『恋獄の都市』のネタバレ(漫画)!雪子が真に迫る目的とは?

今回は「俵京平」先生の『恋獄の都市』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

恋獄の都市』はこんな漫画(あらすじ)

奇妙な夢に悩まされている大学生の真は毎日1時間しか睡眠時間が取れていません。

夢の内容はいつも同じで、真は日本一利用客の多い駅を歩いているというものです。

ただ1つ現実と違うのは駅の名前が新宿ということでした。

真は新宿駅を見た瞬間、いつも決まって目を覚まします。

夢を見るようになった理由が分からない真なのですが、現実の世界で幼なじみに告白しようとしたその刹那、彼女に異変が起こりました。

偽物の東京で監視されながら生活する人たちが真実を取り戻そうとする姿を描いた『恋獄の都市』

今回は息する暇もないほど目まぐるしく展開していくサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

恋愛と恐怖が隣り合わせの物語をじっくりとお楽しみください。

 

恋獄の都市』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

いつものように全然眠れなかった真が大学へ行く準備をしています。

「日本人の平均睡眠時間は6時間らしい・・・が俺は毎日1時間しか寝てない、この地獄のような不眠症の原因は夢、毎日夢を見ている」

真が見る夢の内容はいつも変わりません。

夢の中で真は日本で一番利用客の多い駅を歩いています。

「これ・・・夢?って気づくのはたった一つ、現実と違うものが目に入った時だ、それは・・・駅の名前・・・夢の中でこの駅は新宿駅になっている」

現実の世界で駅の名前はS1駅なのですが、夢の中では新宿駅になっていました。

毎回この違いを確認したところで真は目を覚まします。

このような日々を過ごしているうちに真の精神は限界を迎えていました。

そんな真が大学に向かうと友人がラブレターを渡して欲しいと頼んできます。

誰に渡して欲しいのか分からないのですが、厄介事に関わりたくない真は自分で渡すことを勧めました。

その後、授業が終わると真は幼なじみの愛や雪子とカラオケに向かいます。

雪子
「アンタが恋の相談?大丈夫?そいつ」
「な・・・何がおかしいんだよっ!」

雪子は真が愛に片想いしていること知っていて、10年間告白できていないことを馬鹿にしてきました。

雪子
「アンタ印象暗いし片想い仲間って感じがして相談したんじゃないの?そいつ、つーか最近もっと暗くなってんじゃん、クマすごいよ?ちゃんと寝てる?」

印象が暗い真とは対照的に幼なじみの愛は見た目の可愛らしさから大学の人気者になっています。

そんな事を話していると噂の愛が待ち合わせ場所に到着しました。

「愛・・・今日も可愛い・・・俺の癒し・・・」

真は愛の姿に見惚れてしまいます。

その様子を雪子は見逃しません。

「今日本当暑いね、早くカラオケ行こ、冷房が欲しい」

愛が到着したのでカラオケボックスへ向かうことにします。

真の気持ちを知らない愛が楽しそうに熱唱している中、真は自分のだらしなさに嫌気がさしていました。

「こんな俺が他人の恋愛相談なんて確かに雪子が笑ったのも無理もない・・・」

真は小学生の頃から10年間、愛に片想いをしています。

愛のことが好きなため一緒の大学を選びました。

それでも愛に告白する勇気がありません。

真が落ち込んでいると雪子が声をかけてきます。

雪子
「ぜーんぜん歌ってないじゃん、まぁあんたの気持ちもわからなくもないけど」
「なんだよ」
雪子
「あたしからのアドバイスだけどさー、世の中はあたしたちみたいに思いやりがある人だけじゃないからね、早く決めないと奪われちゃうよ?」

アドバイスをすると雪子は自分が座っていた場所へ戻っていきました。

それでも真は告白することができません。

「ちっ・・・わかってんだよっ、そんなの・・・」

ここでカラオケの時間が終わったためみんなでご飯を食べに行くことにします。

しかし雪子だけはみんなの後ろ姿を意味深な表情で見つめていました。

雪子
「本当に奪われちゃうから」

何か大切なことを知っている様子の雪子。

実は彼女と真の悪夢は大きな関係で繋がっていました。

雪子が抱える秘密によって真の人生は大きく歪み始めることになります。

果たして雪子はどんな秘密を抱えていて、真の日常をどのように激変させていくのでしょうか!?

 

 

不思議な悪夢に悩まされている主人公の姿が印象的でした。

この悪夢が物語の謎に大きく関わっている点もミステリアスで面白かったです。

謎めいた世界で必死に生き抜こうとする男女のサバイバルミステリーを表現した『恋獄の都市』

恋愛漫画の要素が強かった前編とは打って変わってここからはサスペンスの要素が強くなっていきます。

スリリングな後編を引き続きご覧ください。

後編

カラオケに行った翌日、大学で真が眠そうにしています。

この日も睡眠不足のため頭痛に苦しんでいると愛が声をかけてきました。

「今日も元気ないね、ちゃんと寝てる?疲れてるんじゃない?」
「あ・・・え・・・その・・・あんまり・・・よく眠れなくて・・・」
「不眠症?大変じゃん!病院には行ってみ・・・」

