悪役令嬢の矜持~婚約者を奪い取って義姉を追い出した私は、どうやら今から破滅するようです。のネタバレ

今回は「原作 メアリー=ドゥ久賀フーナ 漫画 星樹スズカ」先生の『悪役令嬢の矜持~婚約者を奪い取って義姉を追い出した私は、どうやら今から破滅するようです。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『悪役令嬢の矜持~婚約者を奪い取って義姉を追い出した私は、どうやら今から破滅するようです。』はこんな漫画(あらすじ)

伯爵令嬢のウェルミィ・エルネストは同い年で義姉のイオーラ・エルネストから全てを奪ってきました。

父親と母親もイオーラではなくウェルミィに優しくしてくれたので、虐げるような行動はどんどんエスカレートしていきます。

そしてとうとう卒業パーティーの日、ウェルミィはイオーラから婚約者を奪い取りました。

婚約破棄されたイオーラは冷酷で残忍な公爵の元へ売り飛ばされます。

しかし半年後、ウェルミィは義姉を虐げてきたことを断罪されることになりました。

ただ断罪されることは全てウェルミィの狙い通りだったのです。

断罪されても堂々と生きていくヒロインの強さを表現した『悪役令嬢の矜持~婚約者を奪い取って義姉を追い出した私は、どうやら今から破滅するようです。』

今回はどんでん返しが面白いサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ピンチになっても心の中で笑っているウェルミィのしたたかさに驚いてください。

 

『悪役令嬢の矜持~婚約者を奪い取って義姉を追い出した私は、どうやら今から破滅するようです。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

卒業パーティーの日に伯爵子息のアーバインがイオーラに婚約破棄を提案しました。

アーバインは薄汚いイオーラではなく、義理の妹で美しいウェルミィとの婚約を選択したのです。

ウェルミィは微笑みながら驚愕するイオーラの姿を眺めていました。

ウェルミィ
「ああ、今日は人生最高の日だわ!」

同い年のウェルミィとイオーラは異母姉妹で、義姉のイオーラは地味なドレスと時代遅れの装飾品を身に纏っています。

枝毛だらけの髪の毛で不健康なイオーラは成績も中の下にとどまっていました。

対照的に妹のウェルミィは男好きのする美貌に流行のドレスを身に纏い、高級な装飾品で着飾っています。

成績も上の上なウェルミィをアーバインは卒業パーティーのエスコートに選びました。

イオーラ
「・・・婚約破棄をお受けいたします」

パーティー会場を出て行ったイオーラに対して、ウェルミィは自分のことを恨んで心底憎んでほしいと思っています。

イオーラのはらわたが煮えくり返っているのならこれ以上の喜びはありません。

ウェルミィ
「役に立たない、愛想がない、嫁の貰い手もないと散々罵倒されてきたお義姉様は卒業パーティーの婚約破棄事件からたった半月で新たな婚約者の元へ売られていった」

新たな婚約者はエルネスト伯爵家に莫大な支度金を出すと申し出たエイデス・オルミラージュ侯爵です。

売り飛ばされる時にどんな扱いでも構わないという一筆を書かされました。

エイデスは絶世の美貌と当代随一の魔力を持つ反面、冷酷で残忍と評判の男性です。

この状況を知った人なら誰もがイオーラは凄惨な目に遭ってしまうと思うかもしれません。

イオーラの境遇を知る多くの人がすぐに捨てられるか。エイデスの魔術の実験台にされるかを想像することができます。

しかし父親からこの家に自分の居場所がないと言われたイオーラに帰る場所はありません。

ウェルミィ
「さようならお義姉様、今日は着飾って高価な宝石のアクセサリーを買いに行こう、お義姉様の支度金が入って来るのだから、少しくらい贅沢したってお父様は笑って許してくれるはず、今日は人生最高の日だった、半年後に驚愕のどん底に叩き落とされるまでは」

