悪役令嬢は暗殺者を誘惑するのネタバレ(漫画)！第2話の見所は？

今回は「漫画 せんりょう静　原作 マチバリ」先生の『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』はこんな漫画(あらすじ)

公爵家令嬢のヴェラルデは父親と兄から虐げられながら生きてきました。

ひょんなことから前世の記憶を手に入れたヴェラルデは、自由を手に入れるため父親と兄に復讐することを決意します。

復讐のため父親の命を狙った暗殺者のノインを誘惑して仲間に加えました。

ただし復讐するためには自由に使えるお金を稼がなければいけません。

ノインという暗殺者を誘惑したヴェラルデはどのような方法でお金を稼いでいくのでしょうか！？

復讐に全てを捧げたヴェラルデの生き様を描いていく『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』

今回は恋愛と復讐をテーマにした漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

目立つ黒髪と目の色を隠すノインの姿が魅力的ですよ。

『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』の魅力紹介（ネタバレ含む）

第2話前編

ヴェラルデの仲間になることを受け入れたノインは黒髪と目の色を変えることにしました。

「目も髪も茶色に変わったわ、世の中には便利な道具があるのね」

「貴族様が夜遊びにもよく使う魔道具だ、俺の元の姿は目立つからな、普段はこの姿の方がいい」

使用人の服装もノインにはよく似合っています。

しかし言葉遣いはまだまだ褒められるレベルには達していません。

「せっかく孤児を拾ったと作り話をして縁戚の男爵家の養子にして書面まで作ったのよ、あなたはわたくしの直属雇用の使用人になったの、言葉遣いもちゃんとして、わたくしの品位を下げないためにも努力なさい」

