カワイスギクライシスのネタバレ(漫画)!第3話の見所は?

今回は「城戸みつる」先生の『カワイスギクライシス』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『カワイスギクライシス』はこんな漫画(あらすじ)

数多の星々を支配している宇宙帝国のアザトスは、地球の文化や歴史を調べるため星間生態系調査室長のリザ・ルーナを派遣しました。

アザトスに比べ文明レベルの低い地球に価値がないと思っているリザは、地球上の生物を滅亡させることが手っ取り早いと考えています。

しかし猫の可愛らしさを体感すると考え方に変化が現れました。

また地球に存在するカワイスギな生き物が猫だけではないことも判明します。

動物たちの可愛さに魅了されたリザは本来の仕事を遂行できるのでしょうか!?

猫や犬たちの魅力が地球を救うかもしれない『カワイスギクライシス』

今回は宇宙人と動物の交流を題材にしたギャグコメ漫画の第3話と第4話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

カワイスギな動物の虜になったリザが可愛らしく描かれていきますよ。

 

『カワイスギクライシス』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第3話

リザが星間調査船副艦長のアマト・ロイと通信しています。

アマト・ロイ
「リザ昨日も地球の調査報告がなかったようだが、まぁお前が報告を怠るのはいつもの事だけどな、どうせまた報告する程の事もない取るに足らない星だとでも言うつもりだろう」

普段のリザは愚痴をこぼしながら調査する星の価値を見出しできました。

しかし今回は報告を怠り過ぎているので、アマトは地球が取るに足らない星かもしれないと心配しています。

リザ・ルーナ
「あー待て待て、気持ち悪い位私のこと理解してくれてありがとう、あんま急かすなよ、仕事はちゃんとするからさ」
アマト・ロイ
「そうか」

安心させると通信を遮断しました。

しかし翌日になってもリザの調査は一向に進展しません。

その理由は猫カフェに足を運んだためです。

リザ・ルーナ
「・・・暇じゃねぇんだよ・・・毎日来てるから何だこいつ暇かよって思ってるだろうけど暇じゃねぇんだよ全然」
向井誠二
「いえ・・・そんな・・・」
リザ・ルーナ
「本当はすげー忙しいんだよ、地球人類の文明・文化の調査、動植物の生態系解明・・・etc・・・仕事は山ほど残ってる、なのに私は仕事もしないで猫カフェに来ている、用もなくただ猫に会いたくて」

お給料を頂いているので仕事をやらなければいけません。

それなのに足が全く動いてくれないのです。

猫のことを考えると他のことがどうでもよくなり、思考回路が猫に支配されるようになっていました。

リザの思考回路を支配するのは猫だけではありません。

ここへ来る前はまた会いたいと思って犬と出会った公園に寄ってきました。

完全に自分で自分の行動が制御できない状態に陥っています。

矢薙華澄
「深刻に悩んでるとこ悪いけど言動可愛いよ、昨日もリザちゃん大はしゃぎだったしなぁ」

昨日は華澄の自宅で愛犬のマサムネと触れ合うことになりました。

ただリザは柴犬以外を見たことがなかったのでゴールデンレトリバーのような大型犬が怖くて仕方ありません。

リザ・ルーナ
「うわあああああああああ、やめろ・・・やめてくれぇぇ」
矢薙華澄
「んな事言ってぇ・・・体は正直じゃないか、そうそうそのまま手を出してお手って言うと前足を手にポンって置くから」
リザ・ルーナ
「そ・・・そんなの嘘だ・・・そんな動物賢すぎる・・・可愛すぎるぅ・・・」
矢薙華澄
「ほら言ってみてぇ、マサムネ待ってるよぅ」

