アンタイトル・ブルーのネタバレ(漫画)!試し読み情報も!

今回は「夏目靫子」先生の『アンタイトル・ブルー』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『アンタイトル・ブルー』はこんな漫画(あらすじ)

荻原あかりはかつて日本画の神童として称えられていました。

日本画家として大成することを嘱望されたのですが、24歳になった現在は夢を諦め美術予備校の事務員をしています。

ある日、授業で使う流木を集めていると、海で死にそうになっていた男性を発見します。

お人好しのあかりは男性を放っておくことができません。

名前も年齢も不祥な男性を家に連れて帰ると、謎の男性は日本画の類い稀な才能を持ち合わせていました。

夢を諦めたヒロインと不思議な男性の交流を描いていく『アンタイトル・ブルー』

今回はミステリアスなヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

予測不能な展開をドキドキしながらお楽しみください。

 

『アンタイトル・ブルー』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

かつて日本画の世界で荻原あかりは神童と呼ばれていました。

しかし年齢を重ねるごとに作品は認められなくなっていきます。

荻原あかり
「神童も二十歳過ぎればただの人なんて言うけれど、二十歳ももたずにあの冬死んだ」

夢破れた24歳のあかりは美術予備校の事務員として働くようになっていました。

いつものように仕事を終えて帰ろうとしていると、同僚が明日の授業でモチーフにする流木と海藻を用意していなかったと言ってきます。

このままでは明日の授業が予定通り行えません。

荻原あかり
「私、帰り道に海通るんで拾っときますよ!」

仕方なくあかりが流木と海藻を集めることにします。

親切心から取った行動なのですが、同僚はあかりがお人好しだから問題ないと陰口を叩きました。

あかり本人もお人好しだということを自認しています。

荻原あかり
「1週間まえに言われたモチーフくらいちゃんと用意してよ!・・・でもこれがないと困るのは生徒だし・・・」

同僚のために行動している訳ではありません。

あくまでも生徒のためを思って流木を集めているのです。

それでも昔よく描いた海はあかりの心を癒してくれました。

荻原あかり
「弧を描く砂浜の奥に苔色の岩場と白い灯台、私の作品の中でもこの白吠埼を描いた絵は全く評価されなかったけれどこの海を描くのは楽しかった」

この海に来れば嫌なことを全て忘れられます。

しかしこの日はいつもと違う出来事に巻き込まれました。

眺めていた海の中から男性が現れたのです。

荻原あかり
「あ・・・あの救急車とか呼・・・」
男性
「誰も呼ぶな、俺・・・なんで・・・生きて・・・」

顔に傷を負った男性は咳込んでいます。

それなのに救急車は必要ないと言われました。

荻原あかり
「・・・ケガしてますよね!?やっぱり救急車呼んだほうが・・・」
男性
「呼ぶな!誰か呼ぶならここで死ぬ」

死ぬと言われてドキッとします。

しかしケガしている男性を放ってはおけません。

荻原あかり
「そっ・・・それならなおさらこのまま置いていけません!私の車まで歩けますか!大丈夫です、どこにも通報しませんから!」

あかりは男性を車に乗せ自宅へ向かうことにしました。

自宅に到着すると男性が意識を失ってしまいます。

その寝顔を見ながら改めて海から出てきた男性が普通ではないと感じました。

さらに男性を連れてきたあかりも普通ではありません。

異常な事態を理解しながら、あかりは身元を特定するため男性の所持品を調べることにします。

しかし財布もスマホもなく、出てきたのは高級ブランドの腕時計だけでした。

何気なく腕時計の裏側を見ると天沢宗治と刻印されています。

荻原あかり
「天沢宗治と言えばあの財閥グループの・・・!?なんでこの人がこれを持ってるの・・・!?天沢グループの超お坊ちゃんか関係者・・・?」

もしも天沢グループに関係しているのであればネットニュースになっているかもしれません。

すぐに検索してみるのですが、天沢グループに関するニュースはヒットしませんでした。

仕方なく男性が掟から詳しい事情を聞くことにします。

しかし待っている間に強烈な睡魔が襲ってきました。

荻原あかり
「ふと昼間の同僚の言葉が頭をよぎった、でも私にはどうしても今にも死にそうな人を放りだせない」

同僚に言われた通りあかりはお人好しなのかもしれません。

それでも目の前にいる男性を放っておくことはできなかったのです。

 

 

