後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~のネタバレ(漫画)!

今回は「原作 唐澤和希 漫画 井山くらげ」先生の『後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~』はこんな漫画(あらすじ)

青国の都・功安で皇帝陛下に献上するお茶の選定会が開かれることになりました。

お茶をこよなく愛する采夏(さいか)は茶師にとって最高の名誉を手に入れるため、自作のお茶で選定会へ参加することにします。

豊富な知識でお茶に精通している采夏なのですが、自分で作ったお茶の味には満足していません。

それでも最後のチャンスを逃したくないので選定会への参加を決めたのですが、采夏は間違って后妃を選定する面接会場に並んでしまいました。

ここから茶道楽の采夏は想像もしていなかった数奇な運命に巻き込まれていくのです。

お茶の力で運命を切り開いていく『後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~』

今回は後宮を舞台にしたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

お茶の魅力にのめり込んだ少女の物語が描かれていきますよ。

 

『後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

功安では春の訪れに感謝を示す清明節を迎えていました。

采夏
「わぁ!こんなにたくさんの茶葉が・・・!」
店主
「ほう、嬢ちゃん、若いのに茶が好きかね?」
采夏
「はい!それはもう大好きです!」

青国では憑きものがついたかのようにお茶を愛する者は茶道楽と呼ばれています。

茶道楽の采夏が訪れたのは功安の中でも数多くの銘茶を取り揃えているお店で、選りすぐりの茶葉に感激することができました。

しかし最近では宦官がやりたい放題なので良い茶葉が市井に出回らなくなっているそうです。

店主
「皇帝もすっかりあいつらの言いなりだ」

嘆いている店主から良い香りが漂ってきました。

その香りに采夏は心当たりがあります。

采夏
「懐に安薇省の黄山毛峰の茶葉をお持ちではないですか?黄山毛峰といえば奥深い渋みと甘さが売りの銘茶、昨年は虫の害で収量が少なかったのでなかなか市場に出回っていない一品!」

采夏の言う通り店主は黄山毛峰の茶葉を持っていました。

しかし小娘が茶として出す前の香りだけで銘柄を言い当てることなど信じられません。

怪しいと感じた店主は采夏のことを好事家が茶葉を奪うために差し向けた人間だと思い込んでしまいます。

店主
「どこで聞いたか知らんがこれは売り物じゃないんだ」
采夏
「そんなっ!どうしてもだめですか?お金なら出しますし!」

お金を出そうとした采夏の荷物にはたくさんの銘茶が入っていました。

采夏は銘茶を個人的に楽しむそうです。

それを聞いた店主が利き茶勝負を申し込んできました。

店主
「うちの茶葉で淹れた茶を飲んで銘柄を当てる、嬢ちゃんが勝ったらこの黄山毛峰を譲ろう、だが負けたら嬢ちゃんが持ってる茶葉がわしのものになる、どうかね?」

茶葉一筋三十年の店主は自分の店に置いてある茶葉を完璧に把握しています。

つまりこの勝負で店主が負けるはずはありません。

采夏
「利き茶勝負ですか・・・ぜひお願いします」

分の悪い勝負に応じてしまいました。

店主は勝利を確信していたのですが、いざ利き茶勝負が始まると予想外の展開になっていきます。

店主
「も・・・もうあれから二刻ほど飲み続けてる・・・何杯飲んだ?さすがに飲み過ぎて気持ちが悪い、なのになぜこの娘はまだ涼しげな顔をしている!?しかも何だ・・・?茶を飲むなり纏い始めたこの妖美な空気と美しい所作は」

格好は田舎娘にしか見えません。

それなのに采夏は美しい所作でお茶を淹れ、美味しそうに飲み続けているのです。

また次々と正解を連発していました。

采夏
「これは蒙頂甘露ですね・・・あまり良い品質のものではないのでおそらく一昨年流通したものでは?」

銘柄だけでなく茶葉を摘んだ時期まで特定します。

一昨年は蒙山の茶木が不作で偽物が出回ってしまいました。

本物の蒙頂甘露は淡く優しい飲み口の中に力強さがあるのです。

店主
「お茶というものは細かな違いによって味も香りも変わるため銘柄を当てるだけでも難しい、なのにこの嬢ちゃんは銘柄を当ててくるだけでなく当然のように時期や年代まで!」

