今回は「漫画 宮木真人 原作 超法規的かえる」先生の『魔女と傭兵』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『魔女と傭兵』はこんな漫画(あらすじ)
魔術と呼ばれる人間には未知の技を操る魔女は、得体のしれない恐怖の象徴になっていました。
天候すら自在に動かしてしまう魔女には国家を一夜で滅亡させ、洪水で村を押し流したという噂があるほどです。
未知の魔術に恐怖する人間たちは魔女を討伐するため傭兵を集めることにしました。
しかし何度も討伐隊を差し向けても魔女の討伐には成功できません。
再び募集された討伐隊に参加した双刃の傭兵ジグ=クレインは、魔女のシアーシャと命を懸けた戦いに挑むことになりました。
死闘の果てにジグが知ることになったシアーシャの素顔とは・・・!?
未知に飛び込むジグとシアーシャの冒険譚を綴っていく『魔女と傭兵』
今回は異世界を舞台にしたSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
スリル満点のアクションシーンと、胸を打たれる人間ドラマに魅了されてください。
『魔女と傭兵』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
命が軽んじられている大陸で傭兵として働くジグ=クレインは、魔女の討伐隊に参加することを決めました。
人類には未知の魔術を操る魔女は、得体のしれない恐怖の象徴となっています。
国家を滅ぼす程の魔女に対して、人類は討伐隊を派遣することを決断しました。
何度も討伐に失敗しているため、大人数を派遣する今回は失敗する訳にはいきません。
その討伐隊に双刃の傭兵として知られているジグが参加したため、他の傭兵たちが魔女について情報を教えてほしいとお願いしてきます。
ジグは至って真剣なのですが、童話で対策したことを笑われてしまいました。
他の討伐隊員は魔術をそもそも信用していません。
今回の魔女も偽物で、魔女だと仕立てられたと考えているようです。
そのため今回の討伐が簡単に終わると油断していました。
討伐隊を退けることなど個人の力の範疇を超えています。
魔女が個人なのか集団なのかはまだ分かりません。
しかし向かう先には噂と相応の芸当を見せる何かが存在しているはずです。
ただ傭兵のジグにとっては相手が何であれ斬って報酬を貰うだけなのでいつも通り仕事することにしました。
討伐隊が進軍していると土でできた民家を発見します。
ですがこんな所に人が住んでいるなんて聞いたことがありません。
警戒を強めるため一番隊が家の中を確認、二番隊が援護の準備を始めます。
すると民家の中から黒いマントを身に纏った女性が現れました。
司令官は行軍の邪魔になるので女性の足元へ弓を射させます。
驚かせれば女性が立ち去ると考えたのですが、女性が手を前に出しながらブツブツと呟きだしました。
次の瞬間、ジグは得体の知れない雰囲気を感じ取ります。
嫌な予感がしたのですぐに後方まで移動しました。
すると隆起し始めた地面が討伐隊を串刺しにしていきます。
後方から様子を見ていたジグは女性が魔女であることを確信しました。
他の討伐隊は混乱しながら逃走していきます。
元より危険なことは承知の上で討伐隊に参加しました。
覚悟を決めたジグが最前線へ向かいます。
最前線では弓兵が魔女に攻撃を仕掛けていましたが、隆起した地面が盾になっているので当たりません。
続いて魔女が手を叩くと地面が怪物のような姿に変わり討伐隊をなぎ倒していきます。
魔女はその様子をあくびしながら眺めていました。
討伐隊が魔女に勝てる人間などいないと諦める中、ようやくジグが魔女に攻撃を仕掛けます。
双刃の攻撃も盾を破壊することしかできず、魔女に攻撃を当てることはできません。
それでも魔術で攻撃するタイミングが掴めてきました。
タイミングを読みながらジグが一気に距離を縮めます。
魔術の威力は恐ろしいですが接近戦ならジグに分があるかもしれません。
チャンスを狙っていると魔女がジグを串刺しにするため、地面を次々と隆起させていきます。
あまりにも数が多すぎるので避けきれません。
このままジグは強力な魔術に太刀打ちできないのでしょうか!?
討伐のために多くの人間が集まっているのに、魔女の恐ろしさを理解していない討伐隊の呑気な考えには呆れてしまいますね。
ジグだけが魔女との戦いに備えて入念に準備してきたような気がしました。
戦いの裏側に潜んでいる悲しみを表現していく『魔女と傭兵』
圧倒的な魔女の力にジグが反撃を開始します。
お互いのことを理解し合う姿も描かれていきますよ。
後編
仕留めたと思った魔女が家に戻ろうとしていると、鋭く隆起した地面の中からジグが姿を現しました。
地面を破壊したジグが再び魔女に攻撃を仕掛けます。
魔女は盾で身を守ろうとしましたがジグに破壊されてしまいました。
ジグはそのまま破壊した盾と魔女の身体を吹き飛ばします。
そして倒れた魔女の顔に双刃を突きつけました。
今度は首に双刃を突きつけます。
すると魔女が質問に答え始めました。
諦めが早いことに驚かされます。
ジグはこれまで傭兵として常に前線で戦っていました。
それは傭兵は盾になって死んでも構わないという扱いを受けてきたためです。
魔女も人間にとっては死んで当然と考えられていました。
仕事で人を殺す傭兵も、生きるために人を殺す魔女も命の価値は低く扱われています。
自分を守るのは自分しかいないため、傭兵と魔女は無数の命を糧にして生きてきました。
お互いが生きるために殺してきたことをジグは理解したのです。
魔女の生き方を理解したジグは立ち去ることにしました。
確かに魔女の言う通りかもしれません。
しかし現実はそこまで甘くないのです。
領主は大事な息子に兵を託して魔女の討伐に向かわせました。
それなのに帰ってきたのがどこの馬の骨とも知れない傭兵一人だったとした場合をジグは魔女に想像させます。
ただ働きをするつもりも、無意味な死を選ぶ理由もありません。
討伐隊が全滅したことと魔女の討伐に失敗したことが紛れもない事実なのです。
魔女は何度追い返しても、何度住む場所を変えても追われる身という状況に疲れ切っていました。
そこで自分を誰にも追われない場所まで連れて行ってほしいとお願いします。
ジグには魔女が崖っぷちにいながら生きることを手放しかけているように見えました。
これまでの経験からジグはそんな状況にいる魔女を引き留めるには相応の覚悟がいることを知っています。
傭兵として生きているジグは金さえ貰えればどんな面倒事でも引き受けると決めていました。
魔女はジグを雇うため前金として見事な宝石を3つ差し出します。
しかし傭兵のジグに宝石の目利きは出来ません。
そのため魔女に相場を質問しますが、魔女にも人間の相場は分かりませんでした。
ジグの提案に魔女は言葉を失ってしまいます。
異大陸に渡ったとしても魔女が迫害されないとは限りません。
また何があるのかも分らない異大陸では、追われる以上に危険なことが起きる可能性もあるのです。
しかしすでに魔女は覚悟を決めていました。
こうして魔女のシアーシャと傭兵のジグは未知の異大陸へ渡ることになったのです。
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『魔女と傭兵』を読んだ感想
魔女と傭兵が同じような生き方をしていたことで新たな冒険の幕が上がりましたね。
立場は別ですが自分を守るために他人の命を踏み台にしてきた2人の悲しい生き方に胸を打たれました。
生きる希望を失わないため未知の世界に足を踏み入れていく『魔女と傭兵』
ジグの傭兵としてのプライドに感動することができました。
まだ幼く見えるシアーシャの未来をジグには守ってもらいたいですね。
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