどのようなものか尋ねても先輩は何も答えてくれません。

無視された希美は先輩が見ているPCの画面を覗き見ることにします。

すると先輩は“ひとりかくれんぼ”という都市伝説について検索していました。

オカルトマニアの希美はこの都市伝説を耳にしたことがあります。

「やり方を調べてる」

「やるんですか？やめといた方がいーですよ！ガチで霊障あった人もいますしー、超ヤバイ降霊術ですよ、コレって！」

ようやく先輩が相手にしてくれたので安心することができました。

ですが先輩は希美のことを部下として認識していません。

「詳しいな、お前は誰だ？」

「さっき自己紹介しましたよね？私オカルトマニアなんですよー♡けど超ビビりなんで試した事はないんです！」

希美は好奇心旺盛なので都市伝説に関心を持っています。

しかし怖がりなので実践する勇気はありません。

すると先輩の死郎がとんでもないことを言ってきます。

「それを試すんだ」

「えっ？」

「それがこの部署だ、我々が体を張って本当かガセかを検証するんだ、命がけでな！」

仕事の内容を伝えられた希美は嫌だという気持ちを顔に出してしまいました。

死郎は都市伝説の検証を行うため怖がる希美を自宅へ連れて行きます。

自宅に戻ると鍵を閉め忘れていました。

「ドロボー入られますよ！」

「警察寮にドロボー入るヤツなんていないだろ、ひとりかくれんぼはルール上1人で行う、俺1人で検証するから外で待機しててくれ、何かあったら呼ぶ」

希美を外に残して自宅へ入ってしまいます。

その後ろ姿を希美は不安そうに見つめていました。

「・・・はぁー怖い・・・できないよ、こんな仕事・・・」

ため息をつく希美をよそに死郎の検証がスタートしていきます。

まずひとりかくれんぼに使用するぬいぐるみのはらわたに、米や爪などを詰め込んでから赤い糸でぐるぐるに縫い付けました。

そしてぬいぐるみを水を張った浴槽に浮かべ深夜3時になるのを待ちます。

時間が来ると家中の電気を全て消さなければなりません。

ただし放送終了後のテレビだけは付けておきます。

「目をつむり10秒数えた後、包丁を持ってぬいぐるみの元へ、見ィつけた・・・と言って包丁をぬいぐるみに突き刺す、今度は自分が隠れる」

するとぬいぐるみが自分を見つけに来るという都市伝説なのですが、しばらく待っても何も起こりません。

待ちくたびれた死郎は寝てしまいました。

しかしここから都市伝説よりも恐ろしい出来事が死郎を待ち受けていたのです。

体を張って都市伝説の検証に挑む死郎の強い精神力がカッコイイですね。

オカルトマニアなのにビビりという希美も可愛らしかったです。

誰もが一度は検証したくなるミステリーに迫る『トシサン～都市伝説特殊捜査本部第三課～』！

ここから死郎が抱える謎も明らかになっていきます。

ひとりかくれんぼの真相と併せてご注目ください。

後編

ついつい寝てしまった死郎が目を覚ましました。

特に何も起きた形跡はありませんが、放送終了したはずのテレビからニュースが流れています。

ニュースは路上で刃物を振り回した男性が、7名に危害を加えたと報道していました。

犯人は現在も逃走しているそうです。

「・・・テレビのチャンネル・・・変えたか？今・・・」

目を覚ましてからチャンネルを変えた覚えがありません。

不思議だと思いながら浴槽に向かいます。

すると入れておいたぬいぐるみがありません。

次の瞬間、背後に男性が現れ刃物でめった刺しにされてしまいます。

男性はニュースで伝えられていた逃走犯でした。

そのままとどめを刺すかのように、何度も死郎の身体を刃物で突き刺します。

死郎が動かなくなったことを確認すると部屋の外に出ました。

「えっ、あれ？え！？誰・・・！？」

外で待機していた希美は状況が理解できません。

顔を見られた逃走犯は希美にも襲いかかろうとします。

しかし後ろから死郎に腕を掴まれてしまいました。

どうして死郎が動けるのか逃走犯には分かりません。

すると今度は死郎を2階から突き落としました。

突き落とす前に刃物を額に突き刺したので、死郎が死んだことを確信します。

そのまま走り去ろうとするのですが、1階に降りると死んだはずの死郎がこちらに向かってきました。

愕然とする逃走犯が動きを止めたところで希美が確保します。

「大至急応援下さい！傷害事件です！犯人は現場でおさえました！警官1名が・・・アァ！？ギャアアアア」

額に刃物が刺さったまま歩いている死郎を見て、希美は悲鳴を上げてしまいました。

こうして2人は都市伝説の検証中に通り魔を逮捕したのです。

通り魔は鍵を閉め忘れた死郎の部屋に侵入していました。

死郎が検証している間、ずっと部屋に潜んでいて押入れで死郎が寝ている間に室内を物色していたそうです。

しかし死郎と鉢合わせしたため口封じに殺害したはずでした。

「あの・・・ひょっとしてこの都市伝説・・・センパイの事ですか・・・？」

「まぁ・・・この仕事は俺にしか出来ない、そーゆう事だ」

死郎は都市伝説として噂されている絶対に死なない男だったのです。

希美は絶対に死なない男が実在したことで興奮していました。

ただし死郎はすでに次の都市伝説を調べ始めています。

「コレって・・・乗ると必ず死ぬ”死のバス”ですよね・・・トンネルをくぐったら最後・・・その先は黄泉まで続いてるって噂です・・・」

「相変わらず詳しいな、今年だけで6名の犠牲者がでてる」

次の都市伝説は田原峠のトンネルをくぐると死んでしまうというものでした。

ビビりの希美ですが新たな都市伝説に胸をワクワクさせます。

「トシサンの出番ですねー」

「その名で呼ぶな！」

「都市第三課ですよ？部署名が長いから略してみたんです！え？その名で呼ぶなって・・・そー言えば先輩の名前何て言ーんですか？」

「お前は長続きしそうだな、教えておこう」

死郎が警察手帳を見せてくれました。

ここで初めて希美は死郎都市という名前を知ったのです。

「名前も苗字もずいぶん攻めますねー、じゃー今度はトシサンって呼びますね！」

「二度とその名で呼ぶな！いいか、この部署のルールが2つある、勝手に改名するな、俺をトシサンと呼ぶなだ」

「・・・ソレ今作りましたよね？」

「検証だ、行くぞ！」

新たな都市伝説の検証に向かって2人が動き始めました。

次はどのようなミステリーが2人を待ち受けているのでしょうか！？

『トシサン～都市伝説特殊捜査本部第三課～』を読んだ感想

オカルト的な恐怖感と、シュールな笑いを味わえる作品になっていますね。

性格が真逆の凸凹コンビという設定も物語を面白くさせていると感じました。

不気味な謎を解明しようとする中で巻き起こる騒動を表現した『トシサン～都市伝説特殊捜査本部第三課～』！

死郎都市と宮園希美の漫才みたいな掛け合いが見所となっています。

ゾッとする展開の中に織り交ぜられたコミカルなシーンも楽しんでみてください。

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