晴れ晴れ日和のネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

今回は「吉村佳」先生の『晴れ晴れ日和』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『晴れ晴れ日和』はこんな漫画(あらすじ)

仕事ができて美人の香田千晴(こうだちはる)は会社のマドンナです。

そんな千晴に母親が外国で再婚したことを知らせてきました。

再婚相手の娘は日本で暮らしているのですが、同居していた祖父が亡くなったので迎えに行ってほしいと頼まれます。

迎えに行った千晴は義理の妹となったルイを引き取ることにしました。

一緒に暮らし始めると千晴は7歳の義妹にメロメロの状態になってしまいます。

義理の姉妹が2人ぼっちで生活していく『晴れ晴れ日和』

今回はほのぼのとしたギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

仲が良い姉妹の姿から元気を貰ってみてください。

 

『晴れ晴れ日和』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

久しぶりに母親から千晴に電話がかかってきました。

母親は外国で再婚したことと、再婚相手の娘が日本でお祖父さんと暮らしていることを伝えてきます。

ただお祖父さんが亡くなってしまい娘が1人になってしまったので、千晴に様子を見に行ってほしいとお願いしてきました。

葬儀場に向かうと娘のルイが1人ぼっちで座っています。

これが千晴とルイの出会いになりました。

香田千晴
「おつかれさまでした、お先に失礼します」

仕事が終わったので帰ろうとしていると、男性社員が食事に誘ってきます。

しかし家の用事があるので断りました。

美人の千晴はいつも男性社員から食事に誘われているのです。

誘いを断って毎日定時で帰るので、千晴には素敵な彼氏がいるのではと噂されるようになっていました。

ですが千晴に彼氏がいる訳ではありません。

香田千晴
「ルイくんきいてー!」
天原ルイ
「おかえり、ちはる」

千晴は7歳の義妹にメロメロなのです。

帰ってくるとすぐルイに抱きつきました。

香田千晴
「やってもやっても仕事いっぱいでね、ドライアイとまぶたの痙攣つらくてね、ナンパされて怖かった」
天原ルイ
「やだったね、ちはる、元気になるもの見せようか、たたまれた洗濯もの」

頭をポンポンとしてくれ、熱いお茶も淹れてくれます。

ルイのおかげで元気が出てきました。

香田千晴
「夕メシこしらえてきますわ」
天原ルイ
「がんばれ」

外国で千晴の母親とルイの父親が再婚したので2人は義理の姉妹です。

ルイの面倒を見ていた祖父が亡くなってしまい、現在は千晴の家で暮らすようになっていました。

香田千晴
「ごめんね、またやっちゃった・・・火を通そうとして煮崩してしまい、毎度ボロボロでございますが」
天原ルイ
「ちはるの料理はちょっと雑だ、モテないよ、でもがんばっててかわいいぞ、おかわり」

メロメロになった千晴はルイに抱きしめてもらいます。

抱きしめられると天を仰ぎたくなりました。

香田千晴
「ルイくんといると自己肯定感が雑草のよーに繁殖するのね、イメージ的には飛来した種から植えてもないのに花壇を覆うナガミヒナゲシ」

雑な例えですが言いたいことは伝わったようです。

食事が終わるとルイが予習を始めました。

その間に千晴がお風呂の準備をします。

お風呂に入ると千晴がルイの髪を洗ってあげました。

湯船につかりながら明日からの予定を確認します。

香田千晴
「明日から学校ね、お友達いっぱいできるわよ、ランドセル使うの楽しみね」
天原ルイ
「べつにふつう」
香田千晴
「先生に挨拶したいし朝は私も一緒に行くから、ルイくんの保護者として気合の入ったおめかしするわね」
天原ルイ
「ちはるは素顔でじゅうぶんなのに」

お風呂から上がるとドライヤーでルイの髪の毛を乾かしました。

するとルイが寝室に向かいます。

香田千晴
「布団なら私しくわよ」
天原ルイ
「いいよ、ちはるは女を磨いておきなよ、ルイのために」

布団を敷いてからランドセルの準備をしました。

祖父の遺影に手を合わせてから千晴を呼びに行きます。

香田千晴
「キャー、まってー、まだネイルが乾かないの」
天原ルイ
「冷風を10分程度だっけ」

ルイに協力してもらいながら女磨きを続けました。

そして万全の状態が整います。

香田千晴
「明日は女としての全力をごらんにいれます」
天原ルイ
「うん、寝ような」

寝る準備をしていると急に雷が鳴り響きました。

雨も本降りになってきます。

香田千晴
「急に降ってきたわね、明日にはやんでるといいけど」
天原ルイ
「傘をさせば平気だよ、おやすみ」

千晴とルイが初めて出会った日も雨が降っていました。

葬儀場に行くと千晴の耳にルイの今後を心配する声が聞こえてきます。

他に親戚がいないのでルイは父親が暮らしている海外に移住するしかありません。

香田千晴
「あ、ルイちゃんよね」
天原ルイ
「ちゃんはやめて、わたし向きじゃない」
香田千晴
「どうしたの?トイレ?」
天原ルイ
「ちがう、みんなおじいちゃんを語っては泣き、わたしを見ては泣くんだけどあいにくルイは泣かないからな、悲しみにみずをさす、そういう性格だ」

