今回は「原作 宮月新 作画 近藤しぐれ」先生の『シグナル100』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『シグナル100』はこんな漫画
私立聖新高校の2年C組はやりたい放題のため、学校中から問題視されています。
担任を下僕と呼び、暴力さえも許されてしまう生徒たち。
しかし自由をはき違える彼らに鉄槌が下される日がやってきます。
100種類の自殺暗示睡眠をかけられた生徒たちは、ここから当たり前の自由が死に直結する恐怖を味わっていくのでした。
生徒たちの絶望的な姿と、戦慄のデスゲームを描く『シグナル100』。
今回はこちらの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。
恐怖に震えながらこの物語の世界観をご堪能ください。
『シグナル100』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
2-Cの樫村怜奈が恐怖に怯えながら放ったこの言葉。
一体彼女たちに何が起きたというのでしょうか!?
物語は生徒たちが登校してきた朝までさかのぼることになります。
生徒がワイワイ騒ぐ廊下を顔面蒼白の状態で歩く1人の教師の姿がありました。
下部というこの教師がなぜこのような状態になっているかというと、彼が担任するクラスに問題があったためです。
彼が受け持つ2-Cの生徒は下部を下僕と呼び、暴力まで振るうほど荒れています。
そのことを校長先生から指摘された下部は、すぐに問題を解決しないと厳正な処分を受けることになってしまっていたのでした。
しかし彼に生徒たちを注意する勇気はありません。
そのため顔面蒼白になりながら2-Cに向かって歩いていたのです。
恐る恐る教室のドアを開ける下部。
この日の2-Cはいつも通り大騒ぎしていて、下部が出席を取ろうとしても誰も聞いていません。
下部にサッカーボールをぶつける生徒まで出てくるどうしようもない状況です。
しかしその中に1人だけ、真面目に教科書を開いている女の子がいました。
彼女の名前は樫村怜奈といい冒頭のシーンで叫んでいた女の子です。
彼女は最近何をしても冷めていて、この先の人生さえも悲観しているようでした。
そんな中、ボールをぶつけた和田という男子が下部に絡み始めます。
怯えながら黒板に「視聴覚室で行う5限に必ず出席するように」と連絡事項を書き込み立ち去ろうとする下部。
それを見た和田が下部の襟元を引っ張ります。
土下座をする下部を見てクラスメイト達が大笑いします。
この土下座はすでに日常的になっていました。
土下座しながらお金を支払う約束をした下部に、クラスメイト達は1万円コールでさらに盛り上がってしまいます。
その様子を無関心な表情で見つめる怜奈。
彼女のこの冷めた態度にはどんな理由があるのでしょうか!?
そして2-Cはお金をもらうことでこれ以上問題を起こさなくなるのでしょうか!?
暴れまくる2-Cの生徒たちと、彼らに怯えすぎる下部。
どちらにも問題があると思いますが、ここから物語は急展開を迎えることになります。
樫村怜奈の過去に触れながらいよいよ始まる恐怖のデスゲーム。
素早く展開するストーリーの中にもしっかりと謎を用意してあるところが『シグナル100』の魅力の1つなんです。
怜奈の過去にも注目しながら続きをご覧ください。
後編
別のクラスの友達にお金を払うと言い出した下部の事を話す怜奈。
すると友達の1人が2-Cの生徒が暴れ始める前のことについて質問をしてきました。
実は2-Cには榊という生徒がいたのですが、彼は体育教師を半殺しにして停学処分を受けることになります。
その榊がいなくなってから2-Cの生徒たちは暴れ始めました。
怜奈の友達はこの榊のことが気になっているようです。
友達の話を聞きながらうつむく怜奈。
誰にも言っていないのですが、榊が停学になったのは怜奈のためだったのです。
ある日、体育教師が怜奈をレイプしようとする事件が起きました。
そこへ助けにきたのが榊だったのです。
あっという間に体育教師をボコボコにする榊。
許しを請う教師の言葉にも耳を貸しません。
怜奈の言葉で榊はどうにか体育教師を殺さずにすみました。
その後、榊は怜奈のことを気遣い体育教師を退職させることでこの事件を闇に葬ります。
しかし教師に対する暴行までは隠しきれず、榊は黙って停学処分を受けることになったのでした。
自分のために犠牲になった榊のことを考えると、怜奈は居ても立っても居られないのです。
この事件から怜奈はクラスのことを冷めた目で見るようになり、一方で榊がいなくなった生徒たちは自由に暴れ始めたのでした。
その後、下部からお金をもらうため視聴覚室に集まる2-Cの生徒たち。
ですがなかなか下部が姿を現しません。
騙されたと思い怒り狂う生徒たち。
下部をボコボコにするため視聴覚室を出ようとします。
次の瞬間、ドアは閉められ照明が落とされました。
そしてスクリーンにはカウントダウンの数字が映し出されます。
この数字が0になった瞬間が、生徒たちにとっての地獄の始まりだったのです。
ここから冒頭の怜奈の言葉につながっていくこの物語。
果たして彼らを襲う恐怖のデスゲームの真相とは!?
迫りくるその真相は漫画を読んで確かめてみてくださいね。
原作者・宮月新先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓
『シグナル100』を読んだ感想
この漫画の恐怖感にはただただ圧倒されてしまいました。
絵も上手ですしストーリーが展開していくテンポも読みやすいと感じましたよ。
個性的な登場人物たちがこの先どうなっていくのかにも興味がわきました。
サスペンス漫画としてかなりハイレベルな『シグナル100』。
多くの人に読んでもらいたい作品ですね。
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