『ホリミヤ』のネタバレ！漫画を無料で試し読みしませんか？

今回は「HERO　萩原ダイスケ」先生の『ホリミヤ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『ホリミヤ』はこんな漫画(あらすじ)

女子高生の堀さんは学校でのイケてる姿とは違い、家では弟の世話をスッピンで行う地味な一面を持っています。

そんな堀さんのクラスメイトで暗く地味な宮村くんは、休日をピアスだらけの派手な格好で過ごしていました。

このように誰もが他人には見せない一面を持っているのかもしれません。

表と裏の顔を使い分ける2人が偶然出会ってしまったことで恋が動き始める様子を描いた『ホリミヤ』！

今回は真逆のようでそっくりな男女のラブストーリーについて、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

胸がキュンとなる高校生の学園生活をじっくりとお楽しみください。

『ホリミヤ』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

男子からモテモテの堀さんが教室で親友と話しています。

親友は他校の男子から堀さんのメールアドレスを教えて欲しいと頼まれていました。

「自分から言ってこない時点でアウト、断っといてね」

どうやら堀さんはクールでサバサバしている性格のようです。

そんな堀さんにクラスメイトの宮村くんが声をかけてきました。

「堀さん、消しゴム落ちましたよ」

宮村くんは暗くてオタクと噂されているので堀さんとは接点がありません。

「自分から知ろうとしない限り他人の本当の姿なんて見えてこない、大抵そんなものだと思う、まあ私も同じだけど」

堀さんが宮村くんをどのような人なのか知らないように、彼女も学校で見せる姿とは別の一面を持っています。

小さい頃から両親が仕事で忙しいため、堀さんは帰宅すると主婦のような日常を過ごしていました。

弟の面倒を見るため学校帰りに友達と遊ぶ時間など堀さんにはありません。

高校生になった現在はすっかりこの生活が板について来ました。

しかし本音ではスッピンで主婦業をこなす姿を友達には見られたくないと思っています。

「これが私の日常だったのだ」

この日常を変える出来事が突然起こりました。

ある日の夕方、いつものように家事をこなしていると弟が鼻血を出しながら帰ってきます。

慌てて弟の顔を拭いていると、隣に見知らぬ男性が立っていました。

「あ、あの・・・大丈夫そうなので失礼しますね」

声をかけられるまで男性に気付かなかったため堀さんは失礼を謝罪します。

「あ、あの！ご迷惑をお掛けしたようで・・・」

「いえ・・・じゃあ俺はこれで」

帰ろうとする男性を弟が引き留めました。

どうやら弟の創太は男性にお礼をしたいようです。

「あの、どうぞ上がっていってください、お礼もしたいですし」

男性はお言葉に甘えてお茶を頂くことにしました。

お茶を飲みながら話を聞いてみると、犬にびっくりして転んだ創太のところに男性が偶然通りかかったそうです。

「創太君・・・しっかりしてるんですね、家の住所も自分の名前もきちんと言えたし」

「あっ、イエ、そんな・・・そそっかしくて困ってます」

「でも家のことを自分でやってるなんてすごいですね、意外です、堀さん」

「いやー、ん！？」

男性が自分の名前を知っていたため堀さんは動きを止めてしまいました。

そんな堀さんに対して男性は態度を変えずに話を続けます。

「あれ？堀さんですよね？1組の・・・」

「なっ、ほっほ・・・っ、堀だけど、えっ、あなた同じ学校・・・？」

目の前にいる男性は顔にピアスを数多く付けているため誰か分かりません。

すると男性が意外な言葉を口にしました。

「え、何言ってんですか、同じクラスの宮村ですよ」

男性は暗くてオタクだと思っていた宮村くんだったのです。

「え、は？はぁあああああ！？」

こうして堀さんと宮村くんはお互い裏の一面を知ることになりました。

秘密を共有した2人はここからどんな関係を築いていくのでしょうか！？

学校ではイケてる女子なのですが、家ではスッピンで主婦のような姿の堀さんが素敵だと思いました。

男性なら彼女の持つギャップに惹かれてしまうのではないでしょうか。

