春川さんは今日も飢えているのネタバレ(漫画)!あらすじも!

今回は「おりはらさちこ」先生の『春川さんは今日も飢えている』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『春川さんは今日も飢えている』はこんな漫画(あらすじ)

優秀なOLの春川夏実は定時に仕事を終え、大好きな食事で癒されることを日課にしています。

しかしお腹が空くと眉間にシワが寄ってしまうので、周囲から近寄りがたいと思われていました。

そのため別に機嫌が悪いわけではない事と、実は大食いであることを社内の人間には知られていません。

春川さんはこのライフスタイルを貫きたいのですが、ひょんなことから同僚の芹沢くんに大食いがバレそうになってしまいます。

少しずつ春川さんのことを知る度に胸がドキドキしていく芹沢くんの恋は成就するのでしょうか!?

体裁を気にしながら大食いを楽しむ美女と、彼女の魅力にハマっていく青年の恋をコミカルに描いていく『春川さんは今日も飢えている』

今回はハートウォーミングなグルメ漫画の魅力について、春川さんと芹沢くんの関係性に注目しながらネタバレを含みながらご紹介していきます。

2人の距離が近付く様子を胸キュンしながらお楽しみください。

 

『春川さんは今日も飢えている』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

資料の作成でミスをした芹沢くんが上司に謝罪しています。

ただミスは些細な事だったので、何人かが残業すれば今日中に修正できるものでした。

そこで上司は春川さんに残業をお願いします。

春川夏実
「・・・・・・いいですよ」
芹沢くん
「全然よくなさそうなんですけどー!」

いつも定時で帰っている春川さんを残業に巻き込んでしまいました。

春川さんはいつもより深く眉間にシワを寄せています。

その顔を見た芹沢くんは春川さんが不機嫌だと感じ、すぐ謝りに行きました。

春川夏実
「いえお気になさらないでください、こういうのは助け合いですから・・・」
芹沢くん
「ひええええええええ!めっちゃおこってるー」

言葉とは裏腹に春川さんが鬼気迫る表情を浮かべます。

恐くなった芹沢くんは自分のデスクへ戻っていきました。

しかし春川さんは不機嫌になったから眉間にシワを寄せた訳ではありません。

春川夏実
「危なかった・・・今眉間に力入れなかったら大音量でお腹の音が鳴るとこだったわ」

春川さんが眉間にシワを寄せている理由は空腹を我慢しているためなのです。

それを知らない同僚や先輩たちは、春川さんのことを近寄りがたい存在と勘違いしていました。

春川さんたちが手伝ってくれたおかげで資料のミスを修正できた芹沢くんは、先輩と春川さんを食事に誘おうとします。

ですが残業を終えると春川さんはあっという間に退社してしまいました。

芹沢くん
「ま・・・待ってください!ちゃんとお詫びを」

お詫びしたい芹沢くんは春川さんのことを追いかけます。

しかし春川さんの足が速いためなかなか追いつくことができません。

春川さんが急いでいる理由はお腹が空いたためでした。

春川夏実
「こんな時はあそこに限るわ、大将!特々大盛りスペシャル一丁!」

行きつけのラーメン屋で大食いの自分を満足させる大盛を注文します。

そして汁はねに対応するためトイレで着替えることにしました。

春川さんがトイレに入った頃、芹沢くんがラーメン屋の近くを歩いています。

芹沢くん
「見失った・・・明日ちゃんとお礼をいうとしよう、こんなとこにラーメン屋があったんだ、ちょうどいいや」

ちょうどお腹が空いていたのでラーメンを食べていくことにしました。

ただし大食いではないので並を1つ注文します。

その頃、トイレでは汁はねを気にせずラーメンを食べるための着替えが完了しました。

春川夏実
「春川夏実、臨戦態勢入りました!」

ラフな服装と前髪を上げたので芹沢くんの近くに座っても気付かれることはありません。

準備が整った春川さんの元に特々大盛ラーメンが運ばれてきます。

芹沢くん
「なんだあれ!?まさかあれが特々なんとか・・・?」

芹沢くんは知りませんでしたが、このラーメン屋は大盛で太麵の二郎系でした。

独特の歯ごたえがある太麺を春川さんは好んでいるのです。

春川夏実
「背脂たっぷりで一見こってりだけど野菜も山盛りだからまったくしつこくない、そしてチャーシューの存在感!肉厚なのにほろほろとやわらかでジューシー♪」

見惚れるほどの気持ちいい食べっぷりなので、ますます芹沢くんに気付かれることはありません。

太麺は急いで食べないとスープを吸ってしまうので芹沢くんも食べ始めます。

するとここで春川さんと芹沢くんの目が合いました。

芹沢くん
「急に食べる勢いがなくなった・・・!?お腹いっぱいになっちゃったのかな?」

春川さんはお腹いっぱいになった訳ではありません。

芹沢くんの存在に気付いて動揺しているのです。

春川夏実
「芹沢さんいつからいたんだろう?もしかして向こうも今まで気づかなかったのかな?そっか、私着替えちゃってるしな、私じゃない別人だと思ってたとか、別人・・・?そうだ!ここは別人らしさを出して押し通そう!」

再びすごい勢いで特々大盛ラーメンを食べ始めました。

そのまま別人を押し通しながらラーメンを完食します。

強引な方法でこの場をやり過ごすことができました。

芹沢くん
「なんかいつにも増して眉間のシワが・・・」
春川夏実
「昨日の人とは別人ですからっ」

翌日になっても別人らしさを出し続ける春川さんだったのです。

 

