ヒマチの嬢王(漫画)のネタバレ!無料で試し読みしませんか?

今回は「茅原クレセ」先生のヒマチの嬢王という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

ヒマチの嬢王』はこんな漫画(あらすじ)

歌舞伎町でナンバーワンキャバ嬢として大活躍していた一条アヤネ。

豪華な生活を満喫していたアヤネだったのですが、都会の喧騒に嫌気がさしてしまいました。

ゆっくりと落ち着きたい彼女は実家がある鳥取県米子市に戻ることにします。

しかしグウタラするアヤネは、母親から家賃を払いなさいという説教を受けてしまいました。

働き口がないため実家のスナックを手伝うことにしたアヤネは、歌舞伎町で培ったスキルを活かして大活躍することになるのです。

スナックで働き始めたキャバ嬢が米子市の活性化を図る様子を描いた『ヒマチの嬢王』

今回はドラマチックな物語の魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

天才的な能力で夜の街を賑やかにしていくヒロインの姿をじっくりとお楽しみください。

ヒマチの嬢王』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

日本一の繁華街として有名な歌舞伎町一番街の中で、“クラブジェントル”はプロ中のプロを集めた超高級店です。

このキャバクラで一条アヤネはナンバーワンキャバ嬢として人気を集めていました。

彼女の人気は凄まじく2日間に渡って開かれたバースデイイベントでは1億円を売り上げたほどです。

しかし現在の歌舞伎町にアヤネの姿はありません。

その理由は彼女が都会の喧騒に疲れ果ててしまったためでした。

リフレッシュするため実家がある鳥取県米子市に戻ったアヤメは、ニートのような状態になっています。

アヤネ(昼)
「寒っ、あーゼッタイ別れると思ってたもん、アタシ、てゆーか、よく2年ももった方じゃない?不倫か・・・結局男ってそうなのよね」

無職のアヤネが昼間から酒を飲みワイドショーに向かってブツブツ言っていると母親が声をかけてきました。

母親
「アヤネ!ちょっとそこに座りなさい!」
アヤネ(昼)
「え・・・嫌・・・寒いし・・・」

コタツから出たくないのですが母親の厳しい視線を受けて姿勢を正します。

母親
「働きなさい!」
アヤネ(昼)
「え!?嫌よ!休養中だっつってんでしょ!娘がストレスで死んでもいいってワケ!?」

アヤネにはまだ働く気がありません。

しかし母親は厳しい表情を浮かべたまま説教を続けていきます。

母親
「アンタねぇ・・・高校卒業して早々、歌舞伎町のキャバクラなんて行って、それから何があったか知らんけど突然鳥取に帰ってきたかと思えば、一日中ダラダラダラダラと・・・」
アヤネ(昼)
「だからァー休養中なんだってェー、ダラダラしてるよーに見えてェー、これは必要な充電期間!いーじゃん、もう7年も死ぬほど働いたんだから」

何もしていないのですがアヤネはこの状態を充電期間だと主張するのですが、それでも母親は納得してくれません。

怒る母親はお菓子を投げつけながらアヤネを叱っていきます。

母親
「実家でもタダで居座れるほど世の中甘くないけん!ここにいたいならその分!生活費は払いない!」

食費と光熱費を合わせて少なくとも月に5万円を払いなさいと命じてきました。

もしも払えなかった場合は出て行ってもらうと言われてしまいます。

母親に逆らえないためアヤネは仕方なく銀行に向かいました。

アヤネ(昼)
「5万程度で払えないですってェ・・・ちゃんちゃらおかしいわ、誰に向かって言ってんのかしら」

余裕たっぷりの態度で預金を引き出そうとするのですが残高は5千円しか残っていません。

困り果てたアヤネは全財産をパチンコで増やすことにしました。

なんとか7千円まで増やすことができたので、母親に勝ち取った景品をあげることにします。

母親
「生活費は?まさかこんなんで帳消しにしようってんじゃないだら?」
アヤネ(昼)
「そんなワケないじゃない!ナメられたもんだわ!」

強気な態度に出るのですが、アヤネには働き口がありません。

母親
「アンタ・・・働き口ないなら母さんのスナックに働きに来ないな」

小さい頃のアヤネはスナックの手伝いをしていたのですが、現在はスナックで働きたくないようです。

アヤネ(昼)
「子供の時とは求められるものが違うでしょ・・・キャバクラに疲れて帰ってきたのに・・・」

しかし母親は無職の状態を許してくれません。

母親
「まあええわ、よく考え、昼職するもよし、スナックするもよし、母さんもうヒマチに行ってくるけん、明日までに働いとらんかったら雪ん中に放り込むけな」

恐ろしい言葉を残して母親は朝日町(通称ヒマチ)に出かけていきました。

いったいアヤネはどうやってお金を稼ぐのでしょうか!?

