永年雇用は可能でしょうかのネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「漫画 梨川リサ 原作 yokuu」先生の『永年雇用は可能でしょうか』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『永年雇用は可能でしょうか』はこんな漫画(あらすじ)

名士の家で家政婦をしていたルシルは旦那様に色目を使ったという夫人の勘違いで職場を失ってしまいました。

理不尽に屋敷から追放されてしまったルシルですが、劣悪な環境だった職場に未練はありません。

新たな職場を求めてルシルが向かったのは鉄道の終点に位置するコートデューという小さな街でした。

宿屋で仕事を斡旋しているところを尋ねると商工会に連絡をとってくれました。

すると住み込みで3食付きの好条件な働き先を紹介してもらえます。

ただし雇い主は気難しいと噂されている魔法使いのフィリスという人物でした。

魔法使いと家政婦の穏やかな日常を描いていく『永年雇用は可能でしょうか』

今回は大人気小説をコミカライズしたSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

戸惑いながら新生活に順応していくルシルの強さが魅力的な物語ですよ。

 

『永年雇用は可能でしょうか』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

黒い服を身に纏い傘を差した男性が歩いています。

コルテス
「先生、珍しいですね、お買い物ですか、家政婦さんにまかせないんですか?」

通りがかったコルテスという若い男性が先生に声を掛けました。

コルテスは先生の家庭事情に詳しいようです。

フィリス
「・・・先日辞めた」

先生の雇った家政婦が辞めたことは珍しくありません。

それよりもコルテスは先生が晴れているのに傘を差していることが気にかかります。

コルテス
「うわ、降ってきた!」

先生が通り過ぎると雨が降ってきました。

ここで舞台が移り変わります。

街一番の名士に家政婦として雇われているルシルが、雇い主の夫人に頬を引っ叩かれました。

ルシル
「成敗されるのは私の方ですか・・・お世話になりました」

夫人はルシルと夫が男女の関係になっていると疑っています。

事実無根なのですが暴力を振るわれたのでこのまま働き続けることは出来ません。

荷物をまとめるとルシルは屋敷を出て行きました。

まずはカフェでローストしたチキンと胡麻のドレッシング、歯触りの良い野菜が挟まれたサンドイッチでお腹を満たします。

ルシル
「次の職場を探さなければ・・・あんな形で解雇されてこの街に居続けるのはきついよね・・・あの奥様のことだもの、いつか本当に刺してきそう」

ドニアーズは大きな街ですが治安は良くありません。

バッシルも悪くありませんがここからは近すぎる気がします。

ルシル
「はぁ・・・穏やかに過ごしたい、どこか静かそうなところがいいな、この路線の一番果ては・・・」

終点のコートデューという街を目指して列車に乗り込みました。

到着は明日の昼になるので車中泊になります。

夜になると車内はルシルだけになってしまいました。

ルシル
「3年いたけどあんまりいい屋敷じゃなかったな、街一番の名士っていう見栄からか給金だけはよかったけどそれだけ、メイド用の屋根裏部屋は狭くて埃っぽくてネズミの足音がうるさかった」

同僚は仕事を押し付け合うばかりで協力的ではありません。

その中でもイマイチだったのが雇い主のニゼア夫婦です。

夫人はいつも気が立っていて物や人に当たってばかりで、疑り深くて夫の浮気を心配する割に貴族の男に目がありませんでした。

そんな夫人以上に有害だったのが夫のニゼア氏です。

話しかけられるたびニゼアはルシルの体を触ってきました。

そのせいでルシルが色目を使ったと思われてしまい、金目当ての泥棒猫と誤解されてしまったのです。

ルシル
「爆発したかったのはこっちよ・・・忘れてしまおう、これからのことの方が大事なのだから」

頬を引っ叩かれたことや陰口を言われたことを思い出しても意味がありません。

未来のことを考えながらゆっくりと体を休めることにします。

しかしニゼアはルシルを連れ戻そうとしていました。

夫人に怒られてもニゼアは頑なに意見を変えません。

ニゼアの動向を知らないルシルは平穏な日々を手に入れることができるのでしょうか!?

 

 

劣悪な労働環境に見切りをつけたルシルを応援したくなりました。

まだ出会ってはいませんが先生と呼ばれるフィリスはインパクト抜群のキャラクターですね。

魔法使いとメイドの交流を題材にした『永年雇用は可能でしょうか』

仕事を探すルシルがいよいよフィリスと出会うことになります。

他にも個性的なキャラクターが登場しますよ。

後編

列車がコートデューに到着しました。

ルシル
「ここがコートデュー・・・小さい街みたいだけど宿くらいあるよね」

街の中を歩いているとルシルに通行人の視線が注がれます。

もしかしたら旅行者は珍しいのかもしれません。

歩いているうちにテオという看板の宿屋を見つけました。

ルシル
「すいませーん、部屋は空いてますか?」
テオ
「もちろん、宿帳に名前と連絡先と宿泊日数を書いてくれ」
ルシル
「あの実は移住目的でして、連絡先はどうしたら・・・」
テオ
「へぇえ、そうかい、珍しいな、お一人で?訳アリ?」

