『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』のネタバレ(漫画)!

今回は「漫画 天城望 原作 福留しゅん」先生の『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』はこんな漫画(あらすじ)

タラコネンシス王国が誇る三大公爵家の娘であるアレクサンドラは、王太子のアルフォンソと婚約が成立しました。

小さな頃から王妃に相応しくなりたいと思っていたアレクサンドラなのですが、王太子に対する特別な感情は抱けません。

それでも義務的な関係では幸せになれないので王太子のことを好きになれるよう努力します。

努力の甲斐があり王太子を心から愛することができたのですが、芋女と呼んでいるルシア男爵令嬢が2人の婚約を妨害してきました。

アレクサンドラがルシアのせいで自分が糾弾される悪役令嬢だと知ったのは断罪される前日だったのです。

しかし断罪されることを1日前に知っていたアレクサンドラは、自分に対する破滅フラグを全てへし折ることにしました。

ゲームの悪役令嬢だと自覚したヒロインの逆転劇を描いていく『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』

今回は24時間以内に逆転しなければいけないアレクサンドラの策略を表現したファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

頭をフル回転させるヒロインの活躍から目が離せなくなりますよ。

 

『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第1話

アレクサンドラの度重なる悪事に愛想を尽かせた王太子のアルフォンソが婚約の破棄を宣言しました。

アルフォンソに続いてルシア男爵令嬢もアレクサンドラに罪を認めるよう叱責します。

アレクサンドラ
「こちらは私が芋女と呼んでいるルシア男爵令嬢、王太子は今や婚約者の私ではなくこの芋女に夢中、周りにいる彼らもみんな二人の味方、もう私に逃げ道はない・・・と思って?」

誰がどう見てもアレクサンドラに逃げ道はありません。

しかしこの状況に陥ることを知っていたアレクサンドラはすでに手を打っています。

全ては一日前に始まりました。

アレクサンドラにとっては始まったというよりも全てがひっくり返った状況なのかもしれません。

24時間前、アレクサンドラに婚約破棄と断罪のコンボが成立するという情報が伝えられました。

アレクサンドラ
「どうしよう、詰んだ、頭の中が混乱して吐き気がするし最悪だわ・・・少し落ち着いて整理しなきゃ・・・えぇっと・・・」

まず自分はタラコネンシス王国が誇る三大公爵家の娘であるアレクサンドラです。

タラコネンシス王国の中でも長い歴史がある公爵家に生まれたアレクサンドラは、王太子のアルフォンソとの婚約が決まっていました。

王妃に相応しい存在になるため小さな頃から学問や社交性を培ってきて、現在は気品ある女性に成長しています。

アレクサンドラ
「彼と結ばれる未来以外想像していなかったし、隣で生涯添い遂げる王妃は私なのだとずっと信じていた・・・だけど今アルフォンソ様の心はあの芋女にあるわ」

アレクサンドラの愛情は養殖されたものなので天然のものではありません。

その証拠にアルフォンソと初めて出会った時、彼に特別な感情を抱きませんでした。

しかし義務的な関係ではお互いが幸せになることはできません。

そこでアレクサンドラはアルフォンソを好きになるよう自分で仕向けていきます。

おかげでアルフォンソを心から愛し、彼からも愛したいと願うようになりました。

ですがルシア男爵令嬢からアレクサンドラはアルフォンソを王太子としか見ていないと言われます。

アレクサンドラ
「だからよ、芋女にいつぞや言われた台詞、あの戯言に腹が立った、私は彼を一人の男性として愛している・・・芋女の言葉は私のこれまでの努力も在り方も愛もすべてを否定したに他ならなかった」

