悪役令嬢は暗殺者を誘惑するのネタバレ(漫画)!復讐の行方は?

今回は「漫画 せんりょう静 原作 マチバリ」先生の『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』はこんな漫画(あらすじ)

公爵家の令嬢に生まれたヴェラルデは利益になる相手と結婚することが役割のため、父親から愛してもらえず厳しい教育を受けてきました。

不遇な環境に苦しむ中、自分に似た兄を溺愛する母親が亡くなります。

母親の死を受け入れられない兄はヴェラルデに暴力を振るうようになり、落ちつくまで領地で暮らすことを命じられました。

喪も明けぬうちに愛人の元へ向かった父親と、いつまでも母親離れできない兄にヴェラルデが呆れていると、眺めていた噴水の水面に前世の記憶が映し出されます。

ここからヴェラルデは前世の記憶を活かしながら自由な生き方を手に入れるため動き始めました。

父親と兄に復讐を遂げようとするヒロインの執念を描写した『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』

今回はファンタジーと恋愛がミックスされた漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ヴェラルデと暗殺者ノインの恋模様にもご注目ください。

 

『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

兄の妻になるルミールという女性に暴言を吐いたヴェラルデが叱られています。

ヴェラルデ
「そうだとしてもまだ婚約もしておりません、彼女は位を持たない下級貴族の娘、公爵家令嬢であるわたくしへ礼を尽くすのは当然の作法でしょう」

貴族の常識を理解していない兄が信じられません。

それでも兄は妹の分際で自分に意見するヴェラルデが許せないようです。

ヴェラルデ
「お兄様が頼りにならないからではありませんか、どんな方と遊ぼうと自由ですが最低限の教養もない方を公爵家に招き入れるわけにはいきません」

反論すると兄の怒りが爆発しました。

兄は大勢の前でヴェラルデの勘当と、ルミール嬢との婚約を宣言します。

こうしてヴェラルデは公爵家から追放されることになりました。

ヴェラルデ
「せいぜい今は自分の計画に酔いしれているといいわ、だけどわたくしとて負け戦をするつもりはないのよ・・・!」

物語はここで5年前まで時間を遡ります。

ヴェラルデの母親が亡くなりました。

騒ぎを聞きつけたヴェラルデが母親の部屋を訪ねます。

ヴェラルデ
「部屋に入ってもいいかしら?それともお母様は死んでなおわたくしには会いたくないかしら?」

母親は自分に似ている兄のことばかり可愛がっていました。

ヴェラルデは誕生日のプレゼントしか貰ったことがありません。

12歳の誕生日プレゼントを貰えないことを実感しているうちに悲しくなってきました。

そんなヴェラルデの様子に気付いた兄が暴力を振るってきます。

見かねた父親は落ち着くまで兄を領地へ送ることにしました。

ヴェラルデ
「まったく、お兄様も大概だけどお父様もだわ、お母様が亡くなって1週間・・・喪も明けぬ内から愛人の元に向かうとは・・・」

父親にとって必要だったのは母親の血統と財産だけだったのです。

政略結婚に愛情があったとは思えません。

母親が亡くなったことでヴェラルデの誕生日を祝ってくれる家族はいなくなりました。

ヴェラルデ
「お兄様のようにお母様に似ていたら良かったのかしら、整ってはいるけど可愛さのないわたくしの顔ってまるで悪役令嬢ね、え?いやだ、何を言っているのかしら?」

