『アシガール』のネタバレと感想!若君と唯の出会いのシーンは?

今回は「森本梢子」先生の『アシガール』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『アシガール』はこんな漫画

多くの武将が天下統一を夢見て戦を繰り返していた戦国時代。

そこに唯之助という勇猛果敢な足軽が現れます。

主君のためなら命を投げ出すこともいとわない唯之助。

しかしこの足軽の正体は、平成生まれの女子高生だったのです。

戦国時代にタイムスリップしたヒロインが足軽として活躍していくこの物語。

今回はヒロインと主君である若君の出会いに焦点を当てながら、この漫画の魅力をお伝えしていきます。

NHKでドラマ化もされ話題となった『アシガール』

読んで損をすることのない面白さですよ。

 

『アシガール』若君と唯の出会いのシーンは?

ファッションや恋愛、そしてダイエットなど、女子高生なら誰もが関心のある話題に興味が無い速川唯。

そんな変わり者の女子高生が戦国時代にタイムスリップしたのは、彼女の弟が原因でした。

唯の弟の尊は姉とは真逆で、科学の天才と呼ばれています。

彼はその天才的な頭脳を駆使してタイムマシンを完成させました。

このタイムマシンの起動スイッチはオモチャの短刀です。

しかしそんなことを知らない唯が、この短刀を鞘から抜いてしまったためタイムマシンが起動してしまいました。

こうして唯は戦国時代へタイムスリップしてしまったのです。

「そこで目覚めた最初の時、目に入ったのはとても美しい満月だった」

美しい満月の次に彼女が目にしたのは、大河ドラマなどで見たことのある足軽の格好をした男性でした。

「こりゃどーゆーこっちゃ!?尊!?たけ・・・」

ここで唯はタイムマシンが完成したという尊の言葉を思い出します。

驚きのあまり生唾を飲み込み唯。

「まさかっ・・・あれ本当だったの!?本当に戦国時代に来ちゃったってことー!?」

すると手の中にタイムマシンの起動スイッチとなる短刀があることに気がつきました。

「そ・・・そうか!そーだった!これがスイッチ!それじゃこれを元に戻せば多分帰れるんだっ」

しかし刀を鞘に入れても鞘から抜いても、唯が現代に戻ることはありません。

その理由は尊が完成させたタイムマシンは、満月の日に片道分しかタイムスリップできないためでした。

この時代から現代に戻る手段が無くなった唯。

暗がりだったこともあり、唯はそのまま足軽の仲間と勘違いされてしまいます。

そこにリーダー格の木村政秀が現れました。

木村
「倒れた者はおらぬか?ここはまだ敵地、休んでおるわけにはいかぬ、この山さえ越えればご城下じゃ!何としても生きて戻ろうぞ!」

状況が理解できないまま、唯はこの集団に加わっていきます。

そんな中、彼らの会話を聞いているうちにどうやら戦に敗れて逃走している最中だということに気がつきました。

「それにしても不思議なことに私のこと誰も気付かないんだけど?確かにシルエット的には似てるかも」

ですが夜が明けてしまうとさすがにバレてしまうと感じた唯。

すると彼女は怪我をしたため装備を背負えなくなった足軽に近付いていきます。

そして若い足軽のフリをしてこの装備を預かってしまいました。

唯之助
「やったね!これで朝になってもバレないだろう、みんな同じかっこだし誰が誰やらわかるまい」

しかし朝になるとすぐに仲間ではないことがバレてしまいます。

木村
「これ小僧!うぬは何者じゃ?名は何と申す?正直に申さぬと小僧とはいえ許さぬぞ!」
唯之助
「え・・・と、そーですね・・・ゆ・・・唯・・・のすけ・・・とか?」

