今回は「漫画 さがわ蓮 原作 春口裕子」先生の『悪母』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『悪母』はこんな漫画(あらすじ)
岸谷奈江は同じ年頃の娘を持つママ友と連絡先を交換しました。
その後、成長した娘を通わせる幼稚園を探し始めます。
ある日、奈江がママ友と幼稚園の見学に行くと、その幼稚園に匿名のメールが届いたことを知らされました。
メールの内容は奈江を含む4人のママ友にイジメられたことを告発するものだったのです。
告発された奈江の頭に浮かんだのは2年前に出会った1人のママ友でした。
ただ娘と幸せに暮らしたいと思っている母親が思いもよらないトラブルに巻き込まれていく様子を描いた『悪母』!
今回は春口裕子先生の原作をコミック化したヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
誰もが巻き込まれるかもしれないスリリングな物語をハラハラドキドキしながらお楽しみください。
『悪母』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
ママ友たちと幼稚園の見学に行く約束をしている奈江が娘の真央を連れて出掛ける準備をしています。
するとタイミング悪く宅配便が届きました。
時間がないため焦りながら荷物を受け取ると、とんでもない悪臭が漂ってきます。
仕方なく中身を開けてみると成人用の使い古されたオムツが入っていました。
このような嫌がらせをしてくる人物に奈江は心当たりがありません。
待ち合わせの時間が迫っているため荷物を片付けてから出掛けることにしました。
待ち合わせをしたママ友の中でも長谷川佐和子は奈江にとって憧れの存在です。
娘の真央も佐和子の息子の俊と仲が良いため一緒の幼稚園に通わせたいと考えていました。
しかし今回見学する幼稚園は厳しい教育体制で知られています。
奈江はのんびりした雰囲気の幼稚園が娘に合っていると思うのですが、佐和子はヒカリ幼稚園のことを気に入っていません。
そのため今回見学する幼稚園に息子を通わせる予感がしていました。
奈江はそれでも佐和子と一緒の幼稚園を選ぶことがベストだと思っています。
色々な事を考えながらママ友たちと見学する幼稚園に到着しました。
見学してみると幼稚園は思ったほど厳しそうではありません。
ワイワイ楽しそうにしている幼稚園を見学しているうちに奈江は安心することができました。
しかし保母さんから呼び出されたことで事態は一変してしまいます。
保母さんによると園長からお話があるそうなので奈江と佐和子は園長室へ向かうことにしました。
不安を抱きながら園長室へ行ってみると、園長が匿名のメールが届いたことを説明してきます。
メールのタイトルには警告文と書かれていました。
恐る恐る奈江と佐和子がメールを読んでみると信じられない内容が書かれています。
メールには奈江たちから悪質なイジメを受け、自分の家庭が奈落の底へ落とされたと記載されていました。
さらに被害を受けた子供の容姿が加害者側より勝っていたというイジメの理由まで書かれています。
またママ友たちが近隣住民を巻き込みながら被害者を追い込んだ内容も記載してあり、メールを見た奈江と佐和子は愕然としてしまいました。
園長によるとこのメールは系列の幼稚園にも送られていて、近隣の他の幼稚園にも送られている可能性があるそうです。
それだけでなくメールにはURLが添付されていてアクセスすると奈江たちのプロフィールが閲覧できるようになっていました。
奈江と佐和子を陥れる様なメールを送った人物の目的はいったい何なのでしょうか!?
正体不明の人物から誹謗中傷される様子にスリルを感じました。
この設定は漫画だけでなく現実の日常生活でも起こる可能性がある気がしますね。
ネットで誰もが意見を発信できる現代社会の闇に迫っていく『悪母』!
些細なことがきっかけで犯罪に巻き込まれる様子がリアリティーを感じさせてくれる内容になっています。
もしも自分が巻き込まれてしまったらと想像しながら続きをご覧ください。
後編
園長からメールを見せられた奈江はある人物のことが頭をよぎっていました。
心当たりの人物を思い浮かべながら隣を見てみると佐和子が震えています。
怯えている佐和子からは依然に無言電話がかかってくるという悩みを打ち明けられていました。
震える佐和子を見た奈江は今朝送られてきた荷物のことを思い出します。
佐和子と同じように恐怖を感じ始めた奈江。
彼女がこのような状況に陥る原因となったのは2年前の出来事がきっかけです。
2年前の11月、奈江はママ友グループとLINEでの交流をスタートさせていました。
まだ幼い真央を育てながらママ友とのLINEを楽しんでいた奈江。
もうすぐ1歳になる真央と朝食を食べることにします。
朝ご飯を食べながらカーテンを開けようとするのですが、奈江はカーテンを開けることができません。
朝食を済ませると真央を遊ばせながらLINEをチェックすることにします。
するとある人からの長文メールが話題になっていました。
ある人物とは坂田広美のことで彼女は事あるごとにママ友たちと会いたいといったようなメールを送ってきています。
しかし子育てで忙しい奈江たちにはそんな時間はありません。
そのことを気にかけてくれた佐和子が広美に断りの返信をしてくれていました。
佐和子のおかげで一安心する奈江だったのですが、彼女には別の問題が起きてしまいます。
火曜日になると広美が必ず家の周辺をうろつくようになっていきました。
そのため買い物に出掛けるだけでも細心の注意が必要になってしまいます。
ママ友たちがであったのは数カ月前のことでした。
同じ年頃の子供を抱える5人はメールアドレスを交換します。
それから頻繁に5人で集まるようになりました。
しかしここから広美から長文のメールが送られるようになります。
メールの内容は子供のことが中心なのですが、あまりにも長いため返信することが簡単ではありません。
当時の広美はガラケーだったため4人のママ友はスマホに切り替えました。
さらに切り替えたことを広美には知らせなかったのです。
奈江も悪気なく周囲と歩幅を合わせることにしました。
広美の存在を気にしながら生活している奈江はかなり疲弊しているようです。
そのためゆっくり休もうとしていると赤ん坊の泣き声が聞こえてきました。
娘に異変が起きたかと思い慌てて部屋へ向かったのですが娘はぐっすりと眠っています。
耳を澄ましてみると泣き声は外から聞こえてきていました。
その声は次第に大きくなっていきます。
するとここでインターホンが鳴りました。
仕方なくドアを開けると左手から大量の出血をしている娘を連れた広美が立っています。
もちろん奈江が広美の娘を傷つけた訳ではありません。
それなのに2年が経った現在、どうして奈江や佐和子たちは逆恨みのような嫌がらせを受けることになったのでしょうか!?
衝撃的な真相は実際に漫画を読んでお確かめください。
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『悪母』
被害者意識の強い人物と関わることの難しさを再認識しました。
それでも広美の恐ろしさにはゾッとしてしまいますね。
小さなコミュニティーだからこそ付き合い方を間違えると不幸に見舞われることを教えてくれる『悪母』!
大人気の原作小説を漫画化した奥の深い物語になっています。
作品の世界に入り込みながら圧倒的な恐怖を体感してみてください。
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