『すきだから、だよ』のネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

今回は「山口えいと」先生の『すきだから、だよ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『すきだから、だよ』はこんな漫画(あらすじ)

馬酔木はな(あせびはな)は自分が与えた分の愛情と同じだけの愛情が貰える恋愛がしたいと思っています。

ですが付き合って7年目の彼氏とは自分の一方通行な恋愛になっていました。

不遇な恋愛は彼氏の浮気によって終止符が打たれます。

浮気現場を目撃したはなが傷心のまま歩いていると、営業部の青木悠真と遭遇しました。

会社ではクールな青木なのですが雨でずぶ濡れのはなに優しく寄り添ってくれます。

家に帰れなくなった事情を説明すると青木はシェアハウスで一緒に暮らすことを提案してくれました。

優しさに感謝するはなだったのですが、青木に裏の顔があることをまだ知らなかったのです。

歪んだ愛情を題材にした『すきだから、だよ』

今回は恋愛の素晴らしさと怖さを表現したラブサスペンスの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

純粋なヒロインが巻き込まれる恐怖体験に驚いてください。

 

『すきだから、だよ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

馬酔木はなが彼氏と交際を始めてから7年が経ちました。

馬酔木はな
「自分が与えただけの愛と同じくらいに愛してもらえる、そんな恋愛がしたかった、どうしたら私と同じくらいの熱量で私のことを愛してくれるんだろう・・・」

朝になったので同棲している彼氏を起こそうとするのですがなかなか起きてくれません。

結局3回目で起きてくれたのですが、朝から会議があるので彼氏ははなが作った朝ごはんを食べずに出掛けていきました。

馬酔木はな
「今日で7年目を迎える私の恋愛はいつの間にか片方が愛してもう片方が愛されるだけの一方通行なものになっていた・・・」

仕方なくはなも仕事へ向かう準備を始めます。

食卓には朝ご飯が置きっぱなしになっていました。

馬酔木はな
「焼き魚食べたいって昨日言ってたからがんばって用意したのにな・・・いかんいかん!悄くんが遅刻しなくてよかったじゃん!前向きに考えよ!けど少し疲れちゃったな・・・」

前向きに考えたいのですが、一方通行な恋愛に疲れを感じています。

しかし会社では疲れているような姿は見せません。

営業三課に所属しているはなは同僚のため経理部に書類を出しに行ったり、コーヒーを淹れてあげたりと大忙しです。

この日は記念日なのでサプライズでご馳走を作りたいと先輩に相談したら、早上がりさせてもらえることになりました。

明日と明後日は彼氏と温泉旅行へ行くことになっています。

馬酔木はな
「帰ったら何から作ろうかなー、あ!トマトとモッツアレラ買ってカプレーゼ作ろっかな」

15時を過ぎたので帰ることにしました。

すると大口契約を取ってきた営業の青木悠真が女性社員に囲まれています。

馬酔木はな
「おぉ・・・さすが営業部のエース・・・」

褒められているのですが青木は表情を一切変えません。

イケメンの塩対応も女性たちを喜ばせているのですが、以前の青木はもっと愛想が良かったそうです。

しかしはなは愛想の良い青木が想像できません。

青木悠真
「ケホッ、ゲホッ」
馬酔木はな
「あの大丈夫ですか?のどの調子悪そうなんで・・・よかったらどう・・・ぞ・・・」

深く考えずにのど飴を渡そうとするはなに女性社員の視線が突き刺さります。

他意は何もないのですが睨まれてしまいました。

青木悠真
「ありがとうございます」
馬酔木はな
「おぉ・・・本当にクールだなぁ、笑ったりすることあるのかな?いやさすがにそれはあるか・・・ていうか女性社員の方々・・・怖かったーっ!」

