転生ギャル勇者と囚われの姫～モラハラ義実家を攻略せよ～のネタバレ！

今回は「横山真由美」先生の『転生ギャル勇者と囚われの姫～モラハラ義実家を攻略せよ～』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『転生ギャル勇者と囚われの姫～モラハラ義実家を攻略せよ～』はこんな漫画(あらすじ)

美沢勇花(みさわゆうか)は37歳の誕生日、信号待ちしていて倒れそうになった女性をかばってしまいトラックに轢かれました。

意識を取り戻すと勇花は19歳の女の子に転生しています。

イケメンの旦那までいるので勇花は茨木姫乃(いばらきひめの)として第二の人生を謳歌することにしました。

しかし姫乃はモラハラ旦那といびる姑に苦しめられていたのです。

姫乃の苦しみを知った元カリスマギャルの勇花は彼女に代わってモラハラ義実家に革命を起こし始めました。

アラフォーの経験値と19歳の若さで旦那と姑に立ち向かっていく『転生ギャル勇者と囚われの姫～モラハラ義実家を攻略せよ～』！

今回はスカッとした気分を味わえるヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

転生した元カリスマギャルがモラハラを吹っ飛ばす爽快な物語になっていますよ。

『転生ギャル勇者と囚われの姫～モラハラ義実家を攻略せよ～』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