本当にマサムネはお手をしてくれました。

賢いマサムネのおかげでもっと犬を好きになったリザなのです。

しかしここでリザにある疑問が生じました。

リザ・ルーナ
「なぁ・・・まさか地球にはまだ猫や犬レベルの動物がゴロゴロいたりするのか?」

誠二と華澄がペット界では犬と猫がダントツの人気だと説明します。

ホッと一安心するリザだったのですが、誠二と華澄の口からウサギやハムスターなど次々と可愛い動物の名前が出てきました。

地球が恐ろしくなってきたリザに華澄が動物園に行こうと誘ってくれます。

ですがこれ以上カワイスギな動物に出会うとリザは死んでしまうかもしれません。

矢薙華澄
「でも地球の動物を調べるのが仕事なんだろう?」
リザ・ルーナ
「ああ・・・確かにそうだ・・・私も慣れてかないと、慣れてくために・・・まずあんまり可愛くない動物を教えてくれ、入門用のやつを」
向井誠二
「なんだろうねー、可愛くない動物って」

誠二と華澄は動物図鑑で調べることにしました。

その図鑑の表紙にはパンダが掲載されています。

リザ・ルーナ
「表紙にやべえのがいる、そんな・・・そんなわけねぇよ・・・そんな動物・・・白と黒だけでそんな可愛く・・・幻獣だろ?幻獣だと言ってくれ・・・」

またしてもカワイスギな動物と出会ってしまいました。

ここで猫カフェが閉店時間を迎えます。

3人が帰り道を歩いていると、段ボールの中に衰弱した猫が捨てられていました。

向井誠二
「ろくに世話もされてなかったんじゃないかなー、この様子だと無責任な飼い主が・・・」

こんなにも可愛い猫を捨てる人がいると知ったリザが激昂します。

すぐにリザは星間調査船と連絡を取り、猫の生命を維持するための処置を施しました。

怒りが収まらないリザは元の飼い主を猫の残留視覚と付着細胞から特定してもらいます。

誠二の言う通り元飼い主は猫をまともに世話していませんでした。

リザ・ルーナ
「同じ目にあわせろ」

リザの指示によって状態異常局所砲撃が発動します。

巨大な落雷のような砲撃によって元飼い主の男女を栄養失調にすることができました。

帰宅するとアマトからの通信が入ります。

アマト・ロイ
「珍しいな、お前が状態異常局所砲撃を使うなんて、地球人と揉めでもしたのか?」
リザ・ルーナ
「別に・・・」
アマト・ロイ
「で・・・報告が依然無いのはいいとしてだ、リザそちらの映像が映らないんだが故障じゃないよな?なんで映像回線切ってるんだ?なんかあったのか?」

映像回線を切った理由は捨て猫を飼うことにしたためでした。

助けてもらった猫はリザにとても懐いているのです。

リザ・ルーナ
「私もうこの部屋から出られないかも・・・」

ますますリザは仕事が手につかなくなってしまいました。

 

 

猫に夢中で調査が一向に進まないリザの姿に癒されました。

リザを囲む登場人物たちもお茶目なので好感が持てますね。

地球の動物に魅了されたヒロインの愉快な日常を綴っていく『カワイスギクライシス』

第4話からはますますリザが猫の可愛さに魅了されていきます。

少しずつ星間調査船に猫の存在がバレ始めていきますよ。

第4話

猫を飼うことは承知したリザなのですがペットに名前を付ける習慣はありません。

矢薙華澄
「飼うとなったら家族だからねー、ちゃんと名前つけて愛情注いで育てないと、その方が楽しいしな」
リザ・ルーナ
「ペットが家族か・・・なかなか興味深い思想だな、この星の動物・・・人間との関係性は面白いものがある、調査する価値があるだろう」

リザは猫を飼いながら動物と人間の関係性を調査することにしました。

しかし猫が懐いてくるので思うように調査が進みません。

通信中なのに猫がじゃれてきたのでリザは変な声を出してしまいます。

アマト・ロイ
「・・・?どうしたリザ、何があった?」
リザ・ルーナ
「だからっ地球の動物とかペットの事とか調べて報告するからまた連絡するっ、じゃあな!」

ここでアマトとの通信が切れてしまいました。

アマトはリザの行動がおかしいことから何かを隠していると疑い始めます。

気になるのはリザの態度だけではありません。

通信に紛れ込むニャーという音が気にかかっています。

アマト・ロイ
「地球の動物は少し独特だとリザから報告は入っているが、何か・・・異常な事が起きていなければいいが・・・」

リザと同じように宇宙人のアマトは猫という存在を知りません。

そのため通信に紛れ込む鳴き声のような音が気になっています。

一方のリザは飼うことにした猫の生態に驚いていました。

リザ・ルーナ
「話が違うぜ誠二・・・猫は・・・猫はこんな生態じゃあなかったはずだ、こんなに甘えてくるなんて聞いてねぇぞ」
向井誠二
「いやぁー・・・なかなか珍しいです、猫にも色々個性がありますからねー」