2人が話していると男性が愛のことを呼び出します。

この男性は冒頭で真に恋愛相談をしてきた人物でした。

真は気がついていないのですが男性は愛に告白しようとしているのです。

しかし鈍感な真も緊張している男性の姿を見ているうちに焦りを感じ始めました。

「ま・・・まさか・・・いやいやいや、ちょっと待って!だから俺に頼んだのか!?俺と愛が幼馴染だから!?アイツ最初から・・・愛を・・・狙ってた・・・!?」

自分の鈍感さに怒りを覚えるのですが今はそれどころではありません。

告白を止めなければ愛を奪われてしまう可能性があるのです。

焦る真の脳裏に雪子の言葉がよぎりました。

雪子
「奪われちゃうよ?」

居ても立っても居られなくなった真は教室を飛び出します。

そしてようやく告白する覚悟を決めました。

「べつに俺のもんってわけじゃないし結局フラれて友達以下の関係になるかもしれない、やっぱ隣で見るだけで良かったと後悔するかもしれない、でも一度でいいから伝えたい・・・!」

後悔したくない真は2人の間に割って入ります。

そして10年分の想いを愛に告白しました。

しかし愛から返ってきたのは奇妙な言葉だったのです。

「ま・・・真・・・ようやく、ようやく思い出した!お願い!私を・・・私を連れてって!」
「・・・は?どこに?」
「新宿・・・っ」

次の瞬間、愛の頭部が身体から切り離されました。

続いて愛の身体がバラバラになっていきます。

「うあああああーッ!あ・・・愛・・・!愛・・・返事して・・・どうしたんだよ・・・一体・・・救急車・・・救急車呼ばなきゃ・・・」

ふと頭上を見てみると巨大な目が真を見つめていました。

パニックになっていると後ろから自分を呼ぶ声が聞こえてきます。

「どうしたの?真・・・大丈夫?汗すごいよ?」
「ああ・・・っ、ごめん、ちょっと調子が悪くて、先に帰るよ」
「ちょっと待って、まこ・・・と・・・」

実際に愛は死んだ訳ではありません。

そのことに安堵する一方で真は何が起きているのか分からなくなってしまいました。

混乱しているため家に帰っても気分が優れません。

「おええ・・・あれってなんだったんだ・・・?愛の体が一瞬でバラバラに・・・いやそんなことあるわけねえ・・・全部ただの幻覚だ・・・心が追い込まれて混乱してるんだ、1時間しか寝てないし・・・」

少し落ち着いたため真はゆっくり休むことにしました。

するとタイミング悪く家のチャイムが鳴ります。

しかもチャイムは何度も何度も鳴らされました。

「なんだ・・・!?なんであんなにピンポン鳴らすんだ?今度は幻聴か・・・?」

覗き穴を見てみるとチャイムを押していたのは雪子です。

雪子
「なんだ元気じゃん、愛が心配してたよ」

雪子は真のことが心配になって駆けつけてくれました。

その後、2人は気分転換のためゲームを始めます。

「お前さ・・・マジでなんで来たんだ・・・?俺眠いんだけど」
雪子
「慰めにきてやったのよ、アンタがいよいよ告白しようとしたら急に吐き気がして逃げたんじゃないかなーと思って、違う?」
「鬼か、はぁ・・・最近あんまりぐっすり寝てなくてな・・・」
雪子
「そうなの?環境が色々と変わりすぎたからじゃない?何もかも高校までとは違うからねー」

雪子は冗談を交えながら勇気を出した真を褒めてくれました。

確かに雪子の言葉が真を突き動かしたのです。

「まぁでもお前が言ったとおりだ、誰かに奪われると思った瞬間、ようやく気付いたんだ、バカみたいにあれこれ理由をつけて逃げちゃダメだ・・・って」

逃げていてはいつまで経っても気持ちを伝えることはできません。

そのことを真は雪子から教えられたのです。

雪子
「そうなんだ、まぁ・・・あたしとしてはよかったけど、まだあたしにもチャンスが残ってるってことだから」
「は?ゆ・・・雪子!?」

急に雪子が距離を縮めてきました。

雪子
「ぐずぐずしているのって自分だけだと思った?愛と付き合うことになったなら綺麗に諦めるつもりだったのに・・・」

そのまま覆い被さってきた雪子が上半身の服を脱ぎ始めます。

裸になった雪子は布団で2人の体を隠すようにしながら馬乗りになってきました。

しかし彼女はエッチな目的で裸になった訳ではありません。

雪子の胸には複数のメモ書きが貼られていたのです。

メモには“私たちは監視されている”“誰も信じるな”そして“愛を助けたいなら私に絶対従って”さらに“新宿は実在する”などが書かれていました。

「一体・・・これは・・・なんなんだ・・・?」

真たちが生活している場所は監視された偽物の東京だったのです。

いったい彼らはこの世界からどのように抜け出すのでしょうか!?

 

恋獄の都市を読んだ感想

主人公たちが住んでいる世界が偽物だという設定に驚きました。

夢の中の世界が実在している点など急展開で進行するストーリーも読み応えがありますね。

早く続きが読みたくなるほど魅力的な『恋獄の都市』

真や雪子たちが偽物の世界から脱出する様子を手に汗握りながらお楽しみください。

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