おひとりさまの美沢勇花は37歳の誕生日なのに仕事で疲れていました。

「ケーキくらい買って帰るか・・・もたれるし太るしやめとくか・・・」

ため息をつきながら信号待ちをしていると、隣に立っていた女性が前に倒れてしまいます。

とっさに女性を庇った勇花は身代わりとなってトラックに轢かれました。

「カリスマギャルと呼ばれた無敵時代もあったが、その後は仕事も恋も安定せず去年誕生日を祝ってくれた恋人は若い女に走った、ああ私の一生・・・あの頃がピークだったな」

走馬燈のようにカリスマギャルだっだ時代の姿が脳裏に浮かんできます。

このまま死ぬと思ったのですが意識を取り戻すと看護師の声が聞こえてきました。

看護師は鏡を見せると19歳の茨木姫乃で間違いないか確認してきます。

「・・・この娘あの信号待ちの時の・・・待ってよ、それじゃわたしのほうはどうなっちゃったん・・・」

庇った女性と身体が入れ替わっていました。

混乱していると病室に旦那が現れます。

「姫乃！よかった・・・事故に巻き込まれたって聞いて、死ぬほど心配したよ！」

心配したイケメンの旦那が病院に駆けつけてくれました。

ここで姫乃になった状況を頭の中で整理します。

「こ・・・これってまさか死にかけて目覚めたらイケメン旦那に溺愛される若妻だった的な・・・？いわゆる転生的なやつ・・・！？それか夢・・・」

まだ現実なのか夢なのか判断できません。

そのまま姫乃として旦那と一緒にタクシーで自宅へ向かいます。

とんでもない展開ですがイケメンの旦那が隣に座っている状況は悪くありません。

「この娘の相手としてはけっこう年上よね・・・そりゃ溺愛オーラ溢れますわ」

溺愛オーラがひしひしと感じられるのですが、なによりも大事なことはムッチムチの10代になっていることです。

転生にしても夢オチだとしてもアラフォーの勇花はこのチャンスを満喫することにしました。

「まったく何やってんのよ、この死にぞこないの迷惑嫁」

「えっ」

「ホント・・・仕事中呼び出されるし、手間取らせるなよ、のろまブタ」

「ん？んんん！？」

家に帰ると溺愛オーラが消えた旦那と姑のモラハラが始まります。

状況が飲み込めないまま家事を命令されました。

19歳の茨木姫乃は義母の麗子、そして夫の徳崇と暮らしている専業主婦で子供はいません。

「やることなすこととろいわねぇ、どうせ事故の時もボケっとしてたんでしょ」

「嫁・・・っていうか家政婦？召使い？」

退院したばかりなのに掃除とアイロンがけを命じられます。

おとなしく従っているのですが嫁として扱われているとは思えません。

「怠けるな、うすらデブ、食わずに働いてカロリー使え」

「いやこの人権の無さは・・・奴隷じゃん・・・姫乃ちゃん・・・なにこのブラックな嫁ぎ先」

食卓も別にされているので本当に奴隷のようです。

本物の姫乃はモラハラ地獄に耐えられていたのでしょうか！？

転生したことをチャンスだと捉えるところに勇花の明るくてポジティブな性格が表現されていますね。

そんな勇花でも従ってしまうほどの強烈なモラハラには驚かされました。

アラフォー女性の逆転劇を描いていく『転生ギャル勇者と囚われの姫～モラハラ義実家を攻略せよ～』！

ここから本当の姫乃がどれだけ苦しんでいたのかが明らかになっていきます。

姫乃を救うためリベンジを誓った勇花のレボリューションにご期待ください。

後編

モラハラ地獄の洗礼を受けた勇花の一日がようやく終わろうとしています。

「・・・やっと解放された、事故ったその日に初対面おばさんのパンツ手洗いさせられるとは・・・」

姫乃に用意された部屋はとても狭く、独房と言っても過言ではありません。

しかし旦那とは別の部屋ということが唯一の救いです。

「うう・・・布団も薄っす・・・この娘なんでこんな目に遭ってんの・・・？ここの家族に弱みでも握られてんのかな・・・」

横になると布団とカバーの間にノートが入っていました。

ノートには本物の姫乃が大量の愚痴と文句が書いているので、勇花は闇の書だと思ってしまいます。

中身を読んでみると日記になっていたので姫乃がどんな生活を送っていたのかが分かってきました。

まずスマホを監視されているので旦那と義母から暴言を吐かれ、パンツを手洗いさせられている奴隷生活をノートに綴ったようです。

結婚前の徳崇はとても優しかったのに結婚した途端にモラハラ野郎の本性を出しました。

姫乃は旦那を信じた自分が情けなくて仕方ありません。

「おまえは無能で家も貧乏だから拾ってやった俺に一生感謝しろと毎日言われる、ファック」

実際に姫乃の実家は余裕が無いし、両親にも余計な心配をかけたくないのです。

しかし子供を産まされたらいよいよこの地獄から脱出できません。

「パワーワード増えてきたな」

そこで姫乃は細身の女性が好みな旦那との夜のお勤めを回避するため逆ダイエットを始めました。

逆ダイエットに成功して太ったので寝室が旦那と別になったのです。

「案の定仕上がったらいっさい触れてこなくなった、デブ、ブタしか言ってこない、語彙力なさすぎ」

しかし幼馴染には今の自分を見られたくありません。

ここで電気の無駄という理由で部屋の灯りを消されます。

「そっか・・・こんな暗がりで書いてたら、そりゃ禍々しい感じになっちゃうよね」

その後もモラハラ地獄は続いていきました。

負けたくはありませんがバカにされ続けた姫乃は心が折れそうになります。

「やっぱりこんなの辛すぎる、悪い夢であってほしい」

だるさと辛さでフラフラしながら歩いていると、事故現場の信号にたどり着きました。

そこで勇花と姫乃は転生してしまったのです。

「モラハラサンドバッグの少女なんて本当はいなくて、目が覚めたら冴えないアラフォー女に戻っててよ・・・」

「いつまで寝てるのっ、誰より遅く寝て早く起きるのが務めでしょうが」

冴えないアラフォー女には戻っていませんでした。

夢説は完全に消えたのでこのとんでもない展開を本格的に受け入れなければならないのです。

「けどあんな質の悪い睡眠でもHP全回復しちゃってるこの感じ、寝るのにも体力削られるお年頃とはやっぱ違うわ・・・そうだ、この若さがある、昨日は状況に飲まれてつい従ったけど・・・こうなった今その必要ある？」

姫乃の若さと勇花の経験値があればモラハラに負ける気などしません。

勇花は姫乃と今の自分のために旦那と義母を攻略して、囚われの状態から脱出することにしました。

まずはギャル時代の無敵感を思い出すため派手なメイクを施します。

「ちょっとあなた・・・家事するのにそんな派手メイク必要ないでしょ！ポンコツ嫁の分際でチャラチャラするなんて許した覚えは・・・」

「いえお義母さま、まだまだ全然盛れてないんでその極太アイライナー貸してもらえません？それかコスメ代を数万円ほど・・・」

無駄口を叩いている暇があるなら掃除しろと怒鳴られました。

しかし今の姫乃は掃除を利用してダイエットすることにしたので苦になりません。

このまま家事のフリエクササイズとカロリー制限で元のナイスバディに戻すつもりです。

「フン、醜いブタ娘がケバいメイクなんかしてどういうつもりだ？エクササイズも今さらなんだよ、そもそも食うなデブ」

「引くわぁ、いい大人たちがこんな健気な少女を平然といびってんの心底引くわぁ・・・まあ今の中身は擦れたアラフォーだけど、嫁も日記で呆れてた低レベル口撃にはそれなりの対処で充分でしょ」

舌をペロッと出して変顔を決めてやりました。

すると激怒した旦那がテーブルから食事をぶちまけます。

「ブタのエサなんか食えるか、片付けろ」

「あーんっ♡安心してください、3秒ルールなんで」

「ギャー、ノリくん！」

床に落ちたコロッケを旦那の口に入れてやりました。

こうして姫乃に転生した勇花のレボリューションが幕を開けたのです。

「いいよね姫乃ちゃん、あの時本気で死にたかったわけじゃないだろうけど、それほど追い詰められていたのなら、うっかりかばった私の無念を晴らすためにも勝手にここから救い出しちゃってもいいよね・・・！」

自由になりたいと日記に書いていた姫乃の苦しみと自分の無念を晴らすため、勇花はモラハラ義実家を攻略することにしました。

ギャルパワーでモラハラをボッコボコにしていく義実家バトルの行方は、実際に漫画を読んでお楽しみください。

『転生ギャル勇者と囚われの姫～モラハラ義実家を攻略せよ～』を読んだ感想

モラハラに苦しめられながらも日記の中で旦那をバカにする姫乃が印象的でした。

それでも逆らえないほどモラハラは精神的苦痛を与えるものなのでしょうね。

地獄から脱出するための奮闘をコミカルに描写した『転生ギャル勇者と囚われの姫～モラハラ義実家を攻略せよ～』！

若さと経験値で旦那と義母を追い詰める新感覚の物語です。

無双状態になった元カリスマギャルからは平成の面白味を感じられますよ。

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