テラモリのネタバレ(漫画)!スーツ店が舞台のコメディーです!

今回は「iko」先生の『テラモリ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『テラモリ』はこんな漫画(あらすじ)

日京女子大学2年生の高宮陽(たかみやよう)はコミュニケーション能力を身に付けるためアルバイトをすることにしました。

しかし精神的な弱さから面接直前にお腹を壊してしまいます。

やむを得ず入ったスーツ店で募集広告の時給が高いことから、スーツ店の面接を受けることにした陽は採用してもらうことができました。

ですが働き始めたテーラー森で待っていたのは、呪文のようなスーツ用語と厳しい副店長の平尾宗隆だったのです。

ドSな平尾に指導されながら成長していく陽の日常を綴っていく『テラモリ』

今回はスーツ店を舞台にしたギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

漫画を読みながら登場人物の名前が福岡県の駅名と関連していることにご注目下さい。

 

『テラモリ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

9月の終わり頃、日京女子大学の構内で高宮陽がうなだれています。

うなだれている理由はまだ2年生なのに就活セミナーへの参加を勧められているためでした。

まだ陽は就職活動などしたくありません。

しかし廊下を見るとスーツを着た先輩が暗い雰囲気で歩いています。

高宮陽
「リクルートスーツなんて早すぎぃ!私はまだ大学生活を謳歌します!」

大学生活を謳歌したいと思っているのですが、陽はサークルにも参加していなくアルバイトもしていません。

おまけにゲームオタクのため課金でお金にも困っていました。

この状況を打開するため陽は家電の接客販売アルバイトに応募することにします。

ですが接客業に向いているとは思えないため友人に止められてしまいました。

高宮陽
「家電好きだし大丈夫だよ!」

自信満々な陽ですが一人で洋服屋に行ったことすらありません。

それでも仕事なら割り切れると自信を持っています。

陽がアルバイトを始めようと思った理由は900円という時給にも引かれたためでした。

この後、面接を控えているため陽が会場に向かっていきます。

しかし1時間後、大問題が起こってしまいました。

高宮陽
「面接前に腹急降下、なぜ直前にアイスを食べまくったのか・・・やばい・・・このままじゃ面接に間に合わない!」

このままでは面接の時間に間に合いません。

焦る陽だったのですが急降下の第二波に襲われてしまいます。

どうにかして面接会場の前まで辿り着いたのですが、お店は入り口でセールを行っていました。

セールが大行列となっていたためお店に入ることができません。

高宮陽
「アカン、漏れる、脂汗って本当に出るん・・・」

我慢の限界を感じていると近くを通り過ぎたカップルがスーツ店に行きたいと話す声が聞こえてきます。

近くにスーツ店があることを知った陽はそこでトイレを借りることにしました。

平尾宗隆
「いらっしゃいませ」
高宮陽
「トイレ貸してください!」
平尾宗隆
「左手奥にございま・・・」

店員の言葉を最後まで聞かないままトイレへ駆け込みます。

トイレに入れた陽は何とか漏らさずに済むことができました。

少し落ち着いたところで時計を確認すると面接の時間が迫っています。

面接に遅れることを連絡しようとしていると、トイレにアルバイトを募集している広告が貼っていることに気付きました。

広告には時給1200円と書かれています。

高宮陽
「大変申し訳ないのですが他の会社で働く事と相成りまして、誠に勝手ながらキャンセルでお願いします、失礼致します」

面接に遅れることを連絡したかったのですが時給の高さに目が眩んでしまいました。

こうして陽はトイレで自らの運命を変えてしまったのです。

自分では決して時給の高さに目が眩んだとは思っていません。

それでもすぐにアルバイトを募集している広告に電話をしてしまいました。

平尾宗隆
「お電話ありがとうございます、テーラー森中央店、平尾でございます」

電話に出たのは陽の運命を大きく変えることになる副店長の平尾です。

平尾は先ほどトイレへ案内してくれたのですが、現在の陽はそんなことなど知る由もありません。

高宮陽
「この選択が・・・私の運命を大きく変える事となる・・・」

コミュニケーション能力の欠如を自覚していない陽は、テーラー森で自分の甘さを認識することになります。

不慣れな接客業を任された陽は人間として成長することができるのでしょうか!?

 

 