自分が婚約者なのにアルフォンソがルシア男爵令嬢に傾倒していることは分かっていました。

だからこそ耐えられなくなったアレクサンドラの嫉妬は悪意となって芋女に向かっていきます。

直接ルシア男爵令嬢に危害を加えるため暴漢を雇ったこともありましたが未遂に終わりました。

アレクサンドラ
「私がなにかすればするほどあの芋女の純粋さが際立って彼の心は離れていった・・・酷い悪循環ね」

今ではアルフォンソから敵意を向けられるほどまで状況は悪化しています。

そして明日催される学園の交流会で、アルフォンソは悪事を理由にアレクサンドラを捨てるつもりでした。

激昂しながら椅子に腰を掛けた瞬間、酷いめまいに襲われたアレクサンドラに知らない誰かの記憶が流れ込んできます。

記憶は前世のもので思い出した理由は分かりません。

前世では社会人2年目のしがないOLで、彼氏ができたことのない地味なタイプでした。

趣味はラノベや漫画、ゲームを楽しむことです。

アレクサンドラ
「いきなり思い出した理由はわからない、ただ肝心なのはこの私が・・・前世でやっていたゲーム”どきエデ”のあの彼女そっくりだっていうことよ・・・まさかここはあのゲームの世界なの・・・!?」

ゲームの悪役令嬢と同じ状況になっていました。

“どきエデ”は王道の乙女ゲームで平民のヒロインが貧乏男爵家の養女になり、入学した貴族の学園で出会う男性と恋を育んでいくストーリーです。

悪役令嬢は全てのルートで邪魔をする役割になっていました。

すでに芋女のルシアは逆ハーレムエンド状態を作り上げています。

アレクサンドラ
「すべてのルートにおいて明日の宴で悪役令嬢は断罪され破滅する、けれど唯一逆ハーレムエンドは違う、このルートでは断罪さえない、芋女の慈悲深さによって和解、二人は生涯友情という固い絆で結ばれるのよ」

アレクサンドラはそんな屈辱を認めるわけにはいきません。

芋女と和解するくらいならバッドエンドを望みます。

許しを乞うつもりなどありませんが状況は完全にチェックメイトなので、どうにかして引っくり返さなければなりません。

アレクサンドラ
「芋女は今頃油断しているはず、もうハッピーエンドは確定した状態なのだからね、だけどあいにく私はもうプログラムではないのよ、自由に動ける時間はまだあるわ」

断罪イベントまでのあと24時間でこの状況を覆すことにします。

まず手始めに侍女のセナイダを呼び出しました。

セナイダ
「はい、お呼びでしょうか、お嬢様」
アレクサンドラ
「えぇ、あなたに頼みたいことがあるの、執事のヘラルドについて今すぐ探ってきてもらえるかしら」

ここからアレクサンドラの逆転劇が幕を開けるのです。

 

 

芋女の許しを乞うくらいならバッドエンドでも構わないというアレクサンドラの意地に驚かされました。

一発逆転を狙うために動き始めた姿にはワクワクしてきましたよ。

限られた時間の中で運命を変えようと奔走する『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』

アレクサンドラは時すでに遅しとは思っていません。

手始めにヘラルドを排除していきますよ。

第2話

残り23時間、セナイダが執事のヘラルドについて調査結果を報告しに来ました。

セナイダ
「こちらが彼の部屋にあったものです、やはりお嬢様の危惧された通りでした」

ヘラルドは芋女の攻略対象で、断罪イベントの時にアレクサンドラの悪事を暴露し裏切ることになっています。

アレクサンドラは暴露の証拠をセナイダに探させると、予想以上に悪事の数々を示した大量の日誌が出てきました。

予想以上ではありましたがこれでヘラルドを叩けます。

アレクサンドラ
「セナイダ、ヘラルドを呼んでちょうだい、それと他の使用人も何人かね」
セナイダ
「他の方々も?」
アレクサンドラ
「えぇ、こう伝えてくれるかしら、我が公爵家に裏切者がいるってね」

まずはヘラルドの排除から計画がスタートしました。

裏切りがバレているとは知らないヘラルドが無害な顔で現れます。

ヘラルド
「お待たせいたしましたお嬢様、お呼びでしょうか?ご用件は?」
アレクサンドラ
「ヘラルド、お前はクビよ、今すぐうちから出ていきなさい」
ヘラルド
「・・・お嬢様、私に至らぬ点がございましたか?」

