残り一日で破滅フラグ全部へし折りますのネタバレ(第3話)！

今回は「漫画 天城望　原作 福留しゅん」先生の『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』はこんな漫画(あらすじ)

王太子と婚約していたはずのアレクサンドラだったのですが、芋女と馬鹿にしていたルシアに全てを奪われそうになってしまいます。

この状況がゲームの悪役令嬢と同じ状況だという前世の記憶を思い出したアレクサンドラは、バッドエンドを回避するため残された24時間で様々な作戦を実行することにしました。

まずは断罪された時に謀反を起こす執事を排除し、自分のことを見捨てる侍女を買収することに成功します。

しかしまだまだ四面楚歌の状況は変わっていません。

タイムリミットが迫る中、侍女のセナイダに指示を与えたアレクサンドラは新たな作戦の準備を始める事にしました。

自らのプライドと未来を守るためヒロインがあらゆる手段を講じていく『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』！

今回は断罪を回避するために奮闘するアレクサンドラの執念が感じられるファンタジー漫画の第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介してしていきます。

次々と新たな作戦を考えていくアレクサンドラの賢さに驚いてください。

『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

アレクサンドラは侍女のセナイダに大商人のイシドロを呼び出させました。

不要になった洋服や家財道具を並べると、アレクサンドラはイシドロに全てを換金してほしいと命じます。

「ほほぅ・・・私めが用意したものも含まれておりますが・・・なにかお気に召しませんでしたかな？」

「貴方から購入したものはどれも気に入っているわ、まだ使うものは抜いてあるから安心してちょうだい、とりあえず座って、手短かに用件を伝えるから」

いつもは立たせたまま話をするのでイシドロに驚かれてしまいました。

気にせず話を進めるアレクサンドラは古着の買取も行っていることをイシドロに確認します。

古着の買取も行っているのですが、アレクサンドラは自分用に仕立てたドレスが売れるとは思えません。

「裕福でない貴族の方々に需要がございますよ、それと侯爵令嬢の愛用品というと買われる方々がおりますのでね？」

詳しくは説明しませんが買い取った古着はいかがわしい趣味を持つ連中に売りさばくことを意味しています。

不快感を抱きますがアレクサンドラはイシドロのやり方に文句を言うことはありません。

イシドロは大商人という表の顔と、裏社会にも深く通じている顔を持つ男です。

お金さえ出せばどんなことでも引き受けてくれるので、アレクサンドラは芋女を襲うための暴漢もイシドロに依頼しました。

「明日までに打つ手のうちいくつかはイシドロに頼まなければならない、だから私物の殆どを売り払ってでもお金が必要なのよ、私を糾弾する芋女の攻略者たちを潰すために・・・！」