オタクでコミュ障なのにとても前向きなヒロインの姿に元気を貰うことができました。

特にバイトの面接前にお腹を壊してしまったシーンはとてもお茶目でしたね。

ポジティブな一面とネガティブな一面を併せ持つヒロインが魅力的な『テラモリ』

ここからスーツ店で思いもよらなかった日常が始まっていきます。

自分に都合の良い仕事内容を模索する陽と、彼女の甘えを許さない平尾の厳しさを笑いながらご覧ください。

後編

テーラー森から内定を貰った陽は中央店で働くことになりました。

しかし陽が働き始めてからお店はお化け屋敷と呼ばれるようになってしまいます。

その理由は店の前を陽が暗い顔で掃除しているためでした。

高宮陽
「いらっしゃい・・・営業時間は朝10時から・・・営業妨害だっつぅの・・・」

この日も噂を確かめに来た小学生を怖がらせます。

すると副店長の平尾に頭を叩かれてしまいました。

平尾宗隆
「営業妨害はてめぇだぁああ!いっつも暗い顔して店の前に立ちやがって・・・接客の基本は・・・笑顔だろうが!」

いつまでも外の清掃をしていたので叱られてしまいます。

陽は働き始めて数日が経過しているのですが店内を掃除しようとしません。

高宮陽
「あぁでも副店長・・・まだあそこにゴミが・・・」

コミュ障の陽はお客と接したくないため、店外やバックヤードの掃除ばかりしています。

その様子を見ていた平尾の怒りが爆発しました。

平尾宗隆
「いい加減フロアに出やがれ!お前のせいでフロア以外がピカピカだよ!」
高宮陽
「綺麗になってるんだからいいじゃないですかぁ!」

陽は仕事をサボっている訳ではありません。

しかしテーラー森で大事な仕事は雑用ではないのです。

平尾宗隆
「大体・・・何をそんなに恐れる必要があるんだ!普通は皆雑用よりフロアに立ちたがるんだぞ!」

テーラー森で働き始めるまで陽はアパレルの仕事をなめていました。

お店側の立場になれば強気になって接客できると思っていたのです。

さらにお客以上の障害となったのが、素敵な笑顔で接客する店員たちでした。

彼らの接客を見ているうちに陽は自分に同じことができるとは思えなくなったのです。

高宮陽
「紳士服なんか全然分かんない、お客さんに質問されてもなんも答えられません・・・」
平尾宗隆
「分からなければ先輩に聞いて確認すればいいだけだろ!お前面接でなんつった、志望動機はなんと答えたかと聞いているんだ」

面接の時、陽はテーラー森で働ければコミュニケーション能力が身に付くからだと答えました。

それなのに現状は全く接客していません。

高宮陽
「まさか本当に受かるとは・・・」

受かりたい一心で志望動機を語ってしまったようです。

それでもテーラー森は忙しいため1人でも多くのスタッフが必要でした。

平尾宗隆
「俺も鬼じゃない、今日接客はいいから・・・フロアを掃除してろ、万一の時は俺が助けてやる」

平尾の優しい言葉を受けた陽はフロアの窓掃除を始めます。

窓側を向いていればお客に声をかけられることがないだろうと安心していたのですが、後ろから女性客に声をかけられてしまいました。

助けを求めようと平尾の方に視線を送るのですが、接客中のため助けてくれません。

高宮陽
「ナニアレ、気づくどころか全然こっち見てもいないじゃん!嘘つく嘘つき嘘つき」

焦っていると女性客がネクタイを一緒に見てほしいとお願いしてきます。

陽も女性客もネクタイに詳しくありません。

仕方なく平尾が気付いてくれるまで会話を伸ばすことにします。

すると女性客が年下で就活中の彼氏にネクタイをプレゼントしたいということが分かりました。

女性客の真剣な想いと難解なリクエストを受けた陽は接客をチェンジしてもらうためバックヤードへ向かいます。

平尾宗隆
「就活生へのプレゼントだって?」
高宮陽
「気づいてたんですか!?接客チェンジお願いします!私には無理です・・・」

当然ですが平尾は接客チェンジを認めません。

その代わりに就活ネクタイの売り方をレクチャーしてくれます。

平尾宗隆
「おっと、今メモは取るなよ、メモ見ながら喋る店員なんか信用できるか、今覚えろ」

30秒の短時間で平尾が陽に就活ネクタイの触り部分を叩き込みました。

接客に戻った陽は覚えた内容を必死に説明していきます。

まず柄は数種類のストライプが入っているものをお勧めしました。

ストライプは二色使いよりも数種類の線が入っている方がビジネスライクなのです。

そして色は赤と青が就活生に向いていることを教えました。

すると女性客が陽に色を決めてほしいとお願いしてきます。

最初は青を勧めた陽なのですが、話しているうちに気が変わりました。

高宮陽
「で、でも・・・両方あれば心強い装備ですよね!」

納得してくれた女性客は両方購入すると言ってくれます。

しかし7500円という高額に陽は戸惑ってしまいました。

陽は父親に2本で3000円のネクタイしかプレゼントしたことがないのです。

その戸惑いを平尾が見逃しませんでした。

平尾宗隆
「お買い上げありがとうございます、レジにご案内しますね・・・何ボケッとしてんだよ、せっかくの2本買いを逃す気か・・・殺すぞ」

お客に対する表情と陽に対する表情が違いすぎて同一人物とは思えません。

それでも女性客は嬉しそうにネクタイを買ってくれました。

高宮陽
「づ・・・疲れた・・・」

色々ありましたが陽の初接客は無事に終了したのです。

しかし平尾は全然認めてくれません。

平尾宗隆
「ゾンビだったな・・・お前もっと笑顔で接客しろ」

平尾にイライラさせられた陽は仕事帰りに家電屋へ寄ることにします。

そしてガシャポンをやってストレスを解消することにしました。

同じ接客業なら家電屋で働ければよかったと思うのですが、ネクタイを買ってくれた女性客の笑顔が頭をよぎります。

高宮陽
「もう少し・・・頑張ってみるかぁ・・・」

お客の笑顔は接客業にとって最高のご褒美かもしれません。

そのことを実感した陽はもう少しだけテーラー森で働くことを決意しました。

次はどんなお客様と接することになるのでしょうか!?

iko先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

カラダ、重ねて、重なってのネタバレ!iko作品の魅力は?

2021.07.22

 

『テラモリ』はこんな人にオススメ

様々な笑いの要素を詰め込んだギャグコメ漫画を探している人にオススメの作品です。

感動できる人情噺も含まれているのでヒューマンドラマが好きな人も満足できるはずですよ。

ヒロインが接客業を体験しながらコミュ障を乗り越えていく『テラモリ』

笑って感動できる完成度の高い物語に仕上がっています。

ハッピーな気分を味わいたい人はこの漫画を選んでみてください。

 

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