『生者の行進』(漫画)のネタバレ!極上のホラー漫画ですよ!

今回は「みつちよ丸」先生の『生者の行進』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『生者の行進』はこんな漫画

15歳の吉川泪(るい)は4年前に幼い弟を事故で亡くしてから、さまざまな霊が見えるようになってしまいます。

彼の目に映る霊は危害を加えてくるわけではなく、ただぼんやりと存在しているだけでした。

しかしある日、泪は人間を死に追いやる恐ろしい姿をした霊と出会ってしまいます。

絶対にこの霊と関わってはいけないと思う泪なのですが、幼なじみの高岡まどかが憑りつかれてしまいました。

幼なじみを救うため命がけの戦いに挑む主人公を描く『生者の行進』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

身の毛もよだつサスペンスホラー漫画の恐怖感を味わってみてください。

『生者の行進』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

コンビニでアルバイトをしている泪。

レジで女子高生の接客をしていると、彼の身体にとんでもない悪寒が走ります。

「その唇を見た瞬間、僕は心臓が止まりそうになった」

泪が言う唇は女子高生の綺麗な唇のことではありません。

彼女の背後に存在する恐ろしい姿をした霊の唇のことだったのです。

「絶対に『それ』と目を合わせてはいけない、『それ』と関わってはいけない、僕の本能がそう言っていた」

見ず知らずの人を助けるほど正義感が強いわけではないので、この場をやり過ごすことにした泪。

彼が霊の存在を見えるようになったのは、4年前に弟が事故で亡くなった時からでした。

葬儀の最中、泣き崩れる母親にすがりつく弟の姿を見てしまったのです。

誰にもこのことを言えなかった泪の視界には、それからさまざまな霊の姿が飛び込んできました。

「怖くは無かった、彼らは道端に生えてる草とおんなじでただぼんやりとそこにいるだけだ、僕を恐怖させるのはいつだって人間だった」

イジメられていた泪にとっては、霊よりも人間の方が恐ろしかったのです。

しかし女子高生に憑りついた霊は、今までに見たことのないほどの狂気を漂わせていました。

唇の霊
「イ・・・ヂィ・・・イ・・・ヂ・・・」

不気味な声を上げる霊の姿を見てしまい、泪は気持ちが悪くなってしまいます。

「あの霊何か言ってたな、『イヂ』・・・?あんなの初めて見た・・・どういう死に方するとあんな姿になるんだ?」

この霊が今まで見てきたものとは明らかに異質なものだと感じていました。

しかし自分には関係ないことだと思います。

泪の母親は弟が死んで以来、ふさぎ込んでしまっていました。

そのため泪には他人の心配をしている余裕はなかったのです。

翌日、学校へ向かおうとしていると幼なじみの高岡まどかが迎えに来ました。

まどか
「おーっす、あれっあれれっ、無視ですか、可愛い幼馴染が迎えに来てやったというのに、なんだその態度は!」

まどかを相手にしない泪。

それにはある理由がありました。

彼女は今でこそ可愛らしい姿をしていますが、小さな頃は女版ジャイアンとして泪をイジメていたのです。

まどか
「ねー今日放課後ヒマ?駅前のさぁ新しくできたカフェ行こうよ」
「バイト、そんなに行きたいなら女友達と行けばいいじゃん、なんで僕なんだよ・・・」

イジメられたトラウマのため、泪は未だにまどかに苦手意識を持っていました。

しかしそのことに気付かず、いつも明るく接してくるまどか。

まどか
「あ、それよりさぁ今朝のニュース見た?女子高生メッタ刺し事件」
「・・・何それ」
まどか
「女子高生が通り魔に襲われて死んじゃったやつ、犯人まだ捕まってないんだよ、そうそう、事件現場が泪のバイト先の近くだった!」

この情報を聞いた泪は学校の昼休みを使い、スマホでネットニュースを見てみることにします。

すると亡くなった女子高生は、昨日見た大きな唇の霊に憑りつかれていた女の子でした。

果たして不気味な霊と女子高生の死にはどんな関係があるのでしょうか!?

