准教授・高槻彰良の推察のネタバレ(漫画)!ドラマのキャストは?

今回は「漫画 相尾灯自 原作 澤村御影」先生の『准教授・高槻彰良の推察』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『准教授・高槻彰良の推察』はこんな漫画(あらすじ)

幼い頃の不思議な経験によって深町尚哉は他人の嘘を見抜けるようになりました。

嘘を見抜けるがために孤独となった深町尚哉は、大学で民俗学を担当する准教授の高槻彰良と出会います。

高槻に気に入られた深町尚哉は怪異を収集する仕事の手伝いをすることになりました。

ここから異色のコンビが怪異の謎を解明していくのです。

ドラマ化され話題沸騰中の『准教授・高槻彰良の推察』

今回は本格派サスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ドラマのキャストも併せてチェックしておいてください。

 

『准教授・高槻彰良の推察』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

10歳の頃、夏の夜に深町尚哉は不思議な経験をしました。

それは長野の祖母を訪れた時のことです。

寝ていた深町が祭りの音で目を覚ましました。

気になった深町はお土産でもらったお面を被って祭りを観に行くことにします。

深町尚哉
「青い・・・提灯?なんか変、太鼓の音しか聞こえない」

不思議そうに祭りの様子を眺めていると、お面を被った祖父が声を掛けてきます。

祖父は祭りを観に来てはいけないと注意してきました。

そして誰にも気づかれないようお面を被ったまま帰りなさいと伝えます。

ですが周囲の人に気づかれてしまいました。

祖父は深町を連れ去ると、代償を払わなければいけないと選択を迫ります。

選択肢は3つで、歩けなくなる、言葉を失う、人の嘘を見抜くというものでした。

深町尚哉
「もしあの晩に戻ることができたとして同じ選択を迫られたなら自分はどれを選ぶだろう、何度考えても答えは出ない、けれどあのときの選択が正しかったとは到底思えない」

大学生になった現在の深町は、嘘を見抜ける自分になったことを後悔しています。

噓を見抜ける能力には幸せを感じられることなどありません。

入学したばかりの深町はこの日も不幸な能力を手に入れたと実感します。

深町が構内を歩いているとサークルの勧誘されました。

大学の先輩はテーマを持ち寄ってディベートするサークルだと説明してきます。

意味が分からない深町は宗教的なものかどうか質問してみました。

しかし先輩は宗教ではないと否定します。

深町尚哉
「噓つくと顔が歪むって前に何かで読んだことあるんですけど、あれって間違ってますよね、宗教を一概に否定するつもりはないですけど俺はいいです、ごめんなさい」

深町には嘘をついている人の声が歪んで聞こえてしまうのです。

今回も先輩の嘘が歪んで耳に入ってきました。

このように人の嘘が聞こえる状況に深町はうんざりしています。

それでも大学生になったので気になる講義を受講することにしました。

受講するのは民俗学Ⅱで担当するのは准教授の高槻彰良です。

高槻彰良
「はい、こんにちは、あれ?ええとごめんなさい、スイッチ入ってなかったね、あらためましてこんにちは、民俗学Ⅱを担当する高槻です」

高槻が自己紹介すると女子学生たちがざわつき始めました。

その理由は高槻がテレビの特番で紹介されたイケメン准教授だからです。

深町尚哉
「なるほど、有名人ってそういうことか」

深町が民俗学Ⅱの人気に納得していると、高槻が民俗学について説明を始めました。

民俗学は堅苦しく言うと、民間伝承の調査を通して一般庶民の生活や文化の発展と歴史を研究する学問です。

民間伝承というのは昔から人々の間に伝わる習俗や伝承なのですが、このままでは堅苦しくて良く分かりません。

そこで高槻は学生にも分かりやすく民俗学の定義を説明します。

高槻彰良
「ひとつの昔話が生まれた背景、ひとつの祭りが行われるようになった理由、そうしたものを通して人々の暮らしや心のありようを知っていく学問、それが民俗学です」

高槻はその中で現代に語り継がれる怪談や都市伝説に興味を持っていました。

トイレの花子さんや口裂け女など、このような怪談が現在に語られるきっかけとなる話を高槻は研究しているのです。

そんな高槻が学生たちに自信が開設した隣のハナシというサイトに、体験したことや聞いたことのある不思議な話を投稿してほしいとお願いしました。

このお願いによって深町と高槻の怪異と向き合う物語が幕を開けることになったのです。

 

 