ようやく店主は目の前の小娘がお茶に関する化け物だと認識しました。

素直に負けを認めた店主は黄山毛峰を譲り渡します。

采夏
「本当に都の方々って太っ腹ですね、お茶をたくさんのませてくださる上にお土産までくださるのですから」
店主
「まさかそれも・・・」
采夏
「皆さんどうしてもって言うなら利き茶勝負でって言って下さって、本当にお優しい事です」

采夏が持っていた大量の銘茶は利き茶勝負で手に入れたものでした。

店主は小娘だと侮っていた采夏を自分よりも上をいく茶道楽と認めざるを得ません。

しかし采夏は利き茶勝負をするために都へやって来たわけではなかったのです。

 

 

絶対に勝てると踏んで利き茶勝負を挑んだ店主なのですが、采夏のことを見くびりすぎていましたね。

そんな店主を圧倒した采夏の豊富な知識には驚かされました。

お茶に魅せられたヒロインの活躍を描いた『後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~』

好きなものにのめり込める采夏は幸せ者かもしれませんね。

常人離れした采夏の悩みがここから明らかになっていきますよ。

後編

敗北を認めた店主は采夏のことを知りたくなってきました。

店主
「そういえば嬢ちゃんは何しに都へ来たんだい?宦官の言いなりで引きこもっている帝のせいで景気も治安も悪いから、正直今の功安で女性の一人歩きはおすすめせんよ」
采夏
「私、茶師なんですよ、それで皇帝献上茶の選定会に自作のお茶で参加しようと思って」

選定会とは皇帝が飲み比べをして、その年の最も美味しいお茶を決めるイベントです。

茶師として最高の名誉を手に入れるため采夏は都へやって来ました。

店主
「すると茶木の栽培から自分で?」
采夏
「ええ・・・まぁ、自分の作ったお茶が献上茶に選ばれるのが夢なんです」
店主
「嬢ちゃんが作った茶か、そりゃうまそうだ」

豊富な知識を持っているので采夏のお茶に店主は期待を寄せます。

しかし采夏は自分の作ったお茶に満足できていません。

采夏
「私はお茶が大好きです!それはもう溺愛しています!銘茶があると聞けば代金をはたいても買いますし、物珍しい茶木が生えている山があると聞けば登り、お茶に合う名水があると聞けばすぐさま駆けつけます!」

これまで数々のお茶を愛飲してきました。

だからこそ自分の作ったお茶が極上の味ではないことを自覚しているのです。

それでも夢を諦められないのですが、采夏は18歳になってしまいました。

店主
「そりゃもう結婚しててもおかしくない年齢だな」
采夏
「・・・はい、親からは毎日のように婚姻の話を持ちかけられて、だからこれが最後かもしれないのでどうしても晴れ舞台に連れていきたくて」

この国では18歳の女性は結婚していることが常識とされています。

だからこそ采夏はこの機会を逃したくありません。

店主
「そうぁ・・・しかし選考会の受付はもうそろそろ終わる時間じゃないか?」
采夏
「あー、夢中になり過ぎました!」
店主
「正午の鐘は鳴っていない、まだギリギリ大丈夫なはずだ」
采夏
「あ!皇帝献上茶の選定会の受付がどこにあるか知ってますか?」