急にクビと言われたので驚きを隠せません。

それもアレクサンドラの想定通りです。

アレクサンドラ
「お前が芋女を好きなことくらい知っていてよ?まあ誰を好きになろうがそこはどうでもいいわ、けどね主よりあの女を優先させるなら話は別よ」
ヘラルド
「優先だなんてそんな・・・たしかにルシアは素敵な女性ですが・・・」
アレクサンドラ
「あら、もう名前で呼び合う仲なのね、王太子だけでなくいろんな殿方に色目を使うような女、どこが素敵なのか理解できないわ」

ここでセナイダたちが部屋に入ってきました。

男性の使用人たちがヘラルドを取り押さえます。

そしてセナイダがヘラルドの日誌を読み上げました。

セナイダ
「×月×日二十二時裏組織の幹部Xと密会、宝石数点と引き替えにルシアを襲う契約をする、他にもこのヘラルドはお嬢様の動向をすべて記録しております」
アレクサンドラ
「残念だわ、まさか私を・・・いえこの家を貶める工作をしていたなんて、さてなにか弁解はあるかしら?」
ヘラルド
「ありますよ!そもそもあなたがルシアにあんな」
アレクサンドラ
「またルシア?あの女の名前を聞くだけで耳が腐るわ、黙らせなさい、ああそうそう、仮にも私に仕えてくれていたんだし退職金代わりに差し上げましてよ」

アレクサンドラが渡したのは王太子から頂いた宝飾品です。

すでに王太子への愛情も未練もありません。

こうして一人目の裏切り者を排除しました。

セナイダ
「それにしてもまさかヘラルドさんが謀反を企んでいたなんて驚きました」

排除に成功したアレクサンドラが次に狙うのはセナイダの買収です。

セナイダは断罪されたアレクサンドラを見捨てる予定になっていました。

その前に彼女を買収しておかなければなりません。

アレクサンドラ
「ところでセナイダ、一つ提案があるのだけどこの家ではなく私に仕える気はない?もちろん対価はきちんと払うわ、それじゃあとりあえず前金としてこれでどう?」

疑っているセナイダにも宝飾品を渡します。

しかしこれまでのアレクサンドラを知っているセナイダは簡単に受け取ろうとしません。

セナイダ
「一点お伺いしても?なぜ私にこのような待遇を?」
アレクサンドラ
「貴女がこの家に仕えているからよ」
セナイダ
「はい、ですからお嬢様に」
アレクサンドラ
「いいえ、もしお父様が私を切り捨てたらあなたも同じようにそうするはずよ」

公爵家に仕えている状態のセナイダはまだ完全に自分の味方ではないのです。

するとセナイダが腹黒な一面を見せてきました。

セナイダ
「ふふ・・・なるほど、そこまで買っていただけるのでしたら無下にはできませんね、四つほどいただいてもよろしいでしょうか?」

セナイダは遠慮なく四つの宝飾品でアレクサンドラに仕えることを快諾します。

あまりにも遠慮がないことと予想より腹黒だったのでアレクサンドラは驚いてしまいました。

アレクサンドラ
「まぁいい、さっそくお願いがあるの、悪いけれど今夜は寝かせないわ」
セナイダ
「な・・・なにを・・・?」
アレクサンドラ
「なに想像してるのよ・・・!そういうシュミないわ!明日までにやらなきゃならないことが沢山あるの!四の五の言わず貴女には今から各所を奔走してもらうわ!」

まずこれから伝えることを書き写して覚えさせることにしました。

言葉通りやることが沢山あるので説明に時間がかかります。

セナイダ
「これは・・・お嬢様本当にこれをすべてやるおつもりで?」
アレクサンドラ
「もちろんよ、ただしくれぐれもお父様には内密にね、時が来たら私から説明するわ」

セナイダに指示を与えるとアレクサンドラも準備を始める事にしました。

彼女はここからどんな計画を実行していくのでしょうか!?

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残り一日で破滅フラグ全部へし折りますのネタバレ(第3話)!

2023.10.05

 

『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』を読んだ感想

見事に裏切者の排除と協力者の買収に成功しましたね。

断罪される運命を変えようとするアレクサンドラの執念を感じました。

悪役令嬢となってしまったヒロインの策略を描写した『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』

アレクサンドラの計画は排除と買収だけでは終わりません。

綿密に計画された逆転劇はスカッとした気分を味わわせてくれますよ。

 

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