今回は「内海八重」先生の『なれの果ての僕ら』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『なれの果ての僕ら』はこんな漫画(あらすじ)
四ノ塚小学校元6年2組の同級生だった27人の元に同窓会の案内が送られてきました。
16歳になったクラスメイトたちはお互いの成長を確認するため同窓会へ参加することにします。
しかし懐かしい友人たちとの再会を楽しみにしていた彼らに待っていたのは監禁でした。
この監禁を首謀したのは同級生の夢崎みきおで、彼の計画によって次々とクラスメイトが死んでいってしまいます。
果たして52時間の監禁を計画したみきおの目的は何だったのでしょうか!?
極限状態に追い詰められた人間の深層心理を表現していく『なれの果ての僕ら』!
今回はバイオレンスでスリリングなサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
内海八重先生が描くサイコホラーを手に汗握りながらお楽しみください。
『なれの果ての僕ら』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
この物語は返り血を浴びた夢崎みきおが同級生に語り掛けるシーンからスタートします。
拳銃のようなものを構えているネズという友人に笑顔で語りかけたみきお。
彼は四ノ塚小学校の旧校舎で立てこもり事件を起こしました。
事件は発生から52時間23分後に機動隊の突入をもって解決されることになります。
数多くの同級生を監禁したこの立てこもり事件を首謀したみきおは、同窓会と称してクラスメイトを8月19日に呼び集めました。
そして集まった同級生たちをそのまま監禁したのです。
警察が発表した内容によると事件発生直後、1名が硫酸を浴びたことによる化学熱傷及び呼吸困難によって死亡しました。
さらにこの日は毒物による中毒で2人の犠牲者が出てしまいます。
事件発生から2日目を迎えると同級生たちは仲間同士で殺し合いを始めました。
仲間同士で殺し合った結果、この日は3人の同級生が亡くなってしまいます。
そして驚くべきことに首謀者の夢崎みきおも命を落とすことになりました。
首謀者が死んだことで事件が解決したと思う人がいるかもしれません。
しかしこの事件の不可解な点は、首謀者が亡くなっても殺し合いが収まらなかった事なのです。
みきおが亡くなった日の夜、新たに2人が投身自殺によって命を落としました。
この2人は全裸で抱き合った姿で発見されています。
さらに事件発生から3日目には仲間内の激しい争いが勃発し、新たに2名の命が奪われました。
監禁事件が解決されるまで亡くなってしまった命の数は12名となってしまい、そのほとんどが激しく損壊された状態で発見されたのです。
果たして事件を首謀したみきおの目的は何だったのでしょうか!?
その謎を解明するため物語は事件発生の2週間前まで遡っていきます。
監禁事件が起こるなど夢にも思っていないネズは、彼女の未来に勉強を教わっていました。
努力している割には公式が全く頭に入っていきません。
未来はその理由を苦手意識が邪魔をしていると分析します。
そのため数学が好きになる工夫をしてみることを勧めました。
優しい未来は裸になって公式を教えてくれます。
しかしネズは公式よりも未来の裸に魅了されてしまいました。
集中できないネズはそのまま未来をベッドに押し倒します。
ネズは男子から人気の未来が自分と付き合っている理由がよく分かりません。
そんな会話をしていると未来がベッドの側に置いてあった同窓会の招待状を見つけました。
こうしてネズと未来は深く考えず同窓会に出席することを決めたのです。
ですが同窓会へ出席した2人に待ち受けていたのは、凄惨な殺し合いが発生する監禁事件でした。
2人は残酷な殺し合いから生き延びることができるのでしょうか!?
物語の本題である監禁事件の詳細が伝えられる冒頭のシーンを読んで衝撃を受けてしまいました。
同窓会というハッピーな出来事が同級生たちを不幸のどん底に落とした経緯に興味をそそられますね。
犯人が事件を起こした動機が不可解なので続きが気になってしまう『なれの果ての僕ら』!
人間の正義と道徳観を追求していく哲学的な物語になっています。
それでは監禁事件がどのように発生したのか詳しい経緯をご覧ください。
後編
ネズと未来が参加することを決めた同窓会は、夢崎みきおという同級生が企画しました。
みきおは昔からクラスを上手くまとめていたため、ネズは何の心配もしていません。
当時の6年2組はみきおのおかげで最高に楽しい1年間を過ごせたのです。
昔のことを思い返したネズと未来は交際していることを秘密にしながら同窓会へ参加することにしました。
8月19日、ネズが真夏の日差しに苦しみながら四ノ塚小学校に到着すると、校舎に会場の案内板が置かれています。
みきおらしい抜かりのない仕事に感心しながら教室へ向かうと、多くのクラスメイトたちが集まっていました。
ネズは小学生だった頃とは様子が変わった同級生たちと再会を喜びます。
先に到着していた未来も同級生たちと嬉しそうに話をしていました。
それぞれの会話が落ち着いたところで未来がネズに声をかけてきます。
2人が嫉妬し合っていると委員長だった男性が隣の教室へ案内してくれました。
実は旧校舎の隣の部屋が宿泊施設になっていたのです。
宿泊施設は男子と女子に分けられていて、仮設のシャワールームまで設置されていました。
みきおの実家が資産家だからこのような施設を作れたと感心していると、当時の担任も同窓会に駆けつけてくれます。
担任の先生も招待した理由はみきおたちがまだ未成年のためでした。
しかし全員が集まったのにみきおはまだ姿を現していません。
そのことを不思議に思っているとロッカーからみきおが登場しました。
みきおは同級生たちを驚かせるため、朝の9時からロッカーの中に隠れていたそうです。
何はともあれこうして6年2組の同級生たちが最下位を果たしました。
その中でみきおはネズの姿を見ると涙を流してしまいます。
これで全員が揃ったはずだったのですが、谷口という男子の姿が見当たりません。
クラスメイトたちは谷口が何故来ないのか疑問に思ってしまいます。
みきおが教室の隅に置いてあるダンボールを指差しました。
クラスメイトたちは谷口君も自分たちを驚かせるために隠れていると笑いながらダンボールを開けてみます。
すると中にはバラバラにされた谷口君の死体が入っていました。
悲鳴を上げる同級生たちに向かって、みきおは冷静な表情のまま自分が殺したと説明します。
みきおが狂っていることに気がついたクラスメイトたちは慌てて教室を飛び出しました。
しかし勝手に動くことをみきおが許してくれません。
廊下に罠を仕掛けたというみきおの言葉を聞いたネズが同級生を呼び戻そうとします。
ですがすでに同級生の1人は仕掛けられた硫酸を浴びてしまいました。
そのまま同級生は命を奪われてしまいます。
こうして52時間に及ぶ監禁状態が始まりました。
いったいみきおはどのような目的で同級生を監禁したのでしょうか!?
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『なれの果ての僕ら』を読んだ感想
再会を懐かしむ間もなく監禁が始まるという展開にスピード感がありますね。
逃げられないようにみきおが数々の仕掛けを用意していたところにもスリルを感じました。
サイコパスの犯行によって人間性を失っていく被害者たちを描写した『なれの果ての僕ら』!
衝撃的なシーンが連続するサイコホラーサスペンスです。
スリリングな漫画が好きな人はこの作品を見逃さないでください。
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