 

特々大盛ラーメンを食べ尽くす春川さんの姿は読んでるだけで気持ちが良くなりますね。

その姿は会社とはまるで別人なので、芹沢くんが気付かないのも無理はありません。

自分の食欲に正直なヒロインの食生活を描写した『春川さんは今日も飢えている』

ここから意外な理由で春川さんと芹沢くんの距離が縮まっていきます。

お互いの意外な共通点にもご注目ください。

後編

数日後、春川さんが働いている会社で花見が開催されることになりました。

春川夏実
「花見・・・ごちそう・・・いやいや大人数の飲み会ってどんなにごちそうが並んでても、ひとりの時みたいに大食いができなくてストレスたまるのよね」

普段の春川さんは大勢の飲み会には参加しません。

しかし費用は全て部長持ちで、さらに飲み放題と食べ放題という情報が発表されます。

この情報に心を揺れ動かされた春川さんは珍しく花見に参加することにしました。

春川夏実
「食べ放題という言葉に釣られてしまったわ、果たして耐えられるのだろうか、この・・・大量の食べ物を前に私の中の本能が・・・」

本能が目覚めてしまえば目の前のごちそうを全部ひとりで食べてしまうかもしれません。

そんなことはできないため自制しながら少しずつ頂くことにします。

しかし太巻きを食べているうちに本能が目覚めそうになりました。

なんとか自制しながら唐揚げや枝豆を食べていると、芹沢くんが声を掛けてきます。

芹沢くん
「ここいいですか?春川さんってこういう飲み会あまりお好きじゃないかと思ってました」
春川夏実
「そんなことはないですよ」

食べ放題だから参加したとは口が裂けても言えません。

隣に座った芹沢くんに見つめながらお食事を続けます。

芹沢くん
「なんかずっと食べてますね、すいませんっ、お酒は飲まれないのかなって意味で・・・」
春川夏実
「お酒も飲みますけど・・・私は・・・その・・・食べるほうが好きなんです、人よりほんのちょっと食いしん坊・・・というか・・・」

少し恥ずかしいので顔が赤くなってしまいました。

それでも食べることはやめません。

芹沢くん
「あっ、そのみたらし団子、海苔を巻くとおいしいですよ」

磯辺焼きではないので信じられないのですが、芹沢くんに勧められたので海苔を巻いてみます。

するとみたらし団子が本当に美味しくなりました。

春川夏実
「おいしいっ!」
芹沢くん
「でしょー、海苔の香りとしょうゆの塩気が足されて甘いお団子も飽きずに食べられるんですよ」

続いておでんのつゆを使ったおでん茶漬けを勧めてくれます。

牛すじとシャケのおにぎりにつゆを注いだだけなのですが、これも美味しいグルメに姿を変えました。

さらに春川さんは茶漬けの中に砕いたイカ天スナックを入れたらもっと美味しいというアイディアが思い浮かびます。

春川夏実
「とんでもないものを生み出してしまった!クチに入れた瞬間のサクサク食感、いろんな具材の味が溶け出したおでんつゆに、さらにイカ天の旨みと香ばしさが加わって想像を上回るおいしさ!」

続いてお茶漬けの具材にキムチと塩辛を選びました。

その食べっぷりに驚く芹沢くんだったのですが、楽しそうな春川さんの笑顔を見られて嬉しくなってきます。

もっと喜ばせたくなった芹沢くんは花見で用意されていた食材でクラッカーのオードブルを作ってあげました。

そして春川さんがお酒を飲めるか確認すると少しなら飲めるそうです。

芹沢くん
「ではこれをどうぞ、日本酒の甘酒割りです」
春川夏実
「なんて華やかな香り、優しい甘さで日本酒の風味もあって大人の甘酒って感じ」
芹沢くん
「すごく飲みやすいんですけど1対1で割ってあるんで飲みすぎには・・・」

注意を促すのですが春川さんはグビグビ飲んでしまいました。

そのためすぐに酔っ払ってしまいます。

仕方なく芹沢くんが春川さんを介抱することになりました。

優しく肩を支えながら寝顔を見ていると、春川さんが寝言を呟きます。

春川夏実
「冬樹・・・」
芹沢くん
「そりゃそうだよな、彼氏くらいいたって・・・」

冬樹が春川さんの弟だということを芹沢くんは知りません。

勘違いされていることを知らない春川さんは、以前に冬樹が作ってくれた特大の太巻きが夢に出ていました。

春川夏実
「冬樹・・・太巻き・・・今年の太巻きは一段と・・・いただきます!」

本能が目覚めた春川さんは芹沢くんの腕を太巻きだと思ってしまい噛み付いてしまったのです。

結局この日は花見が終了したので2人の距離はこれ以上縮まりませんでした。

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『春川さんは今日も飢えている』のネタバレ(漫画)!感想も!

2022.10.05

 

『春川さんは今日も飢えている』はこんな人にオススメ

美味しいものを食べることが好きな人に読んでもらいたい作品です。

グルメ漫画だけでなくラブコメ漫画の要素も含んでいるので、多くの人が楽しめるストーリーに仕上がっていますよ。

次に出てくるレシピと恋の行方が気になる『春川さんは今日も飢えている』

食のアレンジで意気投合した春川さんと芹沢くんの恋模様も注目ポイントです。

漫画を読んだ後は作中の絶品レシピの再現にチャレンジしてみてください。

 

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