君のことが大大大大大好きな100人の彼女のネタバレ(漫画)!

今回は「原作 中村力斗 作画 野澤ゆき子」先生の『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』はこんな漫画(あらすじ)

中学の卒業式で愛城恋太郎(あいじょうれんたろう)は100回目の告白をしたのですがフラれてしまいました。

高校で初めての彼女を作りたい恋太郎は恋の神様に願掛けをします。

すると目の前に神様が現れて高校生活で運命の女性100人と出会う恋太郎の未来を予言してくれました。

高校の入学式で早速恋太郎は花園羽香里(はなぞのはかり)院田唐音(いんだからね)というタイプが異なる女子から告白してもらえます。

2人のどちらを選ぶか悩む恋太郎だったのですが、実は運命の人全員を幸せにできなければ死んでしまうことを教えられていませんでした。

究極の選択に頭を悩ませる恋太郎が下した決断とは・・・!?

運命の恋に振り回される主人公の高校生活を綴っていく『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』

今回はユニークな展開が連続していくギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

愛と死の狭間でもがく恋太郎の贅沢な悩みに感情移入してみてください。

 

『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

中学の卒業式で恋太郎が好きだった女子に告白しています。

女子は明るくて気さくで優しい恋太郎のことが好きだと言ってくれました。

しかし恋愛対象としては反吐が出るという理由でフラれてしまいます。

愛城恋太郎
「あまりの落下の高低差に生まれて初めて失恋で死ぬかと思った」

友人が慰めてくれるのですが、100回目の失恋なので立ち直ることができません。

中学卒業時に100回フラれた恋太郎は生後8か月で初めて告白しました。

あまりにも早くから恋愛感情を抱いたのですが、未だに恋が成就したことはありません。

そのため愛の過積載を起こしてしまった恋太郎はどうしても彼女が欲しいのです。

慰めてくれた友人と別れた恋太郎は縁結びの神社で願掛けすることにしました。

愛城恋太郎
「どうか・・・どうか恋の神様仏様・・・高校でこそは彼女ができて幸せな学園生活が送れますように・・・!」
神様
「大丈夫じゃ」
愛城恋太郎
「・・・えっ?ぎゃああああ、賽銭泥棒!?」
神様
「こんな奇々怪々な登場の仕方する賽銭泥棒がおるか!わしゃこの神社の神じゃ!」

賽銭箱から顔を出したのは神様だったのです。

しかし奇々怪々な登場なので神様だとは思えません。

愛城恋太郎
「ぐぅぅ、物質をすり抜けている・・・神だなんて信じ難いが少なくとももののけの類であることは確かだ・・・!」
神様
「もののけの類とか言うな、神のこと」

恋の神様によると祈願せずとも恋太郎は高校で運命の人と出会うことになっているそうです。

ただし100連敗中の自分に運命の人がいるとは信じられません。

愛城恋太郎
「う・・・運命の人・・・!?この俺が・・・!?そんなまさか・・・ああ運命の人じゃなくてうんめぇ人ね、うめぇのねその人、味が」
神様
「東京のグールか、おのれは、運命の人と言うのはじゃな・・・人がこの世に生まれた時に定められる最高の恋愛パートナー同士のことじゃ」

運命の人同士が出会うと全身にビビーンと衝撃が走ります。

そこからたちまちお互いのことが好きで好きでたまらなくなることを、神様は一目惚れだと教えてくれました。

愛城恋太郎
「お互いのことが・・・好きで好きでたまらなくなる・・・!?」
神様
「ああそうじゃ、ただ注意しなければならないのはこの時女はその場ですぐに、男は時間をおいて徐々に相手を好きになると言うことじゃ」
愛城恋太郎
「女はその場ですぐに・・・男は時間をおいて徐々に・・・!?」
神様
「さっきからワシが言ったことちょこっと繰り返すのやめろ、コマの無駄!ただでさえ描くこと多くていっぱいいっぱいなんじゃから第一話」

