アタマの中のアレを食べたいのネタバレ(漫画)!試し読み情報も!

今回は「アサギユメ」先生の『アタマの中のアレを食べたい』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『アタマの中のアレを食べたい』はこんな漫画(あらすじ)

漫画家のアサギユメは動物や魚の内臓といった珍味が大好物です。

少しだけ偏食気味のユメは同業者でアニマル好きの鯨川リョウと結婚しました。

動物の飼育が趣味の夫と幸せな日々を送っているユメだったのですが、道の食材への興味を抑えられません。

好奇心旺盛なユメはトナカイやピラニアなど頭の中で想像した味を食べてみたいと思い始めます。

漫画家夫婦の風変わりな食生活を綴っていく『アタマの中のアレを食べたい』

今回はゲテモノに焦点を当てたグルメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

一般的には食べることができないグルメの味を想像しながら物語を読んでいってください。

 

『アタマの中のアレを食べたい』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

漫画家とイラストレーターを兼業している25歳のアサギユメは、交友関係と行動範囲が狭い出不精な女性です。

それでも食に大きな好奇心があるユメはジビエや昆虫などの珍味を食べてみたいと思っていました。

結婚する前のユメは当時交際していた漫画家で動物マニアの鯨川リョウにゲテモノ好きを打ち明けることにします。

鯨川リョウ
「えぇ・・・なんでーな、普通においしいご飯でええやん」
アサギユメ
「超高級でおいしすぎる牛肉の味より初めて経験する味の世界の方が発見の喜びが大きい」

好き嫌いが多い旦那はユメとは違い、食事に安定感を求めていました。

そんな旦那がユメにとっておきの情報を伝えてくれます。

鯨川リョウ
「そういえば横浜にトナカイ食べれるお店あるって見かけたなぁ」
アサギユメ
「えっ何?うそ・・・本物?あのサンタのトナカイ?」

旦那の話によるとトナカイを食べられる店は横浜にあるそうで、現在地からは車で2時間ほどかかるのですがユメは好奇心が抑えられません。

ワクワクするユメの姿を見た旦那は水族館の帰りに横浜へ向かうことにしました。

夜になると2人を乗せた車が横浜のたべもの横町に到着します。

鯨川リョウ
「あったあった、ここの2階やて」

旦那が連れて来てくれたのは珍獣屋というお店でした。

当時のユメは知りませんでしたが、現在の珍獣屋はSNSでその名を轟かす日本屈指の変わった食材を調理する名店なのです。

アサギユメ
「その時はただお店から溢れる雰囲気に、怪しくて隠れ家的ででも楽しい、そんなパワーに圧倒されたのを覚えています」

階段を上った2人は恐る恐る珍獣屋のドアを開けました。

店に入るとテーブル席へ案内されます。

鯨川リョウ
「あー・・・っと・・・トナカイの・・・サンタ鍋っての2人前お願いします」

緊張しながらお目当てのトナカイ料理を注文しました。

注文後、メニューを見たユメが衝撃を受けます。

アサギユメ
「私ぜってぇウーパールーパー食う!バッタもトドも食う!」
鯨川リョウ
「何そのテンション、少食のクセに!」

メニューにはゲテモノ好きなユメの心を躍らせる料理が掲載されていました。

そして大興奮しているユメの前にトナカイ料理が運ばれてきます。

珍獣屋のサンタ鍋はトナカイの肉をデミグラス風のお鍋にくぐらせて、お店自慢のタレに付けてから食べるというものでした。

初めて見るトナカイの肉は脂身と赤身のコントラストがとても鮮やかです。

アサギユメ
「それではさっそく・・・さっさっと茹でて・・・謎のタレXに・・・んんーッ!トナカイうっめぇ!めちゃくちゃ甘ぁーい!」
鯨川リョウ
「おぉこれは・・・あーなるほど、馬肉と同じで脂身がジュワッと甘いな!」

トナカイの肉は馬肉よりもコクがあり、デミグラスの鍋で煮ることによって獣臭さが消えていました。

そして濃い味のトナカイは白米にも良く合います。

美味しさに満足する2人は用意してもらった謎のタレXがデミグラスの濃さをマイルドにしていると感じました。

デミグラスだけだと味が尖っているような気がするのですが、謎のタレXがトナカイの繊細な旨味を引き立てていたのです。

不思議に感じていると店員が謎のタレXにトナカイのミルクが入っていることを教えてくれました。

トナカイのミルクと豆乳、みりんを合わせることで脂身をくっきりさせるそうなのです。

絶品料理を堪能すると店員がおじやを勧めてくれました。

旦那はおじやを注文するのですが、ユメはおじやを食べている場合ではありません。

アサギユメ
「はッ!でもウーパールーパーは食べたい!ウパの素揚げお願いします!」
鯨川リョウ
「自分ウパも飼ってんのによー食べれるなぁ」
アサギユメ
「好きな物の事ぜんぶ知りたいし・・・吸収する事でより深く存在と繋がれる、だからより愛せる、正直あなたの味も気になる、思考を司る脳とか」
鯨川リョウ
「やめて、ホラー嫌いやねん」

ユメが恐ろしい発想を告白しているとウーパールーパーの素揚げが運ばれてきました。

正式名称がメキシコサラマンダーのウーパールーパーは食べてみるとししゃものような味がします。

アサギユメ
「ごちそうさまでした!トナカイよ、ウーパールーパーよ、ようこそ私の血肉へ!次はお皿の上じゃなくて動物園で会おうぜ」

珍獣屋の料理に大満足することができました。

一風変わった発想の持ち主であるユメが次に食べるゲテモノ料理とは・・・!?