ウェルミィは平民の生まれで母親と貧しくはないが豊かでもない暮らしをしていました。

それでも母親が伯爵の愛人だったことで8歳の時に転機が訪れます。

エルネスト伯爵の前妻、イオーラの母親が病死してウェルミィの母親が後妻になりました。

今思えばここからエルネスト家の凋落は始まったのかもしれません。

平民が伯爵の妻になることを反対した親戚と縁を切って父親はウェルミィの母親を受け入れたのです。

ウェルミィ
「最初会った時、イオーラお義姉様は見事な礼儀を見せた、魔力の強さを示す紫に煌めく瞳、艶めいて水面のように流れる銀糸の髪、まるで光り輝くような美しい貴族の娘」
イオーラ
「よろしくね、ウェルミィ」
ウェルミィ
「母を裏切っていた父親の妾の娘に微笑んだ彼女はその時どんな気持ちだったのか」

異母姉妹として出会ったウェルミィとイオーラはどんな運命を辿っていくのでしょうか!?

 

 

お義姉様を虐げてきたウェルミィが半年後の悲劇を受け入れている様子に衝撃を受けました。

何を考えているのかが分からないので好奇心をそそられますね。

複雑な人間ドラマが絡みあっていく『悪役令嬢の矜持~婚約者を奪い取って義姉を追い出した私は、どうやら今から破滅するようです。』

読み始めた時には誰が悪役なのか分からないストーリー展開になっています。

想像を裏切るどんでん返しをお楽しみください。

後編

出会った当初、ウェルミィはイオーラのことを連れ回しました。

イオーラもウェルミィに優しく接してくれます。

そんなお義姉様とウェルミィの扱いが変わったのは10歳の時でした。

川に落ちてしまったウェルミィが高熱を出してしまいます。

ウェルミィ
「時折見えていた父母のお義姉様と私への態度の違い、決定打だった」

川に誘ったイオーラのことを父母は激しく叱責しました。

病床でお義姉様が叱られている様子を見ていたウェルミィはイオーラと遊ぶことをやめてしまいます。

この日から父親と母親はウェルミィにとても優しくしてくれました。

イオーラの持ち物は全て母親に取り上げられ、お義姉様の母方の形見の宝石もウェルミィの物になります。

ウェルミィの豪華な食事とは対照的に、イオーラの食事はどんどん質素になっていきました。

ウェルミィ
「あらお義姉様、どうしたの、その格好?お似合いね」

お義姉様は召使いのような格好で家事をさせられ、ウェルミィと同じ食卓に着くことも許されません。

イオーラの銀髪が目障りだとウェルミィが訴えると、父母はお義姉様を離れに隔離してしまいました。

梳くことも許されず髪の毛はくすんだ灰色になっていき、イオーラは眼鏡を常に装着するようになっていきます。

対照的に天使の輪のように光る太陽の髪の毛を持ったウェルミィは、まるで王女のように可愛がられました。

こうしてお義姉様の物だった全てをウェルミィは手に入れたのです。

ウェルミィが立派なレディに成長した頃、イオーラに縁談の申し込みが来ました。

婚約を申し出たアーバイン・シュナイガーは幼い頃に見た美しいイオーラとの結婚を望んでいるそうです。

しかし現在のイオーラは眼鏡をかけ、銀髪もくすんだ灰色に変わっていました。

ウェルミィ
「可哀想なアーバイン様・・・」

イオーラの変化と美しく成長したウェルミィを見たアーバインは、イオーラではなくウェルミィとの結婚を望むようになります。

ウェルミィはイオーラが手にするもの全てを奪わなければ気が済みません。

学校内でもイオーラと距離を置くようになっていきました。

自分の周りには味方になる取り巻きしか必要ありません。

それでもイオーラを不憫に思い近づく男性が現れます。

当時のイオーラは父親から大量の事務作業を押し付けられていました。

過酷な労働で疲弊するイオーラを心配する貧乏男爵の令息が手を差し伸べたのです。

しかしウェルミィの策略によってイオーラから引き離されました。