悪役令嬢などと言ったつもりはありません。

不思議だと感じているうちに激しい頭痛が襲ってきます。

激しい痛みでヴェラルデは意識を失ってしまいました。

その間に不思議な光景が脳裏をよぎっていきます。

ヴェラルデ
「さっき水面に映ったものは・・・いえ違うわ、わたくしの頭の中での出来事よ、あれは過去に見て覚えていたものかしら?前世の記憶?まさかそんな!」

すぐには前世の記憶であることを信じることができません。

別人の物語を見たような感じはありますが、ヴェラルデには前世の記憶だという妙な確信がありました。

とんでもない誕生日プレゼントを貰ったヴェラルデは笑ってしまいます。

ヴェラルデ
「前世の自分は早くに親を亡くしひとりで苦労したみたいだけど、技術や価値観がずっと進んでいて女性一人でも働きながら生きていくことが可能な世界なんて」

前世では自分の思うがままに生きて恋ができ、好きな仕事に就くことができていました。

そんな世界が羨ましくなってきます。

公爵家の令嬢に生まれたからには政略結婚で利益を上げ、跡継ぎとなる子供を産まなければいけません。

ヴェラルデ
「親子の情も無く厳しく教育されてきた、自立なんて夢のまた夢・・・いえ本当にそうかしら?」

先ほど知った悪役令嬢は、美貌と権力で己の欲望を満たす存在です。

ヴェラルデの恵まれている容姿と現在の環境は悪役令嬢と同じなのかもしれません。

ヴェラルデ
「ならば今得た前世の記憶を生かすことが出来れば・・・自由な人生が送れるかもしれない、悪役令嬢のように望みのままに生きる、楽しそうだわ!」

前世の記憶を活用しながら自由に生きることを決めたヴェラルデだったのです。

 

 

公爵家に生まれたというだけで不自由な生活を強いられたヴェラルデがとても不憫でした。

それでも前世の記憶を手に入れたことでヴェラルデの未来は明るくなりそうですね。

知識と記憶を活かして自由を手に入れようとするヴェラルデの奮闘を描いていく『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』

ヴェラルデにはターニングポイントとなる出会いが待ち受けています。

出会いを活かすヴェラルデの賢さにご注目ください。

後編

前世の記憶を得たことに喜んでいると、庭から大きな物音が聞こえてきます。

猫が紛れ込んだのかと思いながら様子を伺うと、血まみれの少年が倒れていました。

ヴェラルデ
「黒髪だわ、初めて見た、誰かを呼んで・・・」

助けを呼ぼうとしたのですが、起き上がってきた少年に身体を抑えられます。

少年はヴェラルデの顔にナイフを突きつけました。

ノイン
「騒ぐな!」
ヴェラルデ
「さ・・・騒ぐ気なんかなかったわ!酷い怪我をしているから助けを呼ぶつもりだったのよ」

この状況によって少年が公爵家の使用人ではないことは理解できます。

味方ではないことを理解したヴェラルデに逆らうつもりはありません。

ノイン
「俺が去るまで大人しくしているなら殺さずにいてやる」
ヴェラルデ
「それなら先ほど殺せば話が早かったのでは?」
ノイン
「・・・正気か?」
ヴェラルデ
「正気よ!動揺しているだけよ!とにかく今は手当てが必要ではなくて?死にたくはないでしょう?」

少年は手当など必要ないと強がります。

しかし傷は思ったよりも深く意識を失ってしまいました。

ヴェラルデは使用人に手伝ってもらい少年を自室まで運ぶことにします。

手伝ってもらった使用人以外には少年のことは秘密にしておきました。

2日後、ずっと眠っていた少年が目を覚まします。

ノイン
「ずっとここにいたのか」
ヴェラルデ
「まさか、そんなに暇ではありませんの、時々様子を見に来ていただけですわ」
ノイン
「お前・・・ギジュエスタの娘か」
ヴェラルデ
「お前呼ばわりされる筋合いはございませんが、ええ、ヴェラルデ・ギジュエスタですわ、一応聞いて差し上げますけど何をどうしたらそんな怪我をして我が家で倒れることになりましたの?」