思わず適当に唯之助と名乗ってしまったのですが、偶然にも足軽の中に弥之助という若者を知っている人間がいました。

彼の勘違いもあり弥之助が唯之助に変わっていき、唯はこの窮地を脱することができたのです。

こうして足軽たちと自軍のお城である黒羽城に到着することができた唯。

しかし弥之助の身内に会ってしまうと正体がバレてしまいます。

唯之助
「あ・・・わしちょっとトイ・・・しっ・・・小便じゃ!」

トイレに行くふりをして何とか逃げ出すことができました。

ようやく安全な場所に逃げ込んだのですが、昨日から何も食べていないため空腹感に襲われてしまいます。

唯之助
「もうダメだ、腹ペコで死ぬ・・・まさか自分がよりによって餓死するとは夢にも思わなかったよ・・・」

死ぬかもしれないと思った次の瞬間、唯の視界にキノコが入ってきました。

唯之助
「しいたけだァァ!しいたけにしては少し赤いけど・・・てゆーかかなりまっ赤で白い模様もあるけど・・・」

毒じゃないと自分に言い聞かせながらこのキノコを食べようとします。

ですがここで唯に男性が声をかけてきました。

若君
「毒じゃ、それを喰うたら心の臓が止まって死ぬぞ」

唯に声をかけてきたのが、黒羽城の若君である羽木九八郎忠清だったのです。

こうして唯は若君と運命的な出会いを果たしたのでした。

 

 

戦国時代にタイムスリップしてしまった唯。

小柄な体と偶然持っていたオモチャの短刀のおかげで、足軽の仲間に忍び込むことができました。

しかし城に戻ってしまうと正体がバレるため必死に逃げ回ります。

そんな時に出会ったのが若君でした。

彼と出会ったことにより、唯の運命は大きく変わっていくことになります。

それでは唯と若君の関係性に注目しながら続きをご覧ください。

後編

若君に突然話しかけられた唯。

彼のあまりの美しさに胸が張り裂けそうになっていました。

唯之助
「しっ・・・しし心の・・・臓がっ・・・爆発しそうなんですけどっっ」

唯は一瞬で若君のことを好きになってしまったのです。

こんな感情を抱いたのは彼女にとって初めての経験でした。

若君
「顔が異様に赤いが、お前まさかすでにその毒のある馬糞茸を喰うたのか?」
唯之助
「は?ば・・・馬糞茸って・・・コレ?」

キノコを食べようとしているところを見られてしまっていた唯。

何とかこの場をごまかすことにします。

唯之助
「ヤダーっ冗談ですよ、冗談、まさか本気にしたんじゃないですよね、私がこんな馬糞茸とかにいきなりかぶりついたりするわけないでしょー」

馬糞茸を踏みつけるのですが、表面にぬめりがあったため滑って転んでしまいました。

若君
「ハハ・・・面白いやつじゃ」

笑われたことを恥ずかしく思うのですが、彼の笑顔で唯は癒されてしまいます。

どんどん若君に対して恋心が膨れ上がる唯。

若君
「ところでお前はどこから来た?」
唯之助
「どこって・・・それ聞かれると困るんですけど・・・えーとこの山の向こうから山を越えて来ました」

よく覚えていないのですがどうにかここまでやって来た道を答えていきます。

若君
「山を?では小垣城から?お前一人か?」
唯之助
「いえ・・・木村様とあと30人ぐらいの足軽と一緒でした」
若君
「なに?木村とは木村政秀のことか?では政秀は生きておるのか?」
唯之助
「はい♡生きておるのですよ、木村様ったらけっこう元気そうにしてましたよ」

若君に腕を掴まれたため、唯はメロメロになってしまっていました。

そんな彼女をおいて馬で城を目指そうとする若君。

急いでいるため颯爽と馬を走らせる若君のことを、唯は必死になって追いかけ始めます。

足の速さだけは誰にも負けない唯は、ものすごいスピードで若君を追いかけて行きました。

そのあまりにも異様な姿に若君は唯のことを妖怪だと疑ってしまいます。

しかし優しい若君は唯を引っ張り上げ、自分の後ろに乗せてくれました。

唯之助
「うっうぉぉー!これぞまさしく白馬に乗った王子様が姫を迎えに来てくれるっちゅーやつ・・・」

こうして若君と共に木村との再会を果たした唯。

彼女は少しでも若君に近付きたいため黒羽城に行くことを決心します。

ですが自分が身分を偽っていることをすっかり忘れてしまっていました。

果たして唯はこのまま正体がバレずに済むのでしょうか!?

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『アシガール』はこんな人にオススメ

SFファンタジー漫画が好きな人にオススメの作品ですよ。

ユーモアが満載のタイムトラベルストーリーです。

戦国時代を描きながら新しさを感じさせてくれる『アシガール』

登場人物が個性的なところも魅力となっています。

特にチャーミングな唯の姿は、見ていて思わずクスッと笑ってしまうはずですよ。

お茶目なヒロインに癒されてみてください。

 

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