悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~(第2話)

今回は「漫画 水辺チカ 原作 星彼方」先生の『悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~』はこんな漫画(あらすじ)

魔力を持った魔獣や異変植物を食べると嘔吐や腹痛を引き起こすため、討伐した後は基本的に廃棄されます。

しかしマーシャルレイド伯爵の娘メルフィエラは魔物を美味しく頂くことを趣味にしているため、悪食令嬢と呼ばれ周囲から敬遠されていました。

悪趣味のせいで義母から1年以内に婚約者を見つけなさいと命じられたメルフィエラは、仕方なく貴族が集まる遊宴会に参加します。

そこで出会ったのは残虐非道に魔獣を葬ることで狂血公爵というあだ名が付いたガルブレイスでした。

ガルブレイスは周囲の人とは違い魔物を食べることに関心を示してくれます。

さらに魔物の肉を食べさせてほしいとお願いしてきました。

初めての出会いがメルフィエラの運命を変えていく『悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~』

今回は人気SFファンタジー漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

魔物の肉を巡って運命の歯車が動き始めますよ。

 

『悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

魔獣を安全に食べるための方法をメルフィエラがガルブレイスに説明しました。

しっかりと魔獣の有する魔力を抜かなければ体調不良を引き起こしてしまいます。

ガルブレイス
「今度私にも食べさせてもらえないだろうか、魔物の肉を」

これまで悪食に関して真剣に話を聞いてくれた人などいません。

ガルブレイスは関心を持ってくれただけでなく、魔物の肉を食べてみたいと言ってきたのです。

耳が赤くなっているので照れているのかもしれません。

メルフィエラ
「あっあの・・・先ほどの狂化したバックホーンでしたら魔力もそうですが厄介な魔毒を抜かなければならないので、食すには少し時間がかかります」
ガルブレイス
「そういえばお前はさっきもそう言っていたな」
メルフィエラ
「はい、早くても20日です、それに塩漬けにして熟成させるので新鮮さには欠けるかと・・・」
ガルブレイス
「20日か・・・」

不満そうな表情を浮かべられたのでメルフィエラは困ってしまいます。

珍味を求めるがあまりゲテモノを食べようとする貴族がメルフィエラの噂を聞きつけて魔物食を所望してくることはたまにありました。

そのような人は安全な魔物ではなく変わり種といえる毒系や狂化系を求めることが多いのです。

もしかしたらガルブレイスもそのタイプかもしれません。

ですが狂化したバックホーン今すぐ食べるのは危険すぎます。

ただこうしたタイプはお金を出せば何とかなると思っていることが多く、下処理を待ちきれず勝手に食べてしまう事もありました。

早く食べたい気持ちは分かりますが、下処理にはどうしたって時間がかかるのです。

取り乱しそうになりましたが、メルフィエラは冷静に危険性を説明することにしました。

メルフィエラ
「あの・・・公爵様は胃腸がお強い方でいらっしゃいますか?」
ガルブレイス
「胃腸・・・?お前は時折唐突に妙な質問をするな、そこもなかなか面白い、胃腸は特に異常はないがなぜだ?」
メルフィエラ
「狂化した魔物は魔毒を含んでいます、万が一当たってしまえば激しい腹痛や発熱などに見舞われてしまうのです」

つまり狂化した魔物の肉は初心者には向いていないのです。

狂化した魔物でなければ普通の肉と同じように新鮮な切り身から串焼き、煮込みや腸詰など様々な楽しみ方があることを教えました。

ガルブレイス
「ふむ・・・それは楽しみだな」

今までに見せたことのない笑顔を浮かべます。

その笑顔にメルフィエラはドキッとさせられました。

メルフィエラ
「そんなお顔で笑われることもあるのね・・・というか・・・なんだかすっっごく嬉しそう・・・」

笑顔から本当に魔物の肉を食べたい気持ちが伝わってきます。

メルフィエラはガルブレイスの希望を叶えてあげられるのでしょうか!?

 

 

ゲテモノを好む人が危険な変わり種を求めてくるということに驚かされました。

ガルブレイスは勝手に魔物の肉を食べるようなワガママな人物ではありませんでしたね。

風変わりな貴族の日常を綴っていく『悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~』

悪食令嬢と狂血公爵の恋模様もゆっくりと動き始めます。

婚約者を連れてきてほしいという父親の希望にメルフィエラが応えられるのかも見所になっていますよ。

第2話後編

バックホーンの返り血を浴びた2人が着替えるためガルブレイス公爵家の天幕に向かっています。

ガルブレイス
「ところでメルフィエラ、伯爵は一緒ではないのか?」
メルフィエラ
「父ですか?ひと足先に領地に戻りました」
ガルブレイス
「そうか、お前の家の領地であるマーシャルレイド領はもうすぐ冬になるのだな」

厳しい寒さに備えるため冬支度を始めなければなりません。

公爵のガルブレイスは領地の場所をしっかりと把握していました。

マーシャルレイド領は王国の北の山脈に近い場所にあり、最も早く冬を迎える土地で春も遅くやってきます。

そのためあまり長く王都に滞在することはできません。

ラングディアス王国では冬の間、貴族たちは自分の領地に帰ります。

そして春になると社交界に参加するため王都で過ごすことが一般的になっていました。

秋の遊宴会が終われば今年の社交シーズンは終了となります。

メルフィエラ
「だから私はなんとしてでもこの遊宴会で婚約者を探さなければならなかったのだけれど・・・突然バックホーンに襲われて気付けばあの狂血公爵と呼ばれる公爵様となぜか手を繋いで公爵様の天幕へ・・・?」