「わかったよ」

「わかりましたでしょう？」

「・・・わかりました、ヴェラルデお嬢様」

ノインが考えているよりもお嬢様と使用人の関係は有益です。

関係を維持するためには表向きの礼儀を守らなければなりません。

「あなたはお父様の動向を間近で監視できるしわたくしはそばにノインを置くことができる、おまけにどこにでも連れていけるわ、たとえ王城でもね」

ヴェラルデの立場を利用すれば王城に入ることもできます。

どんなに優秀な暗殺者でも王城への侵入は簡単なことではありません。

城の内部を知っておくことはノインの仕事にとって必ず役に立つはずです。

「お嬢様は怖いお方ですね」

「そうかしら、今のわたくしでもあげられる対価なんてこれくらいだもの、それとも情報よりも違う物がお望み？」

「お嬢・・・！」

ヴェラルデが身体を寄せてきました。

ノインはまだ彼女との距離感に慣れていません。

戸惑うノインをヴェラルデが抱きしめます。

「一日一回はこうやってハグをしましょう、お互いが決して裏切らないという約束のハグよ」

「あのなぁ・・・！」

文句は言いますがヴェラルデを引き離したりはしません。

そのまま2人が抱きしめ合います。

「わたくしね、こうやって誰かに抱きしめられたことがないのよ、ノインはとても温かいわ、抱きしめあうって落ち着くのね・・・」

ヴェラルデは家族から愛情を向けてもらったことがありません。

ノインに抱きしめてもらったことで初めて人の温もりを感じることができました。

ただしまだノインはヴェラルデがこれから何をするのか分かっていません。

「・・・お嬢様はこれから何をする気なんだ？自立すると言っていたが・・・」

「そうねぇ、仲間は得たから・・・次に必要なのはお金ね！ノインは美味しいものを食べたくない？」

自立するためにはまず自由に使えるお金を稼ぐ必要があります。

ヴェラルデはいったいどんな方法を使ってお金を稼ぐつもりなのでしょうか！？

目立つ姿を隠すための魔道具はとても便利ですね。

ヴェラルデとノインの関係性もウィンウィンなので、お互いの望みを叶えられそうな気がしました。

前世の記憶と優れた頭脳で自立を目指す『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』

いよいよヴェラルデの才能が開花していきます。

ノインの成長も見逃せないですよ。

第2話後編

ヴェラルデがノインを仲間にしてから1年が経ちました。

巷では美味しくて新しい料理が掲載されたレシピ集が話題を集めています。

「お嬢様が偽名で売り出した平民向けのレシピ集、売上好調でまとまった金になりました」

「本当？嬉しいわね！」

「連日のように厨房に行ってあれこれと提案し始めた時は単なる我儘かと思いましたがこのためだったんですね」

この世界の料理はどれも大雑把な味付けになっていました。

食事を改革するためヴェラルデはレシピ集を出版したのです。

読みが当たったことでお金も稼ぐことが出来ました。

「第二、第三のレシピ集も出すわよ！」

「まだ稼ぐ気ですか？」

公爵家は裕福ですがあくまでも財産は家のものです。

ヴェラルデが自由に使えるものではありません。

そこで前世の記憶を活用して自分のお金を稼ぐことにしたのです。

「平民向けの商売だけじゃ物足りない、今回得たお金を元に貴族向け事業に打って出るわ、だからねノイン、調べてほしいことがあるの」

「なんですか、お嬢様」

事業を始めるためノインに物件探しを頼みました。

ノインはすぐに好条件の物件を見つけてきます。

「この店ならばわたくしの財産でも買い取れそうね」

「エリス子爵家の始めた高級志向のドレス工房ですね、初めて数年でこの債務は酷いものです」

「服飾関係は幅広いから貴族達で地域や種類を分担していてその分競争も激しい、借金を抱えているところがあるはず・・・そう考えていたけどやっぱりあったわね」

このドレス工房は別の子爵家から買い取ってスタートさせました。

本来なら別々の店で仕立てるドレスや小物を一度に誂えるというサービスを売りにしていたそうです。

ですが高級志向にもかかわらず平凡な出来だったことであっという間に閑古鳥が鳴いてしまいました。

物件の状態を確認したヴェラルデはノインに小切手を渡して、人員と建物を丸ごと買い取ることにします。

レシピ集で稼いだお金は殆どなくなってしまいますが、惜しんでいても大金は手に入りません。

思い切りの良さも商売には大切だということをヴェラルデは前世の記憶から学んでいたのです。

「子爵家には堅く口止めしました、お嬢様が経営者であることを知る者はほぼいません、表向きにはとある貴族の暇つぶしとしてぼかしています」

「さすがねノイン、ありがとう」

「ですが・・・せっかく店を買い取ったのに開店させずにお針子達に令嬢並の礼儀作法を学ばせたり、下請けのような作業をやらせてばかり・・・なぜです？」

ノインにはヴェラルデの考えていることが理解できません。

しかしヴェラルデは明確なビジョンを持っていました。

「わたくしは本物の高級志向のお店を作りたいの、それならば接客も本物でなければならないでしょう？もちろんドレスも！技術向上のための作業なのよ」

「それでも従業員に賃金は払っているんですよ、財産は目減りしていく一方です」

「ふふ、まあ見ていらっしゃい、これは先行投資というものよ、結果は後からついてくるわ」

従業員の教育と技術の向上は順調に進んでいます。

最後のピースとしてデザイナーを探していると、知り合いの伯母が評判の良い針子だったという情報を掴みました。

伯母は結婚したことで好きな仕事を辞めてしまったそうです。

すぐ会いに行ったヴェラルデは彼女を専属デザイナーとしてスカウトしました。

デザイナーを雇うとドレス工房は繁盛するようになっていきます。

順調な経営が続いたので1年後には先行投資した分を回収することができました。

「今度はもう少し大きな店を開くわ、一見さんお断り、予約制で金払いの良い上客のみのお店、顧客に合わせた最高級のドレスを作るのよ！」

「本当に・・・お嬢様って何者なんですか・・・？」

「わたくしはただの少女よ、すこし生まれが恵まれていただけのね・・・さてノイン、今日も一日お疲れ様！ハグの時間よ！」

「くっ・・・」

毎日ハグしてもノインは慣れないようです。

ヴェラルデの胸が触れると身体を引き離されました。

「ねぇノイン、あなた生業は暗殺者？密偵？だったはずよね、女性とのハグで戸惑っていては仕事に差し障りがあるのではなくて？いっそのこと特訓ってことで他のことも試してみる？」

「・・・結構です」

女性に対する免疫はできていないようです。

後日、食事をしているヴェラルデに兄が領地より戻ってくるとの報告がありました。

自分を虐げてきた兄が戻ってくることでどんな変化が起こるのでしょうか！？

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悪役令嬢は暗殺者を誘惑するのネタバレ(漫画)！復讐の行方は？

2024.04.10

『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』はこんな人にオススメ

ラブストーリーとファンタジー漫画が好きな人にオススメしたい作品です。

悪役令嬢を演じるヴェラルデに精神的な強さと、彼女を支えるノインの優しさが印象的な物語になっていますよ。

異世界を舞台にヒロインが自立するため策略を巡らせていく『悪役令嬢は暗殺者を誘惑する』

ヴェラルデの復讐と恋模様の行方が気になって仕方ありません。

物語の世界観に入り込みながらヴェラルデの活躍に胸を躍らせてください。

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