今回は「漫画 さがわ蓮 原案 中村美幸」先生の『500日を生きた天使』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『500日を生きた天使』はこんな漫画(あらすじ)
27歳の中村みゆきは2歳年上の夫と生後4ヶ月の息子に囲まれ幸せな生活を送っています。
しかし息子の渓太郎に小児がんが発覚してしまいました。
みゆきは母親として全力で息子の闘病生活を支えていきます。
500日間の闘病生活で息子が母親に残してくれたものとは・・・！？
実話に基づきながら家族の絆を描いていく『500日を生きた天使』！
今回は感動のヒューマンドラマについて、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。
涙を流しながら切ないストーリーを読んでいってください。
『500日を生きた天使』の魅力紹介（ネタバレ含む）
前編
1998年元旦、みゆきは夫のおさむと渓太郎を連れて実家に帰ってきました。
実家では母が渓太郎を抱こうとするのですが、みゆきから離れようとしません。
まだ4ヶ月の渓太郎は母親から離れない甘えっ子です。
みゆきとおさむは新しく授かった命が順調に成長してくれると信じていました。
元旦が過ぎ長野県の自宅に戻ったみゆきたちは日常生活を再開させます。
いつものように仕事へ向かう夫を見送ったみゆきは洗濯物を干すことにしました。
しかし渓太郎はみゆきの髪を掴んだまま話してくれません。
そのためみゆきは渓太郎を抱きながら家事をすることにしました。
おむつを替えていなかったため渓太郎をベッドに寝かせます。
するとおむつの中がいつもとは違う状態になっていました。
匂いもチェックしてみるのですがいつもと変わりありません。
そのため深く考えないことにしました。
おさむも仕事が終わると子育てに協力してくれるため、みゆきは辛いと感じたことがありません。
この日も仕事から帰って来たおさむが渓太郎をお風呂に入れてくれました。
2日後、おさむが仕事に向かうとみゆきは買い物の用意を始めます。
この日は雪が降っているため渓太郎に温かい格好をさせることにしました。
おむつを取り替えようとすると血のシミを見つけます。
不安になったみゆきは本棚の医学書で原因を調べることにしました。
しかし詳しい原因はよく分かりません。
原因が分からず心配になったみゆきは予定を変更して病院へ行くことにします。
2日前からおしっこに色が付いていることを説明すると、医師から尿路感染と診断されました。
尿路感染は男の子の赤ちゃんがなりやすい病気ですが、薬を飲めば治ると言われ安心します。
ですが帰ろうとすると医師に呼び止められました。
医師はもう一度渓太郎のお腹を触診していきます。
大したことがないと安心していたみゆきだったのですが、医師が念入りに触診する姿を見て心配になってきました。
果たして渓太郎のお腹には何があるのでしょうか！？
母親になることが夢だったみゆきの幸せそうな表情が素敵でした。
また子育てをサポートしてくれる夫も魅力的ですね。
難病を抱えた赤ちゃんを支える親の愛情を描いていく『500日を生きた天使』！
ここから過酷な闘病生活が始まっていきます。
家族の強い絆を感じながら続きをご覧ください。
後編
渓太郎のお腹を触診した結果、医師は腫瘍があることを発見しました。
しかしこの病院ではこれ以上の検査ができないため、すぐに大きな病院へ行くことを勧められます。
不安が大きくなっていくみゆきは1人で病院に向かう気が起きません。
しかし夫の仕事先が遠くの現場だったためすぐに来てもらうことは不可能です。
そのため近くの実家で暮らしている兄に頼むことにしました。
電話を受けた兄はすぐ駆けつけてくれ、みゆきと渓太郎を病院へ連れて行ってくれます。
病院に到着するとすぐに検査が始まりました。
超音波検査の結果、渓太郎の右側の腎臓はほぼ全てが腫瘍だったのです。
医師から悪性の腫瘍だという言葉が返ってきました。
渓太郎の腫瘍は腎芽細胞腫というもので小児がんの1種です。
ただ医師によるとほとんどの小児がんは完治するとのことでした。
みゆきがホッとしていると、おさむが病院へ駆けつけてくれます。
その後、CTスキャンで撮影すると腎臓以外への転移は見られません。
ただしこの病院では手術ができないため、安曇野の県立こども病院への転院が決まりました。
転院日が4日後に決まったため、渓太郎はこのまま日赤病院に入院することになります。
心配なみゆきは渓太郎と一緒に入院することにしました。
おさむは2人を残して入院の手続きに向かいます。
入院の手続きが終了するとあっという間に消灯時間を迎えました。
みゆきは渓太郎を抱きしめながら寝ることにします。
そのまま何もできず3日間を2人で過ごしました。
こうして転院の日を迎えたみゆきは、おさむと一緒に県立こども病院へ向かったのです。
みゆきが不安を感じていると渓太郎が髪の毛を引っ張ってきました。
笑顔で髪の毛を引っ張る姿を見たみゆきは、渓太郎の声が聞こえるような気がします。
「ボク、ママといっしょだからへいきだよ」
みゆきには渓太郎が自分を励ましているような声が聞こえました。
こうして病院に入っていくみゆきと渓太郎だったのですが、これが家族にとって試練の始まりだったのです。
幸せだった家族にはどのような運命が待ち受けているのでしょうか！？
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『500日を生きた天使』はこんな人にオススメ
素敵な家族の絆を描いた作品になっています。
そのため感動できるヒューマンドラマを探している人にオススメですよ。
実話に基づいたリアリティーが読者を惹きつけている『500日を生きた天使』！
命の重みを教えてくれる物語です。
大きな感動を味わってみてください。
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