今日も絵に描いた餅が美味いのネタバレ(漫画)!第2話!

今回は「漫画 梅渡飛鳥 原作 もちもち物質」先生の『今日も絵に描いた餅が美味い』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『今日も絵に描いた餅が美味い』はこんな漫画(あらすじ)

お絵描きが大好きな高校生のトーゴは何故か不思議な異世界に転生されてしまいました。

状況を整理しているうちに自分の描いた絵が実体化することに気が付きます。

しかし物の実体化には一定以上の完成度が必要でした。

転生したトーゴは鉛筆しか持っていないので絵に色を付けることができません。

死んでも絵を描き続けたいトーゴは異世界で色を手に入れるため動き始めました。

自由なアイディアで物を創造していく『今日も絵に描いた餅が美味い』

今回は癒やされるSFファンタジー漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

絵の具を探すための冒険譚がワクワクさせてくれますよ。

 

『今日も絵に描いた餅が美味い』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

ブランケットを実体化させたトーゴが目を覚ましました。

トーゴ
「鞄を描く画力がなかったから簡易的だけど・・・ひとまずこれで絵の具集めにいける」

絵の具集めに俄然やる気が出てきます。

まずは歩きながら絵の具の主成分について考え始めました。

トーゴ
「でも絵の具って主成分は鉱物なんだっけ、あとは花とか?」

絵の具の主成分は三酸化鉄などの鉱物です。

あとは花なども主成分だと考えながら森の中を歩いていると赤い花を見つけました。

刈り取った花を石でつぶして赤い色を手に入れます。

トーゴ
「黄色い部分は雄しべの花粉を使って、できた!」

赤色と黄色を使ってリンゴを描きました。

実体化には成功しましたが、リンゴ1つに3時間もかかってしまっています。

意外に大変な作業だということが分かりました。

トーゴ
「花びら1枚から採れる色なんてごくわずかだからなぁ、これは効率が悪い、やっぱ絵の具欲しいな・・・」

リンゴを食べながらアイディアを考えます。

試しに絵の具の絵を描いてみることにしました。

トーゴ
「出たぁ!ちゃんと絵の具になってる、ちょっとピンクっぽいけど・・・でもこれは・・・とても便利だ!」

絵の具も実体化できることが分かったので、木の実や赤い土を使って色々な赤い色を作ることに挑戦します。

面白くなってきたのですが、どれも色が薄く思ったような絵の具ができません。

トーゴ
「鮮やかな赤色の花びらから出る色は全然鮮やかじゃない、どうしたって薄くなるしついでにくすむ」

色を塗ってから乾かしてそこに色を塗り重ねて濃くしようとしたのですが、薄い赤色の絵の具のチューブの絵ができた時点でそれが実体化してしまいます。

仕上げをもたつくと先に実体化することも分かりました。

先に色を塗っておいてもくすんだ色にしかなりません。

どうしても鮮やかな赤が必要になってきました。

トーゴ
「そういう赤どこかにっ・・・あ、できた、すごく赤い赤の絵の具!」

腕を切って出た血を使うと想像していた赤の絵の具が完成します。

傷付けた腕には実体化した包帯を巻いておきました。

トーゴ
「さて赤の次は黄色が欲しい、ついでに青も、色の三原色はだてじゃないっ」

森の中に入ると大きな百合の花を見つけます。

トーゴが中に入って眠れそうなほど大きいので花粉がたくさん取れました。

花粉を塗り込んで黄色の絵の具をゲットします。

しかし手が花粉まみれになってしまったのでガラスのコップを実体化しました。

トーゴ
「そういえば水が欲しい、いやっ・・・この水じゃなくていちいち描かなくても水が手に入る環境が欲しい」

生きていくためには水は欠かせません。

また飲料用以上に水が必要な理由がありました。

トーゴ
「水彩絵の具は水彩なんだから水がないと使えないんだよっ」

食べることより飲むことよりもトーゴは絵を描くことを優先しています。

そのためには水をいつでも手に入れられる環境が必要になってきました。

しかし森の中を歩き回っても植物は生えていても小川は1本も見つかっていません。

トーゴ
「だから・・・描こう、まずはちょうどよさそうな土地を探さなきゃ」

土地を探していると岩に囲まれたくぼみのような場所を発見します。

広さもちょうど良いので場所はここに決めました。

トーゴ
「よしっ、描くぞっ」

水を手に入れるためトーゴはどんな絵を描くのでしょうか!?