泪は霊が見えること以外は普通の男の子と何も変わりません。

しかし不気味な唇の霊を見てしまったことが彼の運命を変えてしまいました。

本格的なホラー漫画となっている『生者の行進』

ここからいよいよ泪が霊と対峙していくことになります。

臨場感のある恐ろしさを引き続きお楽しみください。

後編

通り魔に殺害された女子高生が立ち寄っていたため、泪のバイト先に警察が事情を聴きにやって来ました。

女子高生の様子に変わったことはなかったと答える泪。

「『大きな唇の化け物が後ろにいました』なんて言えるわけないよな・・・」

そのため見たことだけを警察に話しました。

唇の霊が彼女の死に関係しているのかどうか分からない泪は、全てを警察に任せることにします。

しかしバイト先にまどかがやって来たことにより、事態は一変してしまいました。

「なんで・・・まどかの後ろに・・・!?」

唇の霊がまどかに憑りついていたのです。

こうして事件と無関係ではいられなくなった泪。

まどか
「ど・・・どうしたの?なんか怖い顔して」
「まどか、今日早く上がらせてもらうから家でちょっと待ってて」
まどか
「え?ウチ来るの?めっちゃ久しぶりじゃん」
「絶対にどこにも寄り道しないで真っ直ぐ家に帰って、今日まどかの母さん家にいるんだろ、ずっと一緒にいてもらって」

まどかに十分念を押して家へ帰しました。

アルバイトが終わり泪は急いでまどかの家に向かいます。

彼女の家に行くのは弟が事故で亡くなって以来のことでした。

家に上がると、やはりまどかの背中には唇の霊が憑りついています。

しかし泪はどのようにこの状況を説明していいのか分かりません。

思い悩んだ彼は単刀直入に説明することにしました。

「僕には幽霊が見えていて、まどかの後ろに今悪霊が見える、しかも昨日殺された女子高生の後ろに憑いてたのと同じやつ」
まどか
「キャハハハハ!チョー受ける!あんた真顔で何言ってんの!?」

予想通り信じてもらえません。

霊を見たことがないまどかは証拠を見せてほしいと言ってきました。

「じゃあどうせさっきから気になってたから聞くけど、この写真に写ってるメガネの子・・・今生きてる?」
まどか
「・・・どうして?」
「まどか達がバーベキューやってたこの川、ここはヤバい、全然知らない場所だけど、ここで毎年何人も溺れて死んでるんだろうな」
まどか
「その子ね、ちゃんと生きてるよ今も、でもそのバーベキューから帰ってすぐ、家族で旅行に行ってお父さんが海で溺れてなくなったの」

ようやくまどかは泪の言葉を信じるようになりました。

そこで二人はなぜ唇の霊がまどかに憑りついたのかを考え始めます。

しかし原因が分からないため、泪はいったん家に帰ることにしました。

するとこの日の夜、寝ていたまどかは金縛りにかかってしまい、気がつくと足下に唇の霊の姿があります。

そのまま朝を迎えたまどか。

すぐに泪に相談しに行きます。

「そっか・・・とりあえず無事でよかった」
まどか
「良くないよ!本当に怖かったんだから!今日にでも殺されるかもしれないのに!!」
「それは多分大丈夫、ソイツがそう言ってる、昨日が『七』今日が『六』、女子高生が殺された日、コイつは背後で『一』と言っていた」

泪はあと六日間の間にまどかを死のカウントダウンから救い出すことができるのでしょうか!?

その様子は実際に漫画を読んで、尋常ではない恐怖を体感してみてください。

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生者の行進 Revengeのネタバレ(漫画)!

2020.02.01

『生者の行進』はこんな人にオススメ

ホラー漫画とサスペンス漫画が好きな人にオススメの作品です。

霊の不気味さで背筋が凍り付くような恐怖が味わえると思いますよ。

スリル満点のストーリーが魅力的な『生者の行進』

完成度の高いホラー漫画として話題を集めています。

是非この機会にとびっきりの恐怖感を堪能してみてください。

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