無駄を省くために神様が運命の人について説明を続けます。

運命の人同士はそれぞれ定められた時期に出会う運命になっていました。

ただし生涯独身の人は運命の人が定められていません。

運命の人がいるだけでその人は非常に幸運なのです。

愛城恋太郎
「なるほど・・・ともかく俺は高校でその運命の人と出会い・・・幸せな恋ができるっていうことなんだな・・・!」
神様
「ああ・・・しかもなんと・・・おぬしが高校で出会う運命の人は100人もおるのじゃ!」

好きな彼女を選び放題だと言われました。

ただ神様は内緒にしているのですが、この大幸運に全ての恋愛がつぎ込まれたので今までの恋太郎は失恋続きだったのです。

愛城恋太郎
「う・・・嘘じゃないんだろうな・・・そんな夢のような話・・・!」
神様
「ああ、神は嘘などつかぬ」
愛城恋太郎
「じゃあ嘘だったら・・・この神社燃やしてもいいか?」
神様
「いくら疑わしいからって普通神を脅すか、このバーチャル世代が」

運命の人がいることを知った恋太郎は入学式が待ち遠しくなってきました。

いったいどんな女子とどのような出会いが恋太郎を待っているのでしょうか!?

 

 

しっかりと笑わせくれる作品だということが序盤からすぐに分かりますね。

特に神様とのやり取りで大笑いしましたよ。

究極のハーレムを表現した『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』

入学式の日にいきなり運命の人が登場します。

ただし大幸運の裏に隠された重大な事実に恋太郎が悩まされていきますよ。

後編

入学式が終わると各クラスで校則の説明が行われるので、恋太郎が自分のクラスへ向かっていると廊下で2人の女子とぶつかってしまいます。

愛城恋太郎
「いてて・・・あっ・・・すいません・・・!」
花園羽香里
「いえ・・・こちらこそすみません」
院田唐音
「いったいわねー、ちゃんと前見て歩きなさいよねっ!」

ここで3人にビビーンという衝撃が走りました。

全身に衝撃が走ることを神様から聞いていたので、恋太郎は2人の女子が運命の人だと気付きます。

しかし2人は恋太郎が運命の人だとは知りません。

愛城恋太郎
「だ・・・大丈夫?二人とも・・・」
花園羽香里
「ああ・・・っ、すみません足をくじいてしまったみたいで・・・保健室まで・・・肩を貸してもらえますか・・・?」
愛城恋太郎
「もっもちろん・・・!本当ごめん・・・っ!」

出会ってすぐ大切な運命の人に怪我をさせてしまいました。

最低な自分に腹が立ってくると自然に涙がこぼれ落ちます。

花園羽香里
「見ず知らずの人の足をくじかせただけでそんなに涙を流せるなんて・・・なんて心優しい方・・・!」

神様が言っていた通り女子は一瞬で恋に落ちていました。

一目惚れした女子はすでに恋は盲目状態になっています。

愛城恋太郎
「大丈夫・・・?立てる?」

すぐに手を差し出してあげました。

その様子を見ていたもう1人が慌て始めます。

院田唐音
「べ・・・べ・・・っ、別にあんたの肩が借りたくて足をくじいたわけじゃ無いんだからねっ!」
愛城恋太郎
「えっ!?なにが!?え・・・!?もしかして君も足を・・・!?」
院田唐音
「そ・・・そうよ、くじいたのよ!何か文句でもあるっ!?」
愛城恋太郎
「うわぁぁぁーッ!歩く筋肉要塞かてめーは!どんな歩き方してりゃ触れ合う人をことごとく負傷させられるんだバカ野郎ーッッ!」