アヤネの歌舞伎町で働く姿と実家にいる姿の凄まじいギャップが笑えますね。

厳しい言葉を放つ母親にも強烈なインパクトがありました。

田舎町で華やかな活躍を見せるキャバ嬢を表現していく『ヒマチの嬢王』

ここからアヤネがとんでもない才能で大活躍していきます。

豹変したアヤネの姿に注目しながら続きをご覧ください。

後編

働かなければ家から追い出されることになったアヤネは、近所のコンビニやファミレスの時給を調べ始めました。

結局どこの時給もスナックよりも安いため、母親の元で働くことを決意します。

アヤネ(昼)
「たった5万ぽっちでしょ、やってやるわよ・・・!」

アヤネは歓楽街の代表格とされる歌舞伎町でずっと生きてきました。

その経験を活かして生活費を稼ぐことにします。

ばっちりとメイクしたアヤネは朝日町へと出かけていきました。

街に出たアヤネはすぐにサラリーマンからキレイだという言葉を掛けられます。

アヤネ
「悪いけど聞き飽きてるわ、もっと面白い口説き文句を用意して出直してちょうだい」

サラリーマンの誘いを断ると、周囲を見回すアヤネ。

すると客引きと話している男性たちの姿がアヤネの目に留まりました。

男性たちの服装を細かくチェックすると、客引きの間に割って入ります。

アヤネ
「次のお店、決まってないようでしたらご案内しますけど」

美しいアヤネに声をかけられた男性たちは、誘われるままスナックへ向かうことにしました。

アヤネ
「ママ、3名様ご来店よ、ヘネシーXOお願い、あとアタシのコークハイ」

お客をスナックに連れて行くとすぐに高級なブランデーを注文します。

田舎のスナックではあまり高級なブランデーがオーダーされないため、他のお客は呆気に取られていました。

そんな地元客を無視するように、アヤネはお客と大盛り上がりしながらどんどんとお酒を注文していきます。

アヤネ
「アタシ、しゅわしゅわしたものが好きなのよね」

この時点でアヤネはすでに生活費の半分以上を稼いでいました。

しかしこのくらいでアヤネの勢いが止まることはありません。

アヤネ
「ママ、ドンペリピンク3本お願いしまーす!」

高級なシャンパンを注文するのですが、ここでママから呼ばれてしまいます。

母親
「アンタ、何あの客ガンガン行きすぎだへん!?」

母親が経営するスナックでは高額のツケは認められていません。

そのため支払いのことを心配しているようです。

アヤネ
「アタシはちゃんと払える人を選んできたの、あの人たちがパイロットだってわかった上でね」

アヤネが男性たちの服装をチェックしたのは、彼らの職業を推測するためでした。

まず確認したのがYシャツのボタンで、男性たちは最高級のボタンを身に付けています。

Yシャツは何着も用意するため、一般的な収入の男性はボタンにまでお金をかけることはできません。

さらに男性たちは靴も高級なブランド品を履いていました。

アヤネ
「とはいいつつも決め手は時計・・・あのロレックスね」

男性たちはロレックスのパイロットウォッチを身に付けていたのです。

そして彼らは時計を何度もチラチラ見るクセがついていました。

このことから定時を守ることが義務付けられたパイロットだと確信したのです。

収入が安定しているパイロットにたくさんお金を使ってもらおうとするアヤネ。

ただし彼女の目論見はこれだけではなかったのです。

アヤネとパイロットが入店すると、次々と別のお客がやってきました。

母親
「なんだいな、急にこんな・・・」
アヤネ
「あのパイロットさんたちの近くの知り合いですって、有難いわねー、それじゃあ一緒に飲みましょ、皆で!」

こうしてパイロットだけでなく多くのお客を連れてきたアヤネは、この日だけで3カ月分の売り上げを出したのです。

アヤネはここから歌舞伎町での経験を活かして朝日町を賑やかにしていくのでした。

さらに元カレが登場することによって朝日町だけでなく、米子市、そして鳥取全体を盛り上げていきます。

ここから始まっていくナンバーワンキャバ嬢の活躍ぶりは、実際に漫画を読んでお確かめください。

ヒマチの嬢王を読んだ感想

キャバ嬢をヒロインにした物語は数多くありますが、鳥取県を舞台にした漫画は見たことがありません。

この設定がとても斬新なため、読んでいて飽きることがありませんでした。

またヒロインのビフォーアフターのギャップも面白いですね。

ユニークなストーリーで大人気になっている『ヒマチの嬢王』

大笑いしながらヒロインの大活躍をお楽しみください。

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