その頃にはアーバインが婚約者の変更を掛け合っていて、両親も跡取りの地位をウェルミィに移すよう動き始めていたのです。

ウェルミィ
「だからと云って貧乏男爵令息風情がお義姉様に釣り合うと思って?万一にでも貞操を疑われたらお義姉様が高く売れなくなる・・・しね」

ウェルミィはお義姉様の売り先を査定し始めました。

伯爵令嬢であれば売り先はいくらでもあります。

ただしできるだけ高値を付けなければなりません。

売り先について考えていると最適な相手が見つかります。

ウェルミィ
「エイデス・オルミラージュ魔導卿、冷涼な瞳、でもお義姉様と同じ魔力値の高い紫の瞳、彼ならお義姉様を売るにちょうどいい」

エイデスと出会ったウェルミィは本格的に計画をスタートさせることにしました。

まずはイオーラに自分の名前でレポート課題を提出させます。

狙い通りに物事を進めるためにはお義姉様より成績が下になることは許されません。

ウェルミィ
「私は全てにおいてお義姉様を上回らなければいけないのだから、頭が私より良いのを認めていたからこそ、そうして散々人に使われ卒業パーティーで全てを失い、売られていったお義姉様は捨て置き私は結婚への準備を進めた」

半年後、運命の歯車に大きな変化が起こります。

王女のような美しい姿に変貌したイオーラが、魔導卿に手を引かれながら夜会に現れました。

人違いだと思いながらウェルミィが確認しに行くと、別人のように美しくなったイオーラがエイデスの隣に立っています。

エイデスは正式な婚約してイオーラを紹介するためダンスを踊り始めました。

会場中の視線を集める中、ウェルミィはイオーラが貧乏男爵令息を連れていることに気付きます。

ウェルミィ
「あら、お義姉様・・・そんな地位の低い者達を従えて恥ずかしくはなくて?せっかっく着飾って得た品位が下がりますわよ?」
イオーラ
「ウェルミィ・・・彼らは私の大切な友人ですわ、そんな言い方はしないで」
ウェルミィ
「あら事実ではなくて?度胸くらいしかない子爵令嬢と臆病者の男爵令息、まぁエイデス様の横に相応しくないお義姉様にはお似合いかもしれませんけど」
エイデス
「口を閉じろ、ウェルミィ・エルネスト、イオーラを侮辱する言葉を吐いて無事で済むと思うのか?」

エイデスが断罪しようとしているのは今の言葉だけではありません。

虐げ続けてきた過去まで断罪しようとしているのです。

ウェルミィ
「あら誤解ですわ、エイデス様、虐げるなんてとんでもない・・・誰に何を吹き込まれたのかしら」

エイデスは家族全員でイオーラを虐げていたことを調べ終えていました。

しかしウェルミィも両親も認めようとしません。

エイデス
「ほう、いいだろう・・・ではほんの余興としてお前達の罪を一つ一つ暴いてやるとしよう」

虐げてきたことは事実なので本来なら絶体絶命のピンチです。

ですがウェルミィは笑顔を浮かべていました。

ウェルミィ
「断罪だ、これから断罪が始まるのだ、私達がイオーラお義姉様にしてきたこと全てを、全て私の狙い通りに」

ウェルミィはどのような計画を立てているのでしょうか!?

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『悪役令嬢の矜持~婚約者を奪い取って義姉を追い出した私は、どうやら今から破滅するようです。』を読んだ感想

どんな状況でも信念を曲げない強さをウェルミィの行動から感じ取れました。

目的を果たすために悪役を演じているような姿からも頭の良さが分かりますね。

思い通りに策略を実行していく『悪役令嬢の矜持~婚約者を奪い取って義姉を追い出した私は、どうやら今から破滅するようです。』

読み応え抜群のサスペンス漫画に仕上がっています。

二転三転する物語に魅了されてください。

 

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