自分が許せない恋太郎が自分で自分を殴りました。

あまりにも激しく殴るので女子は心配になってきます。

花園羽香里
「ど・・・どうしたんですかっ!?」
愛城恋太郎
「え・・・あれっ?二人とも足は?」
院田唐音
「いたたたた、い・・・いいから早く肩貸しなさいよっ!」

2人とも足を挫いたわけではなく、恋太郎に肩を貸してもらいたいので嘘をついていました。

すでに2人とも一目惚れしているのですが、恋愛初心者の恋太郎はそのことに気づいていません。

保健室に向かいながら自己紹介していると、他の生徒が学校に伝わる恋のおまじないについて話をしていました。

裏庭にピンクのクローバーが生えているのですが、四つ葉のクローバーを渡しながら告白すると必ず付き合えるそうです。

おなじないの話を聞いた羽香里と唐音がダッシュで裏庭へ向かいました。

愛城恋太郎
「だから足はーっ!?」

放課後、先生が落としたコンタクトレンズを4時間かけて見つけた恋太郎が帰ろうとしています。

すると裏庭で羽香里と唐音がまだ四葉のクローバーを探していました。

何かしてあげたくなった恋太郎がすぐ2人のもとへ向かいます。

院田唐音
「やっぱりあんな噂があるくらいだしとっくに取り尽くされちゃってるのかしらね・・・」
愛城恋太郎
「院田さんやっぱり四葉は・・・そう簡単には見つかんない?」
院田唐音
「愛城・・・!?は・・・はぁっ!?べっ別に四葉なんて探してないわよ!そ・・・そう!私はただ急にもよおしてきたから用が足せそうな場所を探してただけなんだからっ!」
愛城恋太郎
「照れを隠すあまりより惨事になってるけど大丈夫?」

照れている唐音にジュースを渡してあげました。

頼まれてもいないのにジュースを買ってきたので彼氏面していると思われるかもしれないし、気持ち悪いと思われるかもしれません。

院田唐音
「き・・・気持ち悪くて胃液から何から逆流しそうだけどもったいないから飲んであげるわよっ!」
愛城恋太郎
「そこまでの無理を強いるのはこちらとしても不本意なんだが・・・まぁとにかく今日はもう帰んなよ、こんな時間だし・・・」
院田唐音
「べっ別にあんたに言われなくても帰るわよっ!あ・・・ありがとね・・・っ」

ツンデレを体験させてくれた唐音は顔を真っ赤にしながら帰って行きました。

するとトイレに行っていた羽香里が戻ってきます。

愛城恋太郎
「二人ともずっと四葉探してたから・・・のど乾いてないかなってジュース買って来たんだ、はいこれ・・・飲んでくれる・・・?」
花園羽香里
「えぇ・・・わ・・・わざわざそんな・・・あ・・・でも私缶ジュースって多すぎて一人で飲めないんです・・・半分飲んでもらってもいいですか・・・?」
愛城恋太郎
「ああ、うん、そうだったら困ると思って350mlの以外に190mlのも買っておいたんだ」

自然な流れで間接キスができると思ったのに、余計な気遣いのせいで羽香里の計画は失敗に終わりました。

それでも羽香里はまだ諦めていません。

花園羽香里
「あ・・・でも・・・190mlだと・・・350mlの半分の175mlより15ml多いから・・・やっぱり一人で飲むのは難しいかも・・・」
愛城恋太郎
「15mlの壁そんな高い!?ま・・・まあそういうことなら飲むけど・・・」

こうして間接キスのシチュエーションが整いました。

ですがドキドキしすぎたため羽香里が缶ジュースを落としてしまいます。

花園羽香里
「あああああああああああああああああああああああ!!私のぉ・・・か・・・かん・・・」
愛城恋太郎
「花園さん!ジュース・・・スカートにはねちゃってるよ、このハンカチ使って!」

恋太郎の優しさに羽香里は恋心を抑えられなくなりました。

ハンカチを差し出してくれた恋太郎の手を両手で握ります。

花園羽香里
「愛城君・・・っ、す・・・好きです・・・!私と・・・付き合ってください・・・!」

一目惚れした羽香里が恋太郎に告白しました。

生まれて初めて女子に告白された恋太郎が喜んでいると大きな音が聞えてきます。

愛城恋太郎
「え・・・っ!?い・・・院田さんっ!?な、なんで戻って・・・というかどうしたのそのジュース!?」
院田唐音
「べっ別に・・・っ、あんたにお礼がしたかったけど好みが分からないから全種類買ったとかじゃないんだからねっ!」
愛城恋太郎
「気持ちは嬉しいけど申し訳無さすぎる・・・っ!」