誰でも怪談話に興味を持った時期があると思います。

そんな怪談を理論的に考察しているのでとても読みやすい物語だと思いました。

怪異の謎を解明する2人の推理劇を描写した『准教授・高槻彰良の推察』

嘘を見抜く深町の能力がどのように発揮されるのかが見所になっています。

准教授と学生の華麗な推理ショーにご期待ください。

後編

高槻の講義を受けた深町は自分が幼い頃に体験したことをサイトに投稿しました。

すると高槻が深町を研究室に呼び出します。

高槻彰良
「深町くん研究室棟に入ったのは今日が初めて?」
深町尚哉
「あ、はい、ドラマとかに出てくる研究室って意外と正しいんですね、なんか雰囲気とかこんな感じだった気が」
高槻彰良
「僕の研究室はだいぶ大人しいほうだよ、考古学の舟橋先生の部屋には土偶や火炎式土器が並んでるし、西洋中世史の田村先生の部屋には騎士の鎧と槍があるからねぇ」

研究室について語る高槻の声はとても聞き心地の良いものでした。

深町はその理由にすぐ気づきます。

深町尚哉
「ああ、そうか、この人は嘘を言わないんだ、だからといってこの先ずっとこの男が嘘をつかないわけはない、信用するな、向こう側に踏み込むな」

嘘が見抜ける深町は他人と深く関わり合いたくありません。

他人と関わり合いたくないので深町は孤独な状況を受け入れているのです。

そんな状況を知らない高槻が本題について説明し始めました。

高槻が深町を呼び出したのは、サイトに投稿した不思議な体験についてです。

高槻彰良
「同じように不思議な話を書いてくれた学生は何人かいたけど、大半はネットや本から引き写したものを多少アレンジしたものだった、でも君の書いたあれはそういうのとは違っていた」

深町の体験したことに高槻は興味をそそられていました。

サイトに投稿した内容は小学生の時に体験したお祭りについてです。

体験したお祭りは盆踊りの音楽な全く鳴らされず、参加者の全員が何らかのお面を被っていました。

朝になって深町が祖母に質問しても、そんなお祭りはやっていないとの一点張りです。

夢だったのかもしれませんが、深町はこの不思議体験をサイトに投稿しました。

深町尚哉
「先生、俺が書いた文章全部覚えてるんですか?」
高槻彰良
「僕は他の人より少し記憶力がいいんだ、一度読んだことは覚えてしまえるんだよ、僕のことよりいくつか質問させてもらいたいんだけどいいかな?」

高槻は体験した年齢や田舎の場所について詳しく質問してきます。

この質問に深町は3つの選択肢を隠しながら丁寧に答えていきました。

すると高槻がこの体験を深町が夢ではなかったという根拠を尋ねてきます。

深町尚哉
「起きたとき寝間着に草がついてたんです、夜中に自分で外に出ない限り草なんてつくわけないから、それであああれは本当のことだったのかもって思ったのです」

重要な理由については説明しません。

しかし深町が説明した理由は真実でした。

これまでの説明を聞いた高槻は一つの仮説に辿り着きます。

高槻彰良
「盆踊りを踊っていた人たちは全員顔にお面をつけていたそうだね・・・君は?もしかしたら君もそのときお面をつけていたんじゃないかな」
深町尚哉
「なんでわかったんですか?」
高槻彰良
「君もお面をつけていたからそのお祭りに参加できたんじゃないかと思ってね、僕が思うにそれは死者たちの祭りだったんじゃないかな」

元々、盆踊りにはお盆の時期に現世へ戻ってきた死者や精霊を供養する意味が込められていました。

地方によってはお面や頭巾で顔を隠す所もあります。

顔を隠す理由は死者と生者が何の隔たりも無く楽しめるということと、死者に顔を見られるとあの世に連れて行かれるという説が提唱されていました。

深町尚哉
「青い提灯にも何か意味があるんですか?」
高槻彰良
「青い提灯は普通にどこでもあるけど普段そこで使ってなかったというならきっと意味があるんだろうね、そうだね、青という色から僕が連想するのは江戸時代に百物語で使われていた青い行灯かな」

青い行灯が意味するものとは!?

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『准教授・高槻彰良の推察』のネタバレ(漫画)!第2話!

2022.01.01

 

『准教授・高槻彰良の推察』ドラマのキャストは?

レベルの高いサスペンス漫画として注目されている『准教授・高槻彰良の推察』

この漫画は実写ドラマ化され話題を集めました。

気になるドラマのキャストは高槻彰良役を伊野尾慧さん、深町尚哉役を神宮寺勇太さんが務めています。

他にも岡田結実さん吉沢悠さん須賀健太さんがキャスティングされました。

漫画を読んだ後は実写ドラマも視聴してみてください。

 

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