怖い思いをしたため落ち込みながら帰って行きます。

気を取り直して帰る前にご馳走を作るための材料を買うことにしました。

調子に乗って買い過ぎましたが彼氏の好きなものをたくさん作ってあげられます。

馬酔木はな
「ここのところずっと残業続きで帰宅が悄くんより遅くなるのが当たり前になっちゃってたし、絶対ビックリするだろうなー」

何から作ろうか楽しみになってきました。

しかし玄関の鍵を開けると部屋の中からベッドの軋む音が聞こえてきます。

嫌な予感がするはなは食材を置いてゆっくりドアを開けました。

すると彼氏が女性とセックスしています。

馬酔木はな
「今日・・・記念日だから・・・だから私・・・早上がりして・・・ご飯作ってお出迎え・・・悄くんの・・・好きなもの・・・」

上手く言葉が紡げません。

いつから浮気していたのかは分かりませんが、もう自分のことを愛していないことは理解できました。

絶望したはなはそのまま家を飛び出します。

フラフラと街を歩きながらどうしてこんなことになったのか考え始めました。

馬酔木はな
「付き合い始めのころはすごく優しくて周りに自慢してくれて、けどいつからかだんだんと態度が冷たくなって優先順位も下がり続けて、それでも私は・・・更に悄くんに尽くした」

嫌われたくなかったし、また2人で笑い合いたかったのです。

ですがそう思っていたのは自分だけだったのかもしれません。

はなの涙を洗い流すように雨が降ってきました。

雨の中で友人から彼氏に尽くし過ぎと注意されたことを思い出します。

馬酔木はな
「好きだから恋人のために何かしてあげたいと思うのはいけない考えだったの・・・?」

尽くしたから彼氏は胡坐をかいたのかもしれません。

俯いていると雨に打たれなくなりました。

青木悠真
「何してんの、風邪引くよ?」
馬酔木はな
「青木・・・さん・・・?」

傘を差してくれたのは青木だったのです。

傷ついているはなに青木が手を差し伸べた目的とは・・・!?

 

 

尽くしたり尽くされたりすることは人それぞれなので仕方ありませんが、何事も限度を超えるのは良くありませんね。

はなの行動は男をダメにする典型的なものだと思いました。

ピュアなヒロインが歪な愛情に振り回されていく『すきだから、だよ』

深い愛情の裏に隠れた恐怖を上手に表現していきます。

人を愛することの難しさを思い知らされますよ。

後編

いきなり青木が傘を差してくれたので驚いたはなは言葉が出てきません。

青木悠真
「営業三課の馬酔木さんだよね?大丈夫?って大丈夫じゃなさそうだな、家この辺?送るよ、距離あるならタクシーでも・・・」
馬酔木はな
「帰れない・・・です」

帰る場所なんてありません。

すると青木がタオルを渡してくれました。

青木悠真
「このままだと本当に風邪引くからいったんどこか店入ろう、何があったのかわからないけどまずは落ち着いたほうがいいと思う」
馬酔木はな
「ありがとうございます、でもこんなずぶ濡れだし・・・お店に迷惑かけちゃうんで・・・」
青木悠真
「・・・あのさその優しさ・・・今は自分に向けてあげな」

青木の言葉ではなはこれまで他人の事を考えすぎて、自分の事が後回しだったことに気付かされます。

私は大丈夫だからと言い聞かせながら自分の時間を捧げて尽くしてきました。

しかし今の自分は全然大丈夫ではありません。

馬酔木はな
「すみません、路上であんな・・・」
青木悠真
「ううん、とりあえず落ち着いたみたいでよかった」

風邪を引かないようにカラオケボックスに場所を移しました。

家に帰ったら浮気されていたことはすでに伝えてあります。

泣いている姿を見られたはなは気まずくなってきました。

馬酔木はな
「青木さんご予定とか大丈夫ですか?いやあの・・・今日華金なので・・・」
青木悠真
「あぁ、今日は特に予定ないから大丈夫」
馬酔木はな
「あ、そうでしたか、よかったです!」
青木悠真
「気まずいから予定あってくれたらよかったのに?面白いくらい顔に出てたから・・・」

前はシェアハウスで一緒に住んでいた友達とよく遊びに行っていたそうです。

しかし友達が彼女と同棲してからは一人でダラダラ映画を見るようになっていました。

今日も家でホラー映画を見ようと思っていましたが、会社の後輩が神妙な面持ちで雨に打たれている姿を見たので放っておくわけにはいきません。

それよりも青木はこれからどうするかを一緒に考えてくれます。

はなの実家は遠く近くに頼れる人もいません。

馬酔木はな
「で、でもなんとかするんで!大丈夫です!」
青木悠真
「大丈夫じゃないでしょ、俺に気使わなくていいから一緒に考えよう」

パソコンで近くのビジネスホテルを検索してくれます。

青木は普段とてもクールで必要最低限のことしか話しません。

そのため冷たい人だと思っていたのですが、本当は親切で優しいことがわかりました。

けれど優しい青木がビジネスホテルを検索してくれても、明日から休みなので空きが見つかりません。

空いているホテルもあるのですが料金がとても高くなってしまいます。

馬酔木はな
「ほんとにすみません、巻き込んで・・・」
青木悠真
「俺もさ前にすごくツラいことがあって塞ぎ込んだ時期があったんだ・・・その時から人と関わるのが苦手になってどうすればいいかわからなかった」
馬酔木はな
「あ・・・!!」