店主から受付は青禁城の門前で行われていて、人が沢山集まっているからすぐに分かると教えてもらいます。

青禁城は店から真っ直ぐ歩いていけば到着するのですぐ向かうことにしました。

店主
「あっ!嬢ちゃん、名前は?」
采夏
「采夏です」
店主
「そうか、采夏、がんばれよ采夏!また一緒に茶を飲もう!」

すっかり仲良くなった店主に見送られ青禁城へ向かうと、確かに大勢の人が集まっています。

女性も多いので采夏はワクワクしてきました。

受付に行ってみると茶葉を出品していないのに合格と言われます。

采夏
「あ・・・あのここは皇帝献上茶選定会受付の青禁城では・・・?」

采夏がやって来たのは后妃選定面接会場である宦官のお屋敷でした。

国一番の茶師になるため都を訪れたのに、気づいたらお妃候補になっていたのです。

合格した采夏は着替えさせられてしまい市場で手に入れた茶葉を全て没収されてしまいました。

采夏
「茶道具と自作の茶葉は何とか死守したけどお茶は嗜好品!入りたての下級妃に供される事はほとんどない・・・という事はひょっとしてこれからも・・・無理!お茶がない世界なんて生きていけない!」

毎日お茶を飲まなければ生きていくことなどできません。

苦悩する采夏は借りてきた火鉢と釜を使ってお茶を淹れる事にします。

すると上物の茶葉の香りが漂ってきました。

振り返ると男性がこちらを見ています。

皇帝
「こんな所で何をしている?」
采夏
「え?見ての通りお茶を飲もうとしている所ですけど・・・?」

服装的に男性は下級の宦官なのかもしれません。

男性は地べたに座ってお茶を淹れようとする采夏を不思議に思っているようです。

皇帝
「そうか、邪魔をしてすまなかった」
采夏
「待ってください!茶葉をお持ちですよね?」
皇帝
「ああ、そういえば今朝飲もうとしてそのままだった、これの事か」

懐から男性が茶葉を出しました。

その茶葉を見た采夏は震えてしまいます。

采夏
「それは龍井茶ですよね!?」
皇帝
「え?ああ、確かそんな名だったか」

爽やかでいて深みのある香りは龍井茶に間違いありません。

お茶が好きそうな采夏に男性は龍井茶を譲ると言ってくれます。

采夏
「え?え!?良いのですか!?だってこれはとても高価で低品質のものですら庶民では絶対に手が出せないほどの金額・・・それをやすやすと他人に譲るとか・・・」

男性が正気だとは思えません。

しかし男性はお茶にそれほどの価値があると思っていないようです。

皇帝
「別に遠慮しなくて良い、そもそも俺は茶が好きじゃない龍井茶もだが茶は苦い、薬として使われている物なのだから苦くて当たり前だろう、健康のために飲んでいるだけだ」

龍井茶は皇帝献上茶に選ばれたことがあるのに、男性はどんなにあがいても茶は茶だと言い切りました。

この発言を茶道楽の采夏は認めることができません。

采夏
「いいえ!お茶には無限の可能性があります!時には人の心を癒し時には励ます、最上のお茶は人を極楽へと導く橋渡しになるでしょう」
皇帝
「俺はいまだかつて茶を飲んで極楽を味わった事なんてないぞ、確かにその龍井茶は良い茶だとは思う、茶なのに多少の甘みがある、だがそれだけ、所詮それも茶、喉を潤し少々気分を良くする事も可能であろうがそこまでだ、全ての物事には限度がある」

男性は物事には限界を超える領分以上のことはできないと断言します。

ここで茶道楽の血が騒ぎ始めました。

采夏
「よろしければ私と一緒にお茶をしませんか?全ての物事には限度があるとおっしゃいましたが少なくともお茶に関して言えばちがいます、私はお茶の魅力に果てを見た事はございません、その証拠に私が極楽へ連れていって差し上げましょう、お茶で」

お茶に関心が無い男性を極楽へ連れて行くことは可能なのでしょうか!?

 

『後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~』を読んだ感想

茶道楽という言葉が采夏には相応しいと思わせてくれる物語ですね。

大好きなものを極めようとする人間の情熱は素敵だと感じました。

キラキラと輝いて見えるヒロインが大活躍していく『後宮茶妃伝~寵妃は愛より茶が欲しい~』

お茶に無限の可能性があると信じる采夏が魅力的に描かれています。

偶然出会った男性の正体にもご注目ください。

 

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