今回は「漫画 赤瓦もどむ 原作 日向夏」先生の『神さま学校の落ちこぼれ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『神さま学校の落ちこぼれ』はこんな漫画(あらすじ)
研究が進んだ現代では神通力が使える人間をヒミコと崇め、貴重な才能として保護するようになっていました。
その中で特に神通力と人格に優れたヒミコには、神さまとしての国家資格が与えられます。
ヒミコは町の神社で人々のために奉仕するのですが、女子中学生のナギが暮らしている町の陽美谷神社には神さまがいません。
祖母からヒミコの能力を双子の兄が引き継いだのですが、兄のたけるは引きこもり状態です。
町と神社を盛り上げたいと張り切るナギは、子供が神隠しに遭ったという噂を聞きつけました。
神隠しの謎を探るうちナギは思ってもみない運命に巻き込まれていくのです。
特別な能力を宿したヒミコたちの成長を描いていく『神さま学校の落ちこぼれ』!
今回はスピリチュアルをテーマにしたラブコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
背負った壮絶な宿命に明るく立ち向かうナギが魅力的に描写されていますよ。
『神さま学校の落ちこぼれ』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
ごくごく普通の平凡な世界の現代日本なのですが、他の国と少しだけ変わっているところがありました。
それはこの国には神さまがいるということです。
神さまは町の神社で人々のために尽力してくれるようになっていました。
門前町商店街で女子中学生のナギが、掲示板に神さまを募集するポスターを貼っています。
現代の日本では神通力が使える人間をヒミコと呼び、国はヒミコという言葉を正式に定めました。
昔は神通力のせいでヒミコは化け物扱いされていたそうです。
しかし研究が進んだ現代では貴重な才能として国が保護するようになっていました。
そして特に神通力と人格に優れたヒミコには、国家資格である神さまの資格が与えられます。
ナギには神さまになれる神通力を宿した双子の兄がいるのですが、神社の跡取りで長男のたけるは引きこもりになっていました。
ただそれだけでなく兄のたけるは神通力を使ってぬいぐるみを操るようになっていたのです。
この日もナギが食事を運ぶとぬいぐるみを使って出迎えてきました。
しかしたけるが使えるのは軽い物を動かすサイコキネシスとナギに対する一方的なテレパシーだけです。
5年も引きこもっているお陰で喋るのが億劫になったたけるは、無口のクールキャラが許される自宅での仕事を望むようになっていました。
神さまになるための超難関国家試験を受験させようとします。
さらに生命保険の書類にもサインさせようとすると、たけるがぬいぐるみから鬱陶しいほどのテレパシーを送ってきました。
するとナギがテレパシーの回線を切ろうとします。
回線を切ると宙に浮いていたぬいぐるみが床に落下しました。
このように兄のたけるは無駄に明るい引きこもりです。
本当はたけるを部屋から引きずり出したいのですが、ナギにはたけるを無理に引きずり出せない事情がありました。
それはたけるが5年前、祖母と一緒に事故に遭ったことです。
ナギの家は天宇受賓命という神さまを祀っていて、祖母は年齢を感じさせない舞と人を癒す神通力で商店街を活気づけていました。
事故で祖母が亡くなったこともあり、たけるは引きこもりになっているのです。
公務員を目指しているナギは気を取り直して勉強することにしました。
ナギは自分がヒミコになるような未来は一切考えていません。
しかし寂れた商店街を心配するナギには数奇な運命が待ち受けていたのです。
神通力を使える人間を神さまと認定する世の中には少しだけ憧れを抱きますね。
町のためヒミコになれたらと考えるナギの優しさにも感動しました。
引きこもりの兄に代わってヒロインが町のために尽力していく『神さま学校の落ちこぼれ』!
もしかしたらナギはとんでもない能力を秘めているのかもしれません。
少しずつ明らかになるナギの神通力にご注目ください。
後編
いつものようにナギが学校へ向かうためバス停へ向かっていると、いつも明るい肉屋のおじさんが暗い表情を浮かべています。
おじさんの様子を気にしていると、近所の人たちがおじさんの孫が神隠しに遭ったという会話が聞こえてきました。
先日おじさんの孫はこないだヒミコに認定されたばかりです。
神隠しの噂に驚いていると近所の人たちが、もうバスは出てしまったと教えてくれました。
この町では神さま関連の行事が予定されていて、階位の高い神さまが来るらしいのでバスの時間が変更されたそうです。
政治家以上のVIPを呼べたことに町民たちは驚きを隠せません。
それでも高位の神さまが来るのなら肉屋の孫を探してほしいと思えてきました。
ただしやって来る神さまが子供を探す能力を持っているのかは分かりません。
残念がる住民たちはナギの祖母がいてくれたらと嘆いていました。
そんな嘆きを聞かされたナギはバスが来ないので走って学校へ行くことにします。
森の中をショートカットすれば遅刻することはありません。
肉屋のおじさんが探している孫がこの森に迷い込んだ気がしてきます。
そう思った瞬間、森の空気が変わりました。
空気感に戸惑っていると子供の声が聴こえてきます。
すぐに子供の元へ向かったナギは飴を食べさせてあげます。
肉屋の孫は遊んでいると声が聴こえてきて、導かれるようにお社へやって来たのですがモヤが出てしまい外に出られなくなってしまいました。
孫の話を聴いたナギは神隠しかもしれないと疑い始めます。
ですが確信することはできないので、ひとまず孫を背中に乗せて森を抜けることにしました。
しかし背負った孫が首を強く絞めてきて、「おいで」と呼ぶ声が聴こえてきます。
その声は孫のものではありません。
声の主が孫をどんな目的で迷子にさせたのかは分かりませんが、楽しそうな声で何度も「おいで」と呼び掛けてきます。
ナギは何度も呼び掛けられているうちに苛立ってきました。
相手の神通力がウザい時は電化製品のコンセントを引き抜くイメージでシャットアウトします。
声に引きずり込まれたので池に落ちてしまいましたが、シャットアウトしたので声は聴こえなくなりました。
一瞬だけ声の主が悔しそうな表情を浮かべた姿が見えたのでナギは一安心します。
しかし力尽きてしまい意識を失ってしまいました。
そこに月読命と呼ばれる神様が現れます。
駆け寄ってきたツクヨミは神通力でナギを池の中から掬い上げてくれました。
ツクヨミに抱えられたことでナギが目を覚まします。
安心したのか再びナギは意識を失ってしまいました。
抱えながらツクヨミが周囲を見回すと、お社のそばにズタボロになった人形が落ちています。
もしかしたらナギには不思議な能力が宿っているのかもしれません。
その後、ナギと男の子は森の外で発見されました。
2人とも気を失っていましたが命に別状はありません。
しかし寒かったためナギは風邪を引いてしまいました。
変わったことはこれだけではありません。
お粥をサイコキネシスで運んでくれたたけるがナギに封書を渡します。
神通力がないはずのナギは、何故かヒミコを育成する惟神學園へ入学することになってしまいました。
日本で最も神さまを輩出しているエリート校でナギを待ち受ける運命とは・・・!?
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『神さま学校の落ちこぼれ』を読んだ感想
神さまとして人々を支えた祖母を失い、ヒミコの能力を受け継いだ兄が引きこもりの中、懸命に町を支えようとするナギの健気な姿に感動しました。
忙しい両親を気遣う優しさもナギの魅力的な部分ですね。
神通力がないはずのヒロインが大活躍する『神さま学校の落ちこぼれ』!
人間ドラマや恋愛など様々な要素が織り込まれた物語に仕上がっています。
ナギの成長を見守っているうちに元気が貰えるストーリーですよ。
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