まだ7歳なのに大人っぽい様子のルイを、千晴は痛快だと感じました。

痛快だと思っていると空も晴れ晴れしてきます。

青空を眺めているうちに千晴はルイと暮らすことを決めました。

香田千晴
「ルイくーん、準備できたら出かけましょー」
天原ルイ
「わかったー、きょうかしょ、ふでばこ、うわばき、ちはるにもらったうわばき袋、ランドセル、おじいちゃん、ルイはつよいおんなになるからね!」

こうして義理の姉妹は新生活をスタートさせたのです。

 

 

美人で優秀な千晴がルイにメロメロの様子がとてもチャーミングでした。

まだ7歳なのに落ち着いているルイが千晴を手懐けているところも愉快ですね。

血の繋がっていない姉妹が手を取り合って暮らす日常を綴っていく『晴れ晴れ日和』

素敵な愛情を感じられる優しい物語になっています。

お互いを支え合う姿に感動を味わうことができますよ。

後編

いよいよルイが小学校に転入する日がやって来ました。

ルイが通うことになったのは2年3組です。

香田千晴
「急な転入に対応して頂きありがとうございました、保護者の香田です、これからよろしくお願いします」

若くて美人な千晴の丁寧な対応に先生たちは安心してくれました。

素敵な印象を与えたまま千晴が職員室を出て行きます。

天原ルイ
「そこまでいっしょに行ってきていい?」

先生に許可を頂いたルイは千晴の痕を追いかけました。

その様子を見た先生は心細いルイのことを気にかけてあげなきゃいけないと思います。

香田千晴
「きょっ、きょうもっかえるまであえないのねっ」
天原ルイ
「よしよしちはる、泣いちゃダメだぞ」

先生の心配とは真逆で心細いと思っているのは千晴の方でした。

千晴が落ちついてくれたのでルイは教室へ向かいます。

自己紹介を終えると席は一番後ろになりました。

くるみ
「ねーねー、あたしくるみー、昨日公園でけんかしてたでしょー」
天原ルイ
「けんかじゃない勝負、なんか言ってきてうるさかったから」
くるみ
「わかるー、くるみもよく言われるもん、ほら、くるみってかわいいから、ルイちゃんもかわいいね」
天原ルイ
「ちゃんはやめて、ちはるはルイくんて呼ぶ」

隣のくるみと話しながらノートと筆箱を出します。

ノートは千晴が赤色のものを選んでくれました。

新品のノートと筆箱を見た男子から勉強していないとからかわれます。

男子は昨日公園で負けた腹いせをしたいのかもしれません。

そんなことは気にせず、ルイは予習した成果を発揮して先生から褒められます。

体育の授業でも運動神経抜群なルイは大活躍しました。

香田千晴
「ルイくん運動得意だもの、楽しみねー」
天原ルイ
「たいいくってなにやるの」
香田千晴
「そーね、走ったり跳んだり跳び箱とか鉄棒とかドッジボールとか・・・人気のスポーツなんだけど私は苦手だったな、ボールが当たると痛いし怖いし、的になってばかりで・・・」

運動着を買った時に教えてもらったドッジボールでもルイの活躍が止まりません。

大活躍したルイは女子の人気者になりました。

授業が終わり帰ろうとしているルイにくるみが一緒に帰ろうと誘ってきます。

くるみと一緒に帰っていた五島という男子はルイのことが気に入りません。

金曜まで持って帰らなくていいうわばき袋をルイが持って帰ろうとするので注意してきます。

無視して帰ろうとしているとうわばき袋を引っ張られました。

その力でうわばき袋が破れてしまいます。

香田千晴
「できましたーっ、縫い目ガタガタの手縫いですが・・・」
天原ルイ
「世界でひとつのてづくりだな、だいじにするね、ねこかわいい」

うわばき袋は千晴が一生懸命作ってくれました。

大切なものを壊されたルイが五島に迫っていきます。

しかし何もせずに教室を出て行きました。

くるみ
「ルイちゃんまってよー、男の子って構ってほしくていじわるするんだって、明日あたり謝ってくると思うよ」
天原ルイ
「べつにいい」
くるみ
「いっしゅんルイちゃん泣くかと思った、それか怒ればよかったのに、今日うるさかったでしょ」
天原ルイ
「ルイは泣かない、けんかもしない」

千晴に見せたくないのでルイは自分でうわばき袋を直すことにします。

しかし帰ってきた千晴にうわばき袋を見られてしまいました。

香田千晴
「上履き袋ほつれちゃったの?強度が足りなかったかしら、すぐ直すからね、あーそうか!上履き袋の部品さっき男の子が届けてくれたの、落ちたのを拾ってくれたみたい」
天原ルイ
「ちはる、がっかりしてない?」
香田千晴
「どうして?今日はルイくんが学校に行ってくれて嬉しいわ」

ルイに友達ができたことを喜びながら、自分のことも忘れないでほしいと思う千晴だったのです。

 

『晴れ晴れ日和』を読んだ感想

態度は異なりますが千晴とルイがお互いのことを大切にしていることが伝わってきますね。

クールビューティーだと思われている千晴が、ルイにメロメロな様子もチャーミングだでした。

義理の姉妹が支え合いながら生きていく『晴れ晴れ日和』

コミカルなストーリーの中に優しさが詰まった素敵な物語です。

仲良しの千晴とルイに癒されました。

 

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