『俺はまだ本気出してないだけ』のネタバレ(漫画)!感想も!

今回は「青野春秋」先生の『俺はまだ本気出してないだけ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

俺はまだ本気出してないだけ』はこんな漫画(あらすじ)

40歳の大黒シズオはなりゆきで就職した会社に15年勤めています。

会社に不満がある訳ではないのですが、急に漫画家を目指したくなったシズオは会社を辞めてしまいました。

夢を追いかけることにしたシズオは父親から説教され、娘の鈴子からは温かい目で見守られながら執筆活動を続けていきます。

しかし思っていたよりも漫画の制作は難しく良いアイディアが浮かびません。

そんな中、17歳の娘と意外な場所で顔を合わせてしまいました。

ハプニングだらけのシズオは漫画家になることができるのでしょうか!?

風変わりな中年男性の生き様を描いた『俺はまだ本気出してないだけ』

今回は映画化されたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

夢を追いかける冴えない中年男性を温かく見守ってあげてください。

 

俺はまだ本気出してないだけ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

40年間生きてきた大黒シズオはなりゆきで就職した会社でなんとなく働いてきました。

20代の頃は生き方にこだわって社会からはみ出した時期もあったのですが、それ以降は平凡な人生を送っています。

シズオ
「何が不満か?と聞かれても答えに困る・・・理屈じゃなかった、俺は今自分を探していた」

会社に辞表を提出したシズオが家でゲームをしていると父親が不機嫌そうに文句を言ってきました。

父親
「シズオッ!朝からファミコンなんてやめろっ」
シズオ
「ファミコンじゃねーよ、プレステね」

言う事を聞かない息子に対して父親の怒りが爆発しそうになります。

すると娘の鈴子が間に割って入ってくれました。

鈴子
「コラコラ二人とも、朝からケンカしないっ、ゴハンです」

鈴子のおかげで大喧嘩に発展せずに済んだのですが、父親の不満は解消されていません。

朝食が終わり鈴子が出かけると、父親はシズオが何をやりたいのか質問してきます。

シズオは会社を辞める時、公開したくないから本当の自分を見つけたいと語りました。

しかし父親からすればシズオは夢を追いかける様な年齢ではありません。

その上、鈴子はまだ高校生のため色々とお金もかかってきます。

父親の言うことがあまりにも正論のためシズオは何も言い返すことができません。

ですが自分でもこの状況が良くないことは理解しています。

会社を辞めた理由も朝からゲームがしたかった訳ではありません。

最近になって自分でも自分を見失っていることに気が付いたのです。

そんなシズオだったのですがようやく夢を見つけることができました。

シズオ
「俺マンガ家になるわ、見つけちゃったよね、俺の生き方っつーもんを!」

夕食時に父親と鈴子に漫画家を目指すことを宣言します。

鈴子
「あ、そう、どうしたの、おじいちゃんっ!」

鈴子はシズオの話をいつも通り聞いていたのですが、父親は涙を流していました。

シズオ
「何泣いてんだよ、人がやる気出してんのに」
父親
「お前はバカなんだな・・・がっかりだ、もう勝手にしろ」

父親は無謀な夢を語るシズオに呆れかえっていたのです。

シズオ
「あのねぇ逆にいいんだよ、中年の視点と俺の斬新かつ鋭い切り口でさ、俺の40年の生き様をマンガで表現してやるよっ!」

ようやく夢を見つけたシズオは父親から馬鹿にされても熱意が消えることはありません。

手先が器用なことに自信があるシズオは早速漫画の制作に取り組みだしました。

しかし漫画のタイトルを決めるところで制作活動がストップしてしまいます。

自分の熱い魂を漫画に込めたいのですが、どんなに考えてもタイトルが思い浮かびません。

シズオはマンガ大賞という賞レースに応募したいのですが、このままでは締め切りまで漫画を制作することができないため焦りを感じていきます。

自分探しをするために会社まで辞めてしまったシズオ。

最初は漫画を描くことなど簡単だと思っていました。

シズオ
「描く事・・・ねーなぁ・・・へーっ、マンガ家ってなかなかすごいのね」

漫画家という職業を完全に舐めていたようです。

アイディアが浮かばないシズオは締め切りまでに漫画を完成させることができるのでしょうか!?