飼うことにした猫は本を読んでいれば割り込んできますし、服を着ようとすれば中に入ろうとしてきます。

つきまとい方が尋常じゃないことは想定外でした。

リザ・ルーナ
「どこに行ってもついてくる!どうしたらいいんだこいつは!」
向井誠二
「なんでずっと四つん這いなんですか」
リザ・ルーナ
「可愛すぎて腰が抜けてるからに決まってるだろ!」

そろそろご飯の時間なのでキャットフードを食べさせます。

食べている間は落ち着いてくれると思ったのですが、猫はリザを遠くへ行かないよう体を固定しました。

向井誠二
「ここまで全力で構ってもらおうとする猫って珍しいですよ、初めて見ましたね」

誠二は猫に全力甘え猫という二つ名を与えます。

もしかしたらこの猫は誰にも甘えられなかったから甘えられることが嬉しくて仕方ないのかもしれません。

リザ・ルーナ
「・・・そんな事言われたら余計に突き放せなくなるだろ・・・にしたって・・・自由気まますぎるだろ、気が休まらねぇ、躾の仕方があるはずだろ!教えてくれよ」
向井誠二
「しつけ・・・」

ここでアマトから通信が入ります。

通信に入った音が生き物の鳴き声だとバレたためもう隠しきれません。

リザ・ルーナ
「あ・・・ああ・・・実はある動物を一匹捕まえて飼・・・わーっ!!」
アマト・ロイ
「どうしたリザ!」
リザ・ルーナ
「な・・・なんでもない・・・調査のために地球固有の動物を一匹飼い始めてさ・・・そいつが少々やんちゃでさぁ・・・躾にてこずってるってだけだよ」

アマトには地球人に飼い方を教わっているから大丈夫だと伝えました。

ですが誠二の発言によって事態はどんどん混乱していきます。

向井誠二
「それは無理なんじゃないですかねーリザさん、躾るとか手懐けるとか、猫が人間なんかの言うことを聞くわけがない、猫は人間よりも上位の種なのだから」

誠二の言葉はアマトにも聞こえていました。

宇宙人のアマトには人間よりも上位の種がいるなど信じることができません。

普通の人は動物を人間よりも上位の種とは考えていませんが、誠二は猫過激派なので発言がとても大袈裟なのです。

自由気ままに生きる猫を誠二は王だと表現しました。

リザ・ルーナ
「いやいや・・・王はさすがに言い過ぎだろ・・・し・・・心配すんな、私に任せとけって・・・私にかかればこんな動物・・・あ”あ”ぁなんだこの感触はぁぁぁ・・・何て表現すればいいんだぁぁ」
向井誠二
「それは音でいうならモフモフですね」

地球の固有擬音で表現されたのでアマトは状況が全く想像できません。

それでもリザの事を信じて調査を任せることにします。

誠二が帰った後も猫はリザに甘えていました。

根が甘えたがりなのか、それともまた捨てられやしないのか不安でしがみついているのかは分かりません。

リザ・ルーナ
「・・・お前ってさ目が金色なんだよな、黒い体に金色の目、夜空に浮かぶ星だなまるで、お前の名前よぞらにしようか・・・これで家族ってわけだな、少しは安心してくれたかよ、よぞら」

嬉しそうなよぞらとリザは家族になることができたのです。

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2023.10.14

 

カワイスギクライシス』はこんな人にオススメ

ハートウォーミングなギャグコメ漫画を読みたい人にオススメの作品です。

笑いだけでなく幸せな気分にさせてくれる優しい物語になっていますよ。

種族を超えた愛が溢れる交流を描写した『カワイスギクライシス』

カワイスギな動物に癒されるのは地球人だけとは限りません。

テレビアニメにもなったラブリーなストーリーをお楽しみください。

 

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