少年はヴェラルデを睨んだまま何も話しません。

ただヴェラルデは少年が父親に害をなすために来たことを理解しています。

公爵家には不相応に多すぎる贅沢品が飾られていて、護衛は少年を容赦なく斬りつけました。

以前から不安を感じていましたが、前世の記憶を持ったことで父親が何らかの悪事に加担していることを確信します。

少年と対峙しているヴェラルデは尋問ではなく交渉を開始しました。

自信の復讐という線は薄いので少年はヴェラルデにとって役に立つ存在かもしれないのです。

ヴェラルデ
「あなたのお仕事をしばらく待っていただけませんか、あなた・・・お父様と敵対する相手が遣わしたスパイか暗殺者でしょう?わたくしまだ子供なので今お父様に亡くなられると困りますの、だから暗殺は待っていただけないかしら、あと5年ほど」

実の父親ですが国を裏切るような忠誠心の薄い人間に興味はありません。

お互いに愛情も無いので父親を殺されても問題ないのです。

ノイン
「俺の一存で決めることは出来ない」
ヴェラルデ
「では上の方?と相談なさってください、もし駄目なら苦しませずに殺してあげてくださいね」

相談の結論を待つことになりました。

少年が逃げ出すと公爵家の護衛が増員されます。

夜になると少年が戻ってきました。

ノイン
「・・・5年でいいんだな?元から暗殺は最終手段で監視が目的だった、5年の猶予は許容範囲だ」
ヴェラルデ
「ありがとう、それまでに自立するわ、5年経ったらお父様は好きにして」
ノイン
「そこまで自分の父親が嫌いか?」
ヴェラルデ
「むしろ復讐したいくらいよ、わたくしは政略結婚の道具で鬱憤の捌け口としか思われていないの」

父親の暴力が躾と称した虐待だったことは分かっています。

この世界では女の地位が低いので誰も父親の行動を止められませんでした。

ノイン
「公爵を殺しはしないが監視の仕事は続けさせてもらうぞ」

警戒態勢が強化されたので監視は難儀すると思われます。

ヴェラルデはターゲットの娘に助けられた少年が大丈夫なのか不安になってきました。

ヴェラルデ
「あなた危なっかしくて面白いわ、それに綺麗」

少年に近づくとヴェラルデが黒髪に触れます。

予測していなかったヴェラルデの行動に少年は動揺しました。

ノイン
「お前俺が怖くないのか」
ヴェラルデ
「別に・・・害をなすつもりはないようですし」
ノイン
「そうじゃなくて・・・髪とか眼とか普通じゃない色だろ、みな気持ち悪がる・・・」

この世界で黒髪は珍しいようです。

珍しさから少年は気味が悪いと思われていました。

ヴェラルデ
「たしかに黒と紫ですから珍しいですわよね、でも夜空のようで綺麗だわ、わたくしは好きよ、ねぇあなたお名前は?」
ノイン
「・・・ノイン」
ヴェラルデ
「ではノイン、わたくしの仲間にならない?」

ヴェラルデはノインを雇うような上下関係を求めているわけではありません。

求めているのは対等の存在として必要な時に味方でいてくれる仲間です。

ノイン
「仲間って・・・」
ヴェラルデ
「ダメなら愛人でもいいわよ?」
ノイン
「なにを馬鹿なこと・・・!」

首に腕を回されたノインは激しく動揺してしまいました。

愛人という言葉に恥ずかしくなったノインは、仲間になることを勢いで引き受けてしまいます。

ヴェラルデ
「契約成立ね、これは契約のキスよ、よろしくね、私の暗殺者さん」

悪役令嬢は誘惑した暗殺者をどのように利用していくのでしょうか!?

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『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』を読んだ感想

前世の記憶を得る前と後で別人のように変貌したヴェラルデの姿が印象的でした。

まだ少女なのに大人びた様子でノインを誘惑していくヴェラルデは正真正銘の悪役令嬢ですね。

ヴェラルデの復讐劇を綴っていく『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』

不自由な世界から羽ばたくためにヴェラルデが様々な画策を企てます。

恋模様と復讐劇の両面を楽しむことができますよ。

 

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