今回は「沙村広明」先生の『波よ聞いてくれ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『波よ聞いてくれ』はこんな漫画(あらすじ)
北海道札幌市のスープカレー店で働いている鼓田ミナレは、彼氏にフラれただけでなくお金も騙し取られてしまいます。
元カレが許せないミナレはヤケ酒を飲みながら、40分前に知り合った赤の他人に愚痴をこぼしてしまいました。
泥酔したミナレは記憶を失くしてしまったのですが、翌日になるとラジオの生放送から愚痴った自分の失恋トークが流れてきます。
恥をさらされたミナレがラジオ局に突撃すると、愚痴をこぼした男性はラジオ局のチーフディレクターで、彼の口車に乗せられてミナレは自身の恋愛観を激白してしまいました。
破天荒な行動で資質を見出されたミナレはここからラジオパーソナリティーとしての才能を開花させていくのです。
ラジオパーソナリティーという職業をコミカルに描いていく『波よ聞いてくれ』!
今回は次にくる漫画大賞2016にノミネートされた人気作の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
漫画の面白さとテレビドラマのキャストも併せてチェックしてみてください。
『波よ聞いてくれ』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
鼓田ミナレは親の死に目以外ならどんな悲劇からでも5日以内に立ち直れると思っていますが、大抵の場合は5日目に荒れる習性があります。
お酒を飲みながら愚痴をこぼしているのは麻藤兼嗣という男性なのですが、まだ知り合ってから40分しか経っていません。
赤の他人なのにミナレはどんどん愚痴をこぼしていきます。
福岡には可愛い女の子が多いと言われているのでミナレは好感を持てません。
実際には北海道民にも美人は多いので納得できないのです。
麻藤が芸能人に詳しいことは分かったのですが、どのような仕事をしているのかは分かりません。
そんな状況でもミナレは愚痴をこぼし続けます。
話が盛り上がってくるところなのですが、ここでミナレの記憶は途切れてしまいました。
気が付くと下着姿のまま自宅のベッドで寝ています。
このような状況は日常茶飯事なので、目を覚ましたミナレは少しも動揺していません。
可愛げのない自分を憂いていると涙が出てきました。
しかしショックから立ち直りかけている途中なので泣きたくありません。
それでも涙がこぼれてくるのでミナレはあえて涙を出し尽くそうとします。
借りたままにしていた映画のDVDを探し始めました。
今のミナレならどんな純愛映画も心に刺さるはずです。
想像していた通り映画を鑑賞したミナレは号泣することができました。
スッキリできたミナレは勤め先のスープカレー店に向かいます。
ショックからは立ち直ったのですが、ここからミナレにはとんでもない運命が待ち受けていました。
彼女の人生を大きく変えてしまう衝撃的な出来事とは・・・!?
酔っぱらって見ず知らずの男性に愚痴をこぼすミナレの大胆な性格に驚かされました。
失恋のショックを吹っ切るため涙を涸らすシーンには多くの人が共感できるのではないでしょうか?
インパクト抜群のヒロインが自由奔放に振舞う姿を描写した『波よ聞いてくれ』!
エネルギッシュなミナレを見ているうちに元気が出てくる作品になっています。
ミナレの破天荒な生きざまに驚愕してください。
後編
ミナレがスープカレー店VOYAGERに出勤すると、いきなり店長に叱られました。
店長が怒っている理由は今月中に3回遅刻したらクビと言われているのに、ミナレが6月4日の段階で2回遅刻しているためです。
失恋を理由にノーカウントを希望しても認められるわけがありません。
すぐに店長からブログの更新を命じられます。
ブログの文言に苛立っていると夏祭りの打ち合わせに行っていた中原忠也が戻ってきました。
中原は不機嫌なミナレの様子に少し戸惑っています。
酔っぱらっていたので口ヒゲとマスコミ関係者ということしか覚えていません。
記憶を辿っても思い出せないので交換した名刺を見てみます。
麻藤がチーフディレクターを務めているのはMRS藻岩山ラジオ局で、今まさにVOYAGERの店内に放送が流れていました。
ラジオが流れたままVOYAGERの営業が始まります。
ミナレが接客していると街角ロストラブというラジオの特集がスタートしました。
このコーナーは札幌市内の酷い失恋をした人に恨みつらみを赤裸々に語ってもらうというものです。
ミナレは中原とラジオを聞き流していました。
しかし中原はラジオから流れてくる声に聞き覚えがあります。
失恋した女性の声がミナレによく似ていました。
その後も赤裸々な恨みつらみを女性が語っていきます。
ようやくここでミナレはラジオで語っているのが自分だと気付きました。
ミナレは放送を止めさせるため慌てて店を飛び出します。
車で大至急ラジオ局へ向かうのですが、その間も放送が中断することはありません。
ラジオからは元カレの父親が経営する町工場に不渡りが出そうなため、50万円を貸してしまったという愚痴が流れます。
元カレへの罵詈雑言が止まりません。
ようやくここでミナレがラジオ局に到着しました。
受付から入館証を受け取り放送している4階の8スタジオへ急行します。
まったく悪びれない様子の麻藤を無視して強引にブースの中へ入りました。
ラジオパーソナリティーが驚く中、自分の声が録音されたレコーダーを止めようとします。
番組の責任者である麻藤は音声を止める代わりにミナレの肉声を電波に乗せることを提案してきました。
もしかしたら裏切った元カレがラジオを聞いているかもしれません。
そして未来の彼氏が聞いているかもしれないので、ミナレに言葉を叩きつけろと言ってきます。
麻藤の言葉でミナレは覚悟を決めました。
人間をカテゴライズすることはその人を理解することから遠ざかることを意味しています。
ミナレは元カレの独善的な部分を男系社会だから仕方ないと放置していました。
カテゴライズして諦めれば元カレの欠点と向き合わずに済むので楽だったのです。
ここでミナレは次の恋人がどんな人であろうとカテゴライズしないと誓いました。
カテゴライズしてその人への理解をなおざりにすることはもうありません。
こうしてミナレは自分の気持ちを叩きつけました。
特集コーナーも終了したのでミナレがブースから出ます。
気持ちは叩きつけましたが麻藤の行動を許すことはできません。
すると麻藤が交換したミナレの名刺を見せてきます。
名刺の裏にはミナレの直筆で会話の内容を麻藤が何人に伝えようと文句を言わないと書かれていました。
麻藤の策略にまんまとはめられてしまったミナレだったのです。
ここからラジオ業界に足を踏み入れることになったミナレの運命とは・・・!?
『波よ聞いてくれ』テレビドラマのキャストは?
2023年4月21日からテレビ朝日系金曜ナイトドラマで放送が決定した『波よ聞いてくれ』!
主人公の鼓田ミナレ役に小芝風花さんがキャスティングされました。
ミナレの才能を見出した上で翻弄していく麻藤兼嗣役は北村一輝さんが演じます。
実はミナレが好きな中原忠也役には片寄涼太さんの配役が決定しました。
他にも原菜乃華さん、中村ゆりかさんなどの豪華俳優陣が出演するテレビドラマの面白さにもご期待ください。
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