夢を諦めたことによって影のような雰囲気を漂わせるあかりの姿が印象的でした。

そんな彼女の前に現れた謎の男性にも興味をそそられますね。

謎めいた展開が好奇心を刺激する『アンタイトル・ブルー』

ここから男性の行動があかりの運命を大きく変えていきます。

信じられないことを提案されたあかりの様子にご注目ください。

後編

男性が起きるのを待っていたあかりはいつの間にか眠ってしまいました。

あかりが寝息を立てる中、男性が目を覚まします。

目覚めた男性が部屋の中を物色し始めました。

男性
「・・・開いてる?・・・倉庫か?」

倉庫には日本画を描く道具が収納されています。

道具を見た男性の表情が緩みました。

一方その頃、あかりは子供だった頃の夢を見ています。

幼い頃、あかりは神童と呼ばれ数々の展示会を成功させました。

しかしいつからか落選が続くようになり、手の平を返した大人から早熟な子供だったとレッテルを貼られてしまいます。

荻原あかり
「なんでこんな昔の夢・・・ていうか寝てた・・・!?・・・いなくなってるし!」

飛び起きたあかりは物置に人の気配を感じました。

中に入ってみると男性が絵を描いています。

男性
「あんた、神童だったんだって?あんたの記事読ませてもらったよ」
荻原あかり
「なっ・・・勝手に部屋に入って荒らさないでください!私もあなたのことでいろいろ聞きたいことが・・・」
男性
「なあ、俺が金つくろうか」

言葉の意味が分からず戸惑うあかりの前で男性がボンドを使って日本画を描き始めました。

その様子を見ているうちにあかりの目には男性が子供のような姿に映ります。

子供に見える男性は楽しそうに描いているのですが、使っている青い絵の具が彼の血に見えてきました。

自らの命を削るような行為に、あかりは思わず子供の腕を掴んでしまいます。

すると子供が男性の姿に戻っていました。

いつの間にか飲み込まれていたあかりがここで我に返ります。

荻原あかり
「流れ着いたあの海・・・ですか」
男性
「へぇ、わかるんだ」
荻原あかり
「・・・日本画家だったんですね」
男性
「違う、ただの素人、この絵の具は初めて使った」

初めて描いたという海の絵を見たあかりは、男性が天才だと確信しました。

自分にはなかった才能に愕然としていると、あかりに男性がとんでもないことを言い出します。

荻原あかり
「・・・え!?この絵を私の名前で売り出す!?」
男性
「金つくるとは言ったけど俺の名前は絶対に世の中に出せない」

男性は日本画を売ってお金を作ろうとしていました。

しかしそもそも絵は簡単に売れるものではありません。

そのことを説明するのですが、男性は自信満々の様子で売値を80万円に設定します。

荻原あかり
「申し訳ないけど高いと思います、今時こういうのは作家としてハクをつけてからじゃないと・・・」
男性
「心配しなくてもこの作品は売れる、あんたのお陰でね」

男性に促されたあかりは仕方なく昔お世話になったギャラリーに絵を持ち込みました。

ただしあかりが動いたのは男性に言われたからだけではありません。

あかりはこれまで何度も白吠埼の絵を描いてきました。

荻原あかり
「私が何百枚描いても評価されなかった海、だから私は見届けたくなった、あの絵がどう評価されるのか、この海はあんなに冷たくない・・・それなのにこの世のどんな絵よりも白吠埼の絵だった」

あの絵を描くのは自分であってほしかった気持ちと、あの絵が売れなければいいという気持ちで葛藤していきます。

葛藤する中、男性の言う通り絵が売れました。

あかりは今からでも男性の名前を世に出すべきだと主張します。

しかし男性は自分の名前を世に出すつもりはありません。

男性
「八十万だっけ・・・それがあれば俺はどれくらいここにいられるの」
荻原あかり
「・・・なに言ってるんですか!?」
男性
「・・・拾った責任はちゃんととってくれよ、画家荻原あかりの名前を俺に貸して名誉も金も全部あげる」

このまま荻原あかりの名前を使い続けようとする男性の目的とは・・・!?

 

『アンタイトル・ブルー』を読んだ感想

男性の正体と目的が一切分からないところがミステリアスですね。

また絵の才能に憧れと嫉妬を抱くあかりの心理状況に共感することができました。

特別な才能に翻弄される男女の日常を綴っていく『アンタイトル・ブルー』

ヒューマンドラマとミステリーが見事に融合した読み応え抜群の物語です。

目が離せなくなる傑作漫画を見逃さないでください。

 

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