 

 

40歳という年齢で会社を辞めてしまったのに楽観的な様子の主人公が面白いですね。

またシズオに対して対応が真逆な父親と娘のキャラも印象的でした。

後悔したくないという一心で漫画家になることを決意した主人公を描いていく『俺はまだ本気出してないだけ』

ここからシズオの人生に様々なハプニングが巻き起こっています。

引き続きコミカルな展開を笑いながらご覧ください。

後編

漫画を描き始めたのですがなかなかタイトルが浮かばないシズオはそのまま朝を迎えてしまいます。

鈴子
「オハヨー、ホントにやってたんだ・・・徹夜したの?」
シズオ
「マンガっていったら徹夜だろう」
鈴子
「ハハッ、変な人」

鈴子は笑いながら朝食を作りに行きました。

娘とは対照的に父親の機嫌は悪いままです。

父親はテーマの決まらないシズオにアドバイスしようとするのですが怖くて聞けません。

シズオは父親から逃げるように喫茶店へ向かいました。

喫茶店でビールを飲みながらアイディアを絞り出すのですが、ここでも漫画のアイディアは浮かびません。

すると雑誌のグラビアを見ていたシズオが喫茶店を出てファッションヘルスへ向かいました。

シズオ
「やっぱ出すもん出さねーといいアイディアなんて出ないっしょっ!」

スッキリしたシズオだったのですが、この行動が思いもよらない事態を生んでしまいます。

鈴子
「あっ」

サービスを受け終えたシズオが個室から出ると、迎えの部屋から風俗嬢として働く鈴子が出てきました。

あまりの出来事に2人とも固まってしまいます。

シズオ
「こんにちは」
鈴子
「・・・こんにちは」

不自然な空気のままシズオは店を出て行きました。

しかしショックは大きく公園のブランコで俯いてしまいます。

その後、夜中に帰宅したシズオは鈴子の部屋を訪ねることにしました。

シズオ
「あ、勉強してたんだ・・・」
鈴子
「うん、テストが近いんだ」
シズオ
「そうか、大変だなぁ・・・」

昼間の出来事があったためシズオはオドオドしながら話しかけています。

父親とは対照的に鈴子は冷静な態度を乱しません。

鈴子
「何?」
シズオ
「・・・お前・・・あの仕事いつからやってるの?」
鈴子
「半年位前から・・・」

詳しく話を聞いてみると鈴子は半年ほどまえからファッションヘルス店で働いているそうです。

基本的に高校生は働けないのですが、学生であることを隠して働いていました。

それでも卒業できるよう高校の単位は落としていません。

シズオ
「・・・お小遣い足りないのか?」
鈴子
「足りてるよ・・・私、留学したいんだ」
シズオ
「留学・・・」
鈴子
「・・・今日はビックリしたね、よく行くの?」

衝撃的な事実を聞いたシズオはたまに行くと答えます。

ここで2人の会話は終了しました。

後日、シズオが公園のベンチで考え事をしています。

シズオ
「留学かぁ・・・相談くらいしろっつーの・・・まったくハラがたつぜ・・・自分に」

留学したいという娘の言葉はシズオにとって初耳でした。

このような状況ではしっかりとした親とは言えないため自分に対して怒りが込み上がってきます。

シズオが悩んでいると目の前で子供たちが自転車の手放し運転を練習し始めました。

その様子を見ていたシズオは自転車で歩道橋を登り始めます。

シズオ
「いつからだ?いつのまに俺はこんな残念な感じになっちゃったんだ・・・!?」

歩道橋を勢いよく下りていくシズオはスピードが出過ぎたため転倒してしまいました。

転倒した瞬間、シズオの頭に幼かった頃から現在までの鈴子の姿が走馬灯のように浮かび上がります。

頭から流血したシズオだったのですが、治療を終えると漫画の執筆を再開させました。

鈴子
「今日はもうやめたら?だいたい入選するかもわかんないのに」
シズオ
「俺をなめんなよ本当の実力見せてやる、あっ鈴子、一つだけお願いしていい?あの仕事は辞めなさい」
鈴子
「・・・はい」

こうして親としての威厳をなんとか取り戻したシズオだったのです。

その後、“走馬灯”という漫画を完成させたシズオはコンクールに作品を出展しました。

残念ながら大賞は逃してしまったのですが、シズオは努力賞を獲得します。

ここからシズオは漫画家として大成することができるのでしょうか!?

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俺はまだ本気出してないだけを読んだ感想

だらしなくてカッコイイとは言えない主人公なのですが、どこか憎めない魅力を持ったキャラクターですね。

特に娘と真正面から向き合うシーンはシズオの人の良さが表現されていると思いました。

青野春秋先生らしい世界観が堪能できる『俺はまだ本気出してないだけ』

泥臭く生きる中年男性の生き様をお楽しみください。

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