 

 

一歩間違えればサイコパスのような発想をするヒロインがとてもチャーミングに感じました。

何だかんだ言いながら妻の食生活に付き合う旦那も優しくて素敵な人物ですね。

ゲテモノ料理が好きな夫婦の日常をエッセイ風に描写していく『アタマの中のアレを食べたい』

物珍しさだけではなくしっかりと料理の美味しさを伝えてくれるグルメ漫画になっています。

作品の中から気になる料理を探してみてください。

後編

ゲテモノ料理に好奇心を抑えられないユメは3種類のカエルを飼育しています。

カエルの世話をすることは仕事のちょうどいい息抜きになっていました。

またカエルだけでなく結婚する前から飼っている犬と、フクロウや海水魚に囲まれながら生活しています。

アサギユメ
「私個人のペットと言えばこれくらいですが・・・かたや旦那というと」

旦那の飼育好きはユメと比べ物になりません。

まず家の中に置かれたラックには爬虫類がずらっと並んでいます。

さらにカワウソやペンギン、スカンクやコウモリなども飼育するようになっていました。

鯨川リョウ
「全力でやられてコレやったらなんぼでもジャレれる」

熊のようなピントロングという生き物に噛まれても旦那は少しも動じません。

このように旦那もユメも大好きな生き物たちに囲まれながら幸せな日々を過ごしています。

アサギユメ
「結婚してから飼った子もいるとは言え、独身時代によく一人で世話していたものである」

旦那の動物に対する愛情は妻のユメから見ても尋常ではありません。

そんな動物が大好きな2人は2階建ての一軒家で暮らしています。

1階のリビングでは動物のお世話とユメの仕事が行われ、2階は旦那の作業部屋になっていました。

鯨川リョウ
「じゃあ仕事してくる」
アサギユメ
「アシスタントさん来るの明日だっけ?」
鯨川リョウ
「うん」

旦那は隔週と月刊の連載を抱えていて、ユメはイラストの仕事と漫画の連載2本を抱えています。

この日も2人はお互いの仕事を始めることにしました。

夕方になるとユメは休憩しながら晩ご飯の献立を考え始めます。

アサギユメ
「ごめんよタコ、キミのご飯を忘れてた、沢山食べて大きく育って、そして死んだらタコ焼きにするのだ・・・!」

ユメは死んだペットが食材になるのであれば食べたいという考え方の持ち主で、この考えは信念となっていました。

ペットを土に埋めてバクテリアに食われるくらいなら自分の血肉にしたいと考えています。

しかしこの考え方はドン引きされることが多いので大っぴらににはしていません。

ただこの考え方がユメと旦那を結婚させるきっかけとなったのです。

アサギユメ
「鯨川さん・・・死んじゃったよ」
鯨川リョウ
「・・・ピラニア?」

当時のユメは埼玉、旦那は名古屋に住んでいて、まだ友達として交流していました。

この頃のユメはナッテリーという種類のピラニアを飼育していたのですが、10年ほど可愛がったピラニアが死んでしまったのです。

悲しみを打ち明けた理由はすでにユメが旦那に恋心を抱いていたためでした。

アサギユメ
「私この子食べようと思う!」
鯨川リョウ
「えっ、食べんの?」
アサギユメ
「供養的な面もあるし大切にした命は自分の中に取り込みたい!生きてた証を私の血肉と魂に・・・」

熱くなったユメは持論を語ってしまいます。

ですがドン引きされてしまうかもしれないと気付きました。

すると旦那から意外な言葉が返ってきます。

鯨川リョウ
「土に埋めるより生産的でええんちゃう」

この時、ユメは何となくですが旦那と結婚する予感がしました。

結婚の予感に胸がドキドキするユメだったのですが、本当にペットのピラニアを食べることにします。

まずピラニアの内臓を取り除いてから塩コショウを振り、少しおいてから小麦粉をまぶします。

そして油をしいたフライパンで両面に焼き目を付け、最後にバターと醤油を加えればピラニアのムニエルが完成しました。

アサギユメ
「それでは頂きます、どうぞ私の血肉になってくれ」

一緒に暮らした思い出を振り返りながらピラニアを頂きます。

ピラニアは白身魚と同じ味がして満足することができました。

こうして信念を貫いたユメだったのですが、後日本当はペットを食べる行為に旦那が引いていたことが判明します。

それでも現在はお互いを理解しながら幸せに暮らす2人だったのでした。

 

『アタマの中のアレを食べたい』を読んだ感想

ドン引きされることは多いかもしれませんがユメの信念には共感できる部分がありました。

一緒の時間を過ごした大切な存在だからこそ、自分の血肉になってほしいと望むことはおかしいことではない気がします。

賛否両論の声が挙がるかもしれない『アタマの中のアレを食べたい』

色々な考え方があっても良いというメッセージが込められています。

少数派でも構わないという大切なことを学んでみてください。

 

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