ガルブレイスが噂とは違い優しくて、何よりも魔獣の肉に興味を持ってくれたからこのような状況になってしまいました。

このままでは婚約者を連れて帰ることはできそうもありません。

1年以内に婚約者を見つけなければ修道院に行かせるという義母の言葉が重くのしかかります。

ガルブレイス
「着いたぞ、ここがうちの天幕だ、まあ綺麗なところではないかもしれんが広さはあるからゆっくりしていってくれ、ケイオス」
ケイオス
「おかえりなさいませ閣下、お召し替えの準備は整えており・・・おや、お連れ様がいらっしゃったとは」
ガルブレイス
「マーシャルレイド伯の娘だ」

天幕に戻った2人をガルブレイス公爵家家令及び補佐官のケイオスが出迎えてくれました。

ケイオスはすぐにメルフィエラが血で汚れていることに気付きます。

ケイオス
「貴方その真っ赤な髪・・・お怪我を?大変です、すぐに治療を・・・」
ガルブレイス
「おい、俺がいて怪我などさせるものか、魔獣の血を被っただけだ、ケイオス彼女にも着替えを」
ケイオス
「はっ、かしこまりました」
ガルブレイス
「やれやれ、こっちだ」

ケイオスはメルフィエラの赤い地毛を血と勘違いしていました。

そのままガルブレイスが天幕の中へ案内してくれます。

メルフィエラ
「遊宴会用の天幕というよりは狩猟用の天幕みたい、確かに遊宴会では獣狩りも行われるけど本来はこんなに本格的ではないはず、何日も山に籠るおつもりで来られてるのかしら」

天幕の中には大量の武器が置いてありました。

驚いているとガルブレイスが桶にお湯を張っていきます。

ガルブレイス
「メルフィエラ、着替えが届く前に顔と手を洗っておくといい」
メルフィエラ
「こっ公爵様、そこまでしてくださらなくても・・・」
ガルブレイス
「気にするな」
メルフィエラ
「気にします、それに私はそれほど汚れておりません、公爵様がお先に・・・」

着替えるためガルブレイスが服を脱ぎました。

男性の上半身を近くで見たことがないメルフィエラには耐性がありません。

それなのに目が離せなくなります。

ガルブレイス
「どうしたメルフィエラ」
メルフィエラ
「こっ公爵様はすごくいい質の筋肉でいらっしゃいます、あの鮮やかな斬り口はその腕から生み出されてるのですね!」
ガルブレイス
「斬り口?あぁ、首落としのことか」

バックホーンの首を斬り落とした技は素晴らしい一閃でした。

メルフィエラは首落としの美しさに見惚れてしまったほどです。

メルフィエラ
「あの・・・私にもできますか?その・・・首落とし」

メルフィエラは魔物を捌く時に使用人を頼っていました。

もしも首落としを会得できたら使用人の手を煩わせる必要がありません。

ガルブレイス
「まぁコツさえ掴めばな、だがその細腕では肝心の剣を振り回せまい、荒事は俺に任せておけばいい」
メルフィエラ
「公爵様に・・・ですか?」

一緒の桶で手を洗っているため2人の顔が接近します。

すると照れたガルブレイスが目を逸らしました。

ガルブレイス
「まっ魔物の討伐なら慣れているからな!」
メルフィエラ
「それは頼もしいですね!」

メルフィエラのようにガルブレイスも異性に慣れていないのかもしれません。

しかしすぐいつもの様子に戻りました。

ガルブレイス
「何か食べたい魔物はないか?近々魔物を狩ってきてやる、その時私にも食べさせてくれ」
メルフィエラ
「あのっあのっ、エルゼニエ大森林の魔物でも大丈夫でしょうか・・・!?」
ガルブレイス
「ああ、そこならば私の庭のようなものだ、そうだな、今の季節アンダーブリックやグレッシェルドラゴンモドキが獲れるぞ」
メルフィエラ
「そんな・・・贅沢です・・・!あんな魔物の聖地とも言えるガルブレイス公爵領のエルゼニエ大森林で、マーシャルレイド領では見られないそんな珍種を・・・」

珍種の名前が出てきたのでメルフィエラが興奮してきます。

興奮したメルフィエラを見ているうちに、ガルブレイスは自然と微笑んでいました。

ガルブレイス
「メルフィエラ、まだ血が顔についている、よし取れた」
メルフィエラ
「では公爵様も」
ガルブレイス
「ああ」

お互いの顔についた血を取り合っているうちに再び距離が縮まります。

とても良い雰囲気なのですが天幕を開ける音が聞こえてきました。

ケイオス
「あの閣下、お楽しみのところすみませんけど入ってもいいですかね?」

淑女の前で上半身を裸にしたことで、ケイオスにこっぴどく叱られたガルブレイスだったのです。

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悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~のネタバレ

2024.02.13

 

『悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~』はこんな人にオススメ

SFファンタジー漫画とヒューマンドラマ、そしてラブコメが好きな人にオススメしたい作品ですね。

世間からは認知されない変わった趣味を持つ男女の純粋な交流を読んでいるうちに心が温まりました。

同じような境遇の2人がお互いを理解し合っていく『悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~』

メルフィエラが魔物食にこだわる理由など見所が満載の物語になっています。

相手の立場を尊重できる2人の恋模様にも注目してもらいたいですね。

 

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