それでも歩は寄せてくるのネタバレ！漫画の試し読み情報も！

今回は「山本崇一朗　監修 北尾まどか　ねこまど」先生の『それでも歩は寄せてくる』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『それでも歩は寄せてくる』はこんな漫画(あらすじ)

高校1年生の田中歩は先輩で将棋部の部長を務める八乙女うるしに恋をしました。

将棋の実力がうるしに及ばない歩なのですが、彼女に勝ったら告白しようと決めています。

恋愛のスキルでは上の歩なのですが、将棋ではうるしを詰むことができません。

しかしグイグイ攻め込んでいるうちにうるしのディフェンスが揺らぎ始めていき・・・！？

大ヒット漫画『からかい上手の高木さん』の作者がお届けする将棋ラブコメ漫画の『それでも歩は寄せてくる』！

今回はクスッとできるコミカルな漫画の魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

少しずつ距離を縮めていく歩とうるしの恋模様を温かい目で見守ってあげてください。

『それでも歩は寄せてくる』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

高校2年生の八乙女うるしが後輩の田中歩と将棋を指しています。

「ふふふ、強くはなってきてるけどまだまだだなー」

うるしが優勢に駒を進める中、歩がとんでもないことを言い出しました。

「すごいですねセンパイは・・・こんなに将棋が強くて、そのうえそんなにかわいいだなんて」

動揺するうるしを前にしながら歩は将棋を指していきます。

「んあっ！？・・・お前私のこと好きだよな」

「何を言っているんですか」

明らかにうるしのことを好きなのですが、歩はそれを認めようとしません。

「だって私しかいない将棋部入ってるし！」

「将棋したかったんで」

将棋部はうるしと歩しかいない状況です。

それでも歩は好きだという事を認めません。

「将棋何も知らなかったし！！」

「でもしたかったんですよ」

2人の会話は水掛け論の状況になっていきます。

「私のことかわいいっていうし！！」

「かわいいんで」

可愛いと思ってることは認めるのですが好きだとは言ってくれません。

そのためここでうるしが別の方法で仕掛けることにします。

「私のこと好きって認めたら抱きしめてやるぞ」

大胆な発言で歩のポーカーフェイスを崩そうとするのですが、これでも好きだと認めてくれません。

もう一押しが必要だと感じたうるしは、抱きしめるだけでなくキスしてもいいと迫ります。

「センパイ、集中したいので静かにしてもらえますか」

こうしてうるしの作戦は失敗に終わりました。

ですが歩はうるしに対して恋心を抱いています。

ただ彼は将棋で勝った時に想いを伝えると決めているので、うるしの仕掛けに乗ることはありませんでした。

そのことを知らないうるしは恥ずかしい思いをしたため涙を浮かべています。

歩は大好きな人に恥をかかせたことを申し訳ないと思い、この一局で勝利し告白することを決意しました。

「センパイ、この一局・・・きっちり勝たせてもらいます」

男として勝ちにいくのですがうるしの実力がそうはさせてくれません。

「勝たせるか、バーカ！！これで終わりだ」

「そ・・・そんな手が」

結局この日も歩は想いを伝えることができなかったのです。

彼が将棋に勝ってうるしに告白する日はいつになるのでしょうか！？

とてもチャーミングなラブコメ漫画に仕上がっていますね。

お互い頭の中で色々なことを考えながら将棋を指しているシーンが印象的でした。

恋愛漫画と将棋の面白さをミックスさせた『それでも歩は寄せてくる』！

『からかい上手の高木さん』シリーズとは違ってヒロインが男性に振り回される内容になっています。

それでは大笑いできる続きをご覧ください。

後編

この日もいつものようにうるしと歩が将棋を指しています。

「穴熊なんて組ませるワケないだろー」

「むぅ・・・」

「はっはっは、いつも思うけどもうちょっと攻めを意識したらどうだ？お前いつも守ってばっかだろ」

攻めの重要性を説明するのですが歩は納得していません。

「うーん・・・守りの方が性に合ってるので」

将棋部に入る前の歩は剣道部に所属していました。

その頃から攻撃よりも守備を重視したスタイルで相手のスキを突いてきたのです。

「ふーん、守りの性分ねー、普段は攻めなのにな」

「ん？オレが普段攻めてるってどういうことですか」

将棋以外の場面でうるしに対して色々と攻めていることを本人は自覚していません。

「えっと・・・なんか・・・私がテレそうなコトとか言うし・・・」

ここまで説明しても歩は攻めてることを実感していないようです。

「ほほぅ、たとえばどういうところですか」

すでにこの状況が攻めているため、うるしは返答に困るのですがこのまま引き下がりたくはありません。

そのためカウンターで攻めてみることにします。

「と・・・ところでさぁお前って・・・よく見たら・・・お・・・おと・・・やっぱなし！！」

男前と言って攻めようとするのですが、恥ずかしくて言えませんでした。

「で、オレが攻めてるってどういうことですか」

自分がどのように攻めているのかが、歩はどうしても気になるようです。

「だ・・・だからぁ・・・えっとぉ・・・かわいいとかいうし・・・」

ようやくうるしが攻めている内容を伝えました。

ですが歩は少しも動揺していません。

「攻めてるっていうか本当のことですから」

うるしはカウンターのような攻撃にノックアウトされそうになります。

「なんだコイツ、攻めてきすぎだろ、まだくるの！？ムリムリ、もうムリだって、コイツの攻めに崩されてしまう」

ここで歩がたたみかけてきました。

「センパイ、まいりました」

ノックアウト寸前だったのですが、うるしはいつの間にか将棋で勝ちを得ていたのです。

「ははーん、お前はもっと攻めを勉強しなきゃダメだな！」

「はい・・・がんばります」

「はい今日も私の全勝」

「ありがとうございました」

こうしてこの日も歩は告白することができませんでした。

そんな彼にうるしの言葉が衝撃を与えます。

「はー、部員ふえないかなー」

「部員が欲しいんですか・・・？」

「だって部にしたいしさー」

将棋部はまだ正式な部ではありません。

正式な部になる為にはあと2人部員が必要なのです。

うるしは部に昇格させたいのですが、歩はこのままでいいと思っていました。

「センパイ、そもそもなぜ部にしたいんですか」

将棋部になれば部費が出ます。

しかし現在の将棋部には必要なものが揃っているため部費は必要ありません。

その他にもうるしが部に昇格させるメリットを語るのですが、歩は全てを否定していきます。

「そうだ！部員入ったらお前勝てるかもしれないぞ、いつも私に負けてるしたまには勝ちたいだろー」

「いえオレは一生センパイと将棋を指していたいくらいですよ」

プロポーズのような言葉にドキドキするうるし。

「あー、わかったぞ、お前が部員ふえるのイヤなのってさー、私と二人きりでいられなくなるからだろ」

この質問にいつも冷静な歩がドキッとしてしまいます。

「帰りますか、じゃあ」

「おい待て！やっぱお前私のこと好きだろ！！」

告白する前に気持ちを見透かされそうになった歩。

いつの日か将棋に勝って告白しようと改めて誓ったのです。

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『それでも歩は寄せてくる』はこんな人にオススメ

大笑いしながら幸せな気分になれるギャグコメ漫画になっています。

山本崇一朗先生のファンはもちろん、そうではない人にもオススメしたい作品ですね。

思春期の男女がキュートなやり取りを繰り広げていく『それでも歩は寄せてくる』！

見守りたくなるハートウォーミングな恋模様を描いています。

コミカルな漫画を探している人は是非この機会に読んでおいてください。

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