堀さんとは対照的に学校の外では派手な格好の宮村くんも印象に残るキャラクターですね。

裏の一面を知った2人の恋模様が多くの読者をドキドキさせている『ホリミヤ』！

ここから2人が少しずつ距離を縮めていきます。

引き続き胸をキュンとさせながら物語の世界観をご堪能ください。

後編

宮村くんに素の自分を見られた堀さんは、翌日になってもまだ落ち込んでいました。

「本当に同一人物だったのかしらアレは・・・今でも信じられないんだけど・・・それより何よりスッピン見られた・・・っ」

学校でも落ち込んだままの堀さんは宮村くんになかなか話しかけることができません。

しかし伝えなければならないことがあるため宮村くんを教室の外へ呼び出すことにします。

「え、また遊びに行っていいんですか？」

「わ、私じゃないわよ、創太が！創太がまたお兄ちゃんと遊びたいって言うから！」

「本当？じゃあ絵本でも買ってってあげよう」

「いいわよ、変な気ィ使わなくても・・・」

創太の言葉を伝えられたことで堀さんは一安心しました。

その姿を宮村くんが嬉しそうに見つめています。

「驚いた・・・堀さんが話しかけてきてくれたこと、昨日のこともあるし俺はてっきり・・・てっきり避けられるのかと」

「そんなことしないわよ、そりゃあ気まずさは少しあるし驚きもしたわよ、学校の時と全然違ってたし」

驚いたことは事実なのですが、様子が違っていたのはお互い様のため堀さんは避ける気などありません。

堀さんの言葉を聞いた宮村くんはあからさまに照れてしまいます。

「ちょっと慣れてなくてそういうの・・・むずがゆいと言うか・・・ありがとう」

宮村くんがたくさん笑うことを堀さんは意外だと感じます。

「普段から昨日みたいに髪上げてればいいのに・・・メガネも」

「でもピアスの穴目立っちゃうし」

「そういえばいくつ穴あけてるの？」

「9つかな」

穴を開けすぎだと思う堀さんは、この日から宮村くんを頻繁に家へ呼ぶようになりました。

その中で宮村くんがどのような人間か少しずつ分かるようになっていきます。

まず宮村くんは漫画が好きなのですがオタクというほどではありません。

そして実家がケーキ屋でお土産によくケーキを持ってきてくれます。

さらにピアスは中学の時に安全ピンで開けたということでした。

「そしてあまり勉強は得意ではない」

宮村くんのテスト結果を見せてもらうと、決して優秀と言えるものではありません。

「堀さんすごーい、ほとんど90点台！」

「べ、別にっ・・・てか普通メガネで大人しい人は勉強出来るんじゃないの？」

「そうなの？」

完全な偏見なのですが宮村くんは堀さんが抱いていたようなイメージの人物ではありませんでした。

「こうしてみると勝手に宮村に抱いてきた印象は全く違っていたものだと改めて気付く、宮村のこういう姿を知ってる人は多分あんまりいないと思う」

恐らく宮村くんが実は明るいキャラだということを堀さん以外のクラスメイトは知っていません。

このことに気付いた堀さんは自分以外に宮村くんの素を知られたくないと思うようになっていきます。

そんな気持ちになったのは堀さんだけではありません。

「堀さんあの・・・俺も堀さんのそういう格好とか料理してるとことかね、実は家ではどうでもいい髪型してることとか、その筋肉の付き方がよかったり」

「うるさいわよ！」

「そういうの他の人に見られたら嫌だなーって思うよ、なんかねこの時間は俺だけのものだーって思うし」

無意識のままドキッとするセリフを口にする宮村くん。

「誰しも他人には見せない一面がある、お互いのこういう面を知ったのは偶然だけど、私達は他人には見せない時間の共有者になった」

どんどんと距離を縮めていく2人なのでした。

『ホリミヤ』を読んだ感想

知られてはいない一面を知ったことで独占欲のようなものが強くなるという人間の心理を上手に表現していますね。

また秘密を共有することで心の距離が縮まるところも見事に描いていると思いました。

誰にも必ず存在している二面性をテーマにしているからこそ共感度が高い『ホリミヤ』！

リラックスしながら楽しめる恋愛漫画になっています。

素敵な恋模様を読みながらハッピーな気分を味わってみてください。

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