断罪されるまで時間はあまり残されていません。

そのためイシドロに私物を売ってお金を用意することにしたのでです。

「それでは査定人を入れてもよろしいですかな？」

口外しないことを条件に査定人を屋敷に招き入れました。

査定が行われている間、アレクサンドラはイシドロに依頼内容を説明します。

「まずは今晩ルシアの私室を内偵してきてくださる？」

「ほぅ・・・アレクサンドラ様が激しく嫉妬なさっているご令嬢ですな？」

「ひと言多いわね、グーで殴るわよ、とにかく夜明けまでのすべてを確認してきてほしいの」

「わざわざ私室を見て来いというのはつまり・・・」

イシドロは詳しいことを言わなくても内偵する意味を理解していました。

ゲームでは断罪の前夜に王太子との濃厚な初夜イベントが行われます。

ただしアレクサンドラは内容が知りたいわけではありません。

求めているのは婚約者がいる状態で不貞行為をした証拠です。

「まぁうまくいけば誰かとの営みが見られるかもしれないわね」

「それはそれは・・・覗きができて高報酬となれば挙手するものは多いでしょうな、ご報告はいつまでになさいましょう」

「夜が明けたらすぐにお願いできる？」

「なにやら事情がおありのようですね、わかりました、それでは他になにをすれば？」

他にも何件か依頼するとイシドロは全て引き受けてくれました。

報酬は査定した金額から差し引くことで商談が成立します。

「今回も良い結果を期待しているわよ、イシドロ」

「お任せください、今後もぜひごひいきに」

アレクサンドラの計画はこれだけでは終わりません。

次のターゲットはいったい誰なのでしょうか！？

裏社会に通じている商人を利用するため私物を売り払うところにアレクサンドラの覚悟を感じますね。

断罪しようとする人たちを潰すためには手段を選んでいる場合ではないのでしょう。

女のプライドを賭けた戦いを表現した『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』！

アレクサンドラは家族にすら容赦はしません。

用意周到な計画を立てていくアレクサンドラの高い知能に驚いてください。

後編

部屋の荷物が片付くと夕食の時間になりました。

「我が公爵家は毎晩必ず全員で夕食の席に着く、当主である父は日々激務をこなし顔を合わせるのもその時だけが多い、代わりに子どもの教育は母が熱心にやってくれた」

母のおかげで兄のセシリオは優秀に育ったので、数年後には当主を引き継ぐ予定になっています。

あとは二つ年下で双子のビビアナとブラシド、末妹のエスメラルダがいて、ブラシドは婚約が決まりました。

エスメラルダは教育を受けている最中で、アレクサンドラにとって問題なのはビビアナです。

「彼女は芋女と同級生、しかもこともあろうに二人は親友のような間柄、芋女とアルフォンソ様の恋を応援するのは自然なことだった、そして元からあまり仲良くない私と対立するのも不思議なことではなかったわ」

嫌われているのは問題視していません。

重要なのはビビアナも明日になるとアレクサンドラを糾弾する側に回ることなのです。

断罪される時、ビビアナに下手な真似はさせられません。

「そのためにはやれることは一つ、見てなさいビビアナ！私を敵に回したこと後悔するがいいわ！」

この日の夕食も家族全員が集まりました。

セシリオの仕事ぶりやブラシドの婚約が話題に上がるのですが、アレクサンドラとビビアナが無言なのでぎこちない空気が漂います。

ビビアナはアレクサンドラと目を合わせようともしません。

妹の態度に苛立ったアレクサンドラは作戦を実行することにします。

「お父様、お食事中ですが折り入ってお話がございます、わたくし王太子殿下の婚約者を辞退させていただきます」

突然の申し出に家族全員が愕然としました。

父親は気の迷いか尋ねるのですが、アレクサンドラは迷っているわけでも冗談を言っているわけでもありません。

アレクサンドラは自分が王太子の支えにはなれないと主張します。

「私がいくら努力しようともすでに叶わぬ状況だとご存じのはずです、私が起こした不始末についてもお話しは届いていらっしゃるでしょう？」

父親は不始末を知っていますが庇い立てできる範囲だと言ってくれました。

アレクサンドラは父親の優しさに感激しますが今回の申し出を譲るわけにはいきません。

「お父様に迷惑はかけられません、今ならお叱りを受けたとしても私だけで済みます、この家の名には傷をつけませんわ、我が公爵家のため私が退きます」

父親は理解を示してくれたのですが、タラコネンシス王国の王妃は代々公爵家の娘と決まっていました。

そのため辞退するのならば後釜となる女性が必要です。

父親にはアレクサンドラの後釜が思い当たりません。

「あら、それならご心配には及びませんわ、うちにはまだ娘が二人いるではないですか、私は歳も近く殿下やご学友と茶会などを開き最近親睦を深めているビビアナを推薦しますわ」

「な・・・っ、お待ちください！」

ビビアナが割って入ろうとしますが父親に注意冷ます。

王太子の御心がアレクサンドラにむいていないことを知っていた父親は、婚約の辞退を受け入れてくれました。

アレクサンドラは明日に謁見して直接事態を願い出る事にします。

「ビビアナ」

「なっ、なに・・・っですか・・・！」

「私では殿下のお力になれなかったけれどあなたならきっと支えになれるわ、どうかよろしくお願いね？」

ビビアナに完全勝利することができました。

残された二十一時間でアレクサンドラはどんな策略を仕掛けていくのでしょうか！？

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『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』のネタバレ(漫画)！

2023.10.04

『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』はこんな人にオススメ

ファンタジー漫画はもちろん、ヒューマンドラマが好きな人にもオススメの作品です。

タイムリミットが設定されているので緊張感を味わうことができますよ。

周囲を巻き込みながら自分の運命を変えていく『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』！

次々とターゲットを狙っていくテンポの良いストーリーになっています。

手に汗握りながら逆転劇の行方を見守ってください。

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