 

 

絵の具をコピー用紙に描いて色を手に入れた発想が見事でしたね。

鮮やかな赤色を生みだすため自分の腕を傷付けたシーンに、トーゴの絵に対する情熱を感じました。

描くことに魅了されたトーゴが様々な物を実体化させていく『今日も絵に描いた餅が美味い』

トーゴの発想と描く情熱に不可能はないのかもしれません。

純粋に絵を描き続けるトーゴの姿がとても清々しく表現されていきますよ。

第2話後編

トーゴが水を手に入れるため集中して絵を描き始めました。

翌日になると時間をかけた絵が完成します。

トーゴ
「この世界に来て初めて描いた風景画だ」

水を求めているトーゴが描いたのは泉の風景画でした。

まだどうなるかは分かりませんが探しておいた場所に風景画を持っていきます。

しかし何も起こりません。

トーゴ
「・・・やっぱりダメだったかな」

泉を実体化させるアイディアに無理があったと思ってしまいます。

次の瞬間、泉の風景画が揺れ始めました。

そしてコピー用紙から風景画が消えてしまいます。

トーゴ
「泉が・・・できてる、ほっ本当に・・・」

泉を確かめに近づくと意識を失ってしまいました。

どのくらい時間が経ったのかは分かりませんが、気絶したトーゴが目を覚まします。

原因は不明ですが激しい頭痛に襲われていました。

それでも目の前には泉が実体化されています。

トーゴ
「よかった・・・夢じゃなかった!冷たっ」

泉の水を手ですくって飲んでみました。

とても美味しい水に感動します。

トーゴ
「そういえば昨日から麦茶もろくに飲んでなかったもんな・・・気絶したのはそのせいだろうか?」

絵を描くことに集中しているのでまともな食事をしていません。

それでも唐突に倒れたので怖くなってきました。

トーゴ
「ひょっとして泉を実体化させたから?大きなものを描いて実体化させると気絶するのかも」

気絶した原因を考えてもまだ真相には辿りつけません。

ここでお腹が鳴ったのでトーゴは食事の準備を始めることにします。

まず実体化した虫眼鏡で日光を集めて黒く塗りつぶした紙にあてて火を起こしました。

トーゴ
「火はこれでよしっ、今日のご飯はとりあえず・・・肉!」

実体化したフライパンと肉で調理を開始します。

いい焼き加減になったので食べてみますが塩分が足りません。

塩の結晶を描いて実体化させると、ナイフで削りながら肉に振りかけていきます。

トーゴ
「んん!んまい!ごちそうさまでした、たぶん明日からも当分は肉っ」

腹ごしらえができたので実体化させた絵の具の整理をすることにしました。

今持っているのは濃さの違う赤色、花粉の黄色、黄土色や黒色や灰色です。

トーゴ
「だいたい全部赤で黄色で茶色だ、できれば青が欲しい・・・赤と青と黄色が揃えばたいていの色が作れる」

青色で思い浮かぶのはラピスラズリや牛の血ですが、どれも簡単に入手できるものではありません。

また植物を描くために緑色も欲しくなってきました。

緑色があれば青色の代用にできるかもしれません。

しかし葉っぱを潰してもすぐ茶色になってしまいます。

トーゴ
「綺麗だなぁ、この色をそのまま絵の具にできたらいいのにな」

葉っぱを太陽にかざしているとアイディアが思い浮かびました。

まず葉っぱを使って枝豆を描きます。

そして完成した枝豆の絵を百合の花の蜜を糊代わりにしてコピー用紙に貼りつけました。

トーゴ
「え?あ・・・これでもいいんだ・・・」

紙に葉っぱを貼りつけても絵を実体化させることができたのです。

この法則を理解したトーゴは絵の具のチューブに葉っぱを貼りつけてみました。

トーゴ
「緑!すごいぞ!色のついたものをそのまま貼り付けてもいいのなら絵の具がたくさん作れる!」

花びらや木の実の皮などを使ってたくさんの絵の具を完成させていきます。

その中でもオレンジ色に輝く蝶の死骸は素敵な色になりました。

喜んでいると再び気絶しそうになります。

意識を失ってはいけないので今日は休むことにしました。

食事をしながら欲しいものを考えます。

トーゴ
「青い絵の具・・・これは絶対、けれどその前に筆とか紙・・・画用紙が欲しい、それから家、家の中で落ち着いて絵を描きたいしそろそろ野宿がつらくなってきた」

作ってみたいものややってみたいことを考えるとキリがありません。

異世界に転生したトーゴはやりたいことを実現できるのです。

実現したい事を考えれば考えるほど嬉しくなってきました。

この気持ちは小さな頃に感じただけでしたが、その頃の気持ちが今のトーゴを動かしています。

トーゴ
「どこまでもどこまでも自分の好きなだけ自分の好きなように進んでいける感覚、たぶん僕はずっとずっとこの気持ちを持っていた、でも溢れさせないようにしていた、だから今は好きなだけ溢れさせておこう」

自分の好きなように生きてもこの世界には誰も咎める者はいません。

本能の赴くままに生きようとするトーゴの物語はどんな展開を迎えるのでしょうか!?

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今日も絵に描いた餅が美味いのネタバレ(漫画)!あらすじも!

2024.01.19

 

『今日も絵に描いた餅が美味い』はこんな人にオススメ

希望に満ち溢れたSFファンタジー漫画を読んで癒されたい人にオススメの作品です。

好きなことに没頭し始めたトーゴの姿から勇気を貰えるはずですよ。

窮屈な日常から抜け出せた主人公の明るい日常を綴った『今日も絵に描いた餅が美味い』

こんな異世界なら転生してみたいと思わせてくれる夢が詰まった物語になっています。

自由な発想でやりたいことを実現していくトーゴの姿にワクワクするはずですよ。

 

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