ルシルはテオに17人の兄弟がいる事情を説明します。

大家族の生活は楽しかったのですが決して裕福ではありませんでした。

そのため仕事がない状況でも実家を頼ることはできません。

事情を理解してくれたテオは連絡先も宿泊日数も書かなくていいと言ってくれ、ルシルに一番安い部屋を用意してくれました。

ルシル
「あっ、すみません、仕事を斡旋してくれるところはありますか?」
テオ
「あぁ、あっちの通りの赤い屋根の建物に行くといいよ、コルテスという男がそういうの得意だから」

教えてもらった通りを歩いていると赤い屋根の建物が見つかります。

しかし建物の看板にはコートデュー商工会と書かれていました。

ルシル
「家政婦かメイド希望だったんだけど商工会にそんなパイプあるかしら・・・うーん・・・この際住み込みでなくてもいいか・・・」

不安を感じながら商工会のドアをノックします。

すると若い青年が出迎えてくれました。

コルテス
「お姉さん他所の人ですか?もしかしてうちの名産の新規契約とか?」
ルシル
「あの・・・コルテスさんにお会いしたくて」
コルテス
「あ!はい!コルテスは俺です!商工会の会長やってます!」

若くて軽いノリのコルテスにルシルは不安を感じてしまいます。

ルシルの不安を察したコルテスは商工会を始めたのが最近だと打ち明けてくれました。

コートデューには仕事の斡旋をするところがなかったそうです。

そのためコルテスは商工会を立ち上げましたが、今すぐ家政婦の仕事を紹介することはできませんでした。

しかしルシルのために人手が足りないところを探してくれるそうです。

次の日、朝食中のルシルにテオが就職活動の進捗状況を尋ねてきました。

ルシル
「難航してます・・・」
テオ
「まさか家政婦希望とはねー、たまーにいるんだよ、香油の研究をしたいとか、ここの名産の石けんが好きで自分で作りたいって言ってくる人が、てっきりルシルもそうかと・・・」
ルシル
「そうですか、下調べ不足でした・・・」
テオ
「でもコルテスがまかせろって言ったんだろ、なんとかしてくれるさ、彼がんばり屋だから」

テオは小さな街に人が増えて活気が出ることを期待してくれます。

ルシルの存在が街の活気に繋がるかは分かりません。

それでもテオやコルテスの優しさはありがたいと感じます。

ルシル
「ウェイトレスの募集か・・・やってやれないことはないだろうけど・・・一応家政婦の仕事が見つからなかったときの候補としてはアリかな・・・」

メモしているとコルテスがやって来ました。

コルテスは家政婦の仕事を見つけてくれたようです。

コルテス
「見つかったん・・・ですが・・・街で使用人を雇っている屋敷は人が足りているそうで、で、これは残念なお知らせしかできないと俺も落ちこんだんですが、先ほどなんと先生が直接いらして」
ルシル
「せんせい?お医者様ですか?それとも学校か何かの?」
コルテス
「先生は魔法使いです、大丈夫ですか?」
ルシル
「いや、そういう人たちがいると聞いたことがありますが、私には一生縁のない世界だと思っていたのでびっくりして・・・」

魔法使いの存在は知っていましたが、まさか自分が関わるとは思っていませんでした。

それでも働かせてもらえるのなら問題はありません。

コルテス
「ルシルさん俺は先生を尊敬しています、俺は先生を尊敬しています」
ルシル
「わかった、わかった」
コルテス
「先生の悪口を言うつもりはないのですが、実は先生のところにお手伝いに行った子は何人かいたんです、だけどみんな1週間も持たないんです」

先生の家は街外れの森の奥にあって、あまり街にはやって来ないそうです。

しかしどこから聞いたかは分かりませんが、志願者の存在を知るとコルテスの元へ現れるようになっていました。

コルテスは先生のことを尊敬していますが、非常に気難しい人だということは断言できます。

そのためルシルにはしっかりと考えてから決めてほしいとお願いしました。

ルシル
「だけどこんな好条件逃す手はないわ!」

住み込みで3度の食事付き、空いた時間は好きなことをしても構いません。

さらにお給金もいい感じです。

条件が良いのでルシルは魔法使いのところで働くことを決めました。

コルテスに連れて行ってもらった魔法使いの屋敷は植物に囲まれた素敵な場所です。

こんな素敵な家に住んでいる人が厳しいと噂されているとは思えません。

しかし扉を開けた魔法使いは迫力満点の男性でした。

フィリス
「雇い主のフィリスという」
ルシル
「はじめまして、私は・・・」
フィリス
「中へ」

名前も聞かずフィリスは屋敷の中へ行ってしまいます。

案内してくれたコルテスもすでに逃げていました。

ルシル
「私これからどうなるんだろう・・・それでも、それでも・・・」

平穏な日々を手に入れるためルシルの奮闘劇が幕を開けたのです。

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『永年雇用は可能でしょうか』を読んだ感想

ルシルの努力家で家族思いな人間性に魅力を感じました。

素敵な人物だからこそコルテスやテオのような優しいキャラと出会えたのかもしれませんね。

無愛想な魔法使いの元で働くことになったメイドの日常を描いていく『永年雇用は可能でしょうか』

異世界を舞台にした人間模様が描写されています。

大人気小説をコミカライズした物語の世界観に浸ってみてください。

 

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