今回は「雨宮理真」先生の『DEATHぺディア』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『DEATHぺディア』はこんな漫画(あらすじ)
薄ケ谷みゆきは彼氏から婚約破棄されてしまいます。
失意のどん底にいるみゆきは死んでしまいたいと思うようになりました。
そんな彼女がBARでヤケ酒を飲んでいると、初対面の男性から死に方を教わります。
男性の名前は生田といい、彼は大学の研究室で人体の死について研究をしていました。
ひょんなことから生田の研究室で働くことになったみゆき。
ここから2人は人体のデッドラインに迫っていくことになるのでした。
命の限界を丁寧に解説していく『DEATHぺディア』!
今回は斬新な設定となっている本格派医療漫画について、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。
分かりやすい物語を読んで命について考えるきっかけにしてみてください。
『DEATHぺディア』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
ある大学の構内で女子大生たちがストレスで死にたくなったと話しています。
そんな彼女たちが在学する大学には、人間の死に関して研究する研究室がありました。
この研究室は死に関するあらゆる知識が満載しているため“DEATHぺディア研究室”と呼ばれています。
一方、“DEATHぺディア研究室”の存在を知らない薄ケ谷みゆきがBARでヤケ酒を飲んでいました。
結婚するはずだったため仕事を辞めて家も引き払う予定だったみゆき。
しかし突然、彼氏から婚約を破棄されてしまいました。
彼氏は浮気をしていた上、相手の女性を妊娠させていたのです。
酔っ払ったみゆきの愚痴が止まりません。
すると泣いているみゆきに1人の男性が声をかけてきました。
男性は水を入れた灰皿を渡してきます。
みゆきが灰皿を手に取ると男性が額を触ってきました。
男性に額を触られたみゆきは不思議な感覚に陥っていきます。
たばこの煮汁を飲んだわけではないのですが、急に息が苦しくなってきました。
死ぬかもしれないと思ったところでマスターに声をかけられます。
マスターのおかげでみゆきはどうにか意識を取り戻すことができました。
男性はこの言葉を言い残すとBARを出て行きます。
その後ろ姿をみゆきは失礼な人だと思いながら見つめていました。
気を取り直してみゆきが酒を飲んでいると、マスターが新しい仕事を紹介してくれます。
藁にもすがる思いで紹介された仕事先に向かうと、そこは大学の研究室でした。
研究室にいた学生からここが法医学を研究していることを教わった後で、准教授を紹介してもらうことになります。
しかし准教授と顔を合わせたみゆきは驚いて言葉を失ってしまいました。
准教授の生田はBARでタバコの煮汁を渡してきた男性だったのです。
帰ろうとするみゆきだったのですが、1人の女性が研究室を訪ねてきたことによって帰りづらくなってしまいました。
果たしてここからみゆきは生田の研究室でどのような仕事をするのでしょうか!?
婚約を破棄された傷心のみゆきに、生田が冷静に死に方を伝えるシーンが印象的でした。
淡々とした様子の生田と、感情的なみゆきのギャップもストーリーを面白くさせていますね。
死に方を論理的に解説していく『DEATHぺディア』!
決して自殺を推奨している作品ではありません。
自殺をせず前向きになれる物語になっていますので、人間の限界を学びながら続きをご覧ください。
後編
生田の研究室に女性が相談に訪れたため、みゆきの面接は後回しになってしまいました。
そんなみゆきを無視するように生田が女性の相談を聞いていきます。
女性は風邪薬を服用すれば死ねるかどうか尋ねてきました。
どうやら彼女は自殺を考えていて、睡眠薬よりも入手しやすい風邪薬での自殺を試みようとしています。
止めようとするみゆきだったのですが、生田が女性の質問に答え始めました。
アセトアミノフェンの効果は体重1㎏に対して150mgが必要です。
相談してきた女性はふくよかなため、50~60錠の風邪薬が必要だと思われました。
生田はみゆきと同じように女性の額を触っていきます。
すると女性の頭にもみゆきのように死ぬような感覚が浮かんでいきました。
息が苦しくなり肌は黄色に変化していきます。
さらにお腹が急激に大きくなっていき、体には力が全く入りません。
そしてこのまま死ぬと思っている女性の頭には、走馬燈のように過去の出来事が浮かび上がってきます。
女性には仲の良い妹がいるのですが、このまま死んでしまうと大切な妹を悲しませてしまうかもしれません。
妹のためにも死にたくないと思う女性はここで意識を取り戻しました。
生田は女性に対してアセトアミノフェンの中毒症状について説明します。
また肝機能が低下することによって血液中の水分を保つことができません。
その結果、腹に水が溜まってしまう症状も出るのです。
女性は生田の説明を聞きながらいつの間にか泣き出していました。
彼女が自殺したいと思った理由は好きな人にフラれたためです。
悲しみのあまりこれから誰にも愛されないのではないかと不安を抱えていました。
その時、彼女は“DEATHぺディア研究室”の噂を耳にしたのです。
しかし自分が死んでいく様子を実感した彼女は、自分を愛してくれる存在がいることを思い出しました。
こうして結果的に生田は死ぬ様子を実感させることで彼女の自殺を止めることに成功したのです。
生田がこれまで見たことのない優しい笑顔を浮かべました。
優しそうな笑顔を見た女性も笑顔で研究室を後にします。
生田は服用する薬の量を話した時に彼女が恥ずかしそうな表情を浮かべたことを見逃しませんでした。
その様子からコンプレックスを見抜いていたのです。
本当に死を望んでいる人間は感情を表に出すことはありません。
最初は生田のことを失礼な人だと思っていたみゆき。
しかし彼が自殺しようとする人と生を結び付けていることを理解しました。
ここからみゆきは生田の研究室で働きながら、数々の生と向き合っていくことになるのです。
その中で少しずつ生田に惹かれていくみゆきの恋模様はどのように展開していくのでしょうか!?
様々な命と向き合っていく様子と、生田とみゆきの関係性は実際に漫画を読んでお確かめください。
『DEATHぺディア』を読んだ感想
あえて死と向き合わせることによって自殺を思い止まらせるストーリーに感動することができました。
自殺したいほど悩んでいる人にこそ読んでもらいたい作品ですね。
人間の命について色々な角度からメスを入れていく『DEATHぺディア』!
シリアスな物語の中にユーモア溢れるシーンも織り交ぜています。
読み応えのある漫画を探している人はこちらの作品を選んでみてください。
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