唐音が抜け駆けした羽香里に詰め寄るのですが相手にしてくれません。

焦った唐音も勇気を振り絞ります。

院田唐音
「わっ・・・私も・・・っ、愛城のことが好きなの・・・っ・・・付き合ってください・・・!」

こうして2人に告白されたのですがすぐに返事はできません。

答えを翌朝まで待ってもらうことにした恋太郎は、2人それぞれとの恋愛を妄想してみます。

妄想してみても2人のどちらかを選ぶことなどできません。

愛城恋太郎
「どっちの子も最高に魅力的すぎる・・・っ!付き合いたさが両方MAXすぎて選びようがない!こ・・・これが運命の人なのか・・・!?一体どうすればいいんだ俺はっ!?」

選択できない恋太郎は神様に相談してみることにします。

すると運命の人はどちらも最高の恋愛パートナーなのでいくら比べても平行線だと言われました。

恋太郎は自分のように運命の人が複数いる場合、他の人がどうしているのか尋ねてみます。

神様
「そのことなんじゃがな・・・実は・・・本来なら一人の人間に対して運命の人は一人しかおらぬのじゃ、それが・・・おぬしが生まれた時にある重大な出来事があってな・・・そのせいで恋愛の神であるワシがミスを犯し・・・おぬしの運命の人を二桁多く設定してしまったのじゃ・・・」
愛城恋太郎
「そんな・・・!な・・・何だったんだよ、その重大な出来事って・・・!?」
神様
「金曜ロードショーでラピュタがやっとったんじゃ・・・」
愛城恋太郎
「テレビ見ながら仕事してんじゃねーよ、神が!!」

神様がラピュタに気を取られたせいで恋太郎の人生はメチャクチャになってしまいました。

さらにまだ言いづらいことがあるそうです。

神様
「実はの・・・運命の人と出会った人間は・・・その運命の人と愛し合って幸せになる事が出来なければ近いうちなんやかんや不幸な目にあった後死ぬのじゃ」
愛城恋太郎
「じゃあ・・・つまり・・・俺があの二人のどちらかと付き合えば・・・」
神様
「ああ・・・もう一人は死ぬ」

とんでもない事実が明らかになりました。

悩みが増えてしまった恋太郎は2人と同時に付き合うことを思いつきます。

どちらにもバレずに付き合えば2人とも救うことができるかもしれません。

愛城恋太郎
「馬鹿か俺は・・・っ!あの二人はあんなに一生懸命俺に気持ちを伝えてくれたんだぞ!お前が一番分かってんだろ!好きな人に気持ちを伝えるのがどんなに勇気のいる事か・・・命を救うためだからってやっていい事と悪い事があんだろ!」

勇気を出してくれた2人に対して誠実にならなければいけないので、ふざけた考えを思いついた自分を殴りました。

翌日の朝、恋太郎が羽香里と唐音を裏庭に呼び出します。

院田唐音
「なんて格好してんのよ、あんたっ!」
愛城恋太郎
「あ・・・ごめん・・・ちょっとな・・・」
花園羽香里
「それで決めて頂けましたか・・・?告白の答えは・・・」
愛城恋太郎
「二人とも俺と付き合って下さいっっ!!」

ボロボロに汚れた恋太郎がピンクの四葉のクローバーを2人に渡しました。

恋太郎が2人を救うためにはこの方法しかありません。

前代未聞の告白をされた羽香里と唐音は、世にも奇妙な一夫多妻恋愛を受け入れるのでしょうか!?

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君のことが大大大大大好きな100人の彼女のネタバレ(第2話)!

2023.10.11

 

『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』を読んだ感想

告白するのにどれほどの勇気がいるか思い出した恋太郎のセリフに感動しました。

神様のミスで大きな十字架を背負うことになりましたが、誠実な恋太郎なら乗り越えられるかもしれませんね。

DEAD OR LOVEが題材になっている『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』

今までになかった設定のラブコメ漫画になっています。

斬新な発想で描かれていく新感覚ラブコメディーは読んでおいて損をすることはありませんよ。

 

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