はなは会社で女性社員が話していたことを思い出しました。

前は愛想が良かったというのは本当だったのです。

青木悠真
「あの時誰かに相談できてたら何か違ってたのかもしれないよなって今も後悔してる・・・なんでかな・・・今の馬酔木さんと自分を重ねちゃってなんとかしてあげたいと思ったんだ、だから本当に気にしないで」

青木が親身になってくれていることが嬉しくなりました。

しかし結局ビジネスホテルは見つかりません。

馬酔木はな
「もう・・・とりあえずはネカフェでしばらく過ごします・・・シャワーもありますし・・・」

突然このような事態になってしまったのでもう疲れてしまいました。

ここで青木が別のアイディアを出してくれます。

青木悠真
「馬酔木さんがよかったらだけどうちのシェアハウスはどう?」
馬酔木はな
「え!?」
青木悠真
「さっきシェアハウスの話したけど友達出てったから一部屋空いてるんだよ、家具付きの部屋でカギも付いてる、ルームメイトの中には女性もいるし親の持ち家で家賃かかんないから家賃も別にいらない、代わりに家事をしてほしい」

シェアハウスを当面の寝床にしながら、引っ越し先が決まるまでお金を貯めればいいと言ってくれました。

帰る場所を失ったはなには願ったり叶ったりの好条件です。

馬酔木はな
「そ・・・そんなおいしい話・・・何か裏ありますか?」
青木悠真
「だよね(笑)会社の異性の先輩にこんな提案されても怖いだけだよなって思って言わないでいたんだけど、このままだと本当にネカフェで寝泊りしそうだからさ」

ネカフェで女性を寝泊りさせるわけにはいきません。

そのため黙っていられなくなったそうです。

馬酔木はな
「す、すみません・・・疑うような目を向けてしまって・・・」
青木悠真
「いやいや、それぐらい警戒するのが普通だよ、むしろこんなこと急に言われたら不安だよね、ごめん」

もしも必要ならお金を貸すとまで言ってくれました。

はなはこんな優しい人を疑った自分が恥ずかしくなります。

青木の提案は家賃分が浮きますし、料理は好きなので家事は苦になりません。

部屋も家具付きなのでこれ以上の好条件はないのですが、はなには即答することができない理由があるようです。

馬酔木はな
「あの・・・いったん・・・見にいってもいいですか・・・?」

一度シェアハウスを見せてもらうことにしました。

タクシーを待っている間に借りていたタオルを返します。

青木悠真
「もう大丈夫?」
馬酔木はな
「はいっ、本当は洗ってお返ししたいところなんですが・・・」
青木悠真
「そんなこと全然気にしなくていいよ」

はなに見られないよう青木がタオルを透明な保存パックに入れてからカバンの中にしまいました。

ここでタクシーが来たので乗り込みます。

馬酔木はな
「そういえば今って何時だろ・・・結構カラオケいたよね・・・何時間も経つのに・・・言い訳の一言も無いんだね・・・」

彼氏からは連絡すらありません。

ショックと疲れからはなが眠ってしまいました。

その横で青木がSNSを投稿しています。

青木悠真
「はなちゃんが隣で寝てるー!クッソかわいいし良い匂いするーッッ!!」

これまでの紳士的で優しい青木の文章とは思えません。

ついに裏の顔を見せ始めた青木の目的とは・・・!?

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すきだから、だよのネタバレ(漫画)!青木が見せた本性とは?

2024.02.12

 

『すきだから、だよ』を読んだ感想

青木のサイコパスな一面が垣間見えましたね。

愛し方は人それぞれなので構いませんが、はなに危害だけは加えて欲しくないと思いました。

表と裏の顔を使い分ける男の欲望に迫っていく『すきだから、だよ』

ラブストーリーの楽しさとサスペンスの怖さが融合した物語です。

愛情の重さについて考えるきっかけにもなりますよ。

 

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