髑髏は闇夜に動き出すのネタバレ(漫画)!無料試し読み情報も!

今回は「TETSUO」先生の『髑髏は闇夜に動き出す』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

髑髏は闇夜に動き出す』はこんな漫画(あらすじ)

89歳の藤村銀三には身寄りがなく1人暮らしをしています。

医者から胃癌を宣告された銀三はこのまま生涯を終えるのだろうと感じていました。

しかし隣の家に幸せそうな家族が引っ越して来たことで銀三の日常に変化が現れ始めます。

隣人は独居老人をまるで家族のように受け入れてくれ、その優しさによって銀三は生きる希望を持ち始めました。

ですが隣人一家は何者かの手によって惨殺されてしまいます。

ここから本当の家族に思えた隣人のため、孤独な老人が復讐の鬼と化してしまうのでした。

大切なものを奪われた老人の壮絶な復讐劇を描いた『髑髏は闇夜に動き出す』

今回はスリリングなサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

幸せな状況から不幸のどん底に突き落とされた銀三が無念を晴らす姿を最後までご覧ください。

 

髑髏は闇夜に動き出す』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

大切な隣人を殺害された銀三が正体不明の人物に対して金槌を振り上げています。

銀三
「ワシを見ろ、ワシの眼を見ろ、何が見える」

銀三の眼は漆黒の闇を思わせるような状態になっていました。

物語はここで2カ月前まで遡ることになります。

2カ月前、1人暮らしをしていた銀三は医者から胃癌を宣告されました。

もしも治療を受けなかった場合、余命は5カ月しか残されていません。

銀三
「やりたいことも・・・やり残したこともない、89歳の老いぼれに今さらどうしろと・・・」

公園のベンチに座りながらがん保険の資料を見つめています。

そんな銀三は結婚していないため子供も孫もいないためやり残したことが見当たりません。

銀三
「人生・・・こんなもんか」

公園内には銀三とは対照的に幸せそうな家族の姿が溢れています。

銀三が幸せそうな家族を眺めていると真っ黒い色をした謎の生命体が現れました。

銀三
「またおまえか・・・わざわざこんな場所にまで・・・憐れなワシを見に来たのか・・・」

謎の生命体は少しずつ身体に穴が開いていき姿を消してしまいます。

この生命体が何者なのかは分かりませんが、銀三にはその正体が分かっているのかもしれません。

生命体が消滅したことを確認した銀三は自宅へ戻ることにします。

すると塀の外側から少女が声をかけてきました。

マコ
「ワンちゃん飼ってるの?」

銀三の家には犬小屋があります。

しかし現在は犬を飼っている訳ではありません。

銀三
「ああコレか・・・20年も前に飼っとった犬小屋じゃ、片づけようと思ってそのままに・・・」
マコ
「ワンちゃん戻ってくる?」

少女の質問に対して銀三は犬が死んだとは答えませんでした。

あくまでも遠くに行ってしまったことにします。

銀三
「遠くに行ってしまったからな・・・また会えるかな、もうすぐ会えるかもな・・・」
マコ
「お名前おしえて」
銀三
「ん?名前か・・・ペロじゃ」
マコ
「おじいちゃんペロっていうの、かわってるね」

少女が聞いてきたのは犬の名前ではありません。

そのことに気がついた銀三はすぐに自分の名前を教えてあげることにします。

銀三
「ワシは銀三じゃ」
マコ
「私はマコ、6歳」

2人が自己紹介をしているとマコの母親がその様子に気がつきました。

母親は妊娠中でもうすぐ2人目が生まれるため騒がしくなるかもしれないと伝えてきます。

銀三
「気になさらず」

しかし独居老人の銀三は騒がしくなることなど気にしていません。

こうして銀三は隣に引っ越してきた持田という幸せそうな家族と少しだけ交流を深めました。

その後、銀三はスーパーへ買い出しに行くことにします。

すると帰り道、肩がぶつかった若者から暴行を受けてしまいました。

ですが倒れ込む銀三に誰も手を貸してくれません。

そこに1人の青年が声をかけてくれます。

持田
「大丈夫ですか?ボク拾います、立てますか」
銀三
「ほっといてくれ・・・」

銀三は青年の好意を拒否しようとするのですが、青年の後ろにはマコが立っていました。

この青年はマコの父親で銀三のことを心配してくれていたのです。

持田
「お隣さんだなんてびっくりですね、ずっとここに住んでらっしゃるんですか?」
銀三
「ああ」
持田
「ボク達、以前はアパート暮らしだったんですけど家を買って正解でした、妻も娘もあんなによろこんでくれるなんて、新築はさすがに無理でしたけど・・・贅沢はさせてやれないけど家族がいつも笑顔でいられるそんな家にしたいんです」

マコの父親である持田は次に生まれてくる子供のためにも幸せな家庭を築こうと思っていました。

しかし幸せいっぱいの持田家にはすぐそこまで最悪な運命が迫っていたのです。

彼らに待ち受ける運命とは・・・!?

 

 

理不尽な死という残酷な出来事は誰にでも待ち受けていることかもしれません。

そんな日常に潜む恐怖を丁寧に描いていると思いました。

大切な人を奪われたため復讐に全てを懸けることを決意した老人の心情を表現した『髑髏は闇夜に動き出す』

復讐の鬼と化した銀三の表情が注目ポイントになっています。

自分の大切な人を奪われた気持ちになりながら続きを読んでみてください。

後編

持田は家族を幸せにするため家を購入しました。

持田
「藤村さん、ご家族は?」
銀三
「一人じゃ・・・結婚もしとらんし子供もおらん」
持田
「そうだ、もしよければ晩ご飯、家でご一緒に食べませんか?引っ越しでまだ少し散らかってますが、待っててください、妻に聞いてきます」

いつも1人でご飯を食べていると聞いた持田は銀三を食事に誘ってくれます。

そのことを聞いた妻とマコも賛成してくれました。

銀三は少し恥ずかしそうにしながら持田家を訪れます。

すると持田家には自分の知らない匂いが漂っていました。

銀三
「自分の家とは違うニオイ・・・新しい家、炊きたてのご飯・・・これが家族の・・・幸せのニオイか・・・」

味わったことのない幸せな空気感に包まれます。

翌日、銀三が歯を磨いていると外から持田家の声が聞こえてきました。

何気なく覗いてみると父親とマコが出掛けようとしています。

マコ
「おはよう」
銀三
「昨日はど・・・どうも」

持田家の面々はまた遊びに来て欲しいと言ってくれました。

その姿を見ているうちに銀三はおかしな妄想をしてしまいます。

銀三
「おもちゃも片づけずに、食器もそのままじゃないか・・・」

銀三は妄想の中で持田家の人間になっていました。

そしてマコたちが帰ってくる様子を思い浮かべます。

マコ
「おじいちゃん遊ぼう」
銀三
「帰ってきたら一緒にペットショップに行こう」
マコ
「ほんとー、やった!おじいちゃん大好きー」

身寄りのいない銀三は妄想の中で持田家の祖父として幸せな日々を送っていました。

妄想で幸せな気持ちを味わえた銀三は持田家ともう少し仲良くなりたいと思い始めます。

そのためまずは持田家に出産祝いを届けることにしました。

持田
「いらっしゃい、藤村さん」

何を選べば分からなかった銀三なのですが、持田家は出産祝いを喜んで受け取ってくれます。

ここから銀三は持田家を頻繁に訪れるようになりました。

持田家の面々も銀三の来訪を喜んでくれ、時にはおかずなどをお土産として渡してくれるようになります。

しかしこの幸せは長く続きませんでした。

銀三
「すっかり皿を返し忘れとった・・・おや、留守かのぅ・・・」

いつもならまだ起きている時間なのですが、持田家の灯りが点いていません。

おかしいと思っていると家の中から大きな物音が聞こえてきました。

心配になった銀三は持田家の中へ入ることにします。

銀三
「おーい、大丈夫か・・・」

声をかけるのですが返事はありません。

不審に思った銀三がリビングへ向かうと2人組の男性が逃げて行きました。

男性の1人は慌てていたためスマホを落としていきます。

そのスマホを拾った銀三が振り返ると、持田家の面々が惨殺されていました。

血まみれになった持田家の3人は重なるように倒れています。

無残な現場を発見した銀三はマコの遺体を抱きかかえながら大泣きしてしまいました。

その後、警察から事情を聴かれていると銀三の前に再び真っ黒な生命体が姿を現します。

銀三
「どうすればいい・・・ワシはどうすれば」

銀三の問いかけに生命体は殺せと答えました。

その言葉を聞いた銀三の脳裏に持田家の面々と犯人の姿が浮かんできます。

銀三
「あ・・・あいつを、あいつらを・・・家族をうばった犯人をこの手で殺してやる」

余命の少ない老人はこうして復讐の鬼と化しました。

銀三は大切な家族の無念を晴らすことができるのでしょうか!?

壮絶な復讐劇の行方は実際に漫画を読んでお確かめください。

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髑髏は闇夜に動き出すを読んだ感想

心が痛くなるほどの切ないストーリーになっていますね。

まるで家族のように接していた人達を失った銀三の無念さが表情からよく伝わってきました。

幸福と不幸を経験した老人が犯人に復讐するまでを描いた『髑髏は闇夜に動き出す』

早く続きが読みたくなる秀逸な作品に仕上がっています。

銀三に感情移入しながら